糖鎖研究に便利なモノクローナル抗体 IgG type 抗糖鎖抗体シリーズ 抗ケラタン硫酸，モノクローナル抗体（R-10G） 本抗体はヒトiPS細胞を免疫原として作製したモノクローナル抗体です。従来 のヒトiPS/ES細胞認識抗体の一部はEC細胞と交差することが知られています が、本抗体はヒトEC細胞にほとんど反応せずヒトiPS/ES細胞を認識します。 クローンNo. R-10G／サブクラス：IgG1／免疫動物：マウス 認識糖： 低硫酸化ケラタン硫酸 アプリケーション：WB、ELISA、ICC 〔参考文献〕 抗Siaα2-3，モノクローナル抗体（HYB4） 本抗体はGM3、GM4、α2-3nLc4Cerなど末端にNeuAcα2-3Gal構造を持つ糖 鎖を認識します。 クローンNo. HYB4／サブクラス：IgG3･κ／免疫動物：マウス 認識糖： GM3, GM4, α2-3nLc4Cer アプリケーション：WB、ELISA、ICC、FCM 〔参考文献〕 Hidari, K. et al.: BBRC, 436, 394-399(2013). Kawabe, K. et al.: Glycobiology, 23(3), 322-336(2012). HYB4/DAPI [R-10Gを用いたhiPS細胞の染色] IgG3/DAPI ［HYB4を用いたA549細胞の染色］ ［一次抗体］ 左：HYB4 右：IgG3 (negative control) [二次抗体] FITC標識二次抗体（緑色） ［一次抗体］ 上：TRA-1-81 下： 抗ケラタン硫酸抗体 ［二次抗体］ ＦＩＴＣ標識二次抗体（緑色） [核染色] DAPI（青色） [核染色] DAPI（青色） 〔細胞〕 フィーダー細胞上で培養した ヒトiPS細胞, 201B7株。 抗シアリルTn抗原，モノクローナル抗体（MLS132） シアリルTn抗原は膵臓がん、胆道系がんなどで増加が認められる腫瘍マー カーです。本抗体はシアリルTn抗原を認識し、Tn抗原を認識しません。 クローンNo. MLS132／サブクラス：IgG3／免疫動物：マウス 認識糖： A cluster composed of Siaα2-6GalNAc-Ser/Thr [Sialyl-Tn antigen] アプリケーション：Immuno Blot, IP, ELISA, IHC, Immunoaffinity 〔参考文献〕 1) Fukui, S. et al.: Jpn. J. Cancer Res., 79, 1119-1129(1988). 2) Tanaka, H. et al.: Eur. J. Biochem., 263, 27-32(1999). 3) Akita, K. et al.: Int. J. Gynecol. Cancer, 22, 531-538(2012). 抗Tn抗原，モノクローナル抗体（MLS128） がん細胞において細胞表面糖鎖Tn抗原がシアル酸が付加されシアリルTn抗 原に変化することが知られています。本抗体はTn抗原を認識する抗体です。 クローンNo. MLS128／サブクラス：IgG3／免疫動物：マウス 認識糖： A cluster composed of GalNAc-Ser/Thr [Tn antigen] アプリケーション：ImmunoBlot, IP, ELISA, IHC, Immunoaffinity, FCM 〔参考文献〕 1) Numata, Y. et al.: BBRC, 170, 981-985(1990). 2) Nakada, H. et al.: BBRC, 187, 217-224(1992). 3) Nakada, H. et al.: Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 90, 2495-2499(1993). 4) Akita, K. et al.: Int. J. Gynecol. Cancer, 22, 531-538(2012). データ提供：会津大学短期大学部 左先生、静岡県立大学大学院 薬学研究科 生化学分野 山口先生、鈴木先生 抗Siaα2-6Gal，モノクローナル抗体（1B9）， 組換え体，溶液 Siaα2-6Galの結合様式はヒト型シアル酸に見られる構造です。Siaα2-3Gal、 Siaα2-4Gal構造を持つガングリオシドや糖タンパク質には反応しません。 クローンNo. 1B9／サブクラス：IgG1／免疫動物：マウス 認識糖： Siaα2-6Gal アプリケーション：WB、TLC Immunostaining 〔参考文献〕 Hakomori, S. et al.: J. Biol. Chem., 258, 11819-11822(1983). 抗De-N-アセチルGM3，モノクローナル抗体（DH5）， 組換え体，溶液 De-N-アセチルGM3はEGFRを活性化し、細胞増殖刺激活性を持つ細胞膜ガ ングリオシドです。転移性腫瘍細胞に特に多く存在しています。 クローンNo. DH5／サブクラス：IgG1／免疫動物：マウス 認識糖：De-N-アセチルGM3 [NeuNH2α1-3Galβ1-4Glc-] アプリケーション：TLC Immunostaining 〔参考文献〕 1) Hanai, N. et al.: J. Biol. Chem., 263, 6296-6301(1988). 2) Liu, J. W. et al.: Cancer Res., 69, 8662-8669(2009). 抗GD3，モノクローナル抗体（19B），組換え体，溶液 GD3はシアル酸を2つ持つガングリオシドで、母乳に多く存在し、毒素性大腸菌 などの一部の細菌毒素が腸上皮細胞に接着するのを阻害する活性があります。 また、転移性黒色腫や急性非リンパ性白血病細胞に多く存在します。 クローンNo. 19B／サブクラス：IgG1／免疫動物： マウス 認識糖：GD3 [Siaα2-8Siaα2-3Galβ1-4Glc] アプリケーション：TLC Immunostaining, IHC 抗Aルイスb，モノクローナル抗体（HH3） Aルイスbはジフコシル型タイプ1 chainAとも呼ばれます。正常な遠位結腸に反応 せず、遠位結腸腺がんに対して染色性を示します。 クローンNo. HH3／サブクラス：IgG3／免疫動物：マウス 認識糖：ALeb[GalNAcα1-3(Fucα1-2)Galβ1-3(Fucα1-4)GlcNAcβ1-3Gal] アプリケーション：IHC、Immunostaining 〔参考文献〕 1) Clausen, H. et al.: Biochemistry, 24, 6190-6194(1985). 2) Dabelsteen, E. et al.: Cancer Res., 48, 181-187(1988). 抗ルイスx，モノクローナル抗体（SH1）， 組換え体，溶液 ルイスｘは血液型糖鎖の1つです。様々なタイプの腺がんに蓄積される糖鎖で あり、また同様の糖鎖構造を持つSSEA-1はマウスES細胞の未分化マーカーと して知られています。好中球、単球に赤血球やリンパ球より強く反応します。 クローンNo. SH1／サブクラス：IgG1／免疫動物：マウス 認識糖：Lex[SSEA-1, Galβ1-4(Fucα1-3)GlcNAc] アプリケーション：IHC、ELISA、FCM 〔参考文献〕 1) Shingal, A.K. et al.: Cancer Res., 50, 1375-1380(1990). 2) Muroi, K. et al.: Blood, 79(3), 713-719(1992). 抗Aルイスy，モノクローナル抗体（HH2）， 組換え体，溶液 Aルイスyはジフコシル型タイプ2 chainAとも呼ばれます。胎児杯細胞のムチン、 遠位結腸の腺がんに多く存在する糖鎖です。 クローンNo. HH2／サブクラス：IgG1／免疫動物：マウス 認識糖：ALey[GalNAcα1-3(Fucα1-2)Galβ1-4(Fucα1-3)GlcNAcβ1-3Gal] アプリケーション：IHC、TLC Immunostaining 〔参考文献〕 1) Clausen, H. et al.: Biochemistry, 24, 6190-6194(1985). 2) Dabelsteen, E. et al.: Cancer Res., 48, 181-187(1988). 抗ダイメリックルイスx，モノクローナル抗体（FH4）， 組換え体，溶液 二量体ルイスx糖は転移大腸がんのムチン様糖鎖に多く見られ、また結腸が ん、肝臓がん、管状/乳頭状の胃がんへの蓄積が知られています。 クローンNo. FH4／サブクラス：IgG1／免疫動物：マウス 認識糖：Dimeric Lex[Lex - Lex, Galβ1-4(Fucα1-3)GlcNAcβ1-3Galβ1-4 (Fucα1-3)GlcNAc] アプリケーション：WB、FCM、IHC 〔参考文献〕 1) Fukushi, Y. et al.: J. Biol. Chem., 259, 4681-4685(1984). 2) Fukushi, Y. et al.: J. Exp. Med., 159, 506-520(1984). 3) Matsushita, Y. et al.: Lab. Invest., 63, 780-791(1990). 抗シアリルLea，モノクローナル抗体（MSW113） CA19-9抗原(Sialyl-Lea抗原)は、膵臓・胆のう・胃がんや大腸がんなど多くの消化 器系のがんにおいて存在が認められているがん関連糖鎖抗原の一つです。本品 はSialyl-Lea抗原のSiaα2-3Galβ1-3GlcNAc構造が本抗体の認識に最も関与し、 NS19-9とは異なった応答性を持つ抗体であると報告されています。 クローンNo. MSW113／サブクラス：IgG3／免疫動物：マウス 認識糖：Sialyl-Lea[Siaα2-3Galβ1-3(Fucα1-4)GlcNAc] Siaα2-3Galβ1-3GlcNAc，LS-tetrasaccharide α [Siaα2-3Galβ1-3GlcNAcβ1-3Galβ1-4Glc]， Disialyllacto-N-tetraose[Siaα2-3Galβ1-3(Siaα 2-6)GlcNAcβ1-3Galβ1-4Glc] アプリケーション：Immuno Blot、IP、ELISA、 Immunoaffinity 抗ジシアロシルルイスa，モノクローナル抗体（FH7）， 組換え体，溶液 ジシアロシルルイスa糖鎖は大腸がん、胃がんなど様々ながん組織で見つ かっているがん関連糖鎖抗原の一つです。 クローンNo. FH7／サブクラス：IgG1／免疫動物：マウス 認識糖：Disialosyl Lea[Siaα2-3Galβ1-3(Fucα1-4)(Siaα2-6)GlcNAc]， Monosialosyl LeaⅡ[Galβ1-3(Fucα1-4)(Siaα2-6)GlcNAc] （Monosialosyl LeaⅠ，Leaに反応しない） アプリケーション：TLC Immunostaining, IHC 〔参考文献〕 1) Nudelman, E. et al.: J. Biol. Chem., 261, 5487-5495(1986). 2) Itzkowitz, S. H. et al.: Cancer Res., 48, 3834-3842(1988). 〔参考文献〕 1) Kitagawa, H. et al.: J. Biochem., 104, 817-821(1988). 2) Kitagawa, H. et al.: J. Biol. Chem., 268(35), 26541-26545(1993). 3) Akita, K. et al.: Int. J. Gynecol. Cancer, 22, 531-538(2012). 抗コア2 GnT1，モノクローナル抗体 Core2 β1,6-N-Acetylglucosaminyltransferase1(Core2 GnT1)はGlcNAcを β1,6位に転移させる酵素です。ヒト前立腺がんにおいてCore2 GnT1量ががん の悪性度、進行度と相関あることが知られています。本抗体は酵素アイソ フォームの判別が可能です。 抗ヒトガレクチン-9，モノクローナル抗体（9M1-3） ヒトガレクチン-9に対する抗体です。ヒトガレクチン-1,-2,-3,-7,-8,-10及びマウ スガレクチン-9に反応しません。 クローンNo. 9M1-3／サブクラス：IgG1／免疫動物：マウス 〔参考文献〕 1) Klibi, J. et al.: Blood, 113(9), 1957-1966(2009). 2) Saresella, M. et al.: The FASEB J., 28(11), 5000-5009(2014). クローンNo. 127／サブクラス：IgG1･κ／免疫動物：マウス 認識性：Core2 GnTの3つのアイソフォームの１つCore2 GnT1. 〔参考文献〕 1) Hatakeyama, S. et al.: Int. J. Cancer, 127(5), 1052-1059(2010). 2) Kojima, Y. et al.: PLoS ONE., 10(9), e0138520(2015). 正常前立腺組織（陰性） Core2 GnT1陰性 前立腺がん Core2 GnT1陽性 前立腺がん 抗マウスガレクチン-9，ラットモノクローナル抗体（108A2） マウスガレクチン-9に対する抗体です。ヒトガレクチン-9に反応しません。 クローンNo. 108A2／サブクラス：IgG2a／免疫動物：ラット 〔参考文献〕 1) Sehrawat, S. et al.: PLoS pathogen, 6(5), e1000882(2010). 2) Oomizu, S. et al.: PLoS ONE., 7(11), e48574(2012). <標本> 前立腺がん全摘除術後標本（パラフィン切片） <抗原賦活化> くえん酸緩衝液（pH6.0） <抗体濃度> 5μg/mL Brown : Core2 GnT1[DAB] Blue : 核[ヘマトキシン] データ提供：弘前大学大学院医学研究科 飛澤先生、大山先生、米山先生 コードNo. 品名 011-25811 Anti Keratan Sulfate, 017-25813 Monoclonal Antibody(R-10G) 011-25171 Anti Siaα2-3, Monoclonal Antibody (HYB4) 希望納入価格 (円) サブ クラス 容量 IgG1 200μL 1mL 25,000 98,000 IgG3･κ 200μL 35,000 希望納入価格 (円) サブ クラス 容量 Anti ALewis y, Monoclonal 018-26301 Antibody (HH2), recombinant, Solution IgG1 100μg 59,000 Anti Lewis x, Monoclonal 010-26241 Antibody (SH1), recombinant, Solution IgG1 100μg 59,000 59,000 コードNo. 品名 010-25881 Anti Sialyl-Tn Antigen, 016-25883 Monoclonal Antibody(MLS132) IgG3 100μL 30,000 500μL 120,000 017-25891 Anti Tn Antigen, Monoclonal 013-25893 Antibody (MLS128) IgG3 100μL 30,000 500μL 120,000 Anti Dimeric Lewis x 017-26251 Monoclonal Antibody (FH4), recombinant, Solution IgG1 100μg Anti Siaα2-6Gal, Monoclonal 011-26271 Antibody (1B9), recombinant, Solution IgG1 100μg 59,000 010-25901 Anti Sialyl-Lea, Monoclonal 016-25903 Antibody (MSW113) IgG3 100μL 30,000 500μL 120,000 59,000 Anti Disialosyl Lewis a 015-26291 Monoclonal Antibody (FH7), recombinant, Solution IgG1 100μg 59,000 Anti De-N-acetyl GM3, 014-26261 Monoclonal Antibody (DH5), recombinant, Solution IgG1 Anti GD3, Monoclonal 013-26231 Antibody (19B), recombinant, Solution IgG1 Anti ALewis b, Monoclonal 018-26281 Antibody (HH3) IgG3 100μg 100μg 100μg 019-26071 Anti Human Galectin-9, Monoclonal Antibody (9M1-3) IgG1・κ 50μg 21,000 012-26061 Anti Mouse Galectin-9, Rat Monoclonal Antibody (108A2) IgG2a 50μg 21,000 IgG1･κ 100μg 500μg 25,000 98,000 59,000 59,000 011-26031 Anti Core2 GnT1, Monoclonal 017-26033 Antibody (127) ●本文に記載しております試薬は、試験・研究用にのみ使用されるもので、「医薬品」、「食品」、「生活用品」などとして使用できません。 ●希望納入価格には消費税等が含まれておりません。 ●希望納入価格は予告なく変更する場合がございますがご了承下さい。 1 6 X 0 0 開 02
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