新しい年そして3学期の始まり 学校だより11号

第
号
平成 29 年1月 26 日
天童市立第一中学校
学校だより
干布小学校のかわいらしい2年生の児童たちが、自分たちでつく
った団子木を持ってきてくれました。“一中のおにいさん、おね
えさん、かぜをひかないで勉強がんばってください。”そんな願
いが感じられます。各学年の廊下や掲示板には今年の決意や応援
メッセージが飾ってあります。自分の意志、いろんな人の応援を
力に、1年のスタートそして最後の学期をがんばりましょう。
校長
原田
寧
平成29年、2017年が幕を開けてもうすぐ1月も終わろうとしています。冬休み中は、家
庭学習や部活動、生徒会役員や評議員はリーダー研修会、3年生は受験勉強などで、前向きな冬
休みを送ってくれました。そして事故もなく3学期を始めることができたことをうれしく思って
います。
3学期は48日です。短い学期ですが、1年のまとめと次年度へのつなぎとなる重要な学期に
なります。始業式では、学年代表の3名が今年や3学期の抱負を堂々と述べました。
私からは3学期のめあてとして次のようなお話をしました。
その1 最後の3か月。仲間たちと、たくさんの「ありがとう」をつくろう。
皆さんのクラス、同級生そして先生。出会ったのは偶然かも知れません。でもそれは皆さんの
人生の中の重要な1年間を一緒に過ごした仲間です。「一期一会」という言葉があります。私の
好きな言葉です。ここで出会ったことは“キセキ”なのです。
先日、天童でも成人式が行われました。お正月は、20歳でない年の人たちも市内のホテルで
いろんな学校の同窓会があったようです。私も去年天童三中の同窓会に担任の立場でお呼ばれし
て参加してきました。もう40歳を越える年齢の昔の生徒たちが、集まると、みんな中学生に戻
ったような気持ちになって、懐かしい気持ちで昔話を始めていました。それくらい、中学校の思
い出は一生の宝物だし、ここで出会った仲間は一生の仲間です。
そんな仲間と今の教室で過ごすのも残り3ヶ月。いい思い出でしめくくってほしいです。もめ
事があったり、ケンカをしたりしても仲直りすればいい。でも、人をいじめたり、バカにしたり、
傷つけたり、イヤな思いをさせて終わらせてほしくはありません。同じ教室でともに暮らす仲間
として、お互いを尊重し、「思いやりの心」を持って生活していってください。1年間、クラス
の中でいろいろあったけど、一緒にたくさん楽しいことを体験できて本当によかった。ありがと
う。ありがとう友だち。ありがとう仲間たち、ありがとう先生と、最後にたくさんのありがとう
が言えるような3学期にしてほしいと思います。
その2 ラストスパートをがんばろう。
特に3年生。短い3学期ですが、最後のがんばりがものを言います。これまでコツコツとがん
ばってきた人は、その積み上げをしっかり形にしてほしい。正直あまりちゃんとできなかった人
は、まだ出し切っていないパワーを全開にしてがんばってほしい。「こんな風にしたい」「こん
な自分にしたい」と最初に立てた目標を達成したり、昨日の自分より成長した自分を実感したり
できるように、いいフィニッシュになるように全力で取り組んでいってほしいと思います。
3年生の皆さん。正念場の3学期ですが、弱気や怠け虫に負けないでください。勝負の時です。
仲間たちとともに、最後までがんばり抜いてください。そして3月16日は一中生の誇りと自信
を持ち、胸をはって、この一中から力強く飛び立っていってください。
2年生の皆さん。生徒会でも部活動でも一中のリーダーになります。3学期は修学旅行の準備
や駅伝の練習も始まります。これから最上級生になるという自覚はありますか。3年生になるた
めの準備は、もう始まっています。
1年生の皆さん。これまでの中学校生活ですっかり中学生らしい顔つきになってきました。4
月には後輩が入ってきて、皆さんは2年生、先輩になります。先輩の姿から学んだことを今度は
自分がいい先輩になれるように準備をしていってください。
全校の皆さん。今日から48日の3学期、そして平成29年、2017年のスタートです。ど
んな3学期、どんな1年にするか。まずは教室で自分の目標をしっかり確かめて、一日目をスタ
ートさせましょう。
(1.10 3学期始業式校長あいさつより)
私の今年の抱負です。いじめなどで悲しい思いをするよりも、あたたかいふれあ
いや、うれしい出来事がたくさん生まれるような学校にしたい。そう思います。
2学期は、活力祭や合唱コンクールなどで一中らしい活力と気品のある場面が
たくさん見られましたが、トイレに落書きが書いてあったり、人がいやな思いを
する言葉や行為が見られたりすることがありました。とても残念なことです。
一中を、本当に明るく、みんなが過ごしやすい学校にしたい。生徒一人一人
が将来の夢を持ち、その実現に向けて勉強や生徒会活動や部活動にがんばって
いく学校にしたい。困っている人がいたら、声をかけてあげたり、手を貸して
あげたりする、やさしさや思いやりの心がたくさん育つ日本一の学校にしたい。
そう思っています。きっと生徒のみんなもそう願っていると思います。
そのためには生徒のみなさんの力が必要です。1年で達成できるか
わかりません。でも、その夢に向かってがんばろうと思い
ます。生徒のみなさん、いっしょにがんばっていきましょう。
(原田)
3年生を励ます会
by
1.16
校内放送
激励の言葉を贈る生徒会長。放送による「励ます
会」になりましたが、伝えたい思いは3年生にしっ
かり届いたと思います。
3年生は高校受検に向けて猛勉強中。体調管理をしっかりして
本番まで粘り強くがんばってほしいですね。
受検 勉強 お疲れさ
3年 生のみなさん、日頃の
強、家に帰ってから
まで す。毎日、学校での勉
います。また、最近
での 勉強とても大変だと思
はやっているような
はか ぜやインフルエンザが
さい。
ので、体に気をつけてくだ
のみなさん、 最後
これ から受検があ る3年生
尽く して きて く ださ
ま であ きら めず に最 善を
います。 3年生のみ
い。 うまくいくよう願って
がとうございました。
なさん、今まで本当にあり
表としてがんばりま
来年 は、ぼく達が一中の代
にして、楽しく過ご
す。 卒業までの時間を大切
2年1組より
してください。
がんばれ
せんぱい!
干布小から団子木をいただきました。
1.13
「受検勉強でがんばっている3年生を、
応援やメッセージで励まそう!」と新生徒
会が企画し練習や準備をしてきた行事で
したが、インフルエンザのため急きょ放送
での会になりました。代表の言葉や各クラ
スからの寄せ書き絵馬には3年生への感
謝と激励の気持ちがたっぷりこもってい
ます。3年生は、後輩たちの応援や仲間の
励まし、家族や先生たちの支えを糧に、受
検そして新たな出発に向かって力強く進
んでいきましょう。
☝今、お昼の放送では、広報委員会が3年生に応援と
感謝のメッセージを送っています。上のメッセージは
1月23日に読まれた2年1組のものです。広報委員
が心を込めて読んでくれました。メッセージはこれか
らも続いていきます。
干布小学校の1、2年生は、地域のおじいさん
おばあさんと一緒に団子さしをするのが恒例行事
になっているようです。今年も豊作や安全を祈り
ながら楽しくつくったそうです。そんな団子木の
1本を、2年生の児童4名が一中の先輩にと持っ
て来てくれました。
「きれいな色だね。どうやってつくったのです
か。」と聞くと、「団子に絵の具を少しだけ入れて
混ぜるんです。」と教えてくれました。入れすぎる
とビチャビチャになるのだそうです。がんばって
つくってくれた団子木から元気をいただきます。
県大会で金賞・銀賞獲得
アンサンブルコンテスト
1月14日(土)酒田市希望ホールで全日本アンサン
ブルコンテスト県大会が行われました。地区大会を勝ち
抜いた一中吹奏楽部の打楽器三重奏と管打楽器八重奏
の2グループは、希望ホールでも素晴らしい演奏を響か
せました。その結果、打楽器三重奏が金賞、管打楽器八
重奏が銀賞を獲得することができました。大きなホール
で本人たちが演奏を楽しくできたのが何よりの収獲だ
と思います。ブラボー!
一中生の絵が
カレンダーに
昨年度、全国教育美術展で特選にな
った K さんの絵が、サクラクレパス
2017 年のカレンダーの表紙を飾りま
した。ゆっくりながめていたくなると
ても楽しい作品です。
見事金賞を獲得した打楽器三重奏の3人。
学校保健委員会を開催しました。
1月24日(火)、学校医、薬剤師、PTA 役
員をお招きして、学校保健委員会を開催しまし
た。健康診断の結果及び保健上の現状や、メデ
ィアに関わる取り組みや課題について話し合
い、学校医と薬剤師の先生方から様々なご指導
をいただきました。
本校では、むし歯のない生徒の割合が高いと
いうよい状況があります。今後もブラッシング
の指導を進めるとともに、歯周病等の予防の知
ご指導をいただいた学校医、薬剤師の先生方、貴重な
識・理解を進める講話の実施も検討していきた
ご意見をいただいた PTA 役員の皆さんありがとうご
いと思います。
ざいました。
インフルエンザなどの感染症は、「うつらな
い努力」と「うつさない努力」が必要であるというご指導もいただきました。
メディア関係では、テレビ、ゲーム、ケータイ等のメディアを1日3時間以上使用している生
徒の割合が 10.3%と昨年度の 21.3%より半減している(H28 学習状況調査より)など、PTA の
「家庭教育宣言」等の成果が現れていると思われます。しかし、SNS やゲームには使用時間や使
い方によって健康の面だけでなく生徒指導面でもリスクが大きいことから、今後、親子で研修を
したり、小・中連携を進めたりするなど取り組みへの意見をいただきました。これからの取り組
みに生かしていきたいと思います。
(詳しくは、保健だより「元気」№20 をお読み下さい。)