Ⅲ Ⅲ 基本目標・取組の視点・基本方針 基本目標・取組の視点・基本方針 19 基本目標・取組の視点・基本方針の設定 人口・世帯構造等の社会環境の変化、産業分野での動向、福祉分野での動向、現行 計画に基づき取り組んできた「かわさき基準認証」と「新たな製品・サービス創出」 の成果・課題を踏まえ、今後のウェルフェアイノベーション施策の取組の柱となる考 え 方 を 明 確 化 す る た め 、 次 の と お り 、「 基 本 目 標 」、「 取 組 の 視 点 」、「 基 本 方 針 」 を 位 置 づけます。 1 基本目標 産業と福祉の融合で新たな活力と社会的価値を創造する ウェルフェアイノベーションの推進 2 取組の視点 基本目標の実現に向けた具体的な方針や行動計画を策定するにあたって、次の3つ の視点を施策の推進にあたって常に重視するべき視点として設定します。 視 点 1 :「 産 業 と 福 祉 の ハ ブ 機 能 」 と し て 、「 新 し い 製 品 ・ サ ー ビ ス の 創 出 に よ る 市 場 活性化」と「将来的な福祉課題への先行的な対応」を結びつける。 視 点 2 :「 新 た な ラ イ フ ス タ イ ル ・ ワ ー ク ス タ イ ル の 創 出 」 な ど 、 多 様 な 人 が 混 ざ り 合い地域で暮らすことのできる社会モデルを構築する。 視 点 3 :「 地 域 包 括 ケ ア や パ ラ ム ー ブ メ ン ト を 具 現 化 」 す る こ と に よ り 、 福 祉 を 起 点 に 医 療・健 康 分 野 な ど へ の 波 及 も 見 据 え た 人 の 生 活 全 般 を 豊 か に し て い く 取 組を進める。 3 基本方針 基 本 目 標 の 実 現 を 具 体 化 さ せ て い く に あ た り 、基 本 方 針 と し て 3 つ の 方 針 を 設 定 し 、 ウェルフェアイノベーションの取組のさらなるステージアップを目指します。 方針1:新たな製品・サービスの「創出」 ●将来的な福祉課題への先行的な対応を図るため、「産業と福祉のハブ機能」とし て産業界のシーズと多様化する福祉業界のニーズの融合を促進させ、最新技術の 活用を含め新たな製品・サービスの「創出」に向けた動きを促進します。 方針2:新たな製品・サービスの「活用」 ●産業界で生み出された新たな製品・サービスを、福祉業界での「活用」を促すこ と を 通 じ て 、活 用 に よ る 新 た な 発 見 等 に よ る「 価 値 の 創 出 」に 向 け た 動 き を 促 進 し ます。 方針3:将来を先取りする新たな社会モデルの「創造・発信」 ●製品・サービスの活用により生み出された「価値」を、住まい・移動・健康寿命 延 伸 な ど の ラ イ フ ス タ イ ル や ワ ー ク ス タ イ ル の 広 範 な 領 域 に わ た っ て 、将 来 を 先 取 りする新たな社会モデルとして創造・発信していきます。 20 Ⅲ 基本目標・取組の視点・基本方針 参考:「課題」と「取組の視点・基本方針」との関係 ※ Ⅱ で 整 理 し た 課 題 は 、大 き な 視 点 の も の と 個 別 具 体 的 な 領 域 で 反 映 す る も の と に 分 け 、そ れ ぞれ以下の図のとおり反映する場所を整理します。 取 組 の 視 点 取組の視点に反映する課題 1 超高齢社会での将来的な福祉課題へ の先行的な取組 12 産業と福祉のハブ機能の基盤強化 13 当事者を含む多様な主体との共創 プロジェクトの推進 2 介護・子育て環境の変化に対応し た、新たなワークスタイルの構築 6 新たな在宅ケアモデルの構築 視点1 「産業と福祉のハブ機能」として、 「新しい製品・サービスの創出によ る市場活性化」と「将来的な福祉課 題への先行的な対応」を結びつけ る。 視点2 「新たなライフスタイル・ワークス タイルの創出」など、多様な人が混 ざり合い地域で暮らすことのでき る社会モデルを構築する。 7 介護者負担の軽減とケアの充実 8 ダイバーシティのまちづくり 視点3 「地域包括ケアやパラムーブメン トを具現化」することにより、福祉 を起点に医療・健康分野などへの波 及も見据えた人の生活全般を豊か にしていく取組を進める。 方針に反映する具体的な課題 11 か わ さ き 基 準 の 理 念 に 沿 っ た 製 品 ・ サービスの創出・活用 3 最新技術を取り入れた福祉課題解決 プロジェクトの推進 12 産業と福祉のハブ機能の基盤強化 (再掲) 13 当事者を含む多様な主体との共創 プロジェクトの推進(再掲) 4 介護事業者への介護ロボット活用の コーディネート 9 福祉課題を解決し、新たな価値を創 造する製品の認証 13 3つの方針全体へ反映 基 本 方 針 方針1 新たな製品・サービスの「創出」 方針2 新たな製品・サービスの「活用」 当事者を含む多様な主体との共創 プロジェクトの推進(再掲) 5 健康寿命延伸に向けたヘルスケア産 業との連携推進 10 製 品 の 活 用 に よ り 生 ま れ る 新 し い 価 値提案のプロモーション強化 方針3 将来を先取りする社会モデルの 「創造・発信」 14 新 た な 社 会 的 価 値 を 発 信 す る プ ロ モ ーションの強化 21 22
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