基本設計コンセプト [137KB pdfファイル]

体育館と武道場の地域開放
(仮称)吉川市立第4中学校建設工事 基本設計コンセプト
歩行者動線と分離した駐車場計画
屋上プールでグラウンド面積を確保
~近隣の学校と連携し、地域社会に寄り添う中学校となるために~
1.安全・安心な施設計画
・歩行者用の正門と車両用の通用門を完全に分け、動線の歩車分離を徹底します。
駐車場
通用門
・グラウンドを見渡せる部分は見通しの良い植栽計画とし、地域との関係性に配慮します。
登下校時の
たまり空間
をつくる
・安全性の高い遊歩道側に正門を配置するとともに、通学路は安全性と利便性に配慮して遊歩道と一体的
に整備します。
・車イス等の使用に配慮したバリアフリー対策や利用者を限定しないユニバーサルデザインを採用します。
2.充実した学習環境の整備
・多目的スペースを設けることで、多様な学習プログラムや活動等に対応します。
正門
・学年集会等が開催しやすい環境を整備することで生徒間のコミュニケーションを促進します。
自然採光と通風を確保
・特別教室群は将来的な学習環境の変化にも対応可能なスペースを確保します。
南向きの明るい教室
・多目的作業室を南側に設け、理科、家庭科、技術等の様々な授業で活用可能な計画とします。
見通しのよい植栽計画
3.施設用地の有効的な利用
・校舎は4階建てとし、屋上にプールを設置することで敷地の有効利用を図ります。
通学路の安全性に
配慮した正門の配置
グラウンド
・グラウンドは300mトラックと直線路110m、テニスコートが確保可能な広さとします。
遊歩道と一体的に整備
・敷地北側に駐車場をまとめて配置することで必要な台数を確保するとともに、校舎と戸建て住宅の離隔
を十分に取ります。
トラック300m、直線路110m
テニスコート
4.地域社会との連携と将来的な活用への取組み
・体育館エリアは開放ゾーンとして貸出しが可能なように、校舎エリアとセキュリティの区分けが可能な
計画とします。
北
見通しのよい植栽計画
・開放ゾーン内には更衣室、器具庫、体育館トイレを設け、開放時に利用できる計画とします。
・武道場は、柔剣道に限らず、各種発表会や会議などの利用も可能な計画とします。
・普通教室間の間仕切り壁は撤去が容易な構造とし、将来的な多目的利用に対応できる計画とします。
5.防災拠点整備
・災害時に必要な物品を収納する防災倉庫は、利便性を考慮し体育館に近接させます。
・災害時にプール水の有効利用が可能なシステム構築を検討します。
・敷地内に耐震性貯水槽の用地を確保し、災害時の飲用水としての利用が可能な計画とします。
・下水道直結のマンホールトイレや、災害用排水槽の設置を検討します。
・体育館の他、武道場も学校分離を考え、避難者の受け入れを可能な計画とします。
・災害時に給食受領ホールや調理室の機器、備品などを積極的に活用できる配置計画とします。
■計画概要
■敷地概要
建築面積: 4,816.26㎡
地名地番:吉川市美南五丁目17番地1、2、3
延床面積:10,334.34㎡
敷地面積:28,371.54㎡
主要用途:中学校
用途地域:第一種低層住居専用地域
構造規模:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造 地上4階建て
地域地区:吉川駅南地区地区計画区域
6.自然環境との調和に配慮した施設計画
学校施設:校舎 約8,235㎡(プール施設含む)
防火地域:指定なし
・自然採光、通風に配慮し、吹抜けや光庭を計画とします。
(普通・特別支援教室 最大29教室、多目的室、特別教室整備)
建ぺい率:50%
:体育館 約1915㎡、プール25m、運動場
容積率 :100%
・環境負荷低減のために、屋上緑化や太陽光発電パネルの設置を計画します。
その他 :体育倉庫、部室、ごみ庫等(約185㎡)
Title
(仮称)吉川市立第4中学校建設工事
Scale
基本計画及び基本設計
基本設計コンセプト
No.
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01