スライド 1

土砂災害警戒情報の精度向上および危険度情報の詳細な
提供について
【概要】
土砂災害の危険が高まったときに、市町長が発する避難勧告等の判断基準や
住民の自主避難の参考として発表する土砂災害警戒情報について、発表基準を
見直し精度を高めるとともに、危険度情報を詳細に提供します。
【主なポイント】
● 土砂災害警戒情報発表基準の見直しによる精度向上
空振り回数を減少させるため、平成19年以降の土砂災害発生状況や降雨データを加え
て発表基準を見直し、精度を高めます。
● 高齢者など早めの避難を支援するための情報を提供
高齢者など、より避難に時間がかかる方の早めの避難を支援するため、従来、2時間以
内に土砂災害警戒基準に達することが予想された段階から提供していた危険度情報につ
いて、事前の大雨注意報・警報レベルの情報を追加します。
(従来と表示の色が変わりますのでご注意ください。)
● 危険度情報を県独自により細かく提供
住民の迅速な自主避難を支援するため、従来、5kmメッシュで提供していた危険度情報
を、県独自にさらに細かくして1kmメッシュで提供します。
土砂災害警戒情報発表基準の変更について
○発表基準の改良
近年の土砂災害発生状況や降雨データを加えて再計算を行い、
土砂災害発生危険基準線(CL)を見直し
災害を捕捉しつつ空振り※1を減少(実況雨量※2114→62回、予測雨量※3275→161回)
※1 空振り:土砂災害発生危険基準線(CL)を超えているが実際に土砂災害が発生しないこと
※2 実況雨量:レーダー、アメダス等の降水量観測値
※3 予測雨量:過去の降水域の動きや現在の降水分布を基とした降水量予測値
イメージ
[ ミリ ] 80
土砂災害発生危険基準線(CL)
(
過
去
60
分
間
の
雨
量
の
合
計
)
(当該格子での土砂災害発生履歴等により設定)
60
分
間 60
積
算
雨
量
( 40
短
期
降
雨
指 20
標
)
土砂災害発生の
おそれが高い領域
1時間後予測
土砂災害発生の
おそれが低い領域
2時間後予測
3時間後予測
2時間前
現在
3時間前
土砂災害警戒情報発表
1時間前
(概ね2時間後の予測雨量がCLを越える)
これまでの雨の推移
0
0
50
100
150
200
250
土壌雨量指数(長期降雨指標)
(地中に貯まっている雨水の量)
300
350
[ ミリ ]