東員町公共施設等総合管理計画(案)に対する意見と回答

■ 東員町公共施設等総合管理計画(案)に対する意見と回答
意見者数:1人
◆各課の主な意見と借用資料
頁
項目等
意見・質問等
回答
· 「・・・早急に公共施設等の全体の状況を把握し、 · ご指摘のとおり、耐用年数だけを見れば、一般的に
第1章 はじめに
1
1.背景と目的
1.1 国の動向
7, 8
第2章 現状と課題
1.2 人口動向
第2章 現状と課題
11
2.本町の公共施設等
2.1 公共建築物
長期的な視点をもって、更新・統廃合・長寿命化等
を計画的に行うことにより・・・」とある。そもそ
も耐用年数が数十年以上と永いものが多いだけに中
短期の物差しでは要を果せない。
は60年程度となりますが、東員町が管理している
公共施設においては、建設から既に数十年が経過し
ており、中・短期的に更新時期を迎える公共施設が
数多くあります。そのため、中・短期を目安にシミ
ュレーション等を実施しています。
・ご指摘のとおり、地域特性を把握するため、小学
校区単位あるいは自治会単位の人口推計が必要と
思います。
· 本計画書では、今後の人口動向の概要を示すととも
に、公共施設全体(ハコモノ、インフラ)の現況を
把握することに主眼を置いています。
· 今後、個別施設毎の詳細な計画を策定する際には、
東員町人口ビジョンにおいて推計している2060
年(平成72年)までの小学校区別、年齢別推計を
用いて、小学校区単位、自治会単位での具体的な方
策を示す必要があると考えます。
(1)本町、三重県及び全国の人口動向・・それぞれ
5年ごとの人口及び将来推計人口の推移グラフ
(2)年齢別人口の動向・・本町の年齢3区分別人口
と将来推計グラフ
· 問題点1 人口将来推計のタームが何れも平成52
年までとなっており、とても長期的な視点とは言え
ない。少なくとも30年以上の推計が必要
· 問題点2 年齢3区分別人口の推計も同期間であ
る。また本町全体の推計も大事だが、地域特性を把
握するには小学校区単位及び自治会単位の人口将来
推計が欠かせない。そこからより特性に沿った政策
課題が見えてくる
· 笹尾・城山地区集会所11か所はいずれも町民文化 · 笹尾・城山地区集会所は、自治会単位の交流拠点と
施設の交流施設としてれっきとした公共施設と位置
して重要な施設と考えていますが、維持管理・更新
付けられている。これら集会所の建物と土地の所有
に関する今後の方針については、地域住民との合意
権が未だ本町にあるからだ。法人化は維持管理・更
形成を図る必要があるため、本計画書では具体的な
新の責務を行政が放棄する方便とも言える。
方策は示さず、基本的な方針のみの提示としまし
た。
· 今後の具体的な方策については、地域住民の方々と
合意形成を図りながら、決定していきたいと考えて
います。
頁
項目等
意見・質問等
回答
· 「また、自治会の管理する集会所について、自治会 · 公共施設等の維持管理に関しては、「全体の数量等
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と協力し、効果的・効率的な維持管理を行います」
の把握や施設類型毎の基本的な方針の提示」と「個
とあり、総論、原則論を言うだけで政策としては意
別施設毎の具体的な計画」の2段階で実施します。
味不明だ。
· 本計画書は前者であり、公共施設全体(ハコモノ、
インフラ)の現況把握や、施設類型毎の基本的な方
第4章 施設累計ごとの · 少なくとも政策的な意図を鮮明にし、町民の理解を
得るべきである。
針の記載までにとどめています。
管理に関する基本な方針
· 問題点1 当初計画の見直しや将来予測、シミュレ
公共施設の役割として町民へのサービス維持・向上
1.2 町民文化系施設
ーションの妥当性などをはじめとする根本的な政策
が最も重要であり、具体的な計画を策定する際に
の体系や論拠がすこぶる希薄である
は、町民との十分な意見交換をする必要があると考
· 問題点2 本町が今推進しているこれらの集会所対
えています。
策には政策的な一貫性も法理的な合理性も共に欠け
る