単なる旅行ではない。勉強の為。 • 弊社の旅行は、文字通り修学旅行である。学を修めるための旅行である。 • 成長するために、行う。 • この旅のしおりは、効率的に学を修めるためのものである。意識していなければ、単なる飲み 会や慰安旅行になりかねない。貴重な時間を浪費してしまう。 • 今回の旅行は私がチョイスした学びがあるお店を回り、よいところを吸収し、お店に反映させる ことが目的である。 • 文面化することで、予習復習が容易になる。出発前、帰宅後にしっかり読み込んでおくこと。 旅における心得。 ①良いところだけを見る。悪いところは、見ない。 ⇒吸収すべきところだけを見ればよい。多くの視察では粗探しばかりで実りのないものになりがちである。弊社の研修は そうならないために、予め見るべきポイントをまとめている。 ②業種にこだわらない。 ⇒様々な業種から学びを得ることで視野が大きく広がる。 ③予習復習を怠らない。 ⇒これを忘れればただの旅行に成り下がってしまう。 ④楽しむ。 ⇒楽しむことで吸収できる。日本の最先端を思い切り楽しむ。 旅行日程表 26日(日曜):視察 6:00 地下鉄天神駅集合 8:40 フライト 12:00 ヘアサロン“OCEAN TOKYO”視察 14:00 自由行動 17:00 居酒屋“鳥貴族”視察(渋谷) 18:30 ダイニングバー“ドラエモン”視察(渋谷) 20:30 居酒屋“がブリチキン”視察(新橋) 22:00 レストラン“オランジェ”視察(六本木) 27日(月曜):自由行動 まだ未定だが、長谷川はから揚げの物販 に関する打ち合わせ予定。 28日(火曜):視察 10:00 チェックアウト 11:30 イタリアン“トルッキオ”視察(九段下) 16:10 フライト 18:10 福岡着 19:30 解散 ①ヘアサロン “OCEAN TOKYO” 2013年創業。原宿の某ヘアサロンでそれぞれトップスタイリストだった 高木琢也氏と中村トメ吉氏が共同で立ち上げる。 2017年現在、3店舗を構える。 面接のときは原宿に長蛇の列ができる。 今、最も勢いのあるヘアサロンである。 見るべきポイント ①浸透した企業理念・・・OCEANは企業理念が組織の隅々まで浸透し ている。スタイリストからアシスタント、どの段階のスタッフも高い意識 を持っている。 ②接客・・・お客様を喜ばせようという姿勢。ヘアスタイルだけではなく、 全ての要素でお客様をファンにする。 ③SNS を利用したイメージ戦略・・・OCEANのお客様は皆写真を撮って、 自ら進んでSNSに投稿する。それはつまり、お金をかけずにできる最も 有効な販促である。日本で一番SNS戦略がうまい企業を肌で感じる。 ②居酒屋 “鳥貴族” 焼鳥をメインとする居酒屋系焼鳥屋「じゃんぼ焼 鳥 鳥貴族」を展開。「鳥貴(とりき)」の略称で親し まれ、2015年12月現在1都2府6県に438店舗を展 開する。大倉社長の息子は関ジャニ∞の大倉君。 見るべきポイント ①商品クオリティ・・・これだけの巨大企業にも関 わらず、全て店内で手打ちの焼鳥のクオリティを 確認する。 ②接客の悪さ・・・失礼な言い方だが、利用動機と 商品クオリティ、コストパフォーマンスを高めれば 接客が悪くても大繁盛は可能であることを鳥貴族 は実証している。それを肌で感じる。 ③ダイニングバー “ドラエモン” 社長:赤塚元気氏率いるDREAM ONグループの東京初 出店店舗。居酒屋甲子園優勝経験あり。 見るべきポイント ①接客力の高さ・・・「お客様=親」という企業理念のもと、 猛烈な接客を行う。(名前、アレルギー、好き嫌いなどあ らゆる顧客情報を管理。) うちはここまでは追及しないが、学ぶべき点は無限にあ る。 ②客層・・・よい接客を行うお店は、客層がよい。これは 感覚論だが、当たっていると思う。 ドラエモンは客層が総じてよい。これは接客の良さやお 店のクオリティ故にお客様がファンになり、お店に敬意 を持っているからである。 ④居酒屋 “がブリチキン” 名古屋に拠点を置く会社“ブルームダイニン グサービス”が運営するから揚げバル。タレ カラのモデルになったお店。骨付き鶏、から 揚げ、漬込みハイボールを軸とする。フラン チャイズ展開も多数。 見るべきポイント ①看板商品のクオリティ・・・うちと同じくから 揚げとハイボールを軸とする競合他社の品 質を知る。 ②オペレーション・・・個人店であるタレカラ と全国に展開するがブリチキン。全国展開 を可能にした仕組みを盗む。 ⑤レストラン “オランジェ” 株式会社ゼットンが運営するシャンパンビストロ。六 本木ミッドタウンに店舗を構える。 店内はBARスペースとレストランスペースに別れてお り、使用シーンに合わせてチョイスできる。 見るべきポイント ①ラグジュアリーな空間・・・日本一の歓楽街の六本 木の中心に位置する店舗にて、大人の雰囲気を満喫 する。 ②客層・・・うちも比較的外国人のお客様が多いが、 東京のそれとはレベルが違う。 これからますますグローバル化が進むことを踏まえ、 英語を含めた外国人観光客とのコミュニケーションス キルの重要性を感じ取る。 ⑥イタリアン “トルッキオ” シェフの林亨氏は大阪・心斎橋のイタリアンで修 業を始め、1984年に渡伊。ローマ、フィレンツェほ か各地方の技法や特色を習得して89年に帰国。 銀座【エノテーカ・ピンキオ―リ】などを経て、2002 年1月【トルッキオ】 オープン。 見るべきポイント ①レストランのサービス・・・居酒屋とは一線を画 すレストランサービスを体験する。居酒屋に比べ 期待値が高い分、繊細なサービスが求められると ころを踏まえて観察する。 ②料理・・・本場で修行を重ねたシェフの料理を満 喫する。特にパスタ。現地にて長い修行を重ねた シェフの繰り出す生パスタを堪能する。 変わらなければ何の意味もない。 • こうした新しい経験を経て、出来る人間は変化していく。できない人間は、変化しない。 • 長谷川は、大学時代から自らの資金を投じ、分不相応な経験を重ねてきた。それゆえにいまがある。 • 私はその経験で成長できたと感じている。それゆえに、部下にもそれを経験させる。 • 飲食業に携わる人は、まとまった時間がとりづらい。それ故行動範囲が狭くなり、器の小さな人間に なりやすい。弊社は社員旅行を定期的に実施し、それを防止する。 • 意識していなければ、変われない。意識していなければ、ただの豪遊である。 • セレンディピティを経験し、自分の将来に活かす。これはそのための投資である。 • この投資が、部下を成長させ、ひいてはお店に利益をもたらすものだと信じている。 この旅行が新たな世界観の創造に つながることを望む。 2017/1/17 元祖タレカラ 長谷川 諒
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