宮前区学校事務研究会 『何を知りたい?どこが知りたい?世代別解決ガイド』 平成 25・26 年度に宮前区では「研究の探求~川崎市の研究の歩みとこれから~」と題して、 研究を行いました。そこで分かったことは、多くのマニュアルや知識がこれまでの各地区研究で 蓄積されている、ということです。 ですが、ここでふと疑問が浮かびました。 なぜ、こんなにもマニュアルや知識が豊富になっているにも関わらず、 普段の業務の中で悩みや疑問は尽きないのだろう? そこで今回、宮前区ではそれぞれが抱える悩みや疑問に焦点を当て、研究のテーマを決定し ました。 さて、ここでもうひとつの疑問です。 たとえば初任者と経験年数 15 年目の学校事務職員では 同じ悩みや疑問を抱えているのか? この疑問についての答えは、もちろん NO です。経験年数を重ねるにつれ、抱える悩み・疑問、 そして、その質は変容していきます。一方で、そういった悩みや疑問を他者と共有する機会は減 ってきてしまうのではないでしょうか。 それを踏まえ、宮前区では世代別に分かれ、悩みや疑問を共有することから研究をはじめ、 初任者~4年目+10 年目グループでは基本的な職務や身だしなみ、電話応対といった採用当 初に戸惑うことを扱った「はじめの一歩ガイド」、5~9年目+10 年目グループでは効率的な予算 運営や児童・生徒への対応といった学校事務職員としての立場だからこそ見えることを扱った 「つぎの一歩ガイド」という2冊のガイドを作成しました。
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