第66号 1月20日 プロ司会者に学ぶ 話し方のコツ

校長だより第 66 号 平成 29 年 1 月 20 日
プロ司会者に学ぶ 話し方のコツ
2 月 11 日(土)建国記念日に本校では各種研究活動の発表や、総合学科 1 年生が行ってきたライ
フプラン、2 年生のインターンシップ、先般東京日本橋しまね館で行ったチャレンジショップなどこ
の 1 年間の学習活動の発表会を実施します。本日環境土木科で実施しているように各科で課題研究
発表会やプロジェクト発表会と銘打って“予選”となる発表会を実施し、そこを通過した代表者によ
る発表が中心となりますが、生徒が研究したことや体験したことなど様々な発表が行われます。この
発表会の実施に向けて今年度は新たに 2 つの新たな取り組みが計画されています。
本日の環境土木科 3 年生課題研究発表会の様子 (2 年生・1 年生は聴衆者として参加しました)
まず 1 つは、よりよい発表会の運営を目指して、司会進行を担当する生徒に対しては、司会進行
をする上での基礎的・基本的なスキルを事前に学び、発表者を行う生徒には、聴衆者にとって聞きや
すい分かりやすい伝え方、表現方法を事前に学び、発表会をコーディネートする能力やプレゼン能力
を高めて発表会を実施しようとするものです。2 つ目は、前日に運営や発表にあたる全ての生徒を対
象にリハーサルを行い、生徒自らが円滑な運営と自信を持って舞台で活躍できるように計画している
ことです。
本日は、株式会社ちいきおこし 取締役 河野美知様をお招きし、司会進行を担当する生徒会・農業
クラブ・家庭クラブの生徒に対し、アナウンスやプレゼンテーションを行う際の心構えや技能につい
てご指導いただきました。河野様は元山陰中央テレビのアナウンサーで、週刊・ヤッホー!や TSK
スーパーニュース、めざましテレビなどを担当しておられたようです。進行役といえば、教員が作っ
た進行シナリオ(アナウンス原稿)をどれだけ間違わずに、かまずに正確に読めたかがこれまでの評
価だったように思います。これはこれで大事なことだと思うのですが、もう少し背伸びをして、発表
会全体をコーディネートできるような力や話し方のコツみたいなものも役員の皆さんにはつけてい
ってほしいとの思いから、今回初めて計画されました。
生徒はそれぞれ自分が担当するところが決まって
います。開会式のアナウンスから当日の流れを追って、
丁寧にご指導いただきました。開会宣言をする人はし
っかりと堂々と話すこと、この最初の言葉で発表会が
決まる。口を大きく開けて、笑顔で話すこと、名前を
伝えるときは少しゆっくり目に、発表のタイトル紹介
は愛を込めて伝えることなど、ちょっとしたコツみた
いなものを教えていただくだけで、格段に上手になっ
ていく生徒の姿がありました。
舞台に立って進行をするアナウンスと陰アナの違
いやポイント、マイクの使い方、場を改めてピリッと
ムードをかえるアナウンスの仕方など 1 時間という
短い時間ではありましたが、密度の濃い研修となりま
した。参加した生徒からも「勉強になった」「やはり
プロは違う」などの感想があり、今日の研修会がいい
刺激になってくれたようです。
あとは、
「自主トレ」だそうですので、発表会まで
に腕を磨いてくれると思います。
このプロ司会者に学ぶ話し方研修会は 1 月 27 日に 2 年生の発表者、2 月 2 日に 3 年生の発表者を
対象に計 3 回計画されています。松農発表会で発表者はもちろん、司会役の生徒達がどのようなア
ナウンスをして発表会を進行していくか、そして生徒の成長を願って仕掛ける教員と自分の可能性を
拡げようとするステージ上の生徒たち、さらに全員でいい発表会にしようとする全校生徒の活動を楽
しみにしてご来場ください。