自動販売機設置事業者募集要項

自動販売機設置事業者募集要項
(国立県営兵庫障害者職業能力開発校)
兵庫県が行う自動販売機設置事業者(以下「設置事業者」という。)の募集に参
加される方は、この募集要項及び関係法令等を御承知の上、お申込みください。
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公募物件の概要
所在地:伊丹市東有岡4丁目8番地
物件
番号
設置場所及び外形寸法上限
(幅×奥行き)
訓練棟
台
数
品 目
最低使用料
(税込・年額)
※自動販売機本体寸法
①
(1.20×1.00m)
1台
清涼飲料水 12,042円
1台
清涼飲料水 12,760円
※使用済みの回収ボックス(2台分)
(0.80×0.50m)
寄宿厚生棟
※自動販売機本体寸法
②
(1.20×1.00m)
※使用済みの回収ボックス(2台分)
(1.00×0.60m)
(1) 開庁日は、月曜日から金曜日です。(土曜日、日曜日、祝日及び年末年始
(12/29~1/3)を除く。
)
(2) 設置場所は、自動販売機設置位置図のとおり。
(3) 外形寸法上限には、放熱スペース等を含みます。
(4) 自動販売機の機種によっては、設置及び商品の補充やメンテナンスのため
の扉開閉や通行等に支障がある場合も考えられますので、事前に設置場所の
確認をお願いします。
(5) 複数の物件に応募することも可能です。
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応募資格要件
次の要件をすべて満たす法人又は個人に限り応募することができます。
(1) 次の①から⑥までのいずれにも該当しない者であること。
① 成年被後見人
② 民法の一部を改正する法律(平成11年法律第 149号)附則第3条第3項の
規定によりなお従前の例によることとされる同法による改正前の民法(明治
29年法律第89号)第11条に規定する準禁治産者
③ 被保佐人であって、契約締結のために必要な同意を得ていない者
④ 民法第17条第1項の規定による契約締結に関する同意権付与の審判を
受けた被補助人であって、契約締結のために必要な同意を得ていない者
1
⑤
営業の許可を受けていない未成年者であって、契約締結のために必要な同
意を得ていない者
⑥ 破産者で復権を得ない者
(2) 次の①から⑥までのいずれにも該当しない者(①から⑥までのいずれかに該
当する者であって、その事実があった後2年を経過した者を含む。)であるこ
と。
①
兵庫県との契約の履行に当たり、故意に工事若しくは製造を粗雑にし、又
は物件の品質若しくは数量に関して不正の行為をした者
② 兵庫県が実施した競争入札又はせり売りにおいて、その公正な執行を妨げ
た者又は公正な価格の成立を阻害し、若しくは不正の利益を得るために連合
した者
③ 落札者が兵庫県と契約を締結すること又は兵庫県との契約の相手方が契
約を履行することを妨げた者
④ 地方自治法(昭和22年法律第67号)第234条の2第1項の規定により兵庫
県が実施する監督又は検査にあたり職員の職務の執行を妨げた者
⑤ 正当な理由なく兵庫県との契約を履行しなかった者
⑥ 前各号のいずれかに該当する者で、その事実があった後2年を経過しない
者を契約の締結または履行にあたり代理人、支配人その他の使用人として使
用した者
(3) 兵庫県暴力団排除条例(平成22年兵庫県条例第35号)第2条第1号に規定
する暴力団、第3号に規定する暴力団員又は兵庫県暴力団排除条例施行規則
(平成23年兵庫県公安委員会規則第2号)第2条各号に規定する暴力団及び暴
力団員と密接な関係を有する者でないこと。
※県は、許可の相手方が暴力団等であるか否かについて兵庫県警察本部長に意
見を聴くことがあります。
(4) 破壊活動防止法(昭和27年法律第240号)に基づくところの破壊的団体及び
当該団体の役員もしくは構成員でないこと。
(5) 国税及び兵庫県税の未納がないこと。
(6) 本件募集に係る自動販売機について、前回公募手続きにより設置事業者とし
て決定された応募者について
①使用許可を受けたのに自動販売機を設置しなかった者、又は使用許可期間
満了前に自己都合により自動販売機を撤去した者(撤去しようとする者も
含む)でないこと。
②正当な理由なくして使用許可の手続きに応じなかった者でないこと。
3
公募条件等
(1) 使用料等
① 使用許可の期間
使用許可の期間は平成29年4月1日から平成30年3月31日までとします。平成
29年4月1日以降、継続して使用しようとする場合は、当初兵庫県が設定した公
募条件を変更しないことを条件として1年ごとに申請(更新を希望しない場合
2
は、使用許可の期間が満了する3か月前までに兵庫県に書面により通知するこ
と)を行うことにより、最長で平成32年3月31日までの間、使用許可を受ける
ことができます。
ただし、公用・公共用としての必要性や使用者の使用状況を勘案して支障が
ないと兵庫県が判断した場合に限ります。
② 使用料
ア 物件ごとに設置事業者として決定した者が提示した応募価格をもって
年額使用料とします。
イ 使用料は、歳入徴収官厚生労働省労働基準局長が発行する納入通知書に
より、指定する期限までに全額納入してください。
ウ 使用許可の期間が1年に満たない端数があるときは月割りをもって計
算し、1月に満たない端数があるときはこれを1月として計算します。
③ その他必要経費等
自動販売機の設置及び撤去に要する工事費(電力使用量計測用子メーター
設置費等含む)、維持管理等にかかる一切の費用は設置事業者の負担としま
す。
また、自動販売機の運転に必要な光熱水費等についても全額設置事業者の
負担とし、兵庫障害者職業能力開発校が発行する納入通知書により、指定す
る期限までに全額納入してください。
④ 設置条件
自動販売機は(物件番号ごとの)自動販売機設置位置図に示した場所に、
指定した外形寸法を超えないものを設置してください。
また、電力等使用量計測用子メーターを設置するほか、転倒防止対策も併
せて行ってください。
(2) 使用上の制限
使用期間前及び使用期間中は、次のことを遵守してください。
① 使用許可の条件を遵守し、使用料等を指定する期限までに確実に納付する
こと。
② 使用許可期間中に、法令等の規定により販売について許認可等を要する場
合は、その取消しを受けていないこと(該当の場合のみ)。
③ 自動販売機を設置する権利を第三者に譲渡若しくは転貸し、又は担保に供
してはならないこと。
④ 販売品の搬入・廃棄物の搬出等を行う時間及び経路については、兵庫県及
び兵庫障害者職業能力開発校の指示に従うこと。
⑤ 消費電力の低減等の技術を導入した省エネ機(エコ・ベンダーなど)や、
二酸化炭素を冷媒としたノンフロン対応機をはじめ、開庁時間外や閉庁日は
センサーやタイマーの設置による自動点灯・消灯などの環境対策機能を備え
た自動販売機とすること。
⑥ 大型コイン一括投入口、商品選択ボタン、大型取出口などユニバーサルデ
ザインに配慮した自動販売機とすること。
⑦
販売品目は、お茶、水、炭酸飲料、スポーツ飲料、ジュース類、コーヒ
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ー、紅茶などの缶・びん・ペットボトル等密閉式の容器入りの清涼飲料水と
し、酒類の販売はしないこと。なお、具体的な品目については、兵庫障害者
職業能力開発校と協議すること。
⑧ 標準小売価格から30円以上下げた価格で販売すること。
(3) 維持管理責任
次のことを遵守してください。
① 自動販売機の設置管理、故障時の対応、商品補充、金銭管理など自動販売
機の維持管理については、設置事業者が責任をもって行うこと。
また、商品の賞味期限に注意するとともに、在庫・補充管理を適切に行う
こと。
なお、自動販売機の設置管理、故障時の対応、商品の補充及び売上代金の
回収等を他者に行わせようとする場合は、自動販売機の管理関係等に関する
届出書を兵庫障害者職業能力開発校経由で兵庫県に提出すること。
② 自動販売機の設置にあたっては、据付面を十分に確認したうえで安全に設
置すること。
③ 自動販売機の故障や問い合わせ、苦情については、設置事業者の責任にお
いて対応すること。また、自動販売機の見えやすい場所に故障時等の連絡先
を明記すること。
④ 兵庫県及び兵庫障害者職業能力開発校は、それぞれの責によることが明ら
かな場合を除き、盗難事故や破損事故等に関し、一切の責任を負いません。
⑤ 原則として自動販売機に併設して、販売する清涼飲料水等の容器(缶・び
ん・ペットボトル等)の種類に応じた使用済容器の回収ボックスを設置し、
設置事業者の責任で適切に回収・リサイクルすること。
⑥ 衛生管理及び感染症対策は、関係法令等の遵守・徹底を図るとともに、関
係機関等への届出、検査等が必要な場合は遅滞なく手続きを行うこと。
(4) 使用許可の取消し
許可の条件に違反する行為があると認めるときは、使用許可を取り消すこと
があります。
(5) 自己都合による自動販売機の撤去
① 設置事業者は、使用許可期間満了前に自己の都合により自動販売機を撤去
しようとする場合は、撤去しようとする日の3か月前までに兵庫県に書面に
より通知してください。
この場合、納入済の使用料は還付いたしません。
② 使用許可期間満了前に自己都合により自動販売機を撤去した場合は、同物
件にかかる次回公募手続きに参加できません。
(6) 原状回復
設置事業者は、許可期間が満了又は上記3の(4)により許可が取り消された
場合や上記3の(5)により自動販売機を撤去する場合は、速やかに原状回復し
てください。
なお、原状回復に際し、設置事業者は一切の補償を兵庫県及び兵庫障害者職
業能力開発校に請求することができません。
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(7)適正な労働条件の確保
この契約における労働者の適正な労働条件を確保するため、別記「適正な労
働条件の確保に関する特記事項」を守らなければなりません。
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参考データ
(1)庁舎内職員数等(平成28年4月現在)
庁舎内職員数 37名、訓練生総数 55名(うち入寮者6名)
(2)既設置自動販売機の年額使用料金
①訓 練 棟 230,400円(税込)
②寄宿厚生棟
10,737円(税込)
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応募申込方法等
(1) 申込方法
<郵送する場合>
受付期間 : 平成29年1月20日(金)~平成29年2月6日(月)必着
送 付 先 : 〒650-8567
神戸市中央区下山手通5丁目10番1号
兵庫県産業労働部政策労働局能力開発課 公共訓練班 あて
※簡易書留又は書留により送付してください。
※申込みに必要な書類が受付期間内に到着しない場合や不備があった場合
は、受付できませんので御注意ください。
※電話、ファックス、インターネットによる申込みはできません。
<持参する場合>
受付期間 : 平成29年1月20日(金)~平成29年2月6日(月)
午前9時~午後5時まで(午後0時~午後1時を除く)
なお、土曜日、日曜日、祝日は受付を行いません。
提 出 先 : 神戸市中央区下山手通5丁目10番1号
兵庫県産業労働部政策労働局能力開発課 公共訓練班
(1号館5階)
(2) 申込みに必要な書類
① 応募申込書(様式1)
② 応募価格提案書(様式2)
③ 誓約書(様式3)
④ 印鑑登録証明書(法人の場合は印鑑証明書)
※応募申込日から1か月以内に発行されたものに限ります(コピー可)
。
⑤ 住民票記載事項証明書(法人の場合は法人登記簿(履歴事項全部証明書又
は現在事項証明書))
※応募申込日から1か月以内に発行されたものに限ります(コピー可)
。
⑥ 国税及び兵庫県税の未納がないことの証明書
ア 国税は納税証明書(その3の2又はその3の3)
イ 兵庫県税は納税証明書(2)
5
※応募申込日から1か月以内に発行されたものに限ります(コピー可)
。
⑦ 販売品目等一覧表(様式4)
⑧ 役員一覧表(様式5)
※同時に複数の物件を申込みされる場合は、①、③~⑥及び⑧の書類は1
部で結構ですが、②及び⑦は物件ごとに必要です。
(3) 応募価格提案書の無効
次のいずれかに該当する場合は、無効とします。
① 最低使用料を下回るもの
② 応募資格がない者が応募価格提案したもの
③ 指定の期間内に提出しなかったもの
④ 物件番号、応募価格、日付、住所、氏名及び押印(印鑑証明印)のないも
のはこれらが分明でないもの
⑤ 応募価格の訂正をしたもの
⑥ 価格提案に関し不正な行為を行った者が提案したもの
⑦ その他価格提案に関する条件に違反したもの
(4) 書類の提出方法
① 応募価格提案書のみ定型封筒(長形3号など)に入れた上で封をし、押印
(印鑑証明印)するとともに、その封筒の裏面に物件番号を油性ボールペン
等で記入し、応募申込書その他必要書類を添えて、郵送又は持参により提出
してください。
② 複数の物件に申し込むことができますが、応募価格提案書は物件ごとに封
筒を分けてください。
(5) 申込みに当たっての留意事項
① 使用許可は、応募申込書に記載された名義以外では行いません。
② 受付期間内に限り価格提案を辞退することができます。その場合は、価格
提案辞退届(様式8)を、受付期間内に郵送又は持参してください。
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設置事業者の決定
(1) 提出された応募書類の審査を行い、必要な資格を満たしている者を設置事業
者の選定対象とします。
(2) 公募物件に対し、兵庫県が設定する最低使用料以上の額で、かつ、最高の応
募価格提案した者を選定し、設置事業者とします。なお、最高の応募価格提案
が2者以上ある場合は、当該応募者立会のもと、くじにより選定します。
なお、当該応募者が、諸般の事情により、兵庫県が指定する日時・場所に立
ち会うことができない場合は、本件自動販売機設置事業者決定事務に関係のな
い職員にくじを引かせ、設置事業者を決定します。
(3) 設置事業者の公表等
設置事業者の決定は、平成29年2月9日(木)の予定です。設置事業者の決定
後、応募者に応募物件ごとの決定金額及び決定した設置事業者名を書面により
通知するとともに、兵庫県ホームページに決定金額及び設置事業者の法人・個
人の区分並びに応募者数を掲載します。
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(4) 公募の中止・延期
不正な応募が行われるおそれがあると認めるとき又は災害その他やむを得
ない理由があるときは、公募を中止又は延期することがあります。
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使用許可申請の手続き
設置事業者に決定した者は、平成29年2月20日(月)までに、次の書類を提出
してください。
(1) 行政財産使用許可申請書(兵庫県指定様式)
(2) 印鑑登録証明書(法人の場合は印鑑証明書)
※行政財産使用許可申請の日から3か月以内に発行されたものに限ります。
(3) 住民票記載事項証明書(法人の場合は法人登記簿(履歴事項全部証明書又は
現在事項証明書))
※行政財産使用許可申請の日から3か月以内に発行されたものに限ります。
(4) 国税及び兵庫県税の未納がないことの証明書
ア 国税は納税証明書(その3の2またはその3の3)
イ 兵庫県税は納税証明書(2)
※行政財産使用許可申請の日から3か月以内に発行されたものに限ります。
(5) 設置場所の図面
(6) 設置する自動販売機のカタログ(仕様、寸法、消費電力等がわかるもの)
(7) 自動販売機の設置管理、商品補充等を行う者が設置事業者と異なる場合は、
自動販売機の管理関係等に関する届出書(様式6)
※同時に複数の物件について許可を受けようとする場合は、(2)~(4)の書類は1
部で結構ですが、(1)及び(5)~(7)は物件ごとに必要です。
※(2)~(4)の書類は、応募申込時に原本を提出している場合は不要です。(ただ
し、行政財産使用許可申請日から3か月以内に発行されたものに限ります。)
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設置事業者の決定の取消し
次のいずれかに該当する場合は、設置事業者としての決定を取り消します。
(1) 正当な理由なくして、指定する期日までに使用許可の手続きに応じなかった
場合
(2) 設置事業者が応募資格を失った場合
※なお、(1)又は(2)に該当する場合、同物件に係る次回公募手続きに参加でき
ません。
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その他
使用許可の手続き及び履行に関する一切の費用については、設置事業者の負担
となります。
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10 問い合わせ
(1)要項に関すること等
神戸市中央区下山手通5丁目10番1号
兵庫県産業労働部政策労働局能力開発課 公共訓練班(1号館5階)
電 話:078-341-7711(内線3753)
Fax:078-362-3951
e-mail:[email protected]
(2)設置場所に関すること等
伊丹市東有岡4丁目8番地
国立県営 兵庫障害者職業能力開発校 総務課
電 話:072-782-3210
Fax:072-782-7081
H P:http://www.hyoushou.jp/
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【適正な労働条件の確保に関する特記事項】
(基本的事項)
第1 乙は、別表に掲げる労働関係法令(以下「労働関係法令」という。)を遵守
することにより、次の各号のいずれかに該当する労働者(以下「特定労働者」とい
う。)に対する最低賃金法(昭和34年法律第137号)第3条に規定する最低賃金額(
同法第7条の規定の適用を受ける労働者については、当該最低賃金額から同条の規
定により減額した額。以下「最低賃金額」という。)以上の賃金の支払その他の特
定労働者の適正な労働条件を確保しなければならない。
(1) 乙に雇用され、この契約に基づく業務に関わっている労働基準法(昭和22
年法律第49号)第9条に規定する労働者 (当該業務に直接従事しない者や家事使用
人を除く。)
(2) 労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律
(昭和60年法律第88号。以下「労働者派遣法」という。)の規定により、乙のため
にこの契約に基づく業務に関わっている労働者(以下「派遣労働者」という。当該
業務に直接従事しない者を除く。)
2 乙は、当該者を発注者とする下請契約を締結する場合においては、この特記事
項の第1から第5までの規定に準じた規定を当該下請契約に定めなければならな
い。
(受注関係者に対する措置)
第2 乙がこの契約に基づく業務の一部を第三者に行わせようとする場合の当該
受託者及び当該契約に基づく業務に派遣労働者を関わらせようとする場合の当該
派遣契約の相手方(以下「受注関係者」という。)は、労働関係法令を遵守するこ
とを誓約した者でなければならない。
2 乙は、前項の場合において、その契約金額(同一の者と複数の契約を締結し
た場合には、その合計金額。)が200万円を超えるときは、当該受注関係者から労働
関係法令を遵守する旨等を記載した誓約書を徴取し、その写し(第1の第2項の規
定により、この項に準じて下請契約等に定めた規定により提出させた誓約書の写し
を含む。)を甲に提出しなければならない。
3 乙は、受注関係者又は下請その他いかなる名義によるかを問わず県以外の者
から、この契約に係る業務の一部について請け負った者(以下「下請関係者」とい
う。)が労働関係法令を遵守していないと認めるときは、当該受注関係者に対し、
指導その他の特定労働者(下請関係者に雇用され、この契約に基づく業務に関わっ
ている労働者を含む。以下同じ。)の適正な労働条件を確保するために必要な措置
を講じなければならない。
4 乙は、受注関係者が次の各号のいずれかに該当するときは、当該受注関係者
と締結している契約を解除しなければならない。
(1) 乙に対し 第4の第4項、第5の第3項若しくは第4項の規定による報告
をせず、又は虚偽の報告をしたとき。
(2) 特定労働者に対する賃金の支払について、最低賃金法第4条第1項の規定に
違反したとして、検察官に送致されたとき。
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(特定労働者からの申出があった場合の措置)
第3 甲は、特定労働者から、乙又は下請関係者が特定労働者に対して最低賃金額
以上の賃金を支払っていない旨の申出があった場合においては、当該申出の内容を
労働基準監督署に通報するものとする。
2 甲は、前項の場合においては、必要に応じ、乙に対し、労働基準監督署への通
報に必要な情報について報告を求めることができる。
3 乙は、前項の報告を求められたときは、速やかに甲に報告しなければならない
。
4 乙は その雇用する特定労働者が第1項に規定する申出をしたことを理由と
して、当該特定労働者に対し、解雇その他の不利益な取扱いをしてはならない。
5 乙は、第1項に規定する特定労働者が下請関係者に雇用されている場合におい
て、第2項の報告を求められたときは、受注関係者に対して確認を行い、当該確認
の結果を甲に報告しなければならない。
6 乙は、下請関係者に雇用されている特定労働者が第1項に規定する申出をした
ことを理由として、当該下請関係者が当該特定労働者に対し、解雇その他の不利益
な取扱いをしないよう、受注関係者に求めなければならない。
7 甲は、必要に応じ、労働基準監督署に対し、第3項、第5項、第4の第2項、
第4項及び第5の各項の規定による甲に対する報告により得た情報を提供するこ
とができる。
(労働基準監督署から意見を受けた場合の措置)
第4 甲は、労働基準監督署から乙に雇用されている特定労働者の賃金が最低賃金
額に達しない旨の意見を受けたときは、乙に対し、当該特定労働者に最低賃金額以
上の賃金の支払を行うことを求めるものとする。
2 乙は、前項の規定により賃金の支払を行うよう求められたときは、甲が定める
期日までに当該支払の状況を甲に報告しなければならない。
3 甲は、労働基準監督署から下請関係者に雇用されている特定労働者の賃金が最
低賃金額に達しない旨の意見を受けたときは、乙に対し、当該特定労働者に最低賃
金額以上の賃金の支払を行う旨の指導を受注関係者に行うことを求めるものとす
る。
4 乙は、前項の規定により指導を行うよう求められたときは、同項の受注関係者
に対して同項の賃金の支払の状況の報告を求めるとともに、甲が定める期日までに
当該報告の内容を甲に報告しなければならない。
(労働基準監督署から行政指導があった場合の措置)
第5 乙は、労働基準監督署長又は労働基準監督官から特定労働者に対する賃金の
支払における最低賃金法の違反について行政指導を受けた場合においては、速やか
に当該行政指導を受けたこと及びその対応方針を甲に報告しなければならない。
2 乙は、前項の場合において、同項の違反を是正するための措置(以下「是正措
置」という。)を行い、その旨を労働基準監督署長又は労働基準監督官に報告した
ときは、速やかに是正措置の内容を甲に報告しなければならない。
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3 乙は、下請関係者が第1項の行政指導を受けた場合においては、受注関係者に
対して速やかに当該行政指導を受けたこと及びその対応方針について報告を求め
るとともに、当該報告の内容を甲に報告しなければならない。
4 乙は、前項の場合において、同項の下請関係者が是正措置を行い、その旨を労
働基準監督署長又は労働基準監督官に報告したときは、受注関係者に対して速やか
に当該是正措置の報告を求めるとともに、当該報告の内容を甲に報告しなければな
らない。
(契約の解除)
第6 甲は、次の各号のいずれかに該当するとき、契約を解除することができる。
(1) 乙が、甲に対し 第4の第2項、第5の第1項若しくは第2項の規定によ
る報告をせず、又は虚偽の報告をしたとき。
(2) 乙が、甲に対し 第4の第4項、第5の第3項若しくは第4項の規定によ
る報告をせず、又は虚偽の報告をしたとき。(乙が、第2の第1項の誓約をした受
注関係者に対して、第4の第3項に規定する指導及び第4の第4項、第5の第3項
又は第4項の規定による報告の求めを行ったにもかかわらず、当該受注関係者が乙
に対して当該報告をせず、又は虚偽の報告をしたときを除く。)
(3) 特定労働者に対する賃金の支払について、乙又は受注関係者が最低賃金法
第4条第1項の規定に違反したとして、検察官に送致されたとき。 (乙が第2の第4
項の規定により、当該受注関係者と締結している契約を解除したときを除く。)
(損害賠償)
第7 乙は、第6の規定による契約の解除に伴い、損害が生じたとしても、甲に対
してその損害の賠償を請求することはできない。
(違約金)
第8 乙は、第6の規定により契約が解除された場合は、違約金を甲の指定する期
限までに甲に支払わなければならない。
別表(第1関係)
労働関係法令
(1) 労働基準法(昭和 22 年法律第 49 号)
(2) 労働組合法(昭和 24 年法律第 174 号)
(3) 最低賃金法(昭和 34 年法律第 137 号)
(4) 労働安全衛生法(昭和 47 年法律第 57 号)
(5) 雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律(昭和 47 年法律第 113
号)
(6) 労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律(昭和 60 年法律
第 88 号)
(7) 短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律(平成 5 年法律第 76 号)
(8) 労働契約法(平成 19 年法律第 128 号)
(9) 健康保険法(大正 11 年法律第 70 号)
(10) 厚生年金保険法(昭和 29 年法律第 115 号)
(11) 雇用保険法(昭和
49 年法律第 116 号)
「甲」は県、
「乙」は県契約の相手方を指す。
(12) 労働保険の保険料の徴収等に関する法律(昭和 44 年法律第 84 号)
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