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「火薬類取締法許認可等審査基準(案)
」等の制定
に関する意見の募集について
戦後復興期の大型インフラ整備により、昭和 20 年代半ばから 40 年ご
ろには、火薬が大量に消費され、神奈川県においても、事故が多発してい
ました。そこで、火薬業界と一体となり、神奈川県独自の基準等を定め、
県民の皆様の安全を確保してまいりました。
こうした中、4年後の東京オリンピック・パラリンピックを控え、テロ
等の反社会勢力による火薬の不正使用など、火薬の取扱いは、今後、より
一層の安全配慮が求められます。
そこで、今まで定めていた基準を踏まえ、より充実した「火薬類取締法
許認可等審査基準」、「煙火消費における保安距離の基準」として定める
ため、県民の皆様や火薬業界の皆様からのご意見を募集いたします。
意見募集の概要
1
意見募集期間
平成 29 年2月3日(金曜日) から 平成 29 年3月6日(月曜日) まで
2
意見提出方法
添付の記入用紙をご利用いただき、郵送またはファクシミリでお送りいただくか、
インターネットから「お問い合わせフォーム」を利用してお送りください。
①
郵
送:〒231-8588
神奈川県 安全防災局 安全防災部 工業保安課 宛て
※
所在地の記載は省略できます。意見募集期間最終日に必着とします。
②
ファクシミリ:045(210)8830
③
インターネット:工業保安課ホームページの「お問い合わせフォーム」をご利用ください。
https://cgi.pref.kanagawa.jp/ques/questionnaire.php?openid=1180546080
3
改正案の公表方法
改正案の詳細は、県政情報センターまたは各地域県政情報コーナーにおいて閲覧
できるほか、次のホームページでもご覧になれます。
http://www.pref.kanagawa.jp/pub/p1080374.html
4
問い合わせ先
神奈川県 安全防災局 安全防災部 工業保安課 火薬電気グループ
電 話:045(210)3475(直通)
1
火薬類取締法許認可等審査基準(案)等の制定について
今回、皆様のご意⾒を募集する「⽕薬類取締法許認可等審査基準」等は、⽕薬を取扱う際に、
神奈川県が従来から指導してきた基準を改めて明⽂化したもので
神奈川県が従来から指導してきた基準を改めて明⽂化したものです。⽕薬の不正使⽤や安全を
⽕薬の不正使⽤や安全を
確保するため、⽕薬を保管する「⽕薬庫」への基準や「花⽕⼤会」での観客との距離などを
定めています。
○
火薬類取締法許認可等審査
火薬類取締法許認可等審査基準の主なものについて
火薬庫への自動通報装置の
の設置
火薬庫で非常事態が発生した場合、その情報を迅速に知ることは、盗難対策として
火薬庫で非常事態が発生した場合、その情報を迅速に知ること
盗難対策として非常に
重要です。
そこで、全ての火薬庫(※)に、非常事態の発生情報を火薬庫の管理人等に自動で伝える自
を火薬庫の管理人等に自動で伝える自
動通報装置の設置を求めます。
県の基準
自動通報装置
法律等での基準
全ての火薬庫(※)で設置すること
規定なし
(※)がん具煙火(おもちゃ花火)貯蔵庫
がん具煙火(おもちゃ花火)貯蔵庫、導火線庫を除く
!!!
火薬庫
二級火薬庫の構造等の強化基準
強化基準
二級火薬庫は、土木工事等で一時的に使用される火薬庫ですが、相当量の火薬を保管する
ことができます。
そこで、二級火薬庫を設置する場合
そこで、二級火薬庫を設置する場合は、その構造や壁などの基準を一級火薬庫と同様とし、
一級火薬庫と同様とし、
火薬の盗難を防ぐ構造とすることを求めます。
構造
壁の厚さ
県の基準
・鉄筋コンクリート造、レンガ造、
コンクリートブロック造又は石造
・基礎は堅ろうなものとすること
・鉄筋コンクリート造:
・鉄筋コンクリート造:15cm以上
(または)
・レンガ造、コンクリートブロック
造又は石造:
造又は石造:20cm以上
法律等での基準
鉄筋コンクリート造、コンクリート
ブロック造⼜はこれと同程度に盗
難・火災を防ぎ得る構造
・鉄筋コンクリート造:
・鉄筋コンクリート造:10cm以上
(または)
・コンクリートブロック造:
・コンクリートブロック造:12cm
以上
(または)
・鉄板:2mm以上
以上
火薬庫
盗難に強い火薬庫
を設置します。
2
花火大会(煙火消費)での事故
事故の未然防止
近年、県内外の花火大会において、火災や事故が相次いで発生しています。
そこで、花火大会での作業ミスなど、将来的な
花火大会での作業ミスなど、将来的な花火大会での事故を未然に防止するため、
事故を未然に防止するため、
事故発生の有無にかかわらず、煙火消費の終了後に、速やかに報告を行なうことを求めます。
煙火消費の報告
県の規定
事故発生の有無に関わらず、
事故発生の有無に関わらず、花火
大会後、速やかに知事に報告する
こと
法律等での規定
事故が発生した場合、知事は
事故が発生した場合、知事は報告
をさせることができる
報 告
○
煙⽕消費における保安距離の基準の
煙⽕消費における保安距離の基準の主なものについて
花火大会(煙火消費)の保安距離
保安距離
花火大会の花火はとても華やかですが、火薬の爆発という危険
の花火はとても華やかですが、火薬の爆発という危険を伴い
を伴いますので、観客の安
全を第一に考える必要があります。
そこで、全国でも厳しい基準
も厳しい基準を定め、打ち揚げ場所と観客の間に十分な距離を確保し、花
打ち揚げ場所と観客の間に十分な距離を確保し、花
火大会における観客の安全・安心を確保し
・安心を確保します。
県の規定
煙火消費の
保安距離
法律等での規定
具体的な距離を定める
(例)
1尺玉(直径
直径30cm) 300m以上
2尺玉(直径
直径60cm) 400m以上
具体的な距離を定めていない
1尺玉の花火を
打ち揚げる場合
300
300m以上の距離
1尺玉
3
「火薬類取締法許認可等審査基準(案)」等の制定に関するご
意見
(ご意見の募集期間
平成29年2月3日(金)から3月6日(月)まで)
【ご意見】
※
以下の項目も、差し支えない範囲でご記入をお願いします。
住所地
※
市・町・村
性別
男・女
年齢
歳代
ご意見は、
「火薬類取締法許認可等審査基準(案)等の制定に関する意
見」と明記して、次のいずれかの方法でお寄せください。
①
郵
送:〒231-8588
神奈川県安全防災局安全防災部工業保安課 あて
※
所在地の記載は省略できます。意見募集期間最終日に必着とします。
②
ファクシミリ :045(210)8830
③
インターネット:工業保安課ホームページの「お問い合わせフォーム」をご利用ください。
https://cgi.pref.kanagawa.jp/ques/questionnaire.php?openid=1180546080
4