九州地域経済・産業活性化のための 「IoT・第4次産業革命」研究会 概要 (参考) ●本研究会の問題意識とアプローチ 【問題意識】 米国ではIoT関連ビジネスが活発に展開し、ドイツでは第4次産業革命の取り組みが中小企業でも活発で ある。 一方日本では、報道は多いものの、地域企業の多くは第4次産業革命やIoTの本質が「腑に落ちず」、足元 で何から取り組めばいいか分からず、ビックデータ・Virtual Reality、人工知能等の要素技術のみが協調さ れ、経営・生産全体における取り組みがなされていない状況である。 日米欧の第4次産業革命、IoTに対する意識、取り組みの差はどこから来ているのか。また、日本の地域産 業が生存、進化していくための方策は何か。 【アプローチ】 九州ものづくり企業及びその関連企業へ第4次産業革命を契機とした事業機会を発見するための情報提供 を行うこと、及び九州地域産業活性化へ向けた政策検討を行う。 【アウトプット】 ① IoT・第4次産業革命におけるビジネス展開に関する地域企業の「気づき」への情報提供 ② 地域産業がIoT・第4次産業革命に対応していくための基盤や環境整備に関する提案 ③ IoT・第4次産業革命に対して九州の強みを活かしていくための方策の提案 ●研究会メンバー ○座長:目代 武史 准教授(九州大学経済学研究院) ○副座長:吉江 修 教授(早稲田大学大学院情報システム研究科 研究科長) ○学識アドバイザー: 小川 紘一 教授(東京大学政策ビジョン研究所センター) 木村 英紀 教授(東京大学名誉教授、理工学術院招聘研究教授) ○委員 :地域製造業(大企業、中小企業含む)、地域システムインテグレーター企業、ベンダー企業、研究機関等 ○オブザーバー:行政機関、産業支援機関等 ○事務局 :九州経済産業局、九州産業活性化センター、九州産業技術センター、野村総合研究所 ●研究会検討内容 研究会 テーマ コンテンツ 海外を中心としたIoT・第4次産業革命関連の動きやメンバーの問題意識等に ついて情報共有及びディスカッションを実施。 第1回 8月19日(金) 第4次産業革命の動向と九州の資質 第2回 9月7日(水) ドイツBW州における地域産業政策 ドイツBW州における産学官のインダストリー4.0の取り組みを中心に情報共 有及びディスカッションを実施。 としての第4次産業革命 (ジェトロRIT事業と共催) 第3回 11月25日(金) 日欧米の第4次産業革命推進政策、 第4次産業革命に関わるシステム動向やメンバー企業の事例等について情報 九州企業の現状と取り組みへ向け 共有、また、提案取りまとめに向け、テストベットを中心にディスカッショ た課題の抽出・政策の必要性と方 ンを実施。 向 第4回 1月12日(木) 九州におけるIoT・第4次産業革命 推進に向けた政策立案 第4次産業革命におけるソフトウェアの役割、ドイツ産業政策の考え方等に ついて整理と情報共有、政策案についてディスカッションを実施。 産学官連携シンポジウム 「IoT・第4次産業革命 ~進化する九州のものづくり~」 ① 基調講演:「第4次産業革命・インダストリアルIoTへの取組み」 ② 基調講演:「地域企業のビジネス課題の解決と事業創造に向けたICT・IoT 技術の活用について」 ③パネルディスカッション:「地域企業がものづくり変革の波をチャンスと するために」(仮) 報告 シンポ ジウム 2月28日(火)
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