を 服用される患者さんへ 監修:国立循環器病センター 名誉総長 山口武典 先生 医師名・薬剤師名 施設名 SAJP.CLO.16.11.2721 2016年11月作成 服用中、特に気をつけてほしいこと プラビックスは血栓をできにくくして 再発を防ぐためのお薬です。 1 特に飲みはじめの2ヵ月間は、まれに肝障害や血液 障害などの副作用が起きることがあります。定期的 に医師の診察を受け、血液検査など、医師の指示 に従ってください。 プラビックスは、血管の中で血栓(血のかたまり) ができやすくなっている状態を改善し、血液の流れ をスムーズにするお薬です。 いったん脳梗塞をおこした患者さんは、血栓が できやすい(血が固まりやすい)状態にあるので、 再発する危険性が高くなっています。再発すると 病状がさらに悪化することが多いので再発を防ぐ ための治療がとても大切です。 2 抜歯、手術などの際に血が止まりにくくなったり、 他の薬との飲みあわせにより作用の強さが変わった りする場合があるので、他の病院・診療科を受診 する場合は、このお薬を飲んでいることを医師に お話しください。 1 2 3 このお薬を飲んで、いつもと違う以下のような症状 に 気 が つ いたら、ただちに医 師または薬 剤 師に 連絡し、指示に従ってください。 ● 皮膚の症状 ● 出血 ぶつぶつがでる、皮膚が黄色 鼻や歯ぐきから出血する。 くなる、紫色や赤色のあざが できる、皮膚の広い範囲が赤く なる、くちびるがただれる。 ● 眼の症状 ● 便の変化 白眼が黄色くなる、 便が茶色っぽくなる、 眼が充血する。 便に血が混じる。 ● 気分が悪い ● かぜのような症状 強い疲労感を感じる、はきけが 熱が出る (37℃以上)、 する、食欲がなくなる、おなか さむけがする、のどが痛む。 が張る、うとうとする、意識が 低下する。 3 4 4 プラビックスを飲み忘れた時は、原則的に気がつい たらすぐに飲んでください。次の服用時間が近い 場合には1回分とばし、次からまた時間通りに飲ん でください※。症状が変わったり、不安になった場 合は、医師または薬剤師に相談しましょう。 ※空腹時は避けることが望ましい 5 症状が軽くなったように感じても、医師の指示が ある間は服用を続けましょう。自分の判断でお薬を 飲むのをやめたり、お薬の量を減らしたりすると、 再発することがあります。医師が指示しない限りは、 きちんと服用を続けましょう。 このお薬の剤形と服用時の注意 プラビックスは、75mg錠と25mg錠の2つの剤形があります。 錠75mg 錠25mg (実物大) (実物大) 本体表示:プラビックス75 本体表示:プラビックス25 表 表 裏 裏 ● 医師・薬剤師の指示を守って、服用してください。 ● 錠剤はPTPシートから取り出して服用してください。 5 6
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