「平成28年度省エネ大賞」の受賞について

平成29年1月23日
四 国 電 力 株 式 会 社
「平成28年度省エネ大賞」の受賞について
当社は、室戸海洋深層水株式会社、高知工科大学および一般社団法人日本エレクトロヒー
トセンターと共同で実施した「塩製造工場における廃熱等を活用した省エネルギーの取り組
み」に関して、平成28年度省エネ大賞※1の省エネ事例部門「資源エネルギー庁長官賞」を
受賞しました。
このたびの受賞は、塩製造工場※2での海水濃縮工程において、化石燃料を使用した蒸気釜
に代わり、これまで大気に捨てていた熱を活用した電気ヒートポンプ式濃縮装置の導入と逆
浸透膜の多重化などにより、エネルギー使用量を93%削減し、その優れた省エネルギー性
などが高く評価されたものです。
当社といたしましては、保有する技術力やノウハウ等を活用し、エネルギー利用に関する
お客さまの様々なニーズにお応えするソリューションサービスを展開し、今後もお客さまか
ら、信頼され、選択され続ける企業を目指してまいります。
※1:省エネルギー意識の浸透や省エネルギー製品の普及促進を行うことを目的として、
平成23年より、一般財団法人省エネルギーセンターが経済産業省の後援を受け、
主催している。
※2:室戸海洋深層水株式会社
所 在 地 高知県室戸市室戸岬
設
立 平成10年2月
事業内容 海洋深層水を材料とした清涼飲料水、食品添加物の製造・販売
海洋深層水を利用した自然塩、ニガリ、濃縮海水の製造・販売等
以
(別紙)塩製造工場における廃熱等を活用した省エネルギーの取り組み概要
上
(別 紙)
塩
塩製造工場
場における
る廃熱等を
を活用した省エネルギ
ギーの取り
り組み概要
要
1.省エネ
ネルギーの
の取り組み内
内容
従来の
の化石燃料
料を使用した
た蒸気釜に
による海水濃
濃縮におい
いては、水 分を蒸発さ
させるために
多量の熱
熱エネルギ
ギーが投入されていま
ましたが、投入された
た熱エネル
ルギーは、水
水分の蒸発
発に
伴い、蒸
蒸気として
て蒸気釜の上
上部から大
大気中へ、放
放出されて
ていました 。
この廃
廃熱を再利
利用することにより、 海水濃縮工程のエネ
ネルギー使
使用量を大幅
幅に削減で
でき
ることか
から、当社
社はエネルギ
ギー効率に
に優れる電気
気ヒートポ
ポンプ式濃 縮装置の導
導入につい
いて
コンサル
ルティング
グ活動を進め
め、平成2
27年9月に蒸気釜か
から電気ヒ ートポンプ
プ式濃縮装
装置
への転換
換を行いま
ました。
○各者
者の主な役
役割分担
・室
室戸海洋深
深層水(株)
:省エ
エネにあたっての課題
題抽出
・四
四国電力(株
株)
:ヒー
ートポンプ式濃縮装置
置導入に係 るコンサル
ルティング
グ
・高
高知工科大
大学
:逆浸
浸透膜の多重化などに
に係る研究
究開発
・((一社)日本
本エレクトロヒートセ
センター:エネ
ネルギー量の計測評価
価、省エネ 技術の普及
及拡大
2.濃縮工
工程におけ
ける省エネル
ルギーの達
達成状況
塩 1kg を製造
造するための
のエネルギー
ー使用量(原
原油換算)
塩製造工程に
における電気
気ヒートポン
ンプ式濃縮装
装置の導入
以
上