水蒸気雰囲気下における炭素複合材の分析 炭素複合材の非晶質炭素量を分析する技術を開発しました(特許出願済) 二次電池負極材などの炭素複合材の製造工程における簡便かつ正確な品質管理手法 に適用できます 本技術の特徴 ●水蒸気をガス化材として炭素複合材中の炭素質を選択的にガス化し、炭素質存在量を定量分析できる ●ガス化前後試料のラマンスペクトルより、ガス化後試料は黒鉛粒子と同等であり、被覆非晶質炭素を 本手法によりすべてガス化できることを確認 ●非晶質炭素被覆黒鉛粒子の分析の結果、仕込被覆量と分析値の間に良好な直線性が成立 黒鉛粒子 結晶性構造 (graphite) 被覆炭素 非結晶性構造 (amorphous carbon) 二次電池負極材 被覆炭素(非晶質構造)を選択的にガス化させ、その存在量を分析 I(G) Intensity 2000 (a) ガス化前 (b) ガス化後 (c) 黒鉛粒子 非晶質炭素存在量(分析値) [wt%] 2500 1500 1000 I(D) 500 (a) (b),(c) 0 2000 1800 1600 1400 Raman Shift [cm-1] 1200 1000 800 仕込被覆量[%] 仕込被覆量 ガス化前後試料のラマンスペクトル 非晶質炭素存在量と仕込被覆量との関係 本技術は大阪ガス株式会社および大阪ガスケミカル株式会社との共同研究により開発しました KRIからのご提案 からのご提案 ●さまざまな炭素複合材の分析技術の開発 ●高速昇温炉(最大300℃/min)を用いた分析技術の開発 現在開発中の事例【炭素繊維強化複合材の分析(特許出願準備中)】 CF1 樹脂成分 CF2 炭素繊維強化複合材 樹脂成分ガス化後 株式会社 KRI 環境化学プロセス研究部 tel:06-6466-2911 CF1成分ガス化後 メールでのお問い合わせはこちらから
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