(案)【本編-1章】 (PDF:1445KB)

1.計画の目的と関連計画の整理
1-1 計画策定の背景と目的
我が国では、平成 25 年 12 月に交通政策基本法が施行され、交通に関する施策の推進における基本
理念や、国や地方公共団体、交通事業者の責務および国民の役割が明確にされました。
また、平成 26 年 11 月に地域公共交通の活性化および再生に関する法律の改正が施行され、地方公
共団体が中心となり、まちづくりと連携し、面的な公共交通ネットワークの再構築が出来るようになり
ました。
本市では、車社会の進展と市街地の拡大により、日頃の交通手段として車利用が広く定着する一方、
公共交通の利用者は年々減少しており、交通事業者を取り巻く経営環境は厳しさを増し、路線廃止や便
数の減少といったサービスの縮小が行われ、車を使える人と使えない人との間に移動の自由の格差が生
じています。今後は、人口減少社会を迎えるに当たり、公共施設や商業施設など、まちの機能をコンパ
クトに集約した利便性の高いまちづくりが必要とされており、こうしたまちづくりを支える道路整備と
合わせ、だれもが快適に移動できる公共交通ネットワークの構築が求められています。
本計画は、交通政策基本法の基本理念や国が示す基本方針に則り、持続可能な地域公共交通網を形成
することを目的とし、「大分市にとって望ましい公共交通のすがた」を明らかにするとともに、市民、
交通事業者、行政の役割を明確化し、連携を図りながら様々な取組みを推進するために定めるものです。
1-2 計画の位置づけ
本計画は、平成 28 年7月に策定した「大分市総合計画 おおいた創造ビジョン 2024」を関連する
最上位の計画とし、
「大分市都市計画マスタープラン」、
「大分都市圏総合都市交通計画」など関連する計
画と整合を図り、さらには今後策定を予定している「大分市立地適正化計画(仮)
」との連携により、だ
れもが快適に移動できる公共交通ネットワークの構築を推進する計画(マスタープラン)として位置付
けます。
また、本計画に基づく具体的な路線バスの再編や運行ダイヤの見直しなどについては、今後策定を予
定している地域公共交通再編実施計画(アクションプラン)により実施します。
都市計画区域
市街化区域
立地適正化計画とは
立地適正化計画は、居住機能や医療・福祉・
商業、公共交通等のさまざまな都市機能の誘
導により、都市全域を見渡したマスタープラ
ンです。この計画では、都市計画区域を対象
に都市機能誘導区域と居住誘導区域を設定
し、それぞれの区域内に都市機能や居住を誘
導するための多様な取組み(誘導のための支
援策)を進めていくことになります。
都市機能誘導区域
居住誘導区域
図 都市機能誘導区域・居住誘導区域の設定イメージ 資料:国土交通省
1
交通政策基本法
(H25.12.4 施行)
地域公共交通の活性化及び再生に関する法律
の改正(H26.11.20 施行)
[ 関連する上位計画 ]
基本方針
(国)
大分市総合計画
「おおいた創造
おおいた創造ビジョン
創造ビジョン 2024」
2024」
『笑顔が輝き夢と魅力あふれる
未来創造都市』
[ 関連する計画 ]
大分都市圏総合都市交通計画
<都市圏の交通体系の将来像>
◆将来にわたって安心して利用でき、地域
の活力と都市圏の発展を支える交通体系
大分市都市計画マスタープラン
大分市都市計画マスタープラン
<将来像の実現に向けた基本方針>
◆他都市圏との活発な交流・連携を支援す
る広域交通体系
◆拠点集約型まちづくりを支援する持続可
能な交通体系
◆安全・安心な移動により生活を支える交
通体系
<将来都市像>
『ともに築く 希望あふれる元気都市』
<都市づくりの基本方針>
◆都市生活を豊かにする安全・快適な住環境と
地区拠点を中心としたコンパクトな都市づく
り 等
大分都市広域圏ビジョン
大分都市広域圏ビジョン
[ 他分野で関連する計画例 ]
<大分都市広域圏の将来像>
◆将来にわたって安心して利用でき、地域
の活力と都市圏の発展を支える交通体系
大分市中心市街地
活性化基本計画
◆中心市街地の回
遊性、アクセス性
の向上
大分市地域福祉計画
◆交通不便地域の
利便性向上、高齢
者の移動支援
大分市過疎地域
自立促進計画
◆公共交通と私的
交通との最適な
組合せを再構築
し、持続可能な交
通体系を確立
長寿いきいき
安心プラン
◆気軽に外出できる
環境づくりによる
健康維持増進、な
らびに社会参加の
促進
(整合)
大分市バリアフリー
(整合)
基本構想
◆公共交通ネット
ワークのバリア
フリー環境整備
を推進
大分市地域広域圏
計画
大分市環境基本計画
◆圏域内への広範
な誘導を行う交
流ルートを確立
◆公共交通の利便性
向上や利用促進
大分市観光戦略
プラン
<公共交通が関係する方向性>
◆新たな回遊型観光の推進
◆連携中枢都市を核とした広域ネットワー
クの構築
◆良質な生活環境の整備による定住促進
◆生活関連機能の広域ネットワーク化
◆魅力ある地域資源の活用など
大
分
市
地域公共交通網
形 成 計 画
大分市立地適正化計画(仮)
(連携)
◆都市機能誘導区域内における
都市機能の立地促進
◆居住誘導区域内における
居住環境の向上
など
(マスタープラン)
地域公共交通特定事業
◆地域公共交通再編事業
路線網の再編、デマンド交通への転換等を
組み合わせつつ、地域公共交通ネットワークの
再構築を図るための事業
地域公共交通再編実施計画
(アクションプラン) など
◆公共交通の利用
に関する案内な
ど受入環境整備
の推進
持続可能な公共交通ネットワークの形成
2
1-3 本市の上位関連計画
1-3-1 大分市総合計画「おおいた創造ビジョン 2024」(概要)
○めざすまちの姿(都市像)
・笑顔が輝き 夢と魅力あふれる 未来創造都市
○計画期間
・平成 28 ~ 31 年度
○基本的な政策
1 健やかでいきいきと暮らせるあたたかさあふれるまちづくり
2 豊かな心とたくましく生きる力をはぐくむまちづくり
3 安全・安心を身近に実感できるまちづくり
4 にぎわいと活力あふれる豊かなまちづくり
5 将来にわたって持続可能な魅力あふれるまちづくり
6 自然と共生する潤い豊かなまちづくり
(市民福祉の向上)
(教育・文化の振興)
(防災安全の確保)
(産業の振興)
(都市基盤の形成)
(環境の保全)
「第2節 交通体系の
交通体系の確立」
確立」 (基本方針)
基本方針)
市民、交通事業者、行政の連携のもとで、誰もが利用できる公共交通と自家用車や自動二輪車、
自転車などの私的交通との最適な組合せを再構築し、持続可能な交通体系の確立を図る。
<主な取り組み>
①公共交通ネットワークの構築
・交通事業者等と連携し、バスの運行の効率化と利用者により分かりやすく利用しやすいバス路線網の再構
築を目指す。
・交通事業者等と連携し、各鉄道駅における駅前広場、駐車場、駐輪場などの整備をはじめ、新駅の設置、
高速化、日豊本線の複線化などを促進するとともに、バスやタクシーをはじめとする交通機関との乗り換え
など、交通結節機能の強化を目指す。
・地域の関係者との協働により、公共交通の不便地域等における日常生活に必要な生活交通路線の確保を図
る。
・コンパクトプラスネットワークによる都市構造の構築に向け、まちづくりと連携した持続可能な公共交通
の在り方を検討する。
・新たな交通システム導入の必要性等について検討する。
②公共交通の利便性の向上と利用促進
・高齢者や障がいのある人等の移動制約者をはじめ、来訪者等の公共交通機関を利用した移動の利便性及び
安全性の向上を図るため、市民、交通事業者、行政が一体となり、ICT技術の活用も視野に入れた利用環
境のバリアフリー化を促進する。
・公共交通の利用促進を図るため、過度に自動車に頼る生活から、徒歩、自転車、公共交通を中心とした多
様な交通手段を適度に利用する生活への自発的な転換を促す取組を推進する。
③自転車等利用環境の充実
・自転車等の利用環境の向上を図るため、駐輪場などの整備の推進やレンタサイクルシステムの導入に向け
た検討など、自転車への乗り換えや他の交通機関との連携を促進する仕組みづくりを進める。
④広域交通ネットワークの強化
・東九州新幹線の整備実現に向けて、国や九州各県、関係機関などと連携して事業の推進を図る。
・豊予海峡ルートの整備など本市と四国・関西方面を結ぶ太平洋新国土軸構想の実現に向けて、国や九州各
県、関係機関などと連携して事業の推進を図る。
⑤交通渋滞の解消・緩和
・国、県等の関係機関と連携し、公共交通への利用転換並びにノーマイカーデーや時差出勤、パークアンド
ライドなど、交通の円滑化を図る取組を促進し、渋滞等の交通問題の解消・緩和に努める。
3
1-3-2 大分市都市計画マスタープラン(概要)
○将来都市像
「ともに築
ともに築く希望あふれる
希望あふれる元気都市
あふれる元気都市」
元気都市」
○計画策定年次 平成 22 年度
〔中間年次〕 平成 32 年
〔目標年次〕 平成 42 年
○交通体系の基本方針
都市間連携を強化する広域交通体系の確立
生活と産業を支える交通ネットワークの構築
公共交通施設などの利便性の向上と利用促進
交通需要マネジメント(TDM)の推進と交通渋
滞の解消・緩和
○公共交通施設の整備方針
ア)鉄道
・大分駅周辺総合整備事業の主要な柱として大分駅付近連続立体交差事業の推進を図り、JR
大分駅では県都にふさわしい交通結節機能・ターミナル機能の整備や南北市街地の一体化及
び魅力的な都市景観の形成を図る。
・JR 大分駅をはじめとする各駅の交通結節機能を強化するため、駅前広場、駐車場、駐輪場
などの整備をはじめ、新駅の設置、高速化、JR 日豊本線の複線化など鉄道輸送を促進すると
ともに、バスやタクシーなどを含めた公共交通機関との連携を図る。
イ)バスなど
・JR 大分駅周辺の交通結節機能用地などを活用し、公共交通との連携強化を図る。
・JR 路線との連絡強化による地域拠点駅への乗り入れを促進する。
・バス専用レーンの新増設や路線網の再構築などバス輸送を促進する。
・公共交通の不便な地域では、高齢者などの移動の利便性及び安全性の向上を図るため、ふれ
あいタクシー運行事業※などの交通支援事業について、関係機関との調整を図る。
(※ 現 ふれあい交通運行事業)
ウ)自動車ターミナルなど
・バス交通の円滑化及び利便性の向上を図るため、JR 大分駅周辺に自動車ターミナルの整備
を検討する。
・郊外部の拠点駅においては、自動車駐車場を配置し、中心市街地への自動車交通流入の低減
化について検討を行う。
エ)自転車・駐輪場
・商業地などにおいて、大量の駐輪場需要が予測される施設については、駐輪スペースの確保
の義務づけと、自転車等放置禁止区域の指定や見直しなどを検討し、誰もが安全に安心して
通行できる歩行者空間の確保に努める。
・自転車への乗り換えや他の交通機関との連携を促進する。
4
○地区別の拠点と公共交通にかかる都市施設の方針等
地区
大分
中心市街地
拠点
・JR 大分駅北地区において、商
業・業務機能の集積と幹線道
路網の再構築、交通結節機能
の強化などによる駅北・商業
業務都心の形成を目指す。
・大分港西大分地区において、
海の玄関口にふさわしい交通
結節機能の強化や、良好な景
観の創出による西大分湾岸交
流拠点の形成を図る。
公共交通にかかる
公共交通にかかる都市施設
にかかる都市施設の
都市施設の方針等
・JR 大分駅の交通結節機能の強化を図る。
・JR 南大分駅、滝尾駅などにおいて、駅前広場の整備など交通
結節機能の強化を図る。
・公共交通の利便性の向上を図るため、JR 新駅の設置について
検討を行う。
・駅南北の都心、大分市美術館
を中心とする緑の拠点、さら
に芸術文化拠点としての大分
県立美術館や交流人口を生み
出す JR おおいたシティなど
の新たな拠点 や大分城 址 公
園、大友氏遺跡などの歴史文
化観光拠点の拠点形成を進め
るとともに、都心南北軸及び
国道 197 号再整備事業(リ
ボーン 197)により形成する
東西軸と拠点の連携により、
「面的な拡がりをもった都市
構造」を目指す。
・JR 大分駅を中心に、駅前広場の利便性向上により、交通結節
機能の強化を図る。
・JR 大分駅周辺部では、駅前広場や公有地などを活用し、鉄道
やバス、タクシーなどの公共交通機関の連携強化による公共
交通サービスの充実を図る。
・中央通りでは、大分駅交通結節拠点と連携し、通りに分散す
るバス乗降場の集約化や路線網の再編など公共交通の再編を
促進する。
・誰もが利用しやすい公共交通を形成するため、バリアフリー
化を推進する。
5
地区
西部海岸地区
拠点
・大分港西大分地区
海の玄関口にふさわしい交
通結節機能の強化と歴史文化
を大切にした調和のとれた景
観形成に引き続き取組み、交
通結節機能が充実し、景観に
配慮した交流拠点の形成を進
める。
・田ノ浦海岸地区
海浜レクリエーション拠点
として整備・活用を図る。
・高崎山地区
観光資源を活かした学習・
体験・観光の拠点として、形
成を図る。
公共交通にかかる
公共交通にかかる都市施設
にかかる都市施設の
都市施設の方針等
・大分港西大分地区
西大分駅は、大分港(西大分地区)の玄関口の旅客駅とし
て、また、住民のための公共交通機関の主要施設としてター
ミナル機能の向上を図る。
・田ノ浦海岸地区
繁忙期の交通渋滞に対応するため、公共交通の利便性の向
上を図る。
・高崎山地区
繁忙期の交通渋滞に対応するため、公共交通の利便性の向
上を図る。
鶴崎
・JR 鶴崎駅周辺では、商業・業
務施設と都市 型住宅が 調 和
し、地域に根付いた歴史や文
化を活かした地区拠点の形成
を図る。
・JR 鶴崎駅において、サイクルアンドライドに対応した駐輪場
などの活用し、交通結節機能の強化を図る。
・公共交通の充実に向けて関係機関にはたらきかける。
大南
・JR 中判田駅周辺では、大南地 ・河原内地区から JR 竹中駅を結ぶ県道弓立上戸次線のバイパス
区の交流拠点となる南部新拠
整備を図るとともに、駅の利便性の向上を促進する。
点の形成を図る。
・JR 中判田駅において、アクセス道路の整備など交通結節機能
・歴史的まちなみを活かした地
の強化を推進する。
区拠点の形成を図る。
・公共交通の充実に向けて関係機関にはたらきかける。
稙田
・市・玉沢地区に、商業施設・
業務施設を集積し、稙田地区
の中心となる地区拠点の形成
を図る。
・JR 賀来駅、敷戸駅、大分大学前駅、豊後国分駅において、ア
クセス道路の整備など交通結節機能の強化を推進する。
・公共交通の充実に向けて関係機関にはたらきかける。
大在 ・JR 大在駅北側に商業施設や大
在市民センターなどの業務施
設の集積を図り、臨海部の産
業と連携した地区拠点の形成
を図る。
・JR 大在駅において、サイクルアンドライドに対応した自転車
駐輪場の整備といった渋滞緩和施策など、交通結節機能の強
化を図る。
・公共交通の充実に向けて関係機関にはたらきかける。
坂ノ市 ・JR 坂ノ市駅を中心に、商業・ ・JR 坂ノ市駅における交通結節機能の強化を図る。
業務施設の集積を誘導し、坂 ・公共交通の充実に向けて関係機関にはたらきかける。
ノ市市民センターなどの公共
施設を活かした地区拠点の形
成を図る。
明野
6
・土地区画整理事業による基盤
整備が整った明野中心部にお
いては、商業施設や生活サー
ビス施設などの機能強化によ
る地区拠点の形成を図る。
・公共交通の充実に向けて関係機関にはたらきかける。
佐賀関 ・佐賀関地区を中心に、佐賀関
市民センターなどの行政サー
ビス施設や商業・業務施設を
集積、生活圏の中心となる拠
点の形成を図る。
・JR 幸崎駅やフェリーターミナルにおける、交通結節機能の強
化を図る。
野津原 ・野津原東部地区に、野津原市
民センターなどの行政サービ
ス施設や商業・業務施設を集
積、生活圏の中心となる拠点
の形成を図る。
・公共交通の充実に向けて関係機関にはたらきかける。
■大分地区を広域都心として、8つの地区拠点を設定
「大分市都市計画マスタープラン」(平成23年3月策定)では、本庁ならびに各支所・出張所を
ベースとして、9つの地区における地区別構想を定めています。また、将来都市構造を見据え、広
域都心や地区拠点、緑の拠点といった多様な拠点を設定しています。
そのうち、交通体系の構築に関連するものとしては、大分地区の「広域都心」と各地区に設定さ
れている8つの「地区拠点」があり、それらを有機的に結ぶネットワークの形成を図ることとして
います。
図 大分市の
大分市の拠点設定と
拠点設定と各地区の
各地区の人口推移
表
大分市内における各地区の拠点
出典:大分都市圏総合都市交通計画
7
1-3-3 大分都市圏総合都市交通計画(概要)
○目的
平成25年に実施した第2回大分都市圏パーソントリップ調査の結果などから、現在の都市圏
における交通の状況や課題を踏まえ、長期的な視点で交通体系の将来像と、その実現に向けた基本
方針を定めることを目的とする。
○計画期間
・平成27 ~ 47年度
○計画の対象と位置付け
大分市を核都市として、周辺の別府市、
臼杵市、豊後大野市、由布市、日出町の5
市1町からなる大分都市圏を対象都市、
「大分県長期総合計画」や「大分県の都市
計画の方針」、各市町の「都市計画マスタ
ープラン」など関連する計画を踏まえなが
ら、都市圏における望ましい交通体系の整
備に関する方針を示す。
図 大分県の
大分県の市町村と
市町村と対象圏域図
○大分都市圏の将来の広域交通体系
大分都市圏は、九州の東側に位置し、
大分自動車道や東九州自動車道、九州各
方面とつながる鉄道網とともに、瀬戸内
海を挟んで関西・四国方面への交通ネッ
トワークを有しています。これらの地域
にある他都市圏との交流・連携の促進の
ため、広域道路網の整備や空港・フェリ
ーターミナルなどの広域交通拠点へのア
クセス強化、鉄道サービスの強化を図る。
○県都・大分市の将来交通体系
大分市は、広域都心である大分地区を
中心に、鶴崎、稙田などの8つの地区拠
点から構成されています。これらの地区
間の連携促進、地区内移動の利便性向上
のため、道路網の整備及び公共交通の強
化を図る。
図 分都市圏を
分都市圏を取り巻く広域交通体系
表 大分都市圏を
大分都市圏を取り巻く広域交通体系の
広域交通体系の強化策例
8
○道路網
将来においても発生が懸念される道路混雑の緩和に向けて、右図の都市計画道路をはじめとし
た道路網の整備を図ります。事業実施中の庄の原佐野線等は、混雑緩和等の効果を早い段階で発
現させるため事業の進捗を図ります。国道10号鴛野地区~中判田間や中島錦町線等は中期に、
国道210号線は長期での事業効果の発現を目指して取組みを進める。
図 大分市における
大分市における道路
における道路ネットワーク
道路ネットワーク
○公共交通網
表 大分市
大分市における
における道路
における道路ネットワークに
道路ネットワークに関
ネットワークに関する
整備候補路線
拠点間の連携を強化するために、施
策効果の発現状況を見極めながら、段
階的に公共交通網の強化を図る。
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