CubePDF ユーザーズマニュアル 2017.1.27 第 12 版 1 1. PDF への変換手順 CubePDF はプリンターとしてインストールされます。そのため、「印刷」ボタンのある アプリケーションであればどれでも、次の 3 ステップで PDF へ変換することができます。 1. PDF 化したいものを適当なアプリケーションで表示し、「印刷」を選択します。 例えば、Microsoft Edge で表示した Web ページを PDF 化する場合は下図のようになります。 2. 利⽤できるプリンターの一覧から「CubePDF」を選択し、「印刷」ボタンをクリックします。 2 3. 下図のような CubePDF のメイン画面が表示されます。 保存場所(出⼒ファイル)や各種設定を確認し「変換」ボタンをクリックして下さい。 尚、指定した名前の PDF ファイルが既に存在する場合、既存のPDFファイルに結合する事も できます。ただし、結合先の PDF ファイルにパスワードによるセキュリティが設定されている 場合は、「セキュリティ」タブで同じパスワードを設定した場合のみ結合する事ができます。 既存の PDF ファイルに対する指定方法は、次の 4 通りです。 上書き … 既存の PDF ファイルを新しい PDF ファイルで上書きします。 先頭に結合 … 既存の PDF ファイルの先頭に、変換内容を結合します。 末尾に結合 … 既存の PDF ファイルの末尾に、変換内容を結合します。 リネーム … sample (2).pdf のように自動的に別のファイル名で保存します。 基本的な PDF の操作方法は以上です。詳細設定については、次章に記載します。 3 2. CubePDF の設定 2–1 一般 CubePDF は、PDF 形式以外のファイルにも変換する事ができます。PDF 形式以外のファイルに変換したい 場合は、「ファイルタイプ」コンボボックスの中から変換したい形式を選択して下さい。 また、PDF 形式の場合、PDF のバージョンを選択することができます。PDF のバージョンを変更する 場合は、「PDF バージョン」のコンボボックスの中から必要な項目を選択して下さい。 解像度の項目は、主にダウンサンプリング(ファイルサイズの圧縮)のために使⽤されます。 そのため、元のデータ以上の解像度を設定しても、品質やファイルサイズ等が変化しない場合があります。 4 2–2 文書プロパティ ファイルタイプで PDF を選択した場合、タイトルや作成者などの情報を登録する事ができます。 尚、この情報の⼊⼒を省略した場合、CubePDF は、タイトル、作成者、サブタイトル、キーワードの 全ての情報を空欄にした状態で PDF ファイルを作成します。 ここで登録した情報は、Adobe Reader 等の PDF 閲覧ソフトの「PDF のプロパティ」画面で閲覧する事が できます。 5 2-3 セキュリティ ファイルタイプで PDF を選択した場合、作成された PDF ファイルにパスワードを設定する事ができます。 パスワードを設定する場合は、まず、「パスワードによるセキュリティを設定する」をチェックし、 「編集パスワード(オーナーパスワード)」および「パスワードの確認」欄に、同じパスワードを 2 回 ⼊⼒してください。 次に、「操作」の項目で、ユーザに許可・制限する操作を指定します。 この時、「PDF ファイルを開く際にパスワードを要求する」の項目をチェックした場合は 「閲覧パスワード(ユーザーパスワード)」の設定が必要となります。 閲覧パスワードに関しては、初期設定では編集パスワードと同じパスワードを使⽤します。 編集パスワードと異なるパスワードを設定する場合、「閲覧専⽤のパスワードを設定する」を チェックし、その下の「閲覧パスワード」および「パスワードの確認」の項目に、同じパスワードを 2 回⼊⼒して下さい。 注意︓編集パスワードと閲覧パスワードを共有した場合、印刷やコピー操作等の制限が正常に 機能しない事があります。「PDF ファイルを開く際にパスワードを要求する」の項目を 有効にする場合は、閲覧パスワードに編集パスワードとは異なるものを設定するか、 全ての操作を許可して下さい。 6 2–4 詳細設定 「ページの向き」では、変換後のファイルの向きを設定する事ができます。 設定可能な項目は以下の通りです。 縦・横 … 全てのページを縦、または横方向に揃えます。 自動 … ファイルタイプで PDF を選択した場合のみ有効な設定です。 元ファイルの各ページの向きを保持します。尚、ファイルタイプが PDF 以外の場合は、 縦を選択した時と同様の挙動となります。 オプションは以下の通りです。 フォントの埋め込み … フォントの埋め込みを⾏うと、文章中で使⽤しているフォントが インストールされていないパソコンでも表示できる PDF を作成する事ができます。 ただし、その分だけファイルサイズは大きくなります。 ※ 現在、フォントの埋め込みを⾏わない場合に文字化けが発⽣する不都合が確認されている ため、強制的にフォントの埋め込みを⾏うように設定されています。 グレースケール …全て⽩⿊の状態で変換されます。 PDF の画像を圧縮する … PDF 中に埋め込まれている画像をJPEG 形式で圧縮します。 Web 表示用に最適化 … Web ページ等からダウンロード中でも、ダウンロードの完了した 部分を先に表示する事ができるような形に最適化されます。 注意︓このオプションはセキュリティ(パスワード)と同時に使⽤する事はできません。 「起動時にアップデートを確認する」の項目を有効にすると、CubePDF がバージョンアップされた際に、 パソコンの右下に通知されます。アップデートの確認は、1 日 1 回、パソコンの起動時、または CubePDF の起動時に⾏われます。 ポストプロセスでは、変換後の処理を選択する事ができます。 開く … ファイルタイプで指定したファイルに関連付けられたアプリケーションを⽤いて、 変換されたファイルを開きます。 フォルダを開く …ファイルを保存したフォルダを開きます。 ユーザープログラム … 任意のプログラムを実⾏する事ができます。 詳細については、「3. 他のアプリケーションとの連携」 を参照下さい。 何もしない … 変換終了後には、何も処理を⾏いません。 7 2-5 設定の保存 CubePDF のメイン画面において「文書プロパティ」と「セキュリティ」 以外の項目を変更した場合、 左下の「設定を保存」ボタンがクリック可能な状態になります。 ※「文書プロパティ」 と 「セキュリティ」 タブの各種項目は、設定を保存機能の対象外です。 この時に 「設定を保存」 ボタンをクリックすると、その時点の各種設定情報が保存されます。 これらは、次回以降の CubePDF 起動時における各種設定の初期状態として使⽤されます。 2-6 バージョン情報の確認 CubePDF のバージョン情報は、メイン画面のヘッダタイトルに記載されています。 また、上部のロゴ画像をクリックする事により、さらに詳細な情報を閲覧する事ができます。 8 3. 他のアプリケーションとの連携 ポストプロセスは、通常は詳細設定タブにあり、「開く」、「何もしない」のみ選択する事ができます。 アドバンスモードを適⽤すると「ポストプロセス」が「詳細設定」から「一般設定」に移動し、 「ポストプロセス」の一覧に「ユーザープログラム」が追加されます。これにより、他の アプリケーションと連携することが可能になります。 アドバンスモードを適⽤にするには、CubePDF のインストールフォルダにある adovence.reg を 実⾏して下さい。 9 4. CubePDFのアンインストール CubePDF をアンインストールするには、「コントロールパネル」の「プログラムのアンインストール」を 選択します。 表示される画面で、CubePDF のアイコンを選択し「アンインストール」をクリックします。 すると、下の画面が表示されるので、「はい」をクリックします。 10
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