子ども医療の拠点施設

子どもの心とからだの
発達支援・治療を行う
諫早市中心部にある﹁こども医療福祉
セ ン タ ー ﹂は 、障 害 児 入 所 施 設 と 病 院 と
し て の 機 能︵ 診 察 は 全 て 予 約 制 ︶を あ わ
せ 持 つ 施 設 で す 。そ の 業 務 内 容 は 幅 広
く、先天性の整形外科疾患や脳性麻痺な
どにより移動や手の運動が困難な子ど
もたちの機能回復のための手術やリハ
ビリをはじめ、自閉スペクトラム症や注
意欠如・多動症などの発達障害の診療や
療 育 、小 児 難 治 性 て ん か ん 、小 児 神 経 疾
患 、心 身 症 、不 登 校 児 な ど の 外 来 診 療・
入 院 治 療 を 行 っ て い ま す 。︵ 治 療・療 育
の 時 は 、ご 家 族 と 話 を し な が ら 進 め て
います︶
特に近年相談が増えている発達障害
保 健・医療・福祉・教育などの
関係機関が連携し、子どもたちが
住み慣れた地 域で 安心・安 全な
生活ができるよう、全力で取り組
中村法道
長崎県知事
指先 の 機 能 訓 練 用に 、
手作りのおもちゃを自ら
開発することもあります
に つ い て は 、症 状 や 個 々 の ラ イ フ ス
テ ー ジ に 合 わ せ て 支 援 し て い ま す 。ま
た 、療 育 中 の 子 ど も の 通 う 園 や 学 校 を
訪 問 し て 連 携 や 助 言 を 行 う ほ か 、セ ン
ターの小児心療科に入院している子ど
もたちを対象としたグループ活動やデ
イキャンプ等を行うなど社会性を養う
活動にも取り組んでいます。
さ ら に 、子 ど も 医 療 の 支 援 拠 点 と し
て 、専 門 医 の 少 な い 離 島 や 県 北 地 域 へ
の巡回療育相談などの地域療育にも力
を入れています。
﹁ セ ン タ ー も 地 域 の 一 部 と し て 県 民
の皆さんにより親しまれる存在とな
り 、全 て の 子 ど も た ち が 地 域 で 明 る く
にの みや よし かず
生活できる手助けをしていきたいと
思 っ て い ま す ﹂と 二 宮 義 和 所 長 。今 日 も
発達の支援や治療が必要です。
地域の幼稚園や保育所、学校、障害児通所支援
事業所との連携の窓口となり、センターの集団
療育で培ったノウハウを生かして、地域でもよ
り良い支援ができるよう頑張っています
リハビリテーション室にはさ
まざまな運動器具や道具があ
り、毎日たくさんの子どもたち
が職員の指導により機能向上
に努めています
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センターでは子どもたちの未来を支え
んでいきます。
る職員が子どもたちに寄り添いなが
てもいきいきと生活できるように、心とからだの
ら、業務に取り組んでいます。
本県の未来を担う子どもたちには、障害があっ
地域連携室 野原愛衣 さん(保育士)
の はら あ い
子どもたちの
明るい未来に向かって
頑張る姿にGood Job!!
Job
d
Goo
!!
今月のグッジョブ
[こども医療福祉センター]
子ども医療の拠点施設
医療局 原田洋平さん(作業療法士)
はら だ よう へい
主に脳性麻痺などで体に不自由がある方や
発達障害の方の機能訓練に携わっています。
将来の社会参加につながるよう訓練を行う中
で、できなかった動作ができるようになると、
子どもの表情がいきいきしてくるのがわかり、
やりがいを感じます
医師や看護師のほか、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など17職種約120名(非常勤含む)が勤務。前列右から3番目が二宮所長