海上自衛隊向けに開発された US2 飛行艇。巡航速度 480Km/h、航続距離 4,500km。2007 年に採用された。メー カーの新明和工業は、第二次大戦当時に軍用機を製 造していた川西航空機。現在は航空機のほかダンプ カーなどの特装車、立体駐車場などを製造している。 新明和工業さん、 インドへの軍用飛行艇の 輸出をやめてください！ 安倍政権による武器輸出の大型案件として、新明和工業（兵庫県宝塚 市）が生産する軍用救難飛行艇 US2 のインド海軍への輸出の動きが 注目されています。 US2 は、洋上で墜落した航空機の乗員の救助などを行うための 水陸両用飛行艇で、4500km 以上の航続距離を誇り、3m の荒波で も離着水が可能とされています。今回、インドへは 1 機 120 億円程 度で 12 機の輸出が想定されています。 契約寸前と見られていたインドへの輸出は、インド側の判断の先 送りによって、再び見通しが不透明になったと報じられています。 US2 の輸出を止めることはまだ十分に可能です。新明和工業に 対して、このハガキを使って「US2 の輸出をやめて」「死の商人に ならないで」の声を届けてください！ 〈キリトリ線〉 郵便はがき メッセージ ： 〒665-0052 兵庫県宝塚市新明和町 1-1 新明和工業株式会社 社長 連絡先、 お名前 ： 大西 良弘 様 飛行艇の輸出に反対する ３つの理由 US-2は 軍用機そのもの！ 新明和工業の石丸寛二取締役は「世界で人命を助けることに役 立てていただけるならば、企業としては非常に歓迎している」 とテレビのインタビューで述べています。しかし、「シーレー ン（海上交通路）防衛に当たる P3C 対潜哨戒機の乗員の救助では US2 が不可欠」と言われているように、US2 はあくまで軍事 作戦の一環として運用されます。そして、武器輸出解禁によって、 敵味方識別装置を付けたまま、紛れもない「武器」として輸出 されるのです。 軍事的緊張を 高める恐れ インドに加えて、US2 に関心を示しているのがフィリピン、 武器輸出で 企業も苦しむ 安倍政権はオーストラリアへの潜水艦商戦での敗北を挽回する インドネシア、ベトナムなどであることを見ても、US2 の輸 出が対中国包囲網の形成に拍車をかけ、軍事的な緊張を高める 恐れがあることは明白です。 ために、US2 の輸出に前のめりになっています。しかし、新 明和工業の幹部は、輸出が決まった場合、現状の生産設備では 対応できず、設備を増強しても投下資金の回収の見通しが立っ ていないことを告白しています。新明和工業は、こうしたリス クさえ抱えて、安倍政権の「死の商人国家」路線につき従うべ きではありません。 武器輸出反対ネットワーク https://najat2016.wordpress.com 武器輸出反対ネットワーク（NAJAT）は、市民・NGO・学者・アーティストなどの個人と団体によるネットワークです。武 器輸出に反対するために、デモなどの抗議行動、講演会、アドボカシー ( 政策提言 ) 活動を行っています。私たちと一緒に、 ボランティアとして広報、集会運営などを担ってくださる方はいませんか ? ぜひ下記までご連絡ください。 メール [email protected] ツイッター @AntiArmsNAJAT フォローしてください！ Facebook ページ https://www.facebook.com/AntiArmsNAJAT/ ブログ https://najat2016.wordpress.com 〒162-0822 東京都新宿区下宮比町 3-12 明成ビル 302 3・11 市民プラザ気付 FAX 03-5225-7214 電話 090-6185-4407（杉原 ) 〈キリトリ線〉 武器輸出反対イエローカード 新明和工業さん、 「死の商人」に ならないでください。 私は軍用飛行艇 US２の輸出に反対します。 武器輸出反対ネットワーク
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