ふ る さ と 意 識 河合中学校 通信 230号 平成29年 1月27日

ふるさと意識
校長 宇都宮森和
私は、愛媛県で生まれました。県西部の宇和島市に近
く、宇和海に面した小さな農山漁村が「ふるさと」です。
生家はミカンを主とした農家で、父は九人兄弟姉妹の長
男。母も同じ村の出身で、やはり九人兄弟姉妹の四女と
して育ちました。村の周囲はすべてがミカン山で、温州
ミカンやイヨカン、ポンカンなどを栽培していました。
生家の横にはホタルの舞う清流、少し下ると美しい宇和
海が広がる、風光明媚な土地です。
私が三歳のとき、父はある決断をしました。今でいえ
ば「転職」です。農家を弟(私の叔父)に任せ、仕事を
求め一家四人で愛知県に出てきました。そのため、私の
生まれ故郷のイメージは、実におぼろげなものになりま
した。
父は何とか仕事を得て、私が四歳のときに豊橋市に落
ち着きました。豊橋駅の西側で、畑が多く残り、神社の
森が近い町です。子供のころの思い出は、その町の風景
の中に浮かんできます。今思えば、危険な遊びも、冒険
も、いたずらも、子供のすることをすべて許す環境だっ
たのだと気づきます。ここが本当の「ふるさと」なのか
もしれません。ともあれ、生まれと育ちの場所が違うた
め、私の「ふるさと」に対する意識は、心もとないもの
だと感じます。
ただ、「ふるさと」は、確実に自分を育ててくれたと
思います。自然や、習慣、伝統、文化など、その地に生
きる人々や先輩たちから多くのことを学び、受け継ぎま
した。「ふるさと」は、大きな教育力を秘めているので
す。根底には、「ふるさと」への思い、いわば「ふるさ
と意識」があると考えています。もちろん、場所の違い
や時代によって、教育力にも違いがあると考えられます。
学校との連携によっても、地域の教育力は違ってくるこ
とでしょう。
さて、この河合学区はどうでしょうか。私はこの三年
間勤めて、地域の皆様と学校とのつながりがとても強い
中学校だと感じてきました。小学校
に比べ、中学校ではそのつながりが
薄くなるのが一般的です。河合学区
では、「ふるさと意識」を土台にし
た教育力が健在なのです。今年度、
そ の 教 育 力 を い く つ か の行 事 に 生
かすことができました。今後も「ふ
るさと意識」がずっと受け継がれて
いくことを願っています。
☆予定選手
男
<子A >
伊藤諒太郎
浅井 夏輝
中田 就仁
山本 悠輝
細 英士朗
桑原 悠斗
杉森 拓斗
加納 新大
良知 奨太
今までの努力
二
<年 >
木下 竜冴
倉橋 佑征
☆駅伝部員
第一区
第二区
第三区
第四区
第五区
第六区
第七区
第八区
第九区
一
<年 >
岩下 拓磨
杉山 大介
早川
颯
男<子B >
山本 優斗
川越 暖人
蜂須賀 樹
百合野颯使
野澤正之介
蒲野 隼人
鈴木 陸斗
稲垣 大地
山田 晃輝
三年 伊藤 諒太郎
女
<子 >
蒲野なつみ
内田 結稀
髙橋 麻李
山下 萌香
河合 瑛美
残念ながら
大雪のため中止
河合中学校
通信
230号
平成29年
1月27日
三年 髙橋 麻李
私たち女子駅伝部は、「過去最高の結果」という目標
を五人で達成すると決め、一月十五日に行われる市民駅
伝大会に向けて全力で練習してきました。しかし、当日
の朝、「大雪で中止」という電話が先生からかかってき
真の強さ
僕はこの三年間、駅伝で手を抜いたことはありません
でした。その甲斐あって、三年間ずっとAチームの八区、
六区、そして、一区を走らせてもらうことができました。
三年間、できる限りチームのためにという思いで走っ
てきたので、一区というエース区間を任せてもらうこと
になったときは、とても嬉しかったです。それからは、
毎日のように夜、走り込みをしました。
しかし、本番当日、朝起きると雪が積もっており、と
ても心配になり、すぐにホームページを見てみました。
すると「中止」という二文字が目に入りました。その瞬
間、悲しいというよりも、悔しいという気持ちでいっぱ
いになりました。今まで頑張ってきたことや支えてくだ
さった人たちに申し訳なくなりました。しかし、ここで
立ち止まらず、この悔しさをバネに、今後もいろいろな
ことを頑張っていきたいです。
竹林伐採作業>
<1/21
ました。私はすごく悔しくて、涙を流しました。
最後の大会で走れなかったのは残念でしたが、駅伝が
私に教えてくれたことはたくさんあります。最初は体力
が落ち、練習についていけず涙を流したことがありまし
た。でも、諦めずにここまでこられたのは、先生方、ク
ラスの皆、駅伝部の皆が支えてくれたからです。練習中、
何度も「駅伝なんてやめたい」と思いました。しかし、
苦しいときこそ一歩が出せる、仲間に声を掛けることが
できる、それが真の強さだということを学びました。私
はこの経験を生かし、これからも真の強さをもって前に
歩んでいきたいです。
好きこそものの上手なれ
二年 石原 美優
私が百人一首を好きになったきっかけは、昨年公開さ
れた「ちはやふる」という映画です。映画のなかの札を
取る姿もかっこよかったですが、札の意味に感動しまし
た。私も、札の意味を覚えてたくさん取れるようになり
たいと思うようになりました。
自分の好きな歌を十首覚えて、それだけは誰にも取ら
れないようにする。それを目標に、いとこたちとたくさ
ん練習しました。回数を重ねるうちに、早く取れたとき
の嬉しさが増してきました。
本番は、初めての多人数で、最
初はなかなか取れませんでした
が、だんだん調子が出てくると取
れるようになり、とても楽しかっ
たです。みんなでわいわいしなが
ら百人一首ができるのは、お正月
ならではのことだと思うので、こ
れからも、この「雅の宴」を続け
て い って ほし いな と思 いま し た 。
入試に生かせるいろんな方法
三年 倉橋 愛奈
今回参加した教育講演会は、今までで一番興味をもっ
て聞くことができました。私たち三年生が最も関心のあ
る入試のことを話してくださり、三・二・十五呼吸法と
いうのを教えていただきました。試験の前は、この呼吸
法をやり、落ち着いて試験に臨みたいです。また、面接
のときは、しっかり相手の目 を
見て、大きな声であいさつを し
たいです。もう一つ近藤先生 に
教えていただいたことは、頭 に
記憶するインプット、口に出 し
て覚えるアウトプットが大切 だ
ということです。
入試まであと少ししかない の
で、教えていただいたことを 生
かして、第一志望に合格します。
佳作
統計グラフ全国コンクール
三年 内田 結稀
二年 近藤 萌
一年 畔栁 愛海
自然科学部
全国野性生物保護実績発表大会
奨励賞
瑛美
愛海
萌香
拓斗
明るい社会づくり実践体験文
岡崎市観光協会賞
二年 河合
一年 畔栁
二年 山下
一年 杉森
優秀賞
奨励賞
佳作
二年 浅井 夏輝
「
社会を明るくする運動」
作文コンクール
一年 小柳津有絵
二年 杉山 佳穂
三年 辰己 汐音
一年 小柳津有絵
二年 中田 就仁
三年 辰己 汐音
岡崎市書き初め展
毛筆の部
入選
硬筆の部
入選
優良賞
住田
杉山
谷石
三浦
近藤
内田
恵大
佳穂
千尋
琴葉
萌
結稀
二年 伊藤はづき
文
(集「おかざき」掲載)
一年 小柳津有絵
三年 畔柳 慶子
岡崎市小中学生作文コンクール
入選
小柳津有絵
中田 就仁
辰己 汐音
蒲野なつみ
細 英士朗
杉山 修一
新春書き初め大会 校(内 )
金賞
銀賞
一年
二年
三年
一年
二年
三年
雅の宴 入賞者
二年 石原 美優 二十五枚
一年 三浦 琴葉 二十三枚
一年 小柳津有絵 二十二枚
一日(水)一年岡崎学力検査
二日(木)私立高校推薦入試
六日(月)二年スキー学習
(~八日)
八日(水)私立高校一般入試
(~十日)
十日(金)0の日の交通安全指導
十一日(土)建国記念の日
十四日(火)新入生入学説明会
十五日(水)一・二年学年末テスト(~十七日)
二十三日(木)三年河川美化活動
二十七日(月)卒業を祝う会
二十八日(火)三年同窓会入会式