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2020年東京大会に
向けて
五輪関連事業費も
拡幅工事が決まった江の島大橋。3 車線とな
り休日の渋滞緩和にも一役買うことに。
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35
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第3回定例会・上期
平成28年9月8日∼10月14日
一般会計補正予算案等を可決
決算特別委員会
月4日に開かれた
決算特別委員会
の船舶の一部は移動が必要にな
五 輪 競 技 施 設 に つ い て は、 一
り ま す。 そ の 移 動 先 と な る 葉 山
部の競技会場が未だ決定に至っ
港の船舶保管地を立体化する改
て い な い と い う 報 道 が あ り、 今
修 工 事 費 や、 江 ノ 島 大 橋 を 3 車
後 の 動 き が 注 目 さ れ ま す が、 県
線 に す る 拡 幅 工 事 費 な ど、 6、 議 会 と し て も 五 輪 関 連 予 算 に 関
1 0 5 万 円 が、 可 決 さ れ た 補 正
し て、 十 分 に チ ェ ッ ク し て 参 り
予算案に盛り込まれています。
たいと考えます。
意見書より
・
2020年東京オリンピック・
パ ラ リ ン ピ ッ ク は、 江 の 島 で の
セーリング競技の開催が決定し
ています。
◆◆豪雨に対応した都市河川の整備促進を求める
競技会場となる江の島湘南港
都市河川の整備促進を求めた意見
近年、台風や集中豪雨等による
河川の氾濫など、深刻な水害の発
書を提出しました。
生が相次いでおり、とりわけ都市
治水安全度の向上は、一刻の猶
化の著しい地域では、人的被害だ
予も許されない重要問題です。未
けでなく、都市機能の麻痺や経済
然の対策が打てるよう、全力で取
活動の停止など、その被害は甚大
り組んでまいります。
となる恐れがあります。
県 民 の 生 命・ 財 産 を 守 る た め、
計画的かつ迅速な整備が必要と
なってきますが、それには国の財
政 的 支 援 が 不 可 欠 で す。 そ こ で、
﹁防災事業に係る社会資本整備総
合給付金について、十分な予算措
置 を 行 う こ と ﹂﹁ 遊 水 地 整 備 や 鉄
道橋架け替えなどの大規模事業を
計画的に推進できるよう、新たな
助成制度を創設すること﹂の、2
今年度、私も委 今年度は、自民
項について強く要望し、国に対し
員を務めた決算
党議員 名を含
て、台風等による豪雨に対応した
特 別 委 員 会 で は、 む 名 で 構 成 さ
前年度の一般会
れ、 月 日から
◆◆
﹁給付型奨学金﹂創設を 安心して勉学に励めるよう
計、特別会計、公
月4日まで計
営企業会計、病院
9回開催されま
事業会計の決算
した。厳正な審査 現在奨学金制度の利用は大学在 ﹁ 人 づ く り は、 国 づ く り ﹂ と 言
われるように、教育問題は国家の
学者数の約4割に及び、なお増加
を審査します。
を行った結果
根幹に係わる大変重要な問題で
傾向にあります。その一方、卒業
年度決算は、認定
毎年9月から
す。経済面での負担が少しでも軽
後の返済が困難になる場合も少な
月の間に開催
されました。ここ
減され、学生が安心して勉学に励
くありません。
され、前年度の予
での審査結果は
めるよう、給付型奨学金の創設に
政府は、本年6月に閣議決定し
算が適正に執行
次年度の予算編 た﹁ ニ ッ ポ ン 一 億 総 活 躍 プ ラ ン ﹂ 加え、無利子奨学金の拡充などの
されたか、厳正な
成に反映される
に、 返 済 不 要 の﹁ 給 付 型 奨 学 金 ﹂ 具 体 的 な 経 済 支 援 策 を 講 じ る よ
審査をします。
こととなります。
う、要望しました。
創設を盛り込みました。
神奈川県議会第 3 回定例会・上期は、総額2億 4,300 万円となる 2016 年
度一般会計補正予算案など 25 件の議案を可決・同意し、閉会しました。
また、津久井やまゆり園での事件を受け、都道府県で初めて共生社会の実現
に向けた理念を発信しようと、
「ともに生きる社会かながわ憲章」を定めました。
意見書案では、「台風等による豪雨に対する防災対策の推進を求める意見書」
「返済不要の給付金型奨学金の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書」
「核軍縮・核廃絶に向けた取組の一層の強化を求める意見書」など5件が可決さ
れました。
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境川相鉄狭窄部(横浜市瀬谷区・大和市)
の整備 矢印方向が下流
(1)
第 17 号
うめざわ裕之 県政レポート
平成 28 年初冬
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「津久井やまゆり園」での事件を受けて
本年 7 月、相模原市にある障害者支援施設「津久井やまゆり園」
で起こった事件は、社会に大変大きな衝撃を与えました。この事
件を受け神奈川県は、共生社会の実現に向けた理念の発信を提案
し、都道府県で初めてとなる「ともに生きる社会かながわ憲章」を、
10 月 14 日の本会議で可決しました。
公設民営の施設
「ともに生きる社会かながわ憲章」可決
川 崎 市 子 ど も 夢 パ ー ク は、
﹁子どもの活動拠点﹂
﹁プレー
パ ー ク ﹂﹁ フ リ ー ス ペ ー ス え
ん ﹂ の3 本 の 柱 で 成 り 立 つ、
全国でも珍しい公設民営の
施設です。
﹁ 子 ど も の 活 動 拠 点 ﹂ は、
子どもたちの自主的な活動
の 場。﹁ プ レ ー パ ー ク ﹂ は、
子どもが自分の責任で自由
に 遊 ぶ 冒 険 遊 び 場 を、 常 時
開設しています。
ま た、﹁ フ リ ー ス ペ ー ス え
ん﹂は、登録制の不登校児童・
生 徒 の 居 場 所 で、 連 続・ 単
「ともに生きる社会かながわ憲章」(※抜粋)
西野氏の講義
創立当初から関わり、現在
運営法人理事長の西野博之
氏からは、立ち上げるに至っ
た経緯や深刻な現状等の話
を聞きました。
不登校・引きこもり・虐待・
い じ め・ 暴 力 行 為。 そ し て、
貧 困・ 過 干 渉・ 格 差・ ス ト
レス・自己否定⋮背景には根
深 い 問 題 の 存 在 が。 し か し、
こ こ で は、﹁ 違 っ て い て 当 た
り前、困った子は困っている
子、 あ り の ま ま を 理 解、 自
己 肯 定、 つ な が り を 紡 ぎ だ
教育・スポーツ振興対策
﹁体を動かす・スポーツを楽しむ﹂から 、 ﹁アスリートの養成﹂まで
視 察 報 告
相談や援助活動、情報発信も
一期目での一般質問にも
ここでは居場所づくりを
主 軸 に、 様 々 な イ ベ ン ト を
通して学校外の多様な学び
や 生 き 方 を 支 援 し て い る 他、
居場所を見いだせない子ど
も・ 若 者 や 家 族 か ら の 相 談
受けたりや援助活動も行っ
ています。
活動の情報は、保護者・教
育 関 係・ 市 民 等 に も 発 信 さ
れ、相互間のネットワークづ
くりにも力を注いでいます。
今年度所属する教育・スポーツ振興対策特
別委員会では、
10 月 21 日、
川崎市の「フリー
スペース」と、東京都北区にある「障害者総
合スポーツセンター」の視察を行いました。
県立近代美術館鎌倉館本館 −県の指定重要文化財に− 本年 2 月に代表質問
県立近代美術館鎌倉館本館については、私が今年 2 月開催の県議会本会議の代表
質問で知事に対し保存など今後の対応について質問しました(県政レポート 16 号掲載)。 その際、「保存の方向で協議を進めていく」との答弁を得ておりましたが、本年
11 月中にも、県の指定重要文化財(重文)に指定されることとなりました。
「保存の実現」は、芸術の秋に相応しいニュースであり、県民の一人としても大変
喜ばしく思っています。
との交流イベントも開催されます。
当 施 設 は、 障 が い 者 の ス ポ ー ツ・
レ ク リ エ ー シ ョ ン 活 動 の 振 興 と 社 会 神奈川県では、﹁未病の取組み﹂を
参 加 の 促 進 を 図 る た め、 障 が い 者 専 掲 げ て い ま す が、 障 が い の 有 無 に 関
用 の ス ポ ー ツ 施 設 と し て 開 設 さ れ、 わ ら ず、 病 を 防 ぎ 健 康 的 な 生 活 を 得
利用者は一日約670人に上ります。 る た め に、 ス ポ ー ツ は 大 き な 役 割 を
果 た し て い ま す。 障 が い を 持 た れ る
障がいを持った方々が様々なス
ポ ー ツ を 楽 し む こ と か ら、 パ ラ リ ン こ と で、 そ れ が 妨 げ ら れ る こ と の な
ピックを始め競技会を目指すアスリー い よ う、 ハ ー ド・ ソ フ ト 両 面 で 充 実
トの育成まで、障がい者のスポーツ活 さ せ る こ と は、 県 政 で の 課 題 で あ る
動を幅広く支えている他、地域の方々 と強く感じました。
東京都障害者総合
特別委員会 スポーツセンター
す﹂という考え方から、多様
私が県議会議員の一期目
な個を肯定して自主性を引き に行った一般質問の中に﹁フ
出し、安心して人間関係を築 リ ー ス ク ー ル に つ い て ﹂ の
き あ え る﹁ 居 場 所 ﹂
︵ = た ま 項 目 が あ り ま し た。 実 際 に
りば︶づくりをしています。
港北区のフリースクールを
視 察 し、 そ の 重 要 性 を 行 政
に問うたものです。
〝たまりば〟は多摩リバーから
当 時 は、 学 校 と フ リ ー ス
施設は、
子どもたちの﹁やっ ク ー ル 双 方 に、 連 携 体 制 は
てみたい!﹂を実践するため ほ と ん ど 見 ら れ ま せ ん で し
の 様 々 な ス ペ ー ス か ら な っ たが、現在は、連携が図られ、
ていて、まさに﹁夢パーク﹂
。 開かれた関係になってきま
最初に居場所づくりが始まっ した。苦悩する児童生徒また
たのが多摩川のほとりで、こ 保 護 者 の 立 場 を 理 解 し、 県
れ が﹁ た ま り ば ﹂ の 由 来 に 政 の 立 場 か ら も 取 組 み を 進
めて参りたいと思います。
なっているそうです。
■議会ホームページ(可決された憲章)
URL:http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/gikai/p107751.html
■議会ホームページ
URL:http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/gikai
■議会フェースブック
URL:http://www.pref.facebook.com/kanagawapref.gikai
子どもの命を真ん中に
「二度とあってはならない」誰もが感じた強い怒り、悲しみ、
そして決意が、この憲章発案の源です。
悲しみを、再発の防止は勿論、偏見や差別のない、その人その
人の生き方を認め合える社会を実現するための原動力として、県
民皆で取り組んでいくことを誓うものです。
普及啓発を進めるにあたっては、議会ホームページ及び議会
フェースブックに同憲章を掲載し、また 11 月下旬発行の「議会
かながわ」にも掲載されました。
発 の 講 座 な ど か ら、 子 ど も
た ち は、 自 ら 選 択 し て 決 め
た プ ロ グ ラ ム に 沿 っ て、 一
日 を 過 ご し ま す。 在 籍 す る
学 校 の 判 断 に よ っ て は、 出
席 扱 い に な る な ど、 学 校 と
の連携も図られています。
∼この悲しみを力に、ともに生きる社会を実現します∼
一 私たちは、温かい心をもって、すべての人の命を大切にします
一 私たちは、誰もがその人らしく暮らすことのできる地域社会を実現
します
一 私たちは、障がい者の社会への参加を妨げるあらゆる壁、いかなる
偏見や差別も排除します
一 私たちは、この憲章の実現に向けて、県民総ぐるみで取り組みます
館内を見学
(2)
第 17 号
うめざわ裕之 県政レポート
平成 28 年初冬