中期経営計画 『加速 17-20』

中期経営計画
『加速 17-20』
~More Power~
2017年2月6日
富士紡ホールディングス株式会社
取締役社長 中野 光雄
1. 事業概要
2. 「邁進 14-16」の総括
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
1
1. 事業概要
事業概要
研磨材事業
化学工業品事業
半導体デバイス(CMP)用途
液晶ガラス用途
機能性材料
シリコンウエハー用途
医薬中間体
ハードディスク用途
農薬中間体
一般工業用途
B.V.D.、B.V.D.レディース
アサメリー、エアメリー
自動車・機械貿易
紡績・織物・ニット
化成品
染色加工
繊維事業
2
その他事業
1. 事業概要
2. 「邁進 14-16」の総括
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
3
2. 「邁進 14-16」の総括
長期ビジョンと「邁進14-16」の位置付け
我々の長期的に目指す姿
「邁進14-16」
「突破 11-13」
「変身 06-10」
本格的業容拡大
有機材料技術で
未来を拓く
高付加価値創造企業
「邁進 14-16」
非連続的成長
成長軌道への
テイクオフ
• 新規マーケット開拓
• 第4の柱育成
• M&A
事業ポートフォリオの
再構築
連続的成長
• 重点3事業への経営
資源投入
• 既存顧客深耕
2010年度
4
2013年度
2016年度
2020年度
2. 「邁進 14-16」の総括
経営成績
利益体質強化、営業利益は過去最高を更新
営業利益
研磨材
化学工業品
繊維
その他
営業利益
過去最高
(親会社株主に帰属する)当期純利益
(億円)
80
64
59
60
40
36
32
35
38
44
35
30
27
20
31
5
8
2006
07
4
8
36
9
17
13
23
30
41
0
08
変身 06-10
(注)E:予想 P:計画 (以下同様)
5
09
10
11
12
突破 11-13
13
14
15
邁進 14-16
16E
(年度)
2. 「邁進 14-16」の総括
非繊維事業の拡大
非繊維(研磨材、化学工業品、その他)事業の売上高比率は徐々に拡大
繊維売上高比率(左軸)
非繊維売上高比率(左軸) (
研磨材
化学工業品
その他 )
売上高(右軸)
(%)
100%
(億円)
503
473
500
410
382
75%
60.6%
51.7%
48.3%
50%
51.1%
48.9%
54.4%
42.2%
45.6%
39.4%
57.8%
381
363
360
336
415
412
393
61.8%
59.3%
58.0%
42.0%
63.9%
400
68.7%
62.9%
300
40.7%
38.2%
37.1%
36.1%
31.3%
200
25%
100
0%
0
2006
07
08
変身 06-10
(注)E:予想 P:計画 (以下同様)
6
09
10
11
12
突破 11-13
13
14
15
邁進 14-16
16E
(年度)
2. 「邁進 14-16」の総括
数値目標
利益目標を確実に達成、財務体質強化を実現
売上高
(億円)
営業利益
(億円)
EBITDA
(億円)
当期純利益
(億円)
ROA(経常利益)
(%)
ROE
(%)
自己資本比率
(%)
7
2013
2016E
2016P
393
415
600
30
64
達成
60
46
84
達成
81
17
41
達成
35
6.8
13.4
達成
10.5
8.2
14.3
達成
11.0
49.3
58.1
達成
55.0
2. 「邁進 14-16」の総括
基本戦略の進捗
重点施策は着実な前進
基本戦略
主な成果
重点3事業の
成長加速
・重点3事業による成長
・収益力が大幅に向上し、利益目標を達成
◎
収益力ある
ニッチNo.1へ
・研磨材
CMP(Chemical Mechanical Polishing)拡大
ハードディスク・シリコンウエハー用途の
シェアアップ
・化学工業品
新工場のフル稼働
新規テーマの取り込み
・繊維製品
チャネル開拓
ロモス・LIVE BODY拡販
・研磨材
最先端プロセス・次世代プロセス対応により
顧客満足度向上
一般工業用途の取込み努力を継続
・化学工業品
積極的な設備投資実施
柳井工場フル生産体制維持
・繊維製品
在庫削減・収益性の高い分野への注力は
一定の成果
◎
・化成品事業・貿易事業の育成
・精製事業の拡大
・貿易事業は構造改革・合理化投資を実施
・化成品事業は事業再編を実施
・成長への基盤整備を実行
△
・経営資源の効率的活用
人材の育成
キャッシュフローの重視
資産効率の追求
・更なる成長を図るうえでレベルアップが課題
・不動産活用は緒に就いた段階
△
第4の柱となる
事業育成
経営力の更なる
高度化
8
重点施策
1. 事業概要
2. 「邁進 14-16」の総括
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
9
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
企業理念・企業ビジョン
< 企業理念 >
私たちは、一世紀を超える歴史の中で培った技術と経験を生かし、
つねに時代が求める新しい技術・製品を提供することで先端産業を支え、
人・社会・地球にとってより豊かな未来の創造に貢献し続けます。
< 企業ビジョン >
10
壁を破る、時代を拓く
誠実な経営、終わりなき成長
~ メーカーとしての指針 ~
~ 経営の指針 ~
個を尊ぶ、和を育む
~ 労働環境の指針 ~
主力事業の競争力強化、成長市
場での新事業創出など、つねに
壁をうち破るチャレンジを続け、人
の暮らしと産業の発展に貢献する。
コーポレートガバナンス、リスクマ
ネジメントの強化が重要であると
認識し、企業理念に則り、株主を
はじめとするステークホルダーの
皆さまから信頼される誠実な経
営を目指す。
社員一人ひとりに公平な機会と
公正な評価を与え、切磋琢磨
して共に向上し合える環境を
創造。個を尊重することで、競
争力とチームワークが育つ職
場を創る。
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
新中期経営計画「加速17-20」の位置付け
2020年営業利益100億円達成に向けて「加速」
~時間軸を重視したBPR (ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)の実践
新長期ビジョン
<営業利益成長イメージ>
高収益体質の定着化
150億円
「突破11-13」
成長軌道への
テイクオフ
売上高
1,000億円
「邁進14-16」
本格的業容拡大
100億円
売上高
700億円
64億円
35億円
売上高
363億円
売上高
415億円
非連続的成長
• 新規顧客開拓
• 新規サービス・用途開拓
70億円
売上高
500億円
連続的成長
30億円
• 既存サービス深耕
• 既存顧客深耕
売上高
393億円
2017-18
2019-20
基盤創り(変革の加速) 収穫(成長の加速)
(年度)
2011
11
2013
2016E
2018P
2020P
2026P
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
基本方針・基本戦略
< 基本方針 >
利益重視に立脚した重点3事業の成長加速
< 基本戦略 >
①収益性の高い研磨材・化学工業品事業の積極的な拡大
②繊維事業の構造改革による収益力向上と反転攻勢
③成長加速に向けてのホールディングス(HD)機能の強化
12
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
数値計画
売上高
(億円)
営業利益
(億円)
当期純利益
(億円)
ROE
(%)
自己資本比率
(%)
13
2016E
2020P
415
700
64
100
41
70
14.3
15.0
58.1
65.0
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
セグメント別営業利益・売上高計画
セグメント別営業利益計画
研磨材
化学工業品
繊維
その他
セグメント別売上高計画
研磨材
化学工業品
繊維
その他
100
700
10
130
17
64
8
415
40
200
130
170
70
110
53
200
135
2016E
営業利益(億円)
研磨材
化学工業品
繊維
その他
14
2016E
2020P
2016E
2020P
64
53
8
2
1
100
70
17
10
3
売上高(億円)
研磨材
化学工業品
繊維
その他
2020P
2016E
2020P
415
135
110
130
40
700
200
170
200
130
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
研磨材事業
「邁進 14-16」達成状況と「加速 17-20」の定量目標
~「邁進」では営業利益は大幅に伸びて計画達成見込みである一方で、売上高は未達
営業利益
営業利益(左軸)
(億円)
売上高
営業利益率(右軸)
39.3
80
35
29.9
60
70
25.3
22.6
(%)
40
30
200
200
20
10
0
0
2013
2014
2015
104
97
26
22
2016E
邁進 14-16
2020P
加速 17-20
135
121
100
36
15
250
150
53
40
20
売上高
(億円)
50
0
2013
2014
2015
2016E
邁進 14-16
2020P
加速 17-20
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
研磨材事業
「邁進 14-16」の取組み状況と今後の強化ポイント
「邁進 14-16」の課題
取組み状況
顧客満足度向上による
競争力強化
• 最新の評価・検査機器導入により最先端プロ
セス・次世代プロセスに対応し、顧客満足度を
向上
• シェア拡大に向けた営業展開
成長市場に関連した
新規需要開拓
• 新規案件の拡大を目指すも成果はこれ
から
今後の強化ポイント
営業体制強化
マーケティング強化を
通じた新分野開拓
“攻めの特許”への転換
次世代対応新製品の
開発力強化
生産性の向上
16
• 研究開発体制を強化
• 産学連携により開発力を強化
• 小坂井工場新ライン増設
• 一人当たり生産性向上、歩留向上、省エネ、
購入品価格低減の取組みに加え、生産工程
自動化によるコスト低減推進
IoT世界到来を受けた
周辺分野の取込み
国内外における生産の
増強・安定化
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
研磨材事業
「加速 17-20」における成長方向性
~「生産及び営業強化」「先端技術周りの需要の取込み」「新規需要の開拓」「特許を活かした
新ビジネス創造」の4つの戦略を推進
取組み
戦略方向性
事業 ・サービ ス
新
規
既
存
Ⅳ
新規需要の
開拓
特許を活か
した新ビジ
ネス創造
Ⅰ
Ⅱ
生産及び
営業強化
先端技術
周りの需要
取込み
既存
新規
顧客(用途)
17
Ⅰ 生産拠点及び営業人員の確保
Ⅲ
IoT、AIを見据えた周辺需要の獲
Ⅱ 得
Ⅲ
マーケティング機能を強化し新規
領域への進出
Ⅳ “守りから攻め”の特許へ
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
(ご参考)研磨材事業
製品・サービス
•
•
•
•
•
18
半導体デバイス(CMP)用途
液晶ガラス用途
シリコンウエハー用途
ハードディスク用途
一般工業用途
強み
•
•
•
•
•
総合研磨材メーカーとしての顧客対応力
高成長を続けるIT・デジタル企業との強い連携
高い市場シェアを持つ高付加価値製品群
機敏な研究開発力
高度な生産管理能力
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
化学工業品事業
「邁進 14-16」達成状況と「加速 17-20」の定量目標
~「邁進」では営業利益は大幅に伸びて計画達成見込み、売上高は未達ながら
過去最高を更新
営業利益
営業利益(左軸)
(億円)
売上高
営業利益率(右軸)
(%)
10
20
売上高
(億円)
200
10
7.1
15
10
4.4
7.3
5
91
96
98
2013
2014
2015
110
50
5
0
2014
2015
2016E
邁進 14-16
19
100
8
7
2013
170
150
4.9
5
4
17
2020P
加速 17-20
0
0
2016E
邁進 14-16
2020P
加速 17-20
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
化学工業品事業
「邁進 14-16」の取組み状況と今後の強化ポイント
20
「邁進 14-16」の課題
取組み状況
今後の強化ポイント
新工場の建設による
設備能力の拡大
• 柳井工場内に新工場を増設し、設備増
強を果たしたことで11期連続で最高売
上高を更新し、事業規模を拡大
更なる新工場の増設に
よる生産設備増強
M&Aによる設備能力の
拡大
• 事業拡大に向け、「時間・設備」の獲得
を狙い、武生工場に引き続き継続的な
M&A検討中
積極的なM&A案件の
情報収集強化
工場設備のフル稼働
体制の確立
• 国内大手化学メーカー等からの外部委
託ニーズへの対応及び新規品目受注
獲得によりフル生産体制維持
武生工場のフル生産
体制の確立
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
化学工業品事業
「加速 17-20」における成長方向性
~「既存設備の増強」「自社生産機能を活かした新規顧客開拓」「既存顧客深耕による新規
品目の受注拡大」「自社製品の開発・販売強化」の4つの戦略を推進
取組み
戦略方向性
事業 ・サービ ス
新
規
既
存
Ⅲ
既存顧客深耕
による新規品
目の受注拡大
Ⅳ
自社製品の
開発・販売強
化
Ⅰ
Ⅱ
自社生産機能
を活かした
新規顧客開拓
既存設備の
増強
既存
新規
顧客(用途)
21
Ⅰ
積極的な設備投資および
M&A案件情報収集強化
Ⅱ 新規顧客獲得に向けた営業機能
強化
Ⅲ 既存顧客深耕および武生工場の
生産能力活用
(中長期的)成長余地が大きい
Ⅳ 分野のテーマ発掘
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
(ご参考)化学工業品事業
製品・サービス
• 機能性材料
• 医薬中間体
• 農薬中間体
22
強み
•
•
•
•
•
国内有数の化学工業品受託工場を保有
多種多様な反応に対応できる生産設備
優れた品質管理・確実な納期対応をもとに豊富な受託実績
高レベルの環境対応
徹底した安全管理体制
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
繊維事業
「邁進 14-16」達成状況と「加速 17-20」の定量目標
~「邁進」では営業利益・売上高ともに未達
営業利益
営業利益(左軸)
(億円)
売上高
営業利益率(右軸)
15
(%)
(億円)
5
250
4
200
3
150
売上高
5
10
10
2.1
1.6
1.9
1.5
5
3
3
2
2
0
2013
2014
2015
2016E
邁進 14-16
23
2020P
加速 17-20
200
2
100
1
50
0
0
160
2013
149
2014
141
2015
130
2016E
邁進 14-16
2020P
加速 17-20
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
繊維事業
「邁進 14-16」の取組み状況と今後の強化ポイント
「邁進 14-16」の課題
収益性の高い
ニッチ分野の拡充
24
取組み状況
• 利益率の高い特化素材への集中を進める
• 衣料以外の用途開拓を継続
B.V.D.メンズ、アサメリー
など定番商品の
販売拡大
• 定番品に注力するとともに、シーズン商品の提案を
強化
• 量販店のPB・NPBのOEM受注強化
B.V.D.レディースの
認知度アップ
• スポーツシリーズは定番商品に次ぐ柱として成長
• 認知度向上に向けたブランディング及びチャネルに
応じた商品開発が課題
ネットでの販売力強化と
百貨店チャネルの活用
• インターネットやテレビショッピング等の新しい販売
チャネルの拡大
• WEB化の流れを受け、WEBと実店舗を組合わせた
Omniチャネルへの取組みが必要
適正在庫化と
物流コスト削減
• 在庫管理強化・物流費用削減等のサプライチェーン
の効率化により、コストダウンが進展
今後の強化ポイント
高付加価値分野の
開拓強化
マーケティング強化
Omniチャネル戦略の
推進
物流の改革
AI、IoT、ロボットの活用
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
繊維事業
「加速 17-20」における成長方向性
~「既存強化」「自社ブランドの強化」「高付加価値な新規分野の開拓」「Omniチャネル化を
踏まえたビジネスモデルの創造」の4つの戦略を推進
取組み
戦略方向性
事業 ・サービ ス
新
規
Ⅲ
Ⅳ
高付加価値
な新規分野
の開拓
Omniチャネル化
を踏まえた
ビジネスモデル
の創造
Ⅱ
既
存
Ⅰ
Ⅱ
既存事業の
強化
自社ブランド
の強化
既存
新規
顧客(用途)
25
Ⅰ メンズ市場に加えレディース事業
の開拓および事業体制の見直し
マーケティング機能強化による高
級ブランドの再構築、
「LIVE BODY」ブランドの育成・
拡販
Ⅲ 非衣料分野への展開
Ⅳ テレビショッピング・ECサイト等の
チャネル多様化加速
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
(ご参考)繊維事業
製品・サービス
• インナーウェア
• 紡績・織物・ニット
• 染色加工
26
繊維製品 強み
繊維素材 強み
• 高品質を武器にB.V.D.、アングルなど浸
透度の高いブランドを保有し一定の顧
• 高い水準の紡績技術・繊維加工技術の
客層を確保
蓄積
• 紡績・縫製から販売までの一貫して携
• 「快適」「風合い」「清潔」「冷温感」など
わる体制
様々な機能や感性を持つ素材を糸・生
地など多彩なバリエーションで提供
• メンズ・レディース、ハイエンドからロー
エンドまで幅広いブランド展開
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
その他事業(貿易・化成品)
「邁進 14-16」達成状況と「加速 17-20」の定量目標
~「邁進」では営業利益・売上高ともに未達
営業利益
営業利益(左軸)
(億円)
売上高
営業利益率(右軸)
4
(%)
(億円)
3
150
売上高
2.5
2.3
130
3
3
2
2
100
1
50
1.3
1.1
0.7
1
1
1
1
0
2013
2014
2015
0
2016E
邁進 14-16
27
2020P
加速 17-20
0
46
46
2013
2014
38
40
2015
2016E
0
邁進 14-16
2020P
加速 17-20
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
その他事業(貿易・化成品)
「邁進 14-16」の取組み状況と今後の育成ポイント
「邁進 14-16」の課題
取組み状況
今後の育成ポイント
中南米・カリブ地域を
中心にグローバルな
販売
• 主力のドミニカ共和国以外の地域での
事業展開が課題
展開エリアの広域化
新規商品開発の
促進
• 非自動車分野での高付加価値商品等
の市場開拓が必要
取扱商品の多様化
全体の売り上げ拡大に
向けての商品力・
営業力強化
• 二色成形、塗装を活用した商品力強化
と金型技術高度化推進
高付加価値商材及び
新サービスの展開
メディカル等参入障壁
の高い事業への進出
• 国内では高齢化に対する医療需要の
増大を受け、医療機器用部品は順調に
拡大
医療機器関連での
対応商材・エリアの拡大
貿
易
化
成
品
28
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
(ご参考)その他事業
製品・サービス
貿易 強み
• 中米カリブ地域でのブランド力
• 自動車・機械貿易
• 三国間貿易による為替リスクヘッジ体
• 化成品
制
29
化成品 強み
• 開発段階からの技術提案力
• 成形、塗装などの顧客要望対応力
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
成長加速に向けてのHD機能の強化
HDによる事業戦略の実行支援を強化し、2020年営業利益100億円達成へ「加速」
機能としてグループの
成長に貢献
成長への貢献
ステークホルダー
満足度向上
事業成長に伴う社内環境の
整備、社会的価値向上
効率化を積極的に
牽引するための取組み
ガバナンス強化
事業会社強化のための
仕組み・体制構築
30
コスト削減/
効率化
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
成長加速に向けてのHD機能の強化
キー サクセス ファクター (
• 市場競合を踏まえたマーケティング体制の再構築
• 絞り込みと集中による儲かる商品のポートフォリオ構築
マーケティング
• 自社の枠に捉われず新たなビジネスを創造する仕組みの
創出
・
戦
術
知財
• “守りから攻め”の知財戦略の推進
- 知財を基軸としたグローバル展開推進
• 営業秘密の漏えい・流出防止に向けた知財保護の体制
強化
人財
• 中間層の積極登用を通じて早期に次世代幹部を育成
• グローバル人財の育成加速
• 自社の枠に捉われない人財採用
・
)
K
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S イ
・ ン
F フ
ラ
31
IT
• 市場変化への対応、経営の意思決定の迅速化を図るIT
基盤の強化
- IoT世界到来を睨み、ロボット・AI等の最新技術の導入
試行
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
投資計画
17-20年度累計
(億円)
設備投資
減価償却費
70.00
設備投資
150億円
60.00
うち研磨材事業
うち化学工業品事業
70億円
67億円
50.00
40.00
30.00
減価償却費
M&A予算など
100億円
100~150億円
20.00
10.00
0.00
17P
32
18P
19P
20P
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
株主還元方針
2016年度予想
2020年度計画
(円)
(円)
1株あたり配当額(右軸)
EPS(左軸)
600
EPS
351.44円
100
600円以上
500
ROE
14.3%
80
15.0%以上
400
年間配当
1株70円
60
(配当方針ご参照)
300
・中長期的な企業価値向上のため、成長投資に
振り向ける内部留保を確保
配当方針 ・株主の皆さまへの還元を最重要と認識してお
り、配当は長期安定的かつ業績に対応して実
施し、自己株式の買入れは機動的に実施する
40
200
20
100
0
0
2007
10
12
14
16E
20P
(株式併合調整済み)
33
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
持続可能な成長を目指してESGへの積極的な取組み
E(環境) S(社会) G(企業統治)への取組み、企業としてできること
• 「ふくのわプロジェクト」参画
• 天然素材を活かした
製品群
-寄付頂いた衣類をリユース専
環境
門業者に買い取ってもらい、そ
(Environment)
の収益金でパラスポーツ(障が
い者スポーツ)を応援するプロ
ジェクト
• 環境を守るための自然
にやさしい設備投資
• 「車いすテニス世界国別 • 柳井化学工業の地元柳
選手権(2016.5)」協賛
井市営武道館に協力、
「FUJIBO柳井化学武道
館」と命名、質の高い教
育に貢献
社会
(Social)
• 熊本地震を始め災害被
災者への支援
ガバナンス
(Governance)
34
•
•
•
•
透明性、実効性を追求したコーポレート・ガバナンス体制の構築
取締役会7名の内、2名は独立性の高い社外取締役で構成
長期ビジョンに基づいた中期経営計画の策定、開示
IR活動を通じてのステークホルダーとの建設的な対話継続
3. 新中期経営計画「加速 17-20」の概要
(参考)国連が提唱する17の持続可能な開発目標
2030年の国連世界目標と企業、投資家を巡る新たな潮流
(出所)国連ホームページ、2030アジェンダ(2016年1月正式発効より)
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の業績は言及または記述されている将来見
通しとは大きく異なる結果となることがあるこ
とをご承知おきください。
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