報告者の概要

報告者の概要
報告1 有限会社タナセン(南丹市)
かきさこ
よしあき
農事部長 柿迫 義昭 氏
平成10年に、
地元のJA購買店舗が閉鎖となったことが法人設立のきっかけ。
平成11年に旧美山町鶴ヶ岡地区の住民106人が出資し、購買部(日用品店
舗経営)、農事部(農作業受託)及び福祉部(高齢者のサポート、見守り、草刈
り)を手がける法人を設立。地域住民の営農と生活を支える事業を展開している。
近年は、京都モデルファーム運動で2団体(日本きものシステム協同組合、(社)
たかつかさ保育園)と協定を結ぶなど、地域外の人々との連携・交流による地域
活性化に積極的に取り組む。
報告2 柿渋プロジェクト(南山城村)
こにし
ま り こ
南山城村農業委員会農政部会 副部会長 小西 眞理子 氏
地震や原発事故などの影響により、渋柿を調達できなくなった地元の柿渋業者
による働きかけが取組のきっかけ。
渋柿は鳥獣被害も少なく、高齢者でも取り組め、収益も上がり、耕作放棄地の
解消にもなることから、南山城村の3つの生産組合が平成26年度から村内で植
樹を開始し、約0.9haの遊休農地を解消した。今後も拡大する予定。
2年後に地元でオープン予定の道の駅での販売も視野に、製造業者と連携して
取り組む。
報告3 誠農海部株式会社(京丹後市)
せき
まさひろ
代表取締役 關 昌弘 氏
旧久美浜町品田(ほんで)地区を基盤として平成19年3月に法人
化 。集 落 の 水 田 の 7 割 を 集 積 し て い る( 水 稲 1 8 h a 、黒 大 豆 8 h a 、
小豆6ha、エダマメ4ha等)。
冬 場 の 湿 害 等 に よ る 収 量 減 や 品 質 低 下 に よ り 、転 作 作 物 の 安 定 的 な
生 産 が 難 し か っ た こ と か ら 、農 業 研 究 機 関 と 連 携 し て 、給 排 水 を コ ン
ト ロ ー ル で き る 地下水位制御システム「FOEAS(フォアス)」を導入。夏
季及び冬季の土壌水分を適切に管理することで、主な品目である京夏ずきん・紫
ずきん(夏季)や聖護院大根(冬季)等の水田の輪作体系確立により収量増・品
質向上を図っている。