マレーシア 本市の基幹産業である農業のさらなる発展を目指し、深 川産米をはじめとする農産物の海外販路開拓に向けた 取り組みを行っています。昨年度のイタリアでの調査に引 き続き、本年度は東南アジアを訪問し、現地調査を行い ました。今月はその内容をお知らせします。 目 的 ❖ 国内では、少子高齢化の進行など を 背 景に、コメの消 費が 減 少 傾 向に あり、本市の水田農業の持続的な発 展には、有望な市場の開拓に向けた 取り組みが重要となっています。この ため、市とJ Aきたそらちでは、深 川 産 米の 海 外 販 路 開 拓に 向けて 「市 月 日か ら 農産物等海外マーケティング調査実 行 委 員 会 」を 組 織し、 日までの4日間、東南アジアを山 下市長と長野市議会議長、JAきた そらち 早 崎 組 合 長 ら6人で 訪 問 し、 調査を行いました。 調査対象地は人口の増加や経済発 展に伴い富裕層・中間層が増え、日 本からのコメの輸 出 量も 少 な く、さ らには 外 食 需 要 が 高まっているベト ナムとマレーシアを選定しました。 ❖ 概 要 調査では、コメを主体とした農産 物の 検 査 会 社やコメの 生 産・ 販 売・ 輸入会社の他、日本産米を販売して いるスーパー を 訪 問し、 視 察や 意 見 交 換 を 行いまし た。 そして、 それ ぞ れの国でコメの生 産 状 況、 輸 出 入の 状況、日本産米に対する現地のニー ズ、販売価格の状況などの情報を収 集しました。 東南アジアに 深川産米を ◀スーパーに並ぶ現地米 販売が増加してます。スーパーでも、 を 扱 う 高 級レスト ランや 富 裕 層への また、日本からの輸入米は、日本食 ト ランや 中 間 層に 需 要 が あ り ま す。 本 産 米には 及びませんが、 すしレス ポニカ米を栽培しており、品質は日 の 可 能 性 は 大いにあ り ま す。 今 後、 販 売 な ど、 東 南アジアへの販 路 開 拓 人 を タ ー ゲット とし たスーパーでの スト ランの他、 富 裕 層や 駐 在の日 本 を生かし、増加傾向にある日本食レ 込まれま す。 深 川 産 米の品 質の良さ 両 国 とも 日 本 食の人 気が高まって おり、日本産米のさらなる需要が見 実現に向けて 日 本からの輸 入 米 を 販 売していま す JAきたそらちと連携しながら、深 が、 価 格 は 現 地のコメ と 比べ、 約2 川産米の海外販路開拓の実現に向け ❖ ◀スーパーに並ぶ日本産米 ですが、 日 本 産 米 と同じ 種 類のジャ ポニカ 米 も 流 通 していま す。ベト ナ 倍か ら4倍 と 高い価 格 設 定になって て、引き続き具体的な検証を進めて ムでは、 日 本 企 業の現 地 法 人がジャ います。 いきます。 ▶販売店のインディカ米を視察 農政課農政係 ☎ 26-2255 問合先 26 コメが主 食である 両 国では、 粘 り が少 な く 細 長いインディカ 米が主 流 社との意見交換 10 ▼マレーシアのスーパーとの意 見交換 ▼ベトナムのコメ生産・販売会 29 ベトナム ~海外販路開拓~ 2
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