資料1 (案) 平成 29 年度 千歳市既存借上型市営住宅 千歳市既存借上型市営住宅 募集要項 平成 29 年1月 千 歳 市 目 次 1 事業の趣旨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 2 事業の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 (1)事業の名称 (2)事業の目的 (3)事業の概要 (4)事業の流れ 3 借上住宅の基準(概要)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3~4 (1)借上対象住宅 (2)借り上げする住宅の位置 (3)借上住宅の構造、形式及び耐用年限等 (4)借上住宅の要件 (5)借上戸数及び住戸タイプ等 4 事業者の要件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 (1)共通 (2)個人の場合 (3)法人の場合 5 借り上げに関する内容、要件(概要)・・・・・・・・・・・・・・・・・6~7 6 留意事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 (1)土地(敷地)の権利関係について (2)建物(借上住宅)の権利関係について (3)共益費等の取扱いについて 7 借上住宅の維持管理区分・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9~11 (1)事業者が行う維持管理 (2)入居者が行う維持管理 (3)千歳市(市営住宅窓口センター)が行う維持管理 8 借上住宅の選定と採用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 (1)選定方法と採用決定 (2)現地調査 (3)事業者ヒアリング (4)採用または不採用の決定時期 (5)欠格事項 (6)借上開始日及び期間 目-1 9 応募方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13~15 (1)応募申請受付 (2)提出書類と部数 (3)応募時及び提出書類作成時の留意点 【参考1】参考資料・申請様式・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 【参考2】中心市街地の範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 【参考3】近傍同種の住宅の家賃について・・・・・・・・・・・・・・18~19 【参考4】千歳市既存借上型市営住宅選定に係る評価基準・・・・・・・・・・20 【参考5】制度スケジュール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 既存借上型市営住宅のイメージ 階段室単位で 区分可能な住宅 1棟全戸借上げ住宅 階層単位で 区分可能な住宅 目-2 1 事業の趣旨 近年の少子高齢化の進行による人口減少社会の到来は、全道一平均年齢が若い当市に おいても例外ではなく、大きな変革期を迎えております。千歳市は現在約2,500戸の 市営住宅を供給しておりますが、その多くは昭和40年から50年代にかけて建設した ものであり、老朽化の進行や住環境の劣化など、未だ課題の解消に至っていない住宅が 多くあります。一方、現下の厳しい財政状況において、老朽化した公営住宅ストックを 効率的かつ円滑に運用しながら、需要に対し的確に対応することが課題となっておりま す。このことから、平成25年3月に策定した「千歳市公営住宅等長寿命化計画」の中 で、廃止する大和団地の補完として50戸について、民間ストックの借上げを計画した ところであります。 また、この事業を実施する地域については、検討の結果、中心市街地を優先すること としております。 中心市街地は、JR千歳駅を中心に概ね1㎞の範囲で、主に、商業地が形成されるなど、 当市の発展の歴史を物語る地域でありますが、耐震化を必要とする住宅が多く、現在で は取り壊しなどが進む中で、一部で空き地ができるなどの現象が発生しております。 このような現状から、このたびの民間ストックの借上げを、中心市街地における住宅 施策による定住人口の増加に向けての一助とし、更なるにぎわいの創出を図り、経済交 流活動を活発化させ、中心市街地の活性化に寄与するとともに、住宅、店舗、病院など、 生活に必要な機能が集中している同地区において、マイカーに頼らず、公共交通機関や 徒歩で暮らせるコンパクトな街に向けて誘導することにより、土地・建物の有効活用に つなげようとするものであります。 さらに、小中学校などの公共施設や、道路や下水道等の都市基盤施設など、現在ある 社会資本ストックを有効活用することにより、財政負担の軽減が図られるものと考えて おります。 これらの観点を複合的に検討した結果、都心居住の推進・周辺住宅環境の向上につな げるために、市街化区域内に位置し、中心市街地にある民間ストックを優先的に借上げ ることを含めて、制度設計しております。 1 2 事業の概要 (1)事業の名称 千歳市既存借上型市営住宅事業 (2)事業の目的 市が民間の集合住宅を市営住宅として借り上げ、住宅に困窮する低額所得者に転 貸し、生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的としています。 (3)事業の概要 ① この事業は、民間事業者が千歳市内に所有する共同建て又は長屋建て住宅(以 下、「集合住宅」という。)を住戸単位で千歳市が、原則10年間借り上げ、住 宅に困窮する低額所得者に対し、低廉な家賃で市営住宅として転貸するものです。 千歳市は、借上期間中の賃料(借上料)を事業者に支払い、借上期間満了時に 入居者の責による範囲の修繕を行わせたうえで退去させ、事業者に借り上げた住 宅をお返しします。 ② この制度を利用される事業者の方は、一定期間、入居者の有無に係わらず借上 料は支払われますが、公的住宅としての位置づけから、借り上げる建物は一定の 基準や条件を満たすことが必要になります。 ※「事業者」とは、千歳市内に市営住宅として借り上げる集合住宅を所有する者とします。 (P.4「4 事業者の要件」参照) (4)事業の流れ(イメージ図) 維持管理・修繕 借上型市営住宅 事 業 者 借上 入居 賃貸借契約 借上料 家賃 入 居 者 千 歳 市 転貸 2 3 借上住宅の基準(概要) 公的賃貸住宅として借り上げるため、応募条件や借上基準などを定めており、こ れらの条件を満たすことが必要となります。応募していただいた住宅については、 基準のすべてを満たすものであることを審査し、採用いたします。 借り上げる住宅の主な基準は次のとおりですが、詳細な基準については、別添の 「千歳市既存借上型市営住宅の採用基準」をご確認ください。 (1)借上対象住宅 平成30年2月1日時点で空き住戸があり、賃貸借契約が可能な集合住宅。 (2)借り上げする住宅の位置 市街化区域内に位置し、中心市街地にあるものを優先します。 なお、中心市街地の範囲については、【参考2】中心市街地の範囲(P.17)を ご確認ください。 (3)借上住宅の構造、形式及び耐用年限等 ① 既存の住宅で、耐火構造、準耐火構造及び木造の集合住宅であること。 ② 昭和56年6月1日以降に建築基準法(昭和25年法律第201号)第6条第 1項又は、第6条の2第1項に規定する建築確認を受け新築され、同法第7条第 5項又は第7条の2第5項に規定する検査済証を取得した集合住宅であること。 ただし、昭和56年5月31日以前に建築確認がなされた集合住宅であっても、 (一財)日本建築防災協会の耐震基準に定める耐震診断及び必要に応じて耐震補 強を行ったもので、かつ、耐震判定書又は耐震改修証明書がある場合はこの限り ではない。 ③ 借上開始日において、当該住宅の竣工年度からの経過年数が、公営住宅法に規 定する耐用年限を超過しないこと。 公営住宅法に規定する耐用年限 耐火構造の住宅: 70年 準耐火構造の住宅: 45年 木造の住宅: 30年 ※耐火構造と準耐火構造の区別については、確認申請書の第四面をご確認ください。 ※準耐火構造の住宅には、平成4年建築基準法改正以前の簡易耐火構造を含むものする。 ※木造の住宅であっても、耐火構造の場合は70年、準耐火構造の場合は45年とする。 ④ 千歳市既存借上型市営住宅選定に係る評価基準(P.20)において、「立地条 件」「建物」「付属施設」による点数が150点以上であること。 3 (4)借上住宅の要件 ① ② 市が借り上げる範囲は住戸のみとし、共用部分は含みません。 借上住宅は、原則1棟あたり8戸以上で全戸借り上げが可能な物件としますが、 階段室単位や階層単位等で既存入居部分と市営住宅として借り上げる部分を明確 に区分できるものは、借り上げの対象とします。なお、この場合も借上戸数は、 原則8戸以上とします。 ③ 借上開始日において、市が借り上げる住宅に既入居者が居住している場合で、 市との賃貸借契約から2年以内に貸し付けできないときは、その住戸は借り上げ の対象から除外します。 ④ 事業者が応募する時点で入居できる状態であること。なお、リフォームを行う ことや応募時に建設中で市との賃貸借契約までに建物が完成し、事業者の所有物 件となることを条件に応募することも可能です。 ⑤ 駐車施設は、借上住宅の敷地内外を問わず、建物全体の戸数分以上の台数が何 らかの形で確保されており、借り上げる戸数の半分以上の台数が駐車できるよう 空きがあること(車庫証明が取得可能な範囲及び契約形態であればグリーンベル ト地下駐車場及び民間駐車場でも可能)。なお、駐車形式は問いません。 ⑥ 自転車駐輪場は、借上住宅の敷地内に借り上げる戸数の半分以上の台数が駐輪 できること。 ⑦ 物置は、借上住宅の敷地内に借り上げる全戸数分の専用物置があること。ただ し、住戸外に設置すること。 (5)借上戸数及び住戸タイプ等 ① 借上戸数 50戸(予定) ② 住戸タイプ 1LDK~3LDK 借上戸数 住戸タイプ 単身者用 15戸程度 1LDK~2DK 世帯用 35戸程度 2LDK~3LDK ※住戸タイプ別の借上戸数は、応募状況等を勘案し決定します。 4 面 積 30㎡から概ね55㎡ 概ね55㎡から80㎡未満 4 事業者の要件 (1)共通 ① 市税等の滞納がないこと。 ② 破産者でないこと。 ③ 借上対象住宅を所有し、敷地についても所有権など正当な権利を有すること。 ④ 借上対象住宅が共有物件の場合は、共有者のすべてが合意し、連名で申請する こと。ただし、連名者のうち1名以上が(2)①及び(3)①の要件を満たして おり、申請代表者となること。 ⑤ その他、事業者として不適当と認める者でないこと。 (2)個人の場合 ① 市内に居住していること。 ② 暴力団関係者ではないこと。 (3)法人の場合 ① 千歳市に法人市民税の納税義務があること。 ② 民事再生法(平成11年法律第225号)及び会社更生法(平成14年法律 第154号)による再生又は再生の手続き中の業者ではないこと。 ③ 暴力団関係者が代表取締役員等の経営に実質的に関与していないこと。 5 5 借り上げに関する内容、要件(概要) (1) 借上期間は原則10年間とし、10年間超の長期間借り上げられる集合住宅を 優先とします。 (2) 借上期間の満了にあたり、社会情勢や入居者の状況等を考慮して、市が必要あ ると認め、市と事業者が借上料も含めた協議の上、合意に至った場合は、原則、 10年間毎に最長で再契約を2回まで締結できることとします。ただし、毎回の 借上開始日において、当該住宅の竣工年度からの経過年数が、公営住宅法に規定 する耐用年限を超過しないこととします。 ☆借上対象物件のイメージ(木造の場合) S63 H10 H20 借上げ開始年度 借上げ開始年度 H30 H40 木造:耐用年限30年 木造:耐用年限30年 例 ① 再契約2回(最長) のパターン 当初10年 OK 10年延長 OK 10年延長 OK 木造:耐用年限30年 木造:耐用年限30年 例 ② 再契約1回 のパターン 例 ③ H50 当初10年 10年延長 10年延長 OK OK NG 当初10年 10年延長 10年延長 OK NG 木造:耐用年限30年 木造:耐用年限30年 再契約ができない パターン ※経過年数とは、竣工年度を「0」として、次年度以降を「1」「2」、、、とします。 (3) 市は、借上期間満了時に入居者を退去させ、国土交通省の「原状回復をめぐる トラブルとガイドライン(H23.8 再改定版)」に基づき必要な修繕を行い、事 業者へ借り上げた住宅をお返しします。詳細は、国土交通省のホームページをご 参照ください。 (4) 借り上げる住戸については、随時、室内を含めた現地調査を行う場合がありま す。 (5) 市は事業者に対して賃貸借契約に基づき、借上戸数に応じた借上料を支払いま す。 (6) 賃貸借契約時までに、借上住宅として申請する住戸に残る既入居者の退去が完 了しない場合は、当該住戸分の借上料は既入居者の退去及び修繕が完了した翌月 分からの支払いとします。ただし、「3 借上住宅の基準(概要)(4)③」に該 当する場合を除きます。 6 (7) 借上料は、公営住宅法に定めのある近傍同種の住宅の家賃(詳細は、 【参考3】 近傍同種の住宅の家賃について(P.18)をご確認ください。 )と転用計画書に記 載された希望金額を勘案し、市長が決定します。なお、希望金額が近傍同種の住 宅の家賃より高額となる場合は、不動産鑑定書の原本を添付していただきます。 (8) 借上料は、社会情勢及び経済情勢の変動その他正当な理由により、改める必要 が生じた場合は、賃貸借契約の期間中であっても、協議のうえ変更することがで きるものとします。 (9) 借上料以外は、敷金、権利金、共益費等の名目を問わずお支払いしません。 (10) 駐車場は市の借り上げの対象外とし、入居者がその使用を希望する場合にあっ ては、事業者は入居者に対し使用できる駐車場を斡旋し、入居者と事業者又は、 駐車場管理者との間で別途契約を締結するものとします。 (11) ごみ庫、物置及び駐輪場等は、別途契約をせず入居者が使用できるものとしま す。 (12) 借上住宅が罹災する場合に備え、事業者は火災保険等に加入するものとします。 (13) 千歳市又は入居者が行う、手すりや空調設備の設置、ケーブルテレビの引き込 みなど軽微な改造や修繕は事業者の許可なく行うことがあります。 (14) 既入居者の対応は、事業者が行うものとします。なお、既入居者に暴力団関係 者等がいることが判明した場合は、事業者は適切な対応をとることとし、他の既 入居者及び市営住宅入居者とのトラブルが発生しないように図るものとします。 (15) 借上対象住宅を市営住宅化することについて、借上げ開始までに既入居者に対 して通知することとします。なお、その通知方法については問いません。 ※詳細な要件については、別添の千歳市借上型市営住宅制度要綱等をご確認ください。 7 6 留意事項 (1)土地(敷地)の権利関係について ① 申請者と土地所有者が異なる場合で、借地権等に基づく土地使用のときは、当 事業の借上期間以上の期間の土地賃貸借契約等の写しを添付してください。 ② 土地所有者の承諾に基づく土地使用の場合は、上記の土地賃貸借契約書に加え、 当該住宅を借上型市営住宅に転用することについての、土地所有者の承諾書(登録 印による押印及び印鑑登録証明書添付)を添付してください。 (2)建物(借上住宅)の権利関係について ① 千歳市と事業者間の賃貸借契約締結日と同日付で、千歳市は当該住宅に対して 千歳市の賃借権の設定登記を最先順位で行います。したがって、当該住宅に抵当 権等の権利登記がなされている場合は、権利者の当該権利登記を一旦抹消する同 意書を添付してください。 ② 借り上げる住宅に登記された権利が抵当権だけの場合は、すべての抵当権者が 千歳市の登記する賃借権が当該抵当権に優先する同意をし、かつ、その登記を行 うことの同意書を添付してください。 (3)共益費等の取扱いについて ① 借上料以外に発生する共益費(共用部に係る管理費等)は、事業者等が入居者 と直接契約し、徴収するものとします。 ② 上記の費用及び斡旋する駐車場使用料は、応募申請書に添付する転用計画書に 記載された金額以下とします。 8 7 借上住戸の維持管理区分 事業者は、市が借り上げる住宅の維持管理において法令等を遵守するとともに、 入居者の居住の安定の確保を図るため、安全性、居住性等を適切に維持することに 努めるものとします。 (1)事業者が行う維持管理(経年変化と通常損耗) 区 分 内 容 建物本体 屋根、壁、階段及び廊下等の建物の構造上主要な部分の修繕 建物本体 の仕上げ ① 仕上げの破損、欠落及びクラックの修繕、外部及び鉄部の塗装等 ② 外壁等の清掃(ただし入居者が行う部分は除く。) ③ 雨漏り修繕 屋 根 防水、ルーフドレイン、雨樋等の修繕 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ 住戸専用部分 ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ 給排水管等 内装等のクロスの張替え、塗替え及び穴あき等の修理 畳の修理及び取替え(入居中の表替えを除く) 付属家具の下足箱、棚、物入れ等の修理 網戸の張替え(入居中の張替えを除く) 木製、鋼及びアルミ製の建具(ガラス戸、ふすま、障子、サッシ、ドア、 網戸等をいう。)枠その他付属金物(ちょうつがい、引手、戸車、レール、 錠、ドアチェーン等をいう。)の修理及び取替え ユニットバス、浴槽、給湯器(本体及び主要部、付属部)、流し台、ガス 台、電気コンロ、レンジフード、ダクト用換気扇、便器、ロータンク及び 洗面器の修理及び取替え 給水管及び混合栓の修理及び取替え 台所流し、洗面器、浴室、便所及び洗濯機用の排水管等の詰まりの除去 衛生設備の付属品(便座、紙巻器、タンク用内部金具、手洗管等をいう。) の修理及び取替え 流し台、給湯器、レンジフード及びダクト用換気扇の修理 ガス栓の修理及び取替え 照明器具(入居者が設置したものを除く。電球の交換は含まない)、点滅 器(軽微なものを除く)、コンセント、TV接続端子等の修理及び取替え 換気ガラリの修理及び取替え 緊急通報システム、火災報知機、ガス漏れ警報装置等の設備機器の修繕(た だし、入居者が設置したものは除く。) 給排水管及びガス配管の破損修繕 外部設備 給水施設、消防設備(消火器を含む。)、昇降機、テレビ共聴設備及び電気設 備等の設備機器及び配線等の修繕 法定点検 昇降機、浄化槽、給水施設及び消防設備等の法定点検(受水槽の清掃、ポンプ 類の保守点検、昇降機の月例点検等を含む。) 9 共用部分 ① 階段、廊下、エレベーターホール、玄関ホール等の共用部分の床・壁(ク ロスを含む)・天井・共用灯・手すり・隣戸隔板等の修繕 ② 避難設備の修繕 ③ 駐輪場の修繕 ④ 敷地内通路及び階段等の修繕 ⑤ 門扉及びフェンス等の塗装及び破損修繕 ⑥ 石垣及び土留め等の破損修繕 ⑦ 敷地内の雨水管、汚水管等の配管類及び桝等の修繕 ⑧ 玄関ホールのドアの修繕 ⑨ 備付け灯具等の修繕・交換 ⑩ 共用部分の電球の取替え、清掃 ⑪ 共用排水管の定期清掃 ⑫ 敷地内の除草及び清掃、共用廊下及び共用階段等の清掃 ⑬ 所有者の意思による植栽の手入れ及び除草等 天変地異 地震又は風水害等による建物の破損修繕 その他 ①経年変化及び通常使用による損耗等の修繕 (国土交通省住宅局「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」参照) ②上記のほか、住宅の良好な維持管理に必要な修繕、第3者の責に帰するべき修 繕及び負担責任区分が不明確な修繕 ③共益費等の徴収 ④退去検査の立会 ※上記負担区分により区分できない修繕等については、事業者と市が協議のうえ、負担区分を決定し ます。 ※空き家の修繕は、入居者の退去後2ヶ月以内に行うものとします。 ※空き家の修繕以外(借上契約期間内)は、発生後、速やかに対処するものとします。 10 (2)入居者が行う維持管理(不注意や故意の破損及び消耗品の交換) 区 分 ① ② ③ ④ 内 容 内壁等のクロスの貼替え、塗替え及び穴あき等の修理 畳の修理及び取替え 付属家具の下足箱、棚、物入れ等の修理 ガラスの取替え並びに障子及び網戸の貼替え ⑤ 木製建具(ガラス戸、ふすま、障子等をいう。)及びその附属金物(ちょう つがい、引手、戸車、レール、錠、ドアチェーン等をいう。)の修理及び取 替え ⑥ 鋼及びアルミ製建具(サッシ、ドア、網戸等をいう。)の附属金物の修理及 住戸専用部分 び取替え ⑦ ユニットバス、浴槽の附属物(浴槽の排水栓、ふた等をいう。)及び流し台 の附属物(ごみ受け等をいう。)等の修理及び取替え ⑧ 給水栓及び混合栓の修理及び取替え ⑨ 台所流し、洗面所、浴室、便所及び洗濯機用の排水管等の詰まりの除去 ⑩ 衛生設備の附属部品(便座、紙巻器、タンク用内部金具、手洗管、パッキン 類等をいう。)の修理及び取替え ⑪ 流し台、給湯器、レンジフード及びダクト用換気扇の修理 ⑫ 照明器具、点滅器、コンセント、TV接続端子等の修理及び取替え ⑬ 換気ガラリの修理及び取替え ⑭ その他入居者の責めに帰すべき事由による場合の故障又は破損の修繕 共用部分 ① ② ③ ④ ⑤ 入居者が共同で使用する部分の光熱費の支払い 共用部分の電球の取替え 法定以外の外部設備の点検及び清掃 共用排水管の定期清掃 その他入居者の責めに帰すべき事由による場合の共用部分の故障又は破損 の修繕 (3)千歳市(市営住宅窓口センター)が行う維持管理 区 分 管理業務 内 容 ① 入居者の募集及び選定 (広報宣伝、入居者の募集、入居者の募集受付、応募状況管理) ② 家賃の収納及び精算 (家賃敷金の収納整理、未収金の督促・収納、収納の明細書発行) ③ 入居者の入退居手続き (入居決定通知、退居届の受付、退居立会い点検、敷金精算、再募集) ④ その他 (入居者との連絡通知・折衝等) 11 8 借上住宅の選定と採用 (1)選定方法と採用決定 応募要件を満たしている事業者の中から、「千歳市既存借上型市営住宅選定に係 る評価基準」に基づき、千歳市既存借上型市営住宅選定委員会において、事業者に 対するヒアリングを含めた審査及び選定を行い、市長が決定します。 また、一定の評価基準に満たない場合は、募集戸数に達していないときでも不採 用とすることがあります。 (2)現地調査 応募があった集合住宅は、選定委員会による審査時など必要に応じて、室内を含め た現地調査を行うこととします。 (3)事業者ヒアリング 選考審査にあたり、必要に応じて、申請内容について事業者ヒアリングを実施しま す。 (4)採用又は不採用の決定時期 採用又は不採用の決定時期については、原則として応募締切日から2ヶ月以内と し、事業者に文書で通知します。 (5)欠格事項 転用計画書に記載する空き住戸について、応募申請時から賃貸借契約までの間に、 当該空き住戸に入居者がいることが判明した場合は失格とします。 (6)借上開始日及び期間 平成30年4月1日から平成40年3月31日までとします。 なお、賃貸借契約予定日は、平成30年2月1日です。 12 9 応募方法 (1)応募申請受付 ① 受付期間 : 平成29年9月1日(金)~平成29年9月29日(金) ② 受付時間 : 午前8時45分~午後5時15分(土日祝日を除く) ③ 申請様式 : 千歳市のホームページをご参照ください(P.16)。 ④ 申 請 先 : 千歳市建設部市営住宅課(本庁舎3階31番) (2)提出書類と部数 ①申請に必要な書類一式 番号 必 要 書 類 チェック欄 備 考 転用計画応募申請書 1 □ 既存借上型市営住宅転用計画 応募申請書 実施要領第3条第1項:様式第1号 チェックシート 2 □ 千歳市既存借上型市営住宅構造 別に定める様式による。 ・設備等基準チェックシート 転用計画に関する図書 3 □ 転用計画書 実施要領第3条第1項:別表第1/様式第7号 近傍同種の住宅の家賃の計算シート一式を添付 すること。転用計画書に記載する「希望する借上 料」の金額が、近傍同種の住宅の家賃より高額と なる場合は、不動産鑑定書の原本を添付するこ と。 位置・建物・住戸に関する図面等 縮尺、方位、住宅の位置、主要道路、周辺の土地 の利用状況及び日常生活上必要な施設(医療機 関、店舗等)の位置等がわかるものであること。 また、施設名及び道路距離を表示すること。 縮尺、方位、前面道路の幅員、接道の長さ、敷地 境界線、敷地内外の高低差、建築物の位置、住棟 出入口、駐車場及び共同施設等の位置等がわかる ものであること。 縮尺、方位、間取り、住戸番号、各室の用途及び 規模(㎡表示)、開口部の位置、手摺りの位置、 収納容積率、共用廊下・階段及びスロープの幅並 びに天井の高さ及び平均天井高さ等が分かるも のであること。(配置図と1階平面図を兼ねるも のを認める。) 4 □ 位置図 5 □ 配置図 6 □ 各階平面図 7 □ 立面図 2面とし、縮尺、隣地境界線、車線、建築物の高 さ、ひさし及び開口部の位置、外壁の仕上げ等を 明示すること。 8 □ 面積表 敷地面積表及び床面積表(専有面積がわかるも の)とすること。 9 □ 現況写真 敷地及び敷地周辺等について、A4で任意書式と し、写真サイズはサービス版とする。 13 事業者に関する書類等 原本提出。事業者本人(代表申請者)分を提出す ること。法人の場合は、登記事項証明書、定款又 は寄付行為も添付すること。 10 □ 住民票 11 □ 印鑑登録証明書 12 □ 市税等の納付状況を調査する ことに対する同意書 13 □ 転用同意書 14 □ 直近2年分の納税証明書 15 □ 法人の概要・事業経歴等につい 実施要領第3条第1項:別表第1/様式第10号 て 事業者が法人の場合のみ提出すること。 16 □ 管理運営実績について 原本提出。事業者本人(代表申請者)分を提出す ること。 実施要領第3条第1項:別表第1/様式第8号 事業者(共有者含む)が個人の場合は、市内に居 住している、法人の場合は法人住民税の納税義務 がある場合に提出すること。 実施要領第3条第1項:別表第1/様式第9号 建物が共有名義の場合に提出すること。申請代表 者となる者を除く、共有者全員の署名捺印及び印 鑑登録証明書を添付すること。 建物の共有者が千歳市外にいる場合に提出する こと。固定資産税及び住民税又は法人住民税。 実施要領第3条第1項:別表第1/様式第11号 建物及び 建物及び土地に関する書類等 及び土地に関する書類等 17 □ 対象となる土地及び建物の登記 原本提出。ただし、建設中の場合は、完成後に建 簿謄本 物保存登記設定後の登記簿謄本を提出すること。 18 □ 公図写 19 □ 課税証明書 該当土地を赤色で示し、分合筆を行う場合は、分 合筆予定線を表示すること。 対象となる土地及び建物に係るものとする。 20 □ 転用承諾書 21 □ 建築確認申請書及び 建築確認済書(通知書) 22 □ 検査済証 23 □ 工事費の積算資料 24 □ 火災保険証券 実施要領第3条第1項:別表第1/様式第12号 事業者と土地所有者が異なる場合に提出するこ と。土地賃貸借契約書等の写し、土地所有者全員 の署名捺印及び印鑑登録証明書を添付すること。 写し提出。 写し提出。ただし、建設中の場合は、完成後に追 加で写しを提出すること。 工事請負契約書の写しなど、工事費の根拠となる 資料を提出すること。ただし、建設中の場合は、 完成後に工事費が確定したことが分かる資料を 追加で提出すること。 写し提出。建設中の場合は、完成後に追加で提出 すること。 その他の書類 25 □ 委任状 26 □ 権利登記に関する同意書 27 □ その他 実施要領第3条第1項:別表第1/様式第13号 事業者が転用に係る申請等を他に委任する場合 に提出すること。共有物件の場合は、申請代表者 が署名捺印をすること。 実施要領第3条第1項:別表第1/様式第14号 転用建築物に抵当権その他権利が登記されてい る場合に提出すること。印鑑登録証明書を添付す ること。 市長が特に必要と認める書類や加点希望書類。 14 ② 正本1部と副本(コピー)8部 (3)応募時及び提出書類作成時の留意点 ① 捺印はすべて、印鑑登録証明書に登録のあるご印鑑をご使用ください。 ② 提出書類は、1部ずつA4縦型フラットファイルへ上表の書類番号順に長辺綴 じとし、A4より大きい図書を閉じる場合はA4に折りたたむこととします。 ③ 評価基準に記載する項目以外で、事業者が加点を希望するものがある場合は、 その内容が分かる書類を添付書類に含め、その書類には「加点希望」と朱書きし てください。なお、その内容について後日、事業者ヒアリングを行い、加点を決 定します。 15 【参考1】参考資料・申請様式 当事業に関係する資料や申請様式については、千歳市のホームページに掲載してい ますので、閲覧・ダウンロードすることができます。 ≪掲載資料等≫ ・千歳市既存借上型市営住宅募集要項 ・千歳市既存借上型市営住宅制度要綱 ・千歳市既存借上型市営住宅制度実施要領 ・千歳市既存借上型市営住宅の採用基準 ・千歳市既存借上型市営住宅 構造・設備等基準チェックシート ・応募申請関係書式 ・近傍同種の住宅の家賃計算シート ≪HPアドレス≫ http://www.city.chitose.hokkaido.jp 千歳市既存借上型市営住宅 16 【参考2】中心市街地の範囲 :平成 28 年3月策定 第2期千歳市商業振興プランにおける中心市街地全体の区域 平成 24 年3月策定 千歳市住宅マスタープラン(改訂版)における中心市街地区域 17 【参考3】近傍同種の住宅の家賃について ○公営住宅法施行令第3条及び法施行規則第20条・21条・22条・23条 近傍同種家賃=(① 近傍同種家賃=(①複成価格 複成価格× 価格×②利回り+③償却費+④修繕費+⑤管理事務費+ ⑥損害保険料+⑦ +⑦空家等引当金 空家等引当金+⑧ +⑧公租公課 公租公課)÷ )÷12 ⑥損害保険料 +⑦ 空家等引当金 +⑧ 公租公課 )÷ 12 ①複成価格 【建物】= 推定再建築費 -(年平均減価額 × 経過年数) ※推定再建築費 = 建設に要した費用 × 法施行規則大23条の率 (毎年度決定9月下旬官報) ※年平均減価額 = 推定再建築費 ×(耐火・準耐火0.8、木造0.9) ÷ 耐用年数(耐火70年、準耐火45年、木造30年) ※推定再建築費には、共同施設の工事費は含めない。共同施設の詳細については、 法施行規則第1条及び第2条を参照のこと。 ※耐用年数を超過した建物の複成価格 = 推定再建築費× (耐火・準耐火0.2、木造0.1) 【土地】= 固定資産税評価額(円/㎡) × 戸当たり敷地面積 ※戸当たり敷地面積は、1戸当たりの床面積を容積率で除して算定する。容積率 は総床面積を総敷地面積で除して算定する。この場合、共同施設の敷地に相当 する部分は敷地面積に含まないこと。 ②利回り 【建物】= 3%(H8.8.30建設省告示1783号) 【土地】= 1%(H8.8.30建設省告示1783号) ※算定した近傍同種の住宅の家賃が同種の住宅の家賃と乖離している場合、土地 の利回りに5%を加えた率を上限として適用できる。 ③償却額 【償却額】=(建設に要した費用 - 残存価格)÷ 耐用年数 (耐火70年、準耐火45年、木造30年) ※残存価格= 建設に要した費用 ×(耐火・準耐火0.2、木造0.1) ④修繕費 【修繕費】= 推定再建築費 ×(耐火1.2/100、準耐火1.5/100、木造2.2/100) ⑤管理事務費 【管理事務費】= 推定再建築費 ×(耐火0.15/100、準耐火0.20/100、木造0.31/100) ⑥損害保険料 【損害保険料】= 推定再建築費 × (耐火1.04/10000、準耐火1.89/10000、木造2.63/10000) ※千歳市の場合 ⑦空家等引当金 【空家等引当金】=(①建物×②建物+①土地×②土地+③+④+⑤+⑥+⑧)× 0.02 18 ⑧公課 【建物】= ①建物 × 0.6 ×(1.4/100(×1/2) + 0.3/100) ※下線部は、家屋固定資産税の減額対象となる場合。 【土地】= ①土地×(1.4/100(×1/6)+ 0.3/100(×1/3)) ※下線部は、住宅用地の特例措置の対象となる場合。 その他 ・計算の詳細については、ホームページに掲載している「近傍同種の住宅の家賃計 算シート」をご確認ください。 19 【参考4】千歳市既存借上型市営住宅選定に係る評価基準 評価項目 内容 評点 対象物件が中心市街地内であるかどうか 中心市街地内外 20 に応じて配点する。 対象物件が建つ敷地に面する主要道路の 接面道路の系統 5 幅員に応じて配点する。 立地条件 鉄道駅 対象物件から各施設までの最短道路距離 14 交通手段 に応じて配点する。 バス停留所 14 商業施設 30 銀行・郵便局等 20 病院・診療所 20 行政施設 22 教育施設 20 利便施設 小 計 165 対象物件の借上開始日時点の経過年数に 経過年数 40 応じて配点する。 耐火構造や準耐火構造、木造の3つの構 構造 30 造別に配点する。 建物 借上住宅への応募戸数や当該住戸の応募 借上戸数 40 時の空き室状況に応じて配点する。 事業者が希望する借上料と㎡あたりの単 家賃 80 価に応じて配点する。 共益費 家賃以外に入居者が負担する費用に応じ 30 入居者に係る家賃 て配点する。 以外の負担 ランニングコスト 20 エレベータ設置状況に応じて配点する。 エレベータ設置の有無 15 小 付属施設 距離 計 駐車場までの距離に応じて配点する。 255 10 立体駐車場や舗装のありなしに応じて配 駐車場 構造 5 点する。 料金 駐車場料金に応じて配点する。 15 小 計 30 合 計 450 事業者が応募する物件について、加点を 施 設 加 点 希望するものがある場合についてのみ、 20 ヒアリングにより加点する。 施設の管理運営における業務遂行能力は 業務遂行能力 20 十分と考えられるか。 事業者に関する事項 同規模以上の同種又は類似施設の管理運 管理運営業務実績 20 営業務の実績があるか。 20 【参考5】制度スケジュール ( 期 間 等 ) ( 千 歳 市 ) ( 事 業 者 ) 事業説明会 平成29年1月31日 14時~ 場所:総合福祉センター 4F 402号室 事業者の募集 申請受付期間 平成29年9月1日~ 9月29日 応 募 申 請 受 付 審 査 事務局現地調査 住宅借上料の算定・協議 平成29年10月~ 事業者ヒアリング・選定委員会 平成29年11月末 平成29年12月 採用通知 (不採用通知) 採用事業者決定 仮契約の締結(採用条件を付する場合あり) 採用条件(修繕等) に係る措置の報告 平成30年2月1日(予定) 採用条件(修繕等) に係る措置の承認 賃 貸 借 契 約 の 締 結 借 上 げ 開 始 平成30年4月1日~ 入居者募集 平成30年5月1日 入居・管理開始 ※このスケジュールはおおよそのため、多少ずれることがあります。 ※採用条件の措置に時間がかかれば、その分契約時期が遅くなります。 21 千歳市既存借上型市営住宅制度 発行・千歳市 お問い合わせ:千歳市建設部市営住宅課 〒066-8686 北海道千歳市東雲町 2 丁目 34 番地 TEL:(代表)0123-24-3131 (直通)0123-24-0430 FAX:0123-22-8853
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