詳細はこちらからご覧ください。 [PDFファイル/748KB]

記
者
発
表
資
料
平 成 2 9 年 2 月 3 日
震災復興・企画部統計課分析所得班
担当:矢野 内線:2453
統計資料 第1410-10号
み や ぎ 経 済 月 報
(2017年1月)
平成 29 年2月3日
目
次
利用される方に
Ⅰ 本県の経済概況 ‥‥‥‥‥‥‥
1
Ⅱ 主な指標の動き ‥‥‥‥‥‥‥
3
鉱工業生産指数
11 月 ‥‥
3
新設住宅着工戸数
11 月 ‥‥
3
公共工事請負金額
12 月 ‥‥
4
百貨店・スーパー販売額
11 月 ‥‥
4
乗用車新車登録台数
12 月 ‥‥
5
消費者物価指数
11 月 ‥‥
5
求人倍率
11 月 ‥‥
6
所定外労働時間
11 月 ‥‥
6
実質賃金指数
11 月 ‥‥
7
雇用保険受給者実人員
11 月 ‥‥
7
企業倒産
12 月 ‥‥
7
Ⅲ 宮城県景気動向指数(概要)‥‥
9
Ⅳ 全国・東北等の景況 ‥‥‥‥‥
10
Ⅴ 主要経済指標 ‥‥‥‥‥‥‥‥
14
■この経済月報は,本県における経済活動の
主要項目分野に着目し,当該分野の経済指標
の数値変動をもとに,本県経済の状況をマク
ロ的視点から定性的に表現することを目的と
しています。
■資料は,官公庁,団体,会社等の業務資料
および当該機関の刊行した統計資料等によっ
たもので,資料をご提供いただいた関係各位
に厚くお礼申し上げます。
■数字の単位未満は,原則として四捨五入し
ており,合計と内訳の計とが一致しない場合
もあります。なお,指標の一部に速報値等を
利用しており,翌月に数値変更の場合があり
ますので,あらかじめご了承願います。
■統計表の符号は次のとおりです。
「▲」‥‥‥‥負数
「…」‥‥‥‥数字が得られないもの
「-」‥‥‥‥該当数字がないもの
■内容についてのご照会,ご意見は,
宮城県震災復興・企画部統計課
(分析所得班)
〒980-8570
仙台市青葉区本町三丁目8番1号
電話 022-211-2453(直通)
にご連絡下さい。
■本誌の内容は,インターネットでもご覧い
ただけます。
宮城県統計課ホームページ
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/toukei/
みやぎ総文 2017 マスコット
「むすび丸」
全共宮城大会マスコット
「牛政宗」
(うしまさむね)
Ⅰ 本県の経済概況
11 月を中心とした宮城県経済の動向
生産は持ち直しており,求人倍率は高水準で推移しているなど,基調としては緩やかに
回復しているものの,住宅投資,公共投資や個人消費などに弱い動きがみられる。
(変化方向)
前々月
指 標
生
産
前月
当月
動 向
変化方向
東日本大震災の影響があるなかで,持ち直している。
住宅投資
高水準で推移しているものの,減少傾向の動きとなっている。
公共投資
高水準で推移しているものの,減少傾向の動きとなっている。
個人消費
足踏み状態となっている。
雇
改善傾向の動きとなっている。
用
企業倒産
生
産
増加の兆しがみられる。
鉱工業生産指数(11 月)は,前
月比が3か月ぶりの上昇となっ
た。前年同月比は9か月連続の
上昇となった。
新設住宅着工戸数(11 月)は,
前年同月比が全体では2か月ぶ
りの減少となった。持家は2か月
ぶりの減少となった。分譲住宅は2か月連続の減少とな
った。貸家は2か月連続の増加となった。
住宅投資
公共工事請負金額(12 月)は,
前年同月比が全体では2か月ぶ
りの減少となった。市町村は5か
月連続の減少となった。国は3か月連続の減少となった。
県は5か月ぶりの減少となった。
公共投資
乗用車新車登録及び届出台数(12
月・普通,小型,軽自動車の合計)
は,前年同月比が2か月連続の増加
となった。小型車は2か月連続の増加となった。普通車は9
か月連続の増加となった。軽自動車は 24 か月連続の減少と
なった。
自 動 車
仙台市消費者物価指数(平成 27 年
=100)(11 月)生鮮食品を除く総合
指数は,前月比は上昇となり,前年
同月比は9か月連続の低下となった。総合指数は,前月比
は上昇となり,前年同月比は上昇となった。
物
価
求人倍率(11 月)は,有効は2か月
ぶりの低下となった。新規は2か月
連続の上昇となった。所定外労働
時間(製造業・30 人以上)(11 月)は,前年同月比(指数)が
2か月連続の上昇となった。実質賃金指数(製造業・30 人以
個人消費 (百貨店・スーパー,自動車,物価) 上)(11 月)は,前年同月比が3か月連続の低下となった。雇
用保険受給者実人員(11 月)は,前年同月比が9か月連続
百貨店・スーパー販売額(11 月) の減少となった。
百貨店・スーパー
の全店舗比較は,前年同月比が
4か月連続の減少となった。既存
企業倒産(12 月)は,件数は前年同
店比較は,9か月連続の減少となった。
月比が3か月連続の増加となった。
企業倒産
負債総額は,前年同月比が2か月ぶ
りの増加となった。大型倒産(負債総額 10 億円以上)は,発
生しなかった。
※下線部は前月からの主な変更箇所。
- 1 -
雇
用
は実数値(右目盛)
は前年同月比の推移(左目盛)
※1 前月比 ※2 前月差 ※3 指数
直近3か月の経済動向(前年同月比の動き)
消
投
百貨店・スーパー販売額
資
(%)
(全店舗比較)
(%)
500
10.0
公共工事請負金額
(億円)
1,000
(%)
20.0
2.2
715
0.0
800
668
▲ 6.9
488
▲ 20.0
▲ 10.0
▲ 40.0
H28
10
11
(額) 715億円
9
H28
10
生
(戸)
2,500
2,328
1,821
1,741
(季節調整済指数)
H22=100
(戸)
103.1
10.0
10
11
2,328戸
120.0
104.3
80.0
▲ 8.8
(月)
▲ 10.0
1,821戸
60.0
1.2
40.0
▲ 6.6
20.0
0.0
▲ 20.0
H28
9
(指数) 110.4
家
3.0
99.6
99.8
2.0
(指数)
102.0
(%)
10.0
▲ 1.0
H28
▲ 0.1
▲ 0.3
100.0
296,631
261,230
(指数) 99.6
10
11
99.8
100.0
264,855
H28
(月)
(額)
▲ 50.0
10
11
▲ 100.0
261,230
264,855
296,631
(月)
H28
(件数)
0
10
11
12
13件
12件
11件
用
所定外労働時間※3
実質賃金指数
(季節調整値)
(事務所規模30人以上 製造業)
(事務所規模30人以上 製造業)
1.45
0.10
1.51
1.47
1.50
(%)
20.0
17.6
0.05
1.00
0.50
0.00
9
10
11
1.45
1.51
1.47
(時間)
20.0
(月)
5.0
1.6
10.0
▲ 5.9
20.0
5.0
H28
0.0
9
(時間) 17.6
- 2 -
150.0
10.0
84.8
86.0
▲ 1.7
▲ 0.7
5.0
94.7
100.0
0.0
▲ 5.0
▲ 15.0
H22=100 (指数)
200.0
(%)
15.0
15.0
5.0
▲ 10.0
▲ 0.04
▲ 0.04
18.9
15.0
0.0
0.00
▲ 0.05
18.2
10.0
0.06
(倍率)
5
▲ 75.0
200,000
9
(倍)
2.00
H28
10
有効求人倍率※2
(ポイント)
0.20
▲ 0.10
11
250,000
雇
0.15
12
0.0
▲ 10.2
▲ 15.0
15
13
▲ 25.0
300,000
▲ 10.0
97.0
37.5
33.3
25.0
350,000
(件)
20
44.4
50.0
0.0
96.0
9
企業倒産件数
(%)
75.0
400,000
5.0
98.0
▲ 0.5
(月)
(円)
8.5
8.3
▲ 5.0
0.0
104.3
企業倒産
99.0
1.0
103.1
(仙台市)
101.0
100.0
11
勤労者世帯消費支出
(生鮮食品を除く総合)
4.0
10
計
仙台市消費者物価指数
H27=100
6,131台
(月)
100.0
0.0
0
(%)
5.0
6,811台
12
140.0
110.4
500
1,741戸
2,000
11
(指数)
20.0
▲ 5.7
▲ 11.7
9
10
産
(%)
1,500
1,000
H28
H28
鉱工業生産指数※1
2,000
0.0
▲ 40.0
▲ 7.5
▲ 10.0
488億円
27.2
▲ 20.0
0
(月)
339億円
0
新設住宅着工戸数
20.0
11
340億円
12 (月)
668億円
(%)
40.0
▲ 5.0
(台) 6,151台
▲ 41.3
▲ 50.0
200
▲ 1.3
4,000
(額) 313億円
200
6,000
6,131
100
400
6,811
0.0
▲ 0.2
▲ 30.0
5.4
6,151
5.0
▲ 4.6
600
(台)
8,000
8.8
400
339
(普通,小型,軽自動車)
300
0.0
▲ 10.0
340
313
10.0
乗用車新車登録台数
(億円)
20.0
10.0
費
10
18.2
11
18.9
(月)
▲ 5.0
▲ 10.0
H28
▲ 1.5
50.0
0.0
9
(指数) 84.8
10
11
86.0
94.7
(月)
(月)
Ⅱ 主な指標の動き
1 生
産
○ 鉱工業生産指数
前月比(季節調整済指数)
11 月の鉱工業生産指数(季節調整値,平成
宮城県
全 国
東
北
(H22=100)
(%)
20
15
22 年=100)は 104.3(速報値)で,前月比 1.2%
10
5
の上昇となり,3か月ぶりの上昇となった。
0
業種別にみると, “電子部品・デバイス工
▲5
▲ 10
業”, “金属製品工業”など8業種が上昇となっ
▲ 15
(指数)
300
指 数 ( 宮 城 県 ・ 季 節 調 整 済 )
た。一方で,“生産用・業務用機械工業”,“輸
250
送機械工業”など 10 業種が低下となった。
200
150
前年同月比(原指数)は 21.2%の上昇とな
100
り,9か月連続の上昇となった。
(資料:県統計課)
50
0
11
12
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
H27
鉱工業
 数値データは 15 ページに掲載
2 投
1
H26
4
5
6
7
8
9
10
11
H28
電子部品・デバイス
食料品
生産用・業務用機械
資
(1)新設住宅着工戸数
宮城県
東 北
全 国
11 月の新設住宅着工戸数は 1,821 戸で,
前年同月比 5.7%の減少となり,2か月ぶりの
(%)
60
前年同月比
40
減少となった。
20
利用関係別に前年同月比をみると,持家は
0
▲ 20
17.3%の減少となり,2か月ぶりの減少となっ
▲ 40
た。分譲住宅は 12.0%の減少となり,2か月連
戸
続の減少となった。分譲住宅のうちマンション
(千戸)
数 (宮城県)
4
は3か月連続の減少,一戸建ては3か月ぶり
3
の減少となった。貸家は 5.0%の増加となり,2
2
か月連続の増加となった。
1
(資料:国土交通省)
 数値データは 18 ページに掲載
0
11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
H26
H27
持家
- 3 -
H28
貸家
分譲住宅
給与住宅
(2)公共工事請負金額
12 月の公共工事請負金額は 488 億 2,700
万円で,前年同月比 41.3%の減少となり,2か
(%)
前年同月比
宮城県
東 北
全 国
80
60
40
月ぶりの減少となった。
20
0
発注主体別に前年同月比をみると,市町村
▲ 20
は 31.5%の減少となり,5か月連続の減少とな
▲ 40
▲ 60
った。国は 44.4%の減少となり,3か月連続の
金
減少となった。県は 2.4%の減少となり,5か月
(億円)
1,200
額 (宮城県)
ぶりの減少となった。
1,000
800
600
(資料:東日本建設業保証(株))
400
 数値データは 20 ページに掲載
200
0
12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
国
3 消
県
H28
市町村
独立行政法人等
地方公社
その他
費
(1)百貨店・スーパー販売額
(%)
前年同月比(全店舗,百貨店・スーパー計)
11 月の百貨店・スーパー販売額は 339 億円と
15
宮城県
なった。前年同月比でみると,全店舗比較は,
10
東 北
全 国
5
1.3%の減少となり,4か月連続の減少となった。
0
既存店比較は,1.8%の減少となり,9か月連続の
▲5
減少となった。
▲ 10
商品目別(全店舗比較)にみると,家具・家電・
▲ 15
家庭用品は 7.4%の減少となり,8か月連続の減
金
額 (宮城県)
(百億円)
少となった。衣料品は 2.3%の減少となり,10 か
5
月連続の減少となった。飲食料品は前年同水準
4
3
となった。
2
1
(資料:東北経済産業局)
 数値データは 21 ページに掲載
0
11 12 1
H26
- 4 -
2
3
4
5
6
7
H27
8
9 10 11 12 1
2
3
4
5
6
H28
7
8
9 10 11
(2)乗用車新車登録台数
前年同月比(普通車,小型車,軽自動車計)
宮城県
12 月の乗用車新車登録及び届出台数(普通乗
(%)
20
東 北
10
全 国
用車,小型乗用車,軽乗用自動車の合計)は
0
6,131 台で,前年同月比 5.4%の増加となり,2か
▲ 10
月連続の増加となった。
▲ 20
▲ 30
車 種 別 に 前 年同 月比 を み る と , 小 型 車 は
台
13.4%の増加となり,2か月連続の増加となった。
(千台)
数 (宮城県)
16
14
普通車は 5.1%の増加となり,9か月連続の増加
12
10
となった。軽自動車は 1.3%の減少となり,24 か月
8
6
連続の減少となった。
4
2
0
(資料:自動車販売協会連合会宮城県支部,
12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H28
H27
全国軽自動車協会連合会)
普通車
小型車
軽自動車
 数値データは 24 ページに掲載
4 物
価
○ 消費者物価指数
11 月の仙台市消費者物価指数のうち生鮮食
品を除く総合指数(平成 27 年=100)は 100.0
消費者物価指数
(H27=100)
で,前月比は 0.2%の上昇となった。食料(酒類
101.0
を除く)及びエネルギーを除く総合指数(同)は
100.6 で,前月比は前月同水準となった。総合指
100.0
数(同)は 100.4 で,前月比は 0.1%の上昇となっ
99.0
た。
前年同月比でみると,生鮮食料品を除く総合
指数(同)は 0.1%の低下となり,9か月連続の低
98.0
11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
H26
下となった。食料(酒類を除く)及びエネルギー
H27
H28
仙台市(総合指数)
を除く総合指数(同)は 0.2%の上昇となった。総
仙台市(生鮮食品を除く)
仙台市(食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く)
合指数(同)は 0.6%の上昇となった。
(資料:県統計課)
 数値データは 33 ページに掲載
- 5 -
全
国(総合指数)
全
国(生鮮食品を除く)
全
国(食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く)
5 雇
用
(1)求人倍率
11 月の有効求人倍率(季節調整値,新規学
(倍)
2.4
2.2
2.0
1.8
1.6
1.4
1.2
1.0
0.8
0.6
宮城県 新規
0.4
全 国 新規
0.2
0.0
6 7 8 9 10 11
求人倍率(季節調整済)
卒者除きパートタイム含む)は 1.47 倍で,前月を
0.04 ポイント下回り,2か月ぶりの低下となった。
新規求人倍率(同)は 2.23 倍で,前月を 0.04 ポ
イント上回り,2か月連続の上昇となった。
月間有効求人数及び新規求人数(新規学卒
宮城県 有効
者除きパートタイム含む)は,有効は前年同月比
2.4%の増加となり,3か月連続の増加となった。
新規は前年同月比 11.3%の上昇となり,2か月
全
11 12 1
2
3
H26
4
5
6
7
8
国 有効
9 10 11 12 1
2
3
4
5
H27
H28
ぶりの上昇となった。
新規求人数を産業別にみると,“製造業”や
“サービス業”などで増加,“生活関連サービス
業,娯楽業”などで減少となった。
(資料:宮城労働局)
 数値データは 29 ページに掲載
(2)所定外労働時間
前 年 同 月 比 (製造業30人以上,指数(H22=100)で算出)
11 月の所定外労働時間(製造業,事業所規
宮城県
模 30 人以上,1 人平均月間)は 18.9 時間で,
(%)
15
10
全国
5
前年同月比(指数)5.0%の上昇となり2か月
0
連続の上昇となった。
▲5
▲ 10
▲ 15
(資料:県統計課)
時 間 数 (宮城県,製造業30人以上)
 数値データは 31 ページに掲載
(時間)
25
20
15
10
5
0
11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
H26
- 6 -
H27
H28
(%)
20
前 年 同 月 比 (製造業30人以上,指数(H22=100)で算出)
(3)実質賃金指数
宮城県
15
全国
11 月の実質賃金指数(平成 22 年=100,現
10
金給与総額,製造業,事業所規模 30 人以上)
5
0
は 94.7 で,前年同月比 1.5%の低下となり,
▲5
3か月連続の低下となった。
▲ 10
(指数)
指 数 (宮城県,製造業30人以上)
(資料:県統計課)
250
 数値データは 31 ページに掲載
200
150
100
50
0
11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
H26
H27
H28
(4)雇用保険受給者実人員
前年同月比
(%)
10
11 月の雇用保険受給者実人員は 7,371 人
0
で,前年同月比 11.9%の減少となり,9か月連
▲ 10
続の減少となった。
▲ 20
宮城県
(資料:宮城労働局)
 数値データは 31 ページに掲載
▲ 30
全国
▲ 40
11 12 1
2
3
4
5
6
H26
7
8
9 10 11 12 1
2
3
H27
4
5
6
7
8
9 10 11
H28
6 企業倒産
12 月の企業倒産(負債総額 1,000 万円以上)
(%)
350
前 年 同 月 比 (件数)
は 11 件で,前年同月比で 37.5%の増加となり,
300
250
3か月連続の増加となった。
200
150
負債総額は16 億 900 万円で,前年同月比
100
50
135.6%の増加となり,2か月ぶりの増加となっ
0
▲ 50
た。
宮城県
大型倒産(負債総額 10 億円以上)は発生しな
東 北
全 国
▲ 100
(億円)
負 債 総 額 (宮城県)
80
かった。不況型倒産(販売不振,売掛金回収困
70
60
難,赤字累積,既往のシワ寄せ)の件数は9件と
50
40
なり,全体に占める構成比は 81.8%となった。
30
20
(資料:㈱東京商工リサーチ)
 数値データは 32 ページに掲載
10
0
12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
- 7 -
H27
H28
○指数:毎月変動する何らかの量や値を,比較の基準となる値に対する比率として表したもの。
(例)りんごの価格の指数を求めてみます。基準年を平成 22 年とします。平成 22 年のりんごの価格指数は 100 となります
(H22=100)。りんごの平成 22 年の平均価格が 30 円で,今月の価格が 31 円だった場合,今月のりんごの価格の指数
は,30 円=100 なので,比例計算で以下のとおり 103.3 となります。
(りんごの価格指数) 31 円÷30 円×100=103.3
○前月(期)比 :前月(期)からの変化率。
今月(期)の値から前月(期)の値を差し引いて,前月(期)の値で割ったもの。
足元の動き(前月(期)からの変化)を見るための目安となります。
○前年同月(期)比:昨年の同じ月(期)からの変化率。
今月(期)の値から昨年の同じ月(期)の値を差し引いて,昨年の同じ月(期)の値で割ったもの。
基調的な動き(変化方向)を見るための目安となります。季節性(天候,暦及び社会的慣習等により発生する1年を周期とす
る変動 例:季節による寒暖の差,2月等の月の日数,賞与)があるデータの場合,前月比で比較するよりも,前年同月比で比
較することにより,季節性を除去することができ,変化の方向性が見やすくなります。但し,1年前の値を基準としますので,
震災のように前年に特別な出来事により大きく増減した場合は,大きく変動します。
- 8 -
Ⅲ 宮城県景気動向指数(概要)
1 概 況
平成28年11月のCI(H22=100)は,先 行 指 数 122.8, 一 致 指 数 140.3 , 遅 行 指 数 160.9 となった。
先行指数は前月差で 7.1ポイント上昇し,3か月ぶりの上昇となった。
一致指数は前月差で 0.9ポイント下降し,2か月ぶりの下降となった。
遅行指数は前月差で 1.3ポイント下降し,2か月連続の下降となった。
2 景気動向指数(CI)の推移及び個別系列の寄与度
系
列
CI 先行指数
先
行
指
数
遅
行
指
数
6月
7月
8月
9月
10月
11月
114.2
115.9
123.3
116.8
115.7
122.8
前月差(ポイント)
-8.5
1.7
7.4
-6.5
-1.1
7.1
3か月後方移動平均
118.3
117.6
117.8
118.7
118.6
118.4
118.8
7か月後方移動平均
113.0
114.0
116.0
117.5
118.1
L1 新規求人数(学卒除く,パート)
-0.85
0.35
-0.16
0.45
-0.43
0.89
1
L2 投資財生産指数
-0.58
0.18
2.09
-1.04
0.60
-1.01
2
L3 生産財生産指数
-5.69
-2.72
4.95
-4.65
-4.25
1.74
3
L4 日経商品指数(42種)
-0.71
0.51
-0.29
0.12
0.88
2.53
4
L5 乗用車新車新規登録台数(軽含む)
-1.64
2.13
0.43
-2.39
1.27
2.78
5
L6 新設住宅着工床面積
-0.55
-0.09
-0.37
0.27
0.86
-1.48
6
L7 全銀貸出残高(前年同月比)
0.81
0.36
-0.19
-0.45
-0.73
0.68
7
L8 中小企業業界景況感(前年同月比)
-0.39
0.11
0.15
0.39
0.11
0.39
8
一致トレンド成分
1.11
0.89
0.86
0.78
0.53
0.58
140.3
143.0
140.6
147.3
139.3
141.2
前月差(ポイント)
-5.0
-2.4
6.7
-8.0
1.9
-0.9
3か月後方移動平均
145.2
143.9
143.6
142.4
142.6
140.3
CI 一致指数
一
致
指
数
(H 22=100)
平成28年
名
7か月後方移動平均
139.2
140.5
142.4
143.2
143.4
142.8
C1 所定外労働時間指数(調査産業計)
-3.64
-0.60
2.36
-2.36
2.59
-0.24
1
C2 有効求人倍率(合計)
-0.60
-1.13
0.17
-2.29
1.92
-2.34
2
C3 実質定期給与指数(製造業)
0.86
-0.82
-0.33
0.13
-0.48
-0.07
3
C4 鉱工業生産指数
-4.26
-1.37
5.80
-3.64
-2.65
0.35
4
C5 百貨店・スーパー販売額(前年同月比)
0.40
1.11
-1.33
-1.08
1.64
-0.56
5
C6 輸入通関実績
2.27
0.38
0.08
1.27
-1.19
1.95
6
CI 遅行指数
174.2
157.1
162.4
167.4
162.2
160.9
前月差(ポイント)
-0.3
-17.1
5.3
5.0
-5.2
-1.3
3か月後方移動平均
169.1
168.6
164.6
162.3
164.0
163.5
7か月後方移動平均
166.4
165.4
165.4
165.7
165.2
165.5
Lg1 離職者数(事業主都合)〔逆〕
0.07
0.87
4.62
-3.31
0.39
-0.61
1
Lg2 雇用保険受給者実人員〔逆〕
-3.29
0.53
-1.47
1.33
-3.80
1.39
2
Lg3 消費者物価指数(仙台市,前年同月比)
1.37
-1.98
0.08
4.72
0.60
-1.38
3
Lg4 勤労者世帯消費支出(仙台市,前年同月比)
3.81
-7.02
4.14
-1.18
0.03
-2.55
4
Lg5 営業倉庫保管残高
2.01
-1.01
-11.86
1.51
-3.22
0.42
5
Lg6 法人事業税調定額
-5.99
-9.70
8.61
0.86
-0.01
0.65
6
1.64
1.28
1.14
1.08
0.75
0.79
一致トレンド成分
(注) 〔逆〕は逆サイクル系列を表す。
3 景気動向指数(CI)一致指数グラフ
景気の山
20.2
160
景気の谷
21.3
(H22=100)
140
120
100
80
60
平成17
18
19
20
21
22
景気後退期
23
24
一致指数
25
26
3か月後方移動平均
- 9 -
27
28
(年)
7か月後方移動平均
Ⅳ 全国・東北等の景況
1 全国の景況
月例経済報告 (内閣府)
1月 23 日
[ http://www.cao.go.jp/ ]
景気は、一部に改善の遅れもみられるが、緩やかな回復基調が続いている。
・個人消費は、持ち直しの動きがみられる。
・設備投資は、持ち直しの動きに足踏みがみられる。
・輸出は、持ち直しの動きがみられる。
・生産は、持ち直している。
・企業収益は、高い水準にあるものの、改善に足踏みがみられる。企業の業況判断は、緩やかに改善してい
る。
・雇用情勢は、改善している。
・消費者物価は、横ばいとなっている。
先行きについては、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やか
に回復していくことが期待される。ただし、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響
に留意する必要がある。
経済・物価情勢の展望―展望レポート― (日本銀行) 1月 31 日
[ http://www.boj.or.jp/ ]
わが国の景気は、緩やかな回復基調を続けている。海外経済は、新興国の一部に弱さが残るもの
の、緩やかな成長が続いている。そうしたもとで、輸出は持ち直している。国内需要の面では、企業
収益が高水準で推移し、業況感も幾分改善するなかで、設備投資は緩やかな増加基調にある。また、
雇用・所得環境の着実な改善を背景に、個人消費は底堅く推移しているほか、住宅投資も持ち直しを
続けている。この間、公共投資は横ばい圏内の動きとなっている。以上の内外需要の緩やかな増加に
加え、在庫調整の進捗を反映して、鉱工業生産は持ち直している。わが国の金融環境は、きわめて緩
和した状態にある。物価面では、消費者物価(除く生鮮食品、以下同じ)の前年比は、0%程度とな
っている。予想物価上昇率は、弱含みの局面が続いている。
先行きのわが国経済は、緩やかな拡大に転じていくとみられる。まず国内需要は、きわめて緩和的
な金融環境や政府の大型経済対策による財政支出などを背景に、企業・家計の両部門において所得か
ら支出への前向きの循環メカニズムが持続するもとで、増加基調をたどると考えられる。
- 10 -
2 東北の景況
管内(東北6県)の経済動向 (東北経済産業局) 1月 17 日
[http://www.tohoku.meti.go.jp/ ]
~一部に弱い動きがみられるものの、緩やかに持ち直している~
・鉱工業生産:緩やかな持ち直しの動きとなっている
・個 人 消 費:足踏み状態となっている
・住 宅 着 工:復興需要に支えられ引き続き高水準にある
・公 共 投 資:復興事業により引き続き高水準にある
・設 備 投 資:緩やかに持ち直している
・雇
用:改善している
・企 業 倒 産:小康状態が続いている
経済の動き (日本銀行仙台支店) 1月 23 日
[ http://www3.boj.or.jp/sendai/ ]
東北地域の景気は、緩やかな回復基調を続けている。
最終需要の動向をみると、公共投資は、震災復旧関連工事を主体に、高水準で推移している
ほか、設備投資は、緩やかに増加している。また、個人消費は、底堅く推移しており、住宅投
資は、高水準で推移している。生産は、緩やかに持ち直している。こうした中、雇用・所得環
境は、改善している。消費者物価(除く生鮮食品)は、エネルギー価格の下落から、前年を下
回った。
地域経済報告―さくらレポート― (日本銀行) 1月 16 日
[ http://www.boj.or.jp/research/brp/rer/index.htm/ ]
東北地域の景気は、緩やかな回復基調を続けている。
最終需要の動向をみると、公共投資は、震災復旧関連工事を主体に、高水準で推移している
ほか、設備投資は、緩やかに増加している。また、個人消費は、底堅く推移しており、住宅投
資は、高水準で推移している。生産は、緩やかに持ち直している。こうした中、雇用・所得環
境は、改善している。消費者物価(除く生鮮食品)は、エネルギー価格の下落から、前年を下
回っている。
この間、企業の業況感は、横ばいとなっている。
- 11 -
3 宮城県の景況
宮城県経済の動き (七十七銀行) 1月 25 日
[http://www.77bank.co.jp ]
最近の県内景況をみると、震災復興需要がピークアウトしており、一部に弱い動きがみられ
るものの、経済活動は総じて高水準で推移しており、基調としては緩やかに回復している。
生産は一部に弱めの動きが残存するが、全体では持ち直しに向けた動きがみられる。需要
面の動きをみると、住宅投資は震災に伴う建替需要の反動などにより減少しているが、高めの
水準で推移している。公共投資は震災復旧工事を中心に減少基調となっているが、なお高水準
で推移している。個人消費は総じて底堅く推移しているものの、一部に弱めの動きがみられ
る。雇用情勢は総じて改善している一方、一部で人手不足が企業経営の重しとなっている。
- 12 -
- 13 -