山口市市民活動促進事業交付金検討部会 山口市市民活動促進事業交付金検討部会中間報告 部会中間報告 1.検討部会での意見の整理について 第1回を4月13日、第2回を5月25日に開催したところであり、その意見を整理すると下記のとおりである。 交付金の目的や対象者が不明瞭である等、山口市として市民活動の促進及び、市民団体の育成の方 向性が不明確である。 山口市市民活動支援センター「さぽらんて」との役割分担・連携が不十分である。 「さぽらんて」の機能を充実させていくとともに、場所の移転やサテライト設置等、広域的な支援についても 検討する必要がある。 市民団体の成熟段階に応じた支援方法の検討が必要である。 金銭面の支援については交付金以外にもいろいろあるので、人材育成等お金をかけずにやれる支援方法 の検討も必要である。 成熟した市民団体においても、高齢化によりマネジメントが難しくなったり、後継者育成等の新たな問題が 生じていることから、新たな支援の検討が必要である。 高校生も地域を身近に感じており、地域に入ってできるボランティアをやりたいという意見もあることから、 高校生や大学生が地域に入りやすいような環境をつくる必要がある。 大学生がいると中高生の吸引力となるので、大学生のボランティアコーディネーターが「さぽらんて」にいる とよい。 大学生も地域の人と交流ができるような場所を求めている。 市民活動においても、企業と協働することも必要なると考えられるので、市に仲介してもらい、企業にプロ ボノやボランティア募集等を依頼できるような仕組みを考えるとよい。 市としての市民活動の促進、及び市民団体の育成についての方向性を示すべき 2.今後の方向性について 検討部会での意見を踏まえ、下記の点を中心に、今後は、(仮称)第2次協働推進プラン策定の中において 検討し、市としての市民活動の促進及び支援、市民活動団体の育成についての方向性を示すこととする。 検討部会においても、引き続きこの方向性について検討していくこととする。 1.山口市としての市民活動促進及び支援の方向性についての整理 ⇒市民活動の現状を踏まえ、市としての市民活動の促進・支援のあり方について方針を決定する。 2.市民活動推進に向けた「さぽらんて」との連携及「さぽらんて」の機能強化の検討 ⇒「さぽらんて」との役割の整理及び機能強化、庁内での情報提供や庁内及び地域へのマッチングの強化、 中・高・大学生ボランティア推進策の検討等 3.市民活動団体の育成支援、運営基盤強化及び人材育成を踏まえた、新たな支援策の検討 ⇒市民団体の成熟段階に応じた交付金制度の構築、寄付制度の充実(基金創設、クラウドファンディング)、 収益事業に係る法人市民税の減免の検討等
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