平成 28 年度 世田谷美術館友の会 『美 術 講 座』 「フィレンツェのサンタ・クローチェ教会 大礼拝堂壁画の修復」 上記礼拝堂に描かれた 14 世紀のフレスコ壁画の日伊共同修復プロジェクトを統括 した宮下教授に講演いただきます。 講 師:宮下孝晴 氏(金沢大学名誉教授) 日 時:平成 29 年 3 月 3 日(金) 14:00~15:30 場 所:世田谷美術館 1F 講堂 参加費:800 円 申込方法:往復はがきに、①講座名 ②氏名 ④連絡先、 ③友の会の方は会員番号を明 記して、下記友の会事務局宛にお申込下さい。 〒157-0075 世田谷区砧公園 1-2 ※ 会員以外の方も、ご参加いただけます。 <講師略歴> 1949 年、東京都生まれ。東京学芸大学卒業後、渡伊。1973 年~84 年まで 11 年間イタリア在住。 フィレンツェ大学卒業。専門は、イタリア中世・ルネサンス美術史。1984 年に帰国、金沢大学助教授・教授を経て、現在は金沢大学名誉 教授、金沢大学国際文化資源学研究センター客員教授、石川県文化財保護審議会委員、文化庁「古墳壁画の保存活用に関 する検討会」委員。1999 年 NHK テレビ人間講座「フィレンツェ・美の謎空間 フレスコ壁画への旅」講師。2004 年~13 年まで、フィレン ツェのサンタ・クローチェ教会大礼拝堂に描かれた 14 世紀のフレスコ壁画「聖十字架物語」などの日伊共同修復プロジェクトを統括。2010 年~15 年まで、金沢大学フレスコ壁画研究センター長として日伊共同プロジェクト「南イタリアの洞窟教会に描かれた中世壁画群の調査 研究」を統括。2009 年、イタリア共和国より「イタリア連帯の星勲章 カヴァリエーレ(騎士)章」受章。主著に『フィレンツェ美術散歩』(新 潮社)、『宮下孝晴の徹底イタリア美術案内(全 5 巻)』(美術出版社)、『ルネサンスの画家ポントルモの日記』(共著 白水社)、 『フレスコ画のルネサンス』(NHK 出版)、『メディチ家 12 の至宝をめぐる旅』(アスキー新書)、『歴史学事典(第8巻)』(共著 弘文 堂)、“Agnolo Gaddi and the Cappella Maggiore in S.Croce in Florence”(共著 Silvana 社 Milano) <問合せ>世田谷美術館友の会 ℡03-3416-0607 http://setabi-tomonokai.jp/ 主催:世田谷美術館友の会 後援:世田谷美術館 〈修復の様子〉 ▲修復前の大礼拝堂 ▲修復用の足場が建設された大礼拝堂 ◄パック法による広範囲の洗浄 ▼主要画面は段階的パック法で ◄ ▲天井ヴォールトでの洗浄テスト 亀裂内部の汚れを除去► ▼壁画面に入った亀裂 ▼パック法で汚れを浮かせる
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