第5回 「北海道創生協議会」 議事概要 (H28.11.15(火)10:20~12:00 京王プラザホテル札幌3階「扇の間」) ■意見交換の主な発言要旨 雇用・人材確保に関して 〇人を大切に、とりわけ女性を大切にする働き方改革というのは全ての問題に影響してくる。 〇若い人達を対象としたもの、例えば大学生のインターンシップなどすぐに出来るものは直ちに 着手し、官民で取り組む必要がある。 〇学生は地域の企業をよく理解していない。大学と企業が連携して、企業の情報を開示していく べき。 〇北海道は離職率が高く、道外へ出て行く人も多いので、その分析のもと、雇用のマッチングに 力を入れていくべき。 〇女性の雇用が札幌に集中している中、地方には子育てと両立できる雇用環境があるということ を地方から発信するべき。 人の流れの創出・拡大に関して 〇2020 オリパラのほか、今後、道内で行われる国際的なスポーツイベントを軸として、観光を活 性化させていくことも考えるべき。 〇人口減少対策で即効性があるのは、移住・定住の施策。関係者の連携のもと施策を充実し成 果を得たい。 子育て・福祉に関して 〇道の出生率が少なくとも(H26~H27 で)0.02 ポイント上がっていることに自信を持って加速化 させていく必要がある。 〇就学前の子育て支援というのは、地域人材の育成、出生意欲を刺激する。これは将来の貧困 予防にもつながるということで、非常に効果的である。 〇地方創生の4つのテーマ「雇用」、「人の流れ」、「子育て」、「まちづくり」が絡んだものがCCR C構想につながるので、色々な方が関わって進めていくことが重要である。 1/2 地域間・産業間の連携に関して 〇本道の農業の高い自給率など、他府県にはない強みをもっと広域的な連携を図りながら地域 の成長に貢献していくかという視点が重要である。 〇どうやって地方を元気にしていくかを、それぞれの職種がそれぞれの立場で考えるのではな く、行政を中心に各団体が同じ問題を共有しながら、農業でいえば農商工連携のような形を 取りながら進めていくことが必要である。 総合戦略の検証に関して 〇KPIの達成状況から少し視野を広くして、北海道で本当に地方創生が上手くいっているのか という全体感の評価が大事である。 〇企業であれば、それぞれが仕事と責任、役割を負っている。戦略の推進に関し、当事者意識 あるいは協力体制というものがしっかりと出来上がっているのか議論が必要である。 〇次回協議会において、中間報告と同時に、必要に応じ数値目標の再考などについて報告、 提示されることが望ましい。 その他 〇アメリカ大統領選挙によってTPPの局面が変わることや、日ロ首脳会談によってロシア極東の 関係がどのように展開するのか、今後、北海道創生に関係してくる。 〇金融機関の得意分野はデータ分析や中長期予測、道外の地域や世界との連携をつくること。 戦略の推進に関し、是非活用していただければと思う。 〇ビッグデータを分析・検証していくことをもっとやらなければならない。論理的に思考していく、 科学的に考えるというスタイルを試行していきたい。 〇人口比で 10%程度の東京に 25%近い大学生が通っている構造を地方の立場からどう打破し ていくのか、そういう意識、メッセージを地方がしっかり持つことが大事である。 〇学生達による地方創生の動きを拡げていきたい。例えば北海道庁の若手職員と一緒にそうい う取組をしたいと相談を受けているので、協力をお願いする。 2/2
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