三原市観光戦略プラン推進事業(平成 29 年度観光プロモーション事業)業務仕様書 1 要旨 三原市(以下「発注者」という。 )では, 「三原市観光戦略プラン」における観光交流人口の増大 に向けたステップ①「三原に着目させる」 ,ステップ②「着地情報の発信」 ,ステップ③「経済観光 の活性化」 ,ステップ④「交流観光の拡大」の実現を目的に,マスメディアを活用し,観光 PR テレ ビ番組(以下「テレビ番組」という。 )を中心とした観光プロモーション事業を実施することによ り,本市の観光情報の発信,認知度向上,観光誘客の促進及び「三原食」のブランド化を推進する。 2 事業内容 (1)事業の方針・ねらい 平成 25 年度から「三原市観光戦略プラン」に基づき実施してきた,テレビ番組を中心とした観 光プロモーション事業を継続して実施することにより, 本市の県内及び全国認知度を向上させると ともに, 「瀬戸内三原 築城 450 年事業」等への誘客効果を図る。 また,本市の「食」 , 「ひと」等の魅力や本市に行くためのきっかけ,イメージ等をテレビ番組等 で,情報発信することにより, 「滞在時間を増やす」 , 「消費を増やす」等の観光地としての価値を 高め,市内経済観光の活性化を図る。 (2)観光プロモーションのコンセプト 本市の主要観光資源(三原食〔タコ・地酒・おやつ〕 ,筆影山・竜王山,佛通寺,やっさ祭り, 神明市,三景園を含む広島空港周辺エリア,観光ボランティア等)が持つ,縁起が良い,ご利益が ある,開運招聘,大願成就,ハッピーやラッキー等の要素をコンセプトとし, 「観光体験」をキー ワードに,ターゲットが興味を持ち,注目されるような分かりやすい情報発信を行う。 (3)ターゲット 広島市内を中心とする 20~40 代の女性(メインターゲットは 30~40 代の女性) (4)業務内容 ア テレビ番組の制作及び放送 ターゲットに対して,4つの期待する効果(認知度 UP・送客効果 UP・滞在時間 UP・経済効果 UP)を高め,視聴してもらいやすく印象に残るテレビ番組を制作し放送する。 放送日程:平成 29 年4月1日から平成 30 年3月 31 日までの間 イ テレビ番組専用 WEB サイトの制作及び公開 制作したテレビ番組の動画をバックナンバーで配信する。その他,本市の観光情報を効果的に 掲載するするとともに,WEB サイトの閲覧回数を増やすための対策や話題となるような新しい WEB の展開を行う。また,これに伴う WEB サイトの制作及び管理・運営を行う。 ウ SNS を活用した情報発信 拡散力のあるインフルエンサーを起用し,テレビ番組で取り上げた「三原食」等の観光資源 を SNS で情報発信することにより,多くのフォロアー(ファン)を獲得し,全国認知度の向上や 市内経済観光の活性化を図る。 エ 他の観光施策事業との連携 本市の他の観光施策事業(瀬戸内三原 築城 450 年事業, 「三原食」のブランド化推進事業等) と連携することにより, 双方向での相乗効果及び情報の拡散を図れる観光プロモーションを実施 する。 オ 聴覚障害者向け字幕放送の実施 聴覚に障がいのある人やテレビの音が聴こえにくくなった人に, テレビ番組を楽しんでもらう 1 ために字幕放送を実施する。 カ 効果測定と評価 (ア) 観光戦略プラン策定において実施したインターネット調査(平成 25 年2月実施)と同等の 調査を行い,実施した業務の効果の測定を行う。 (イ) テレビ番組及びその他の実施した業務について, 視聴率やモニターアンケート調査等を行い, 4つの期待効果に対する測定及び評価をする。 キ 相乗効果が期待できる独自提案 当該業務に加え,本市の観光プロモーションをより盛り上げ,全国認知度を向上させ,多く の人に本市が注目されるような独自提案,また,相乗効果が期待できる独自提案を行うこと。 (5)その他留意事項 今後,広島県において予定される観光キャンペーン等の事業において,その情報が明らかになっ た際には,積極的な活用を検討すること。具体的には,本市及び広島県と連携を図ることとする。 3 実施期間 平成 29 年4月1日から平成 30 年3月 31 日まで 4 事業費 委託料上限額 20,000 千円(消費税及び地方消費税額を含む。 ) ※ただし,平成 29 年2月に予定される三原市議会定例会において,平成 29 年度三原市一般会 計予算の議案の議決の状況により変更する場合がある。 5 契約 (1)契約方法 随意契約による。 (地方自治法施行令第 167 条の2第1項第2号に準ずる。 ) (2)停止条件付契約 契約は, 平成 29 年2月に予定される三原市議会定例会において平成 29 年度三原市一般会計予算 の議案の議決を条件とし,当該委託契約はその効力を有する。 (3)その他 特別の事情が生じた場合は, 発注者と受注者が協議のうえ, 委託条件等を変更できることとする。 6 成果物・報告書 (1)成果物 制作・放送するテレビ番組については,録画した BD 及び DVD 各5部を納品する。なお,これが 難しい場合は発注者と協議することとする。 その他の業務については,原則,電子データで納品することとし,内容・媒体・数量等について は,発注者と協議して納品する。 (2)報告書 制作・放送するテレビ番組については,視聴率,モニターアンケート等により効果及び評価を報 告する。 その他の業務については,原則,番組・WEB・広告等ごとに効果及び評価を報告することとし, 内容については,発注者と協議して報告する。 7 その他 (1)受注者は,発注者と連絡調整を充分に行い,円滑に業務を実施すること。 2 (2)受注者は,当該委託業務実施過程で疑義が生じた場合は,速やかに発注者に報告し協議を行い, その指示を受けること。 (3)受注者は当該委託業務上発生した障害や事故については,大小にかかわらず発注者に報告し,指 示を仰ぐとともに,早急に対応を行うものとする。 (4)受注者は,当該委託業務で知り得た機密,個人情報等について,秘密保持を厳守すること。 (5)受注者から引き渡しを受けた成果物に係る著作権(著作権法第 27 条及び 28 条に規定する権利を 含む。以下同じ。 )は,発注者に帰属するものとする。ただし,受注者が権利を有する著作で,あ らかじめ受注者が明らかにするものを除く。 (6)納入される成果物について,第三者が権利を有する著作物(以下「既存著作物等」という。 )が 含まれている場合には,受注者は,当該既存著作物等の使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約 等に関わる一切の手続を行うこととする。また,受注者の責に帰する事由により著作権関係の紛争 が生じた場合は,受注者の責任において処理するものとする。 (7)現地調査に際し,受注者は,事前に該当施設の許可を得たうえで取材を行うこと。また,現地調 査の際に映り込んだ施設見学者や施設関係者の画像の掲載許諾についても, 受注者において行うこ と。 (8) 本人の承諾を得ることのできない人物の画像については, 識別が不可能な程度の修正を行うこと。 また, 掲載後, 肖像権又は個人情報に関する問題が発生した場合は, 受注者においてその責を負い, 対応を行うこと。 (9)発注者は,市政の推進のために必要な範囲において,受注者へ連絡のうえ,番組等を二次使用で きるものする。なお,この二次使用は,契約終了後も同様とする。 (10)業務の一部の再委託をする場合は,あらかじめ発注者の承諾を得るものとする。 3
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