Activity 活動報告 環境部 「ITソリューションによる温暖化対策貢献」を発行 ITソリューションを通じた各種分野における2030年 の温室効果ガス排出削減ポテンシャルを定量的に試算 し、会員各社の削減事例と併せて「ITソリューションに よる温暖化対策貢献」としてまとめ、発行しました。 背景 2015年12月、 国 連 気 候 変 動 枠 組 条 約 第21回 締 約 国 会議(COP21 )において、新しい温暖化対策の国際枠組 み「パリ協定」が採択されました( 2016年11月発効)。 刊行物のご案内 日 本 政 府 に お い て は、2016年5月 に「 地 球 温 暖 化 対 策計画」が閣議決定され、温室効果ガスを2030年度に ITソリューションによる 温暖化対策貢献 2013年度比で26%削減するという中期目標の達成に向 冊子をご希望の方は、下記までご連 絡ください。 けて取り組むこととしており、産業界に対しては温暖化 全ページPDFをダウンロードできま 防止に向けた世界規模での貢献を果たしていくことが期 また、JEITA環境委員会サイトより すのでご活用ください。 待されています。 こ う し た 中、JEITA会 員 企 業 のITソ リ ュ ー シ ョ ン は、 ■ お問い合わせ先:JEITA環境部 国内外の幅広い分野の温室効果ガス排出削減に大きく貢 TEL:03-5218-1054 ■ JEITA環境委員会サイト 献できるポテンシャルを持っています。 http://home.jeita.or.jp/eps/20161128.htm 【ITソリューションによる2030年の スマート・コミュニティのCO2 削減ポテンシャル】 【ITソリューションによる2030年の世界における 部門別CO2 削減ポテンシャル】 億t−CO2 28∼60 60 50 世界 全体 黒字:最小値 赤字:最大値 億t−CO2 1.5 1.5 日本 37∼79億t-CO2 5.0 0.2∼ 1.1億t-CO2 1.1 40 1.0 30 2.9∼6.3億t-CO2 20 10 0 07 0.89 このうち、 日系ベンダーによる削減は 0.5 2.5∼5.3 産業部門 2.2∼4.6 業務部門 3.5∼7.6 0.20 0.17 0.74∼1.5 家庭部門 運輸部門 エネルギー 転換部門 0 日本 米国 中国 今 回、JEITA環 境 委 員 会 で は、 グ リ ー ンIT委 員 会 の 試算結果を掲載しています(下図)。 第2章スマート・コミュニティにおける温室効果ガス削減事例 協力・支援を頂きながら、ITソリューションを通じた各 種分野における2030年の温室効果ガス排出削減ポテン 会員各社のITソリューションによるスマート・コミュ シャルを定量的に試算するとともに、会員各社の具体的 ニ テ ィ に お け る 温 室 効 果 ガ ス 削 減 事 例 を、CEMS、 な削減事例と併せて冊子にまとめました。今後、JEITA HEMS、BEMS、FEMS、交通マネジメント、クリーン 会員企業による温室効果ガス排出削減への貢献を示す エネルギー、充電ステーションなどに分けて紹介してい ツールとして活用していきます。 ます。 第3章農林畜産分野における温室効果ガス削減事例 概要 近年、農林畜産分野において、自動走行トラクターや 第1章ITソリューションによる温暖化対策貢献 生産管理システムなどのITソリューション活用による省 ITソリューションによる2030年における温室効果ガ エネや作業の効率化、施肥の適正化などをめざす取り組 ス削減ポテンシャルを「部門別(産業部門・業務部門・家 みが始まっています。 庭部門・運輸部門・エネルギー転換部門)」、「スマート・コ 会員各社のITソリューションによる農林畜産分野にお ミュニティ」、「農林畜産分野」の3つの切り口で調査し、 ける温室効果ガス削減事例を紹介しています。 【ITソリューションによる2030年の世界における 農林畜産分野のGHG削減ポテンシャル】 ■黒字:最小値 ■赤字:最大値 5ヵ国計 1.2∼ 7.1億t-CO2 ■ 家畜 ■ 農作物 億t−CO2 世界 全体 15 12.6 4.3 20億t-CO2 先進国 このうち、 日系ベンダーによる 削減は 7.4 8.3 3.5 0.10∼ 0.57億t-CO2 このうち、 日系ベンダーによる削減は 5 0.42 3.9 0.074 英国 0.012 0.10 ブラジル 0.014 0.0029 インド 7.4億t-CO2 途上国 12.6億t-CO2 10 1.6億t-CO2 ※日系ITベンダー 途上国 1.01億t-CO 2 「電子情報産業の 先進国 0.59億t-CO 2 のシェアは、JEITA 世界生産見通し 0 (2015年12月)」を 先進国 途上国 (ロシア含む)(ブラジル、インド、中国含む) もとに8%と仮定。 その他、前提条件等 の詳細は冊子参照。 08
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