民間企業の支店立地と行政機関 : 総合建設業と地方建設局の関係を

民間企業の支店立地と行政機関
一総合建設業と地方建設局の関係を中心に一
キ
謄
本
曲
ノ、
嗣
1 はじめに
1 はじめに
1 国土構造と支店立地
2 支店立地・行政機関に関する研究
1.国土構造と支店立地
H 建設業における行政の役割
先進諸国の国土構造は都市システムの影響を
1 行政の役割についての研究
強く受け形成される.意思決定のための情報な
2 公的規制,公共工事と建設業
ど高次の諸フローは主に都市において結節す
3 省庁の中央一地方関係と権限配分
る.こうした情報を求め都市に管理・金融部門
皿 企業行動と支店立地
などが立地し,さらにそのことが都市間の諸フ
1 歴史的経緯と創業地
ローを増大させていくという累積的循環的な過
2 支所立地の歴史的経緯
程が行なわれる.高次的ストックの代表的なも
3 大手建設業による支所立地の状況
のである大企業の本社群の集積に着目すると,
1▽ 省庁出先機関・支店の関係と専門情報循環
日本・フランスなど中央政府の機関が存在する
1.
出先機関配置の歴史的経緯
首都圏の成長が著しい一極集中型,アメリカ・
2.
規制主体としての行政
ドイツ・カナダなど政府機関が存在しない非首
3,
公共調達としての行政
都圏が複数成長する多極分散型に大別できる
4.
地方建設局が支店立地に与える影響
5.
(β可音β, 1996).
一九州支店の事例を中心に一
日本の都市システムは,空間スケールを国土
広域経済圏における専門情報循環
レベルで捉えると東京一極集中型である.これ
V おわりに
は大企業の本社部門が高度成長期以後に集中的
1 まとめ
に立地したことが主要な要因となっている(藤
2 今後の課題
本,2003).他方,国土を副次的に構成する,よ
り狭小の空間スケールである広域経済圏(地方
ブロック)でみると,東京・大阪・名古屋など
の大都市に加えて,「地方中枢都市1>」と呼ばれ
る都市群の成長が顕著である.「地方中枢都市」
群の成長に寄与している様々な経済主体の中で
も,大企業の支店群の役割は大きく,その集中
19一
経済学研究
第70巻 第6号
的立地のメカニズムを解明することは国土政策
枢都市群」の成長のメカニズムを解明し,さら
や地域政策にとって不可欠である.
に国土レベルでみた都市システム発展との関連
支店群の立地に関しては,様々な要因が考え
も明らかにしたい.
られるが,中でも情報の役割に着目し,専門情
報の循環が管理部門の立地をもたらし,さらに
2.支店立地・行政機関に関する研究
都市発展に寄与するとの見解がある(Pred,
支店立地についての地理学的アプローチから
1977).本稿も,情報の重要性に注目し,支店の
の主要な研究は,阿部(1996)の研究が代表的
立地要因は「情報」2)であるとの立場から,大
である.また,支店と工場部門の空間的一致
都市圏・地方中枢都市圏における支店立地の実
は,須田(1995)において述べられている.日
態を解明していく.その際に,地方出先機関な
野(1996)はテリトリー制(管轄区域)の観点
ど行政機関の役割に焦点をあて,政府・企業の
から支店立地を考察している.埴淵(2002)は,
関係が広域経済圏レベルにおいても都市システ
支店立地を本社立地との関係の上で形態面から
ム形成に影響を与えていることを考察する.
区分している.その際に支所を2区分してい
事例として,政府の規制が強い産業の代表で
る.これらの豊富な研究については,個別事例
ある建設業,さらに同産業を規制する建設省と
検討や形態把握が主眼で,立地要因を十分な検
その地方出先機関である旧地方建設局(現地方
討の上で述べている考察は数少ない.また,本
整備局〉を対象にして,両者の関係を明らかに
稿の問題意識との関連では,行政機関の影響を
していく.建設業は,全業種の中で支店数が最
要因として十分に考慮してないという問題点が
も多く,各都市の支店立地数においても上位を
挙げられる.
占める.さらに,建設業の支店が集中的に立地
行政組織についての主要な研究は,寺阪
する都市は,出先機関の所在都市と一致する傾
(1979)が省庁の地方出先機i関について,その
向がある.そのため,建設業を行政・企業間関
管轄区域と人員配置を検討している.また,北
係のケーススタディとして取り上げることは,
海道地方の政府出先機関を詳細にわたり検討し
大都市・地方中枢都市など出先機関所在都市に
たのが福井(1994)である.これらの研究は,
おける支店の集中立地を説明する上で有効であ
出先機関が配置された後の構造を明確に記述し
る.このように分析対象を設定することで,国
ている.しかし,そのような構造になるに至っ
土空間を構成する広域経済圏における「地方中
た歴史的経緯についての検討は不十分であり,
概念的検討についても不十分である.この点に
関して,行政学の空間管理論においては出先機
1) 一般に,福岡・札幌・広島・仙台や高松・金沢な
どの支店群の集積を特徴とする都市であり,その地
関の分類が行われている.出先機関の管轄区
方で最も多く管理部門が置かれる都市のことであ
る.
域,すなわち空間を考慮した行政学のアプロー
2) ブレッド(1973,1977)は,管理部門(オフィス)
の立地要因を「専門情報」とし,管理部門が専門情
報を求め大都市圏に累積的に集中していくという,
一国の都市システムの生成・発展について論じた.
ブレッドに拠れば,専門情報は,①対面接触による
交換,②情報の局地的な偏在の2点を特徴とする.
本稿も,この「専門情報」概念を援用する.
チとしては,久世(1963)が代表的であり,管
轄区域,所管事務,機能により省庁の出先機関
を区分している.しかし,所管事務と機能の区、
分が不明瞭であると指摘できる.近年の研究と
一20一
民間企業の支店立地と行政機関
しては,金井(1998)の空間管理論がある.金
から捉えることができる.
井は,国土を構成する空間を管理する行政組織
「規制」の主体としての政府を分析した研究
を「空間分割行政組織」とし,①意思決定機関
としては,植草(1991)が代表的である.植草
が存在する空間分割行政組織(都道府県,市町
は,規制を,①間接規制(独占など不完全競争
村,23区など)と②意思決定機関が不在の空間
への対応)と②直接規制に分け,さらに後者を,
分割行政組織に区分している.さらに後者を,
経済的規制(参入退出,価格,投資への規制)
地方出先機関(地建局,地方通産局など)と領
と社会的規制(外部性・非価値財への対応)に
域別省庁(北海道開発局など)に区分している.
区分している.この考察は,合理的経済人の前
金井は,行政組織の分類に着目しているため,
提条件を解除するという観点から「規制」を分
行政組織内部の権限関係については述べていな
類しているため,「規制」の含意が広範囲かつ多
い.
義的となっている.本稿の問題意識では「ミク
これらの既存研究における課題点は,①特定
ロ」の「経済人」に対する規制という広義の公
産業に焦点を当てた上での行政一企業関係,②
的規制から論じることは主眼ではない.建設業
行政組織内の権限配分,③専門情報の発生源と
の規制担当省庁がどのような手段を用いている
しての行政機関,の3点である.したがって,
かを明らかにすること,すなわち産業レベルで
本稿では,一連の課題点を詳細に検討した上
の公的規制を明らかにすることが本稿の目的で
で,民間企業の支店と行政機関の特定都市への
ある.そのため,植草の分類の中でも,狭義の
集中的立地を明らかにする.よって,H章で
規制である経済的規制に着目する.
は,①建設業における行政の役割,②建設業を
経済的規制3)のうち,「参入・退出規制」は,
規制する旧建設省(現国土交通省)の中央一地
建設業法に基づく参入許可が該当する.また,
方関係,③行政組織と企業の関係に専門情報が
「価格規制」も,会計令に基づく予定価格制な
発生する過程について検討していく.さらに,
どが該当する.しかしながら,植草の述べてい
これらの文献サーヴェイを踏まえた上で,m章
る「投資規制」については留意する必要がある.
とIV章では、では建設業における行政一企業関
なぜなら,建設業は「重層的下請関係」という
係を,出先機関と支店に関する各種データを用
特色をもち,大企業群が元請でその下に数層の
いることで実態解明を行う.
階層を以って下請関係が形成されていることが
∬ 建設業における行政の役割
3)総務庁編(2000)「2000年版 規制緩和白書」大
蔵省印刷局,によれば,「参入規制」とは「事業開
始に当たり,免許,許可,登録,届出等を要するも
の」,価格規制とは「料金や運賃を設定したり,そ
れを変更する場合に認可,届出等を要するもの」,
施設・設備規制とは「事業に必要な施設や設備を設
定したり,それを変更,廃止する場合に公的検査の
受検が義務付けられたり,許可,届出等を要するも
の」とある.これに加えて,「約款等規制」は「約
款,業務規程を設定したり,それを変更する場合に
許可,届出等を要するもの」,「退出規制」は「事業
1.行政の役割についての研究
行政と企業の関係は概括的には「補助や優i
遇」「規制」「公共調達」の3局面に整理され,
各局面における主体として行政が企業と関係す
る(金本,1996).建設業に着目すると,「規制」
と「公共調達(公共投資)」の主体という側面
廃止に当たり,許可,届出等を要するもの」とある.
一21
経済学研究 第70巻第6号
A参入規制
A 参入規制
;許認可や資格などにより恒常的な営業を規制
するもの.
D
F
B 価格数量規制
G
;製品の価格や数量を規制するもの.
C 事業規制
;個別のプロジェクトを規制するもの.
E
B価格数量規制
D・E・F・G
C事業規制
;上述の各規制が,相互に重複する規制のこと。
出所)植草益(1991)『公的規制の経済学』筑摩書房,を基に筆者作成.
図1 経済的規制の相互関連
多いからである4).このことは,元請にあたる
能である.
ゼネコン(大手総合建設業)が各土木・建設事
「公共調達」の主体として,すなわち需要者と
業に関して機械や設備などの投資を直接行う事,
しての政府に着目した研究については,金本
が少ないことを反映している.層間の関係をみ
(1993,1994,1996),三輪(1999)などが代表
ると,ゼネコンは,外注の比率が高く,設備の
的である.金本(1993,1994,1996)は,公共
所有に関しては下請けとなる外注先の企業群が
調達制度の日本的特徴を指摘し,①指名競争,
所有していたり,またはリースなどの形態をも
②予定価格制,③談合が国際的にみた日本の建
つケースが多い.大手企業は,機械や設備など
設業の特異性であると述べている.三輪(1999)
それ自体を保有するのではなく,各事業に対応
も同様に,①高コスト体質の政府受注(低コス
した受発注などの営業や企画活動を行っている
ト受注のインセンティブが欠如),②政府介入
側面が強い.なおかつ,各事業の管理的活動
による業界協調体制を述べている.これらの論
は,民需官需を問わず入札などの形で行政の各
者に共通することは,発注における「行政側の
種規制を強く受ける.そのため,建設業の場合
裁量権」が日本の特殊性であることを指摘して
は,図1で示すように,「投資規制」を「事業
いることである.また,政財官の間に密接かつ
(プロジェクト)規制」と読み替えることが可
非公開の関係があり,そこでは規制が多岐かつ
複雑であり行政側の裁量があると指摘してい
4) 「重層的下請関係」は,各産業においてみれら,
る.
建設業に固有のものではない.ここでは,機械や設
備などの投資を大手は行わず,下請けやリース先が
機械や設備を保有している関係に着目して,重層的
下請関係という用語を用いている.
一22一
民間企業の支店立地と行政機関
2.公的規制,公共工事と建設業
工事ごとの「入札」においても,「指名業者選
「規制」と「公共工事」の関係については,
定業務」があり,ここでも,指名に関して「指
①需要が成立するための条件としての規制,②
名委員会」により入札参加者が決定される.委
需要に内在する規制の2点から捉えることがで
員会では,特定業者への偏向的受注の回避5)と
きる.まず,需要が成立する条件に関しての規
裁量的項目の検討6)という二つの側面から,指
制であるが,建設業者として事業を営むために
定競争入札への参加資格を与える.その際に,
は各種の業者資格を取得する必要がある.その
偏向的受注の回避という工事配分のみならず,
ため,官需・民需を問わず,受注を受ける際に
各業者の経営状況についても検討項目となって
は,業者資格という参入許可を受ける必要があ
いる.以上の,「ランク制」「工事配分」「業者
る.これは,建設業法の許可基準と業種区分に
資格」などの規制が,各事業ごとに個別に内在
基づいている.
しているのである.
建設業へ参入するためには,この許可が必要
しかしながら,これらの規制がどの場所で行
であり,この許可なくして恒常的に事業を営む
われるかという空間スケールの問題は考慮され
経営体とはなりえない.建設業者として各種事
ていない.その点で規制主体となる官公庁の中
業の受注を成立させるためには,許可(資格制)
央一地方関係を明らかにする必要がでてくる.
に基づいた参入規制を不可欠とするのである.
次節では,省庁の中央一地方関係についてみて
この点で,参入規制が前提となって建設需要が
いく.
存立するのである.
次に需要に内在する規制であるが,官公庁が
3.省庁の中央一地方関係と権限配分
発注する業務は,「格付け」「指名制」などにみ
戦後日本の,国による公共工事を発注してい
られるように,需要それ自体が規制を要するも
る主な官公庁としては,旧運輸省と旧建設省
のである.
(現国土交通省)をあげることができる.この
公共工事は各事業ごとに入札が行われ,官公
なかで,建設業の規制という点では,建設省の
庁の入札は,「指名競争入札」がほとんどであ
占める割合のほうが大きい。前節で述べた規制
る.この官公庁からの受注を得るべく入札に参
主体・需要者の両側面をもつ省庁としては,建
加するには,各官庁ごとに「指名願」を提出し,
設省をとりあげることが有効である.よって,
なおかつ「経営事項審査基準」の各項目の審査
を受け,省庁による格付け(ランク付け)を受
5) 「この指名は,発注官庁の指名委員会によって決
められる.建設省の場合,次官・局長などで構成さ
れている.この指名は,工事が特定業者に偏ること
を防ぐために,その年度の指名,受注状況を勘案し
ける必要がある.経営規模・経営状況などに詳
細にわたり基準が設けられ,この基準に応じ
て決め,_略...(中村,1992,p.120)」とあるよ
うに,指名委員会の権限に負う側面が強い.
6)「(a)不誠実な行為の有無,(b)経営の状況,(c)工
事成績,(d)当該工事における地理的条件,(e>手持
工事の状況,(f)技術的適性,(g)安全管理の状況,
(h)労働福祉の状況(中村,1992,p.121)」である.
て,どの業者がどれだけの規模の工事を受注で
きるかという官公庁の「工事区分」が決定され
る.
これは,ランク制の審査項目のように厳密に数値化
されているものではないという意味で,審査を行う
行政官の裁量の余地がある.
このような過程を経て「指名業者」となり,
官需を受注することが可能となるが,さらに各
一23一
経 済 学 研 究
第70巻 第6号
本節では,建設省の中央一地方関係と,そこで
事事務所)の中間に位置する地方出先機関(地
の権限配分を考察する.権限配分については,
方建設局)に,権限が他省庁よりも相対的に多
「集権と分権」の省庁別度合を示す必要がでて
く配分されている「分権的行政システム」であ
くるが,これについては「集権型行政システム」
ると言える(城山編,2001).高度成長期におけ
的な面が強い通商産業省と比較する.
る石油化学の立ち上げに際して,通産省の本省
建設省の組織内権限配分は,2つの側面から
庁の同局が参入許可を担当し,地方通産局は実
「分権的」である(城山編,1999).まず第1に,
質的に参入許可窓口としての機能を有しなかっ
各部局レベルで意思決定がなされ,なおかつ各
たが,このような集権的行政システムとは異な
部局問の関連性が薄いという点で分権的であ
り,建設省の場合は出先機関が出先機関足りえ
る.直轄事業に関しては,本省一地方建設局一
ている7).
工事事務所の縦の一系列の内部で各年度の重点
施策が決定される.官房などが部局横断的に意
皿 企業行動と支店立地
思決定をなすことは比較的少なく,河川・道路・
住宅などの局単位に意思決定権が分散してい
1.歴史的経緯と創業地
る.第2に地方建設局の意思決定権と業務量の
建設業の創業についての歴史的経緯は江戸時
多さという点で分権的である.新規施策立案の
代まで遡る.江戸末期∼明治初期にかけて,西
ための調査については,課長補佐級以上は自由
洋の近代的建築技術の取り入れと並行して大工
に発議でき,また「玉出し」と呼ばれる各局ご
の棟梁などが工事を政府から請負うことで建設
との重点施策も課長補佐以上が各課の重要度や
業の原型となった.なかでも,明治23年の会計
優先度を考慮して会議を行う.その際に,地方
法の制定を契機に,工事入札の参加が制度化さ
建設局の課長も参加が可能となっている.ま
れ,新規業者が各方面から参入した.特に,近
た,省庁内の人事異動も,中央一地方の往復が
代国家建設に並行して電源開発,鉄道工事など
比較的頻繁である.これは,土木・建築行政が,
の工事が増大し,これらの工事を受注した業者
現場に密着する必要性があるためでもあり,地
は,より大規模な企業組織へと成長していっ
方の状況が中央の意思決定に反映されている側
た.第2次世界大戦の終結により一時的に建設
面が強い.対照的に通産省などでは,本省庁の
投資は停滞するものの8),受注量は,戦災復興
課長補佐クラスが主に玉出しに関わり,地方出
先機関からの参加国はほとんどない.また,行
7)各省庁の「設置法」「組織令」には,出先機関の
役割に関して「地方支分部局」などの節を設け,そ
こで,出先機関の役割を示し,一定の権限を与えて
いる(通産六法,2000).しかし,このような記述
通りの役割が出先機関にあるケースは,旧通産省の
事例では数少ないという意味で,出先機関が出先機
政事務において,各種許認可の窓口として,地
方建設局の取扱い事務量が多いこともあげられ
る.単一の都道府県内の区域のみで営業を行う
業者は都道府県担当部局に申請書類を提出する
関たりえていないと言える.
8) 明治期に制定された会計法の温存に加え,1948年
に設置された建設省が所管する建設業法の制定が,
業界の秩序形成をもたらし,結果として公共工事を
中心とする建設需要の増加につながっていった(中
が,複数都道府県にまたがる業者の書類提出先
は地方建設局である.
したがって,建設省は,中央官庁と現場(工
季寸, 1994).
一24一
民間企業の支店立地と行政機関
による増大,引き続く高度成長による長期的な
表1 大手建設業者(50社)の工事受注高の推移
(単位二二二十二
増大により,一貫して高い伸び率を示してきた
(近藤;1990,中村;1994,三浦;1980).
年度
①国内
④地方
16,294 一
17,266 一
30.5% 一
@ 一
119,773
37,179
17,024
20,154
31.0%
@ 9.O
@ 10.8
@ 4.5
@ 16.7
1987
137,153
38,056
16,761
21,294
@ 14.5
@ 2.4
│1.5
@ 5.7
1988
170,008
40,818
17,715
23,103
@ 24.0
194,525
@ 7.3
@ 8.5
44,984
@ 5.7
18,824
@ 14.4
@ 10.2
@ 6.3
@ 13.2
1990
247,488
50,348
19,764
30,584
@ 27.2
@ 11.9
@ 5.0
@ 16.9
1991
253,657
59,677
25,014
34,663
@ 2.5
@ 18.5
@ 26.6
@ 13.3
1992
233,438
68,610
28,418
40,192
@ −8.O
@ 15,0
@ 13.6
@ 16.0
1993
190,013
63,746−7.1
26,745−5.9
37,001
1994
183,566
64,134
@ −3.4
@ 0.6
1995
183,426
66,793
28,448
38,344
@ −O.1
@ 4.1
@ 10.1
@ 0.1
1996
191,820
65,303−2.2
27,906−1.9
37,397−2.5
34.0%
1997
176,850
55,485
24,269−13.0
31,215
31.4%
@ −7。8
│15.0
1998
159,211
51,131
│10.Q
│7.8
1999
150,991
50,169−1.9
2000
153,078
2001
136,229
39,132
20,612
18,520
│11.0
│14.0
│10.4
│17.7
2002
123,220
36,772
20,037
16,735
@ −9.5
│6.0
│2.8
│9.6
1986
のGDPを総支出面からみた場合の名目値では,
在庫品増加を除いた投資額は133.2兆円(対
GDP比で25.9%)となっている.ここから,機i
1989
三等を引いた数字である,いわゆる建設投資
は,68.5兆円で,対GDP比で13.3%を占めてい
る.さらに,このうち,政府建設投資が31.9兆
円で,民間建設投資の36.5兆円とほぼ拮抗して
いる.政府建設投資は,さらに建築と土木に分
けられるが,建築は4.5兆円にすぎず,土木が
27.3兆円と多くを占めている9).
また建設業は,前方・後方連関効果も多岐に
わたる.1995年度で,投入元の多い順に,①金
属製品(17.4%),②対事業所サービス
(13.9%),③商業(13.0%),④窯業・土石製
品(12.2%),⑤運輸(9.9%),⑥パルプ・紙・
木製品(9.6%)となっている.これは,企業
②/①
③国
1985
業は,国民経済に占める割合も高い.1999年度
②公共工事
33,561 一
明治以来,基本的には成長傾向を示した建設
会計における設計・資材・機械リースなどにか
109,929
│18.6
26,159
27.7%
24.0%
23.1%
20.3%
23.5%
29.4%
33.5%
│7.9
25,838−3.4
38,295
34.9%
@ 3.5
36.4%
@ 4.6
@ −5.2
45,493−9.3
│16.5
23,681−2.4
27,450
32.1%
│12.1
24,692
25,476
@ 4,3
│7.2
22,996−6.9
22,497
33.2%
29.7%
│11.7
@ 1.4
28.7%
29.8%
出所)国土交通省総合政策局情報管理部建設調査統計
課の発表資料より.
注1)建設調査統計課によれば,この統計で示される大
手50社とは「全国の大手建設業者が対象.完成工事
高の多い建設業者から大手50社を有意抽出.」によ
かる費用の高さを反映している.産出先を,高
い順に並べると,①不動産業(28.1%),②電
力・ガス(12.0%),③商業(7.3%),④教育・
り抽出された業者のことである.
研究(5.!%)となっている10).
建設業では,総合工事業者(ゼネコン)と専
門工事業者(解体・仕上・設備に関する業者)
という分業関係が成立している.2000年度の
の間の請負契約が特徴的である.ゼネコンは設
「建設工事」の受注高は64.4兆円であるが,元
計・監理などの業務に携わり,工事現場の作業
請の受注高が43.1兆円となっている.この元請
工程に直接関わる業務は専門工事業者が請負う
受注高はさらに「民間」と「公共機関」からの
受注工事に分けられ,後者は19.3兆円となって
9) 建設調査統計研究会編(2002)『建設統計要覧平
成14年版』による.
10)建設調査統計研究会編(2002)『建設統計要覧平
成14年版』によるが,数字は1995年度の産業連関表
による.
いる11).
11)建設調査統計研究会編(2002)『建設統計要覧平
成14年版』による.・
一25一
経済学研究 第70巻第6号
表2 大企業の創業地一覧
企 業 名
讐鍵の蕎遍
会社組織としての創業地
鹿島建設
清水建設
大成建設
東 京
東 京
東 京
名古屋
大 阪
福 井
広 島
東 京
東 京(1930年,株式会社)
東 京(1915年,合資会社)
東 京(1887年,有限会社)
神 戸(1909年,合名会社)
大 阪(1909年,合資会社)
福 井(1938年,株式会社)
東 京(1937年,株式会社)
東 京(1936年,株式会社)
下 関(1916年,合資会社)
東 京(1929年,合資会社)
東 京(1946年,株式会社)
福 井(1916年,株式会社)
富 山(1931年,株式会社)
大 阪(1938年,株式会社)
大 阪(1947年,株式会社)
東 京(1944年,株式会社)
東 京(1951年,株式会社)
東 京(1918年,株式会社)
大 阪(1918年,株式会社)
東 京(1941年,株式会社)
新居浜(1950年,株式会社)
大 阪(1919年,株式会社)
岐 阜(1944年,株式会社)
竹中工務店
大 林 組
熊 谷 組
フジタ工業
戸田建設
間 組
北九州(門司)
西松建設
前田建設
飛島建設
佐藤工業
東 京
奥 村 組
青木建設
鉄建建設
日本国土開発
安藤建設
三 池 組
三井建設
住友建設
松 村 組
大日本土木
長 谷 工
東急建設
日頃建設
環 沼 組
福井(飛島組傘下)
福 井
富 山
奈 良
大 阪
東 京
東 京
東京
大 阪
和歌山
新居浜(別子)
大 阪
岐 阜
尼 崎
東 京
東 京
大和郡山
姫 路(1946年,株式会社)
東 京(1948年,株式会社)
東 京(1952年,株式会社)
大 阪(1937年,株式会社)
現在の本社
東京都港区
東京都港区
東京都新宿区
大阪市中央区
東京都港区(1970年∼)
東京都新宿区(19〔当年∼)
東京都渋谷区(1937年∼)
東京都中央区
東京都港区(1920年∼)
東京都港区
東京都千代田区
東京都千代田区(1940年∼)
東京都中央区(1946年∼)
大阪市阿倍野区
大阪市北区
東京都千代田区
東京都港区
東京都港区
大阪市此花区
東京都千代田区
東京都新宿区(1957年∼)
別本社・本店
一
一
一
東京都中央区(1982年∼)
大阪市中央区
福井
}
一
一
一
一
一
一
一
東京都港区(1968年∼)
一
一
一
東京都千代田区(1979年∼)
一
一
大阪市北区
東京都千代田区(1991年∼)
東京都新宿区(1965年∼)
東京都港区(1970年∼)
岐阜
東京都渋谷区
東京都港区
大阪市天王寺区
一
一
一
東京都新宿区(1981年∼)
出所)各社の有価証券報告書や社史を基に作成.
注1)本社と別本社に関しては2000年度の所在地である.
注2)建設業者としての創業地とは,会社形態の組織になる以前の業者が事業を開始した都市のことである.
注3)現在の本社の欄では,東京以外の創業である企業群が,東京に本社を移転した場合には,その年を,(年∼)で付記し
ている.
注4)現在の本社と別本社・本店の区分は,各社の有価証券報告書に記載されている呼称に拠っている.
注5)地名は,東京23区と大阪市に関しては偽名を記載している.それ以外は,都市名のみの記載である.
この中で上位50社の工事受注高は,2000年度
採った時点で本社を置いていた場所を創業地と
で15.3兆円で,全工事受注高の23.6%を占めて
しても,東京が創業地であるのは13社と半分以
いる.さらに,上位50社の工事受注高のうち,
下である.現在は,東京本社や東京別本社を置
公共機関から発注の工事は,4.5兆円で,大手
く企業が25社と大半を占めるものの,多くは高
の工事受注の29.7%を占めている.
度成長期に本社を移動した結果である.特に関
大手建設業は,多様な創業地を特徴とする.
西圏創業の企業群はこうしたケースが多く,竹
現在こそ大手企業の本社は東京に集中している
中工務店・大林組などの大手,青木建設・鴻池
が,これは非首都圏本社の東京への立地移動の
組・長谷工・淺沼組などの準大手が該当する.
結果である.表2で示されるとおり,全国的な
事業活動を行っている大手27社のうち,創業地
12) 創業と創業地は,有価証券報告書や社史に記載の
記述に拠り,企業ごとに定義は異なるが,それまで
棟梁やとびであった業者が,近代的建築物を請負っ
た時点で創業としている企業群が大半である.
が東京である企業は10社に過ぎない12).また,
株式会社や合資会社などの近代的会社組織を
一26一
民間企業の支店立地と行政機関
地方圏創業の企業群である,福井市創業の飛島
度に対応した支店立地の傾向が強いのが,福井
建設,広島市創業のフジタ,門司・下関市創業
創業の熊谷組である.1948年に大阪・名古屋・
の間組,富山市創業の佐藤工業などは戦前から
福岡・札幌・広島に支店を立地させている.こ
戦争直後の時期に東京へ本社を移転させてい
のように,比較的,早くから全国的な事業展開
る。つまり高度成長期における東京本社集中立
をさせてきた大手6社は,若干のばらつきや例
地を加速させたのは関西圏創業の企業群なので
外はあるものの,戦時中や1945∼55年(昭和20
ある.
年代)に,地方圏や中部圏の地方建設局所在都
市に支店を置いてきた傾向にある.準大手,中
2.支所立地の歴史的経緯
堅の企業群は,東京と大阪に関しては,戦前か
戦前期,大手6社に関しては,「支店」とい
ら支店を立地させてきている傾向は大手と一致
う呼称の事業所は主に東京や大阪などに置き.
するものの,地方圏や中部圏の地建局所在都市
それ以外の都市には名古屋,広島,福岡などで
における支店立地は,高度成長期の期間にわ
取引量が多い場合に一部の企業が支店を置いて
たっている.その意味で,大手の支店立地展開
いた.その後,第2次世界大戦の戦時から戦後
に追随したと言える.
の約10年間,徐々に,地方建設局が所在する都
市に支店を立地させていった.
3.大手建設業による支所立地の状況
表3にみられるように東京創業で東京本社の
図2にみられるように,歴史的な再編により
企業群のうち,鹿島建設は,戦前もしくは戦時
一本社や支所の立地が行われてきた.ここでいう
中に,大阪(1940年)と札幌(1941年)に支店
支所とは,組織階層上,本社の下位に位置する
を置き,名古屋・福岡・広島・仙台・高松には
事業所のうち管理的業務を主に行っている部門
戦後の1945∼55年(昭和20年代)に支店を置い
のことであり,主要なものとして支社・支店・
ている.新潟は1977年である.清水建設は,戦
営業所13)があげられる.支社・支店・営業所の
前や戦時中に大阪・名古屋・福岡・札幌に支店
関係は,産業・企業ごとに多様であり,各事業
を置き,広島・仙台・高松・金沢は1945∼55年(昭
所の機能についての明確な定義は存在しない.
和20年代)に置いている.大成建設は,1946∼
ただし,大手業者に関しては,本社一支社・支
1947年に地方建設局所在都市へ支店を配置して
店一営業所という組織構造上の特徴が一般的に
いる.他方,大阪本社の大手建設をみると,竹
みられる.さらに,この関係は空間的に投影さ
申は,戦前・戦時中に東京・名古屋・福岡・広
れ,都市階層をつくっている.
島に支店を立地させ,仙台に1947年に支店を立
組織構造の空間的投影の状況は,表4におい
地させている.1958年に札幌,1984年に高松と
て観察できる.3層の特徴をもつ組織構造は,
なっている.大林組は,戦前と戦時中に東京・
「大都市・地方中枢都市・都道府県庁所在都市」
名古屋・広島・福岡に支店を設置し,1945∼55
の都市間の階層となって現れる.本社的機能の
年目昭和20年代)に仙台と札幌に支店を置くが,
1958年と「四国地方建設局」の配置に対応した
13)大手建設業者の場合は,「倉庫」「研究所」も多く
みられる.
年度に高松に置いている.出先機関の配置の年
一27一
経済学研究 第70巻第6号
表3 主要都市における建設業者の支店設置年
企 業
名
鹿 島 建
.東京
設
1988
清 水 建
設
一
大 成 建
設
一
1938
竹中工務店
大阪
1940
名古屋
1945
福岡
1946
札幌
1941
広島
1947
仙台
1947
高松
1948
1937
1937
1937
1939
1945
1946
1946
1945
1945
1945
1946
1946
1946
1946
1938
1938
1958
1945
1947
1984
1925
1930
1946
1942
1946
1958
一
新潟
1977
一
1946
一
1991
大 林
組
1906
熊 谷.
組
1949
1948
1948
1948
1948
1948
1962
1966
フ ジ
タ
1953
1942
1947
1957
1948
1937
1970
1975
1983
1970
一
問
組
1938
1932
1945
1945
1970
1945
1945
1945
西 松 建
設
1929
1929
1958
1951
1964
1966
1948
1951
佐 藤 工
業
1943
1946
1943
1962
1956
1966
1964
1978
奥 村
組
1928
1966
1958
1969
1946
1969
1948
鉄 建 建
設
1947
1944
1947
一
1945
1944
1964
1967
1987
日本国土開発
1960
1958
1961
1966
1971
1962
1966
1977
一
一
一
一
1975
一
出所)各社の有価証券報告書や社史を基に作成.
注1)年度は,支店という呼称で,当該の都市に事業所を置いた年,もしくは,従来の各事業所を支店という呼称に変更し
た年である.
注2)支店という呼称に変更する以前は,「出張所」「営業所」などの名称が多くみられる.
注3)出所で記載の資料から,大手建設業で支店設置年度が明らかな企業群を取り上げている.そのため,全大手の企業を
網羅して掲載していない.
注4)大手・中堅とされる企業群から,支店の設置年が明らかな企業群のみを取り出した.
本社立地
関西圏
首’都圏
轍[コ
D1麦
地方圏
首都圏
支所立地
関西圏
管理部門の立地の特徴
地方圏
各経済圏における本社立地
各経済圏における支所立地
□
離・㈱[コ
_三..i[コ
□
[コ:=コロ=正コ:コ薯輪貧欝勢綿地
(現在)仁===コロ
□
[=コ.[==コ[=コ首都圏における本社立地の固定化
各経済圏における支所立地の固定化
□戦醐に立地。ていた本館
各経済圏に立地していた支所群
高度成長期に移転した本社群
□現在の本四(鋤な・も含む)
口
□
高度成長期に新設された支所群
現在の支所群(移動なしも含む)
→本社群の移転
図2 大企業による管理部門立地の変遷
東京集中,支社・支店的機能の出先機関所在都
市集中,営業所的機能の都道府県庁所在都市・
中核都市集中という,各機能14)の空間的投影
は,首都圏における全機能の集中,地方中枢都
市圏における支社・支店と営業所機能の集中,
都道府県所在地・中核都市における営業所機能
14)本社一支店一営業所の定義は各企業ごとに異なる
が,本社機能・支店機能一営業所機能に関しては,
ここでは,それぞれ,階層性をもつ対行政との折衝
を行う際の,本省庁との折衝部署を主に持つ事業所
を本社,出先機関との折衝部署を主に持つ事業所が
支社支店,都道府県庁や中規模以上の都市の建設担
当課(もしくは部)との折衝部署を持つ事業所を営
業所としている.
一28一
民間企業の支店立地と行政機関
表4 主要都市における建設業の事業所数(2000年)
都市名
本社支社支店営業所支
◎札 幌 5
旭 川
釧 路
函 館
10 108
1 5
5
1 4
苫小牧
帯 広
4
4
◎仙
○盛
13 126
2 7
3 6
1 5
1 5
1 3
1 3
○ 秋
○ 山
郡
○青
○福
八
台 3
岡
田
形
山
森
島
戸
いわき
東 京
102
○
横 言
6
○
前 橋
千 葉
宇都宮
2
◎
○
○
高
○大
○浦
○水
立
船
○ 甲
2
1
139
36
8
105
35
34
38
29
28
167
76
69
68
45
72
47
15
16
52
17
17
5
66
1
17
8
53
22
3
50
和
1
島
2
川
1
21
18
10
8
6
6
30
29
52
31
崎
宮
7
1
1
橋
府
227
37
127
70
31
83
51
72
42
2
10
34
40
23
20
50
6
1
5
44
川 越
5
柏
5
5
9
小 山
5
4
4
4
13
8
7
19
10
10
5
6
28
176
61
18
71
21
65
50
22
20
89
56
28
26
1
土 浦
つくば
藤 沢
4
相模原
熊 谷
1
平 塚
太 田
1
1
1
8 16
○
名古屋
岐 阜
1
○
豊 橋
静 岡
1
2
津
四日市
浜 松
沼 津
132
10
3
22
6
6
6
46 0.21
46 0.17
42 0ユ5
39 0.16
35 0.17
都市名
○ 金 沢
4
4 29 49 82
1
7 49 51 107
1
2 20 48 70
1
1 14 49 64
75 0.46
71 0.31
9 38 47
6 21 27
52 0.24
32 0.29
長 岡
87 0.13
◎
76 0.15
○
75 0ユ0
○
51 0.15
81 0.06
52 0.09
○
25− 0.13
28 0.06 ○
1;li灘………
47 0.23
○
80 0.32
36 0.41
75 0.38
44 0.35
42 0.18
35 0.35
23 0.54
67 0ユ4
’11
20
11
11
5
9
豊 田
4
9
14
13
富 士
2
3
5
1 11 12
30 24
1 2
1 1
1
1
1
1
吹 田
東大阪
茨 木
大 津
明 石
尼 崎
○ 山 口
4 13
1
1
○松 江
倉 敷
福 山
○鳥 取
徳 山
下 関
1
米 子
19 0.56
◎高 松 2
0松 山
9
18
12
大 阪
神 戸
京 都
堺
西 宮
奈 良
姫 路
和歌山
◎広 島
0.76 ○ 岡 山
10
14
本社支社支店営業所支 ?事謝灘誹
◎新 潟
○長 野
○富 山
○福 井
松 本
153
1
木
八回忌
川 崎
○
144
29
29
33
25
24
28
67
60
62
39
68
43
17
13
厚
◎
26.
40
30
56
1
ョ講多繕
19 0.38
27 0.50
13 0.57
29 0.05
○徳 島
○高 知
◎
福 岡
15 0,10
14 0.10
○
北九州
熊 本
○
大 分
6 0.20
○
鹿児島
長 崎
宮 崎
226ii
○
74 0.16
25 0.17
93 0.37
59 0.12
○
○
○
那 覇
佐 賀
久留米
114
59
32
8
4
18
49
57
156
110
90
92 0.67
15 0.09
鑛…1………曇灘……
95 0.58
21
5
29
48
50 0.30
9
8
37
22
62
31
70
38 0.41
75 0.13
3
1
2
2
3
2
4
5
6
5 4.00
7 0.50
2
4 00
44
47
50 0.07
2
7
4
10
9
7
42 0.38
17 0.80
9 0.00
102 31 146
16 68 85
6 28 35
5 47 52
5 18 23
4 19 23
4 37 41
2 17 19
1 14 16
1 13 14
99 0.25
44 0.25
59 0.11
35 0.28
32 0.21
49 0ユ1
25 0.12
29 0.14
21 0.08
7 61 42 110
15 52 67
5 40 45
5 40 45
4 18 119 28 165
19 76 96
2 1
17 80 98
2 1
1
12 58 70
9 64 73
9 65 74
8 61 69
8 49 58
7 30 37
4 8 12
77 0.29
55 0.13
51 0.13
123 0.26
113 0.23
81 0.21
78 0.14
83 0.14
75 0.13
61 0.18
42 0.23
16 0.50
35 0.27
35 0.30
16 0.56
17 0.44
6 0,67
出所)ダイヤモンド社『組織図・事業所便覧 全上場企業版 2001年』を基に筆者作成.
注1)対象とした都市は2000年3月時点で,人口10万人以上かつ事業所総数が100を超える都市を抽出した.
さらにそこから,小売業・銀行業を除いた支店数・営業所数の合計数が50を下回る都市(大都市圏の衛星都市群が主
に該当)を除いた.
注2)各部門の単位については,「本社・支社・支店・営業所」と明記されているものを抽出した.企業が有価証券報告書な
どに記述している呼称が,そのまま「組織図・事業所便覧」に転載されている.そのため異企業の同一呼称の部門が,
必ずしも同一の機能を有するわけではない.
注3)ここで用いられている「事業所」には,本社・支所に加えて,工場・研究所・倉庫なども含まれる.
注4)◎は旧地方建設局(現地方整備局)が所在する都市,○はそれ以外の府県庁所在都市を示している.
一29一
経 済 学 研 究
第70巻 第6乱
の集中となる.さらに,これは形態的には,本
れているが,支店機能と営業所機能の同一事業
社・支社・支店数の東京集中,支社・支店数の
所による兼務が,旧地建局所在都市の営業所数
出先機関所在都市集中,営業所数の都道府県所
のブロック内集中率の低さ,さらに絶対数の低
在地・中核都市集中となる.
さにも反映されている.これは,福岡・広島・
出先機関所在都市とそれ以外の都市の階層性
仙台・高松などの都市に特に当てはまる.
は,営業所に対する支社・支店の比率で示され
都道府県別の営業所数と支店数を対比を概観
る.この比率が高い都市は,旧地建局15)が置か
した場合,出先機関所在都市における両機能の
「兼務」と,出先機関所在都市以外の府県庁所
れた9都市であり,比率が低い新潟でも1.10,
高松で1.62である.それ以外の都市は全て2を
在都市における営業所立地の多さに加えて,一
上回り,大阪の7.67が最高となっている.この
般的に「申核都市16)」と呼ばれる中規模都市に
8都市以外に,1.00を上回り,かつ事業所数が
おける営業所の立地という側面も重要である.
50以上の都市は,横浜(2.83),大宮(1.77),
この側面が顕著に現れているのは東北地方であ
神戸(1.24)である.
り,県内に仙台以外に中核都市を抱えない宮城
表5では,各地方ブロックの総支店数に占め
県は,複数の中核都市を抱える福島県よりも営
る旧地建局所在都市の占める割合が示されてい
業所数が少なくなっている.
るが,この数字は東北における仙台が最も高く
77.8%(126支店)である.最も低いのは東京23
W 省庁出先機関・支店の関係と専門情報循環
区であり24.5%であるが,これは本社の支店的
機能の兼務を反映している.すなわち本社・本
1.出先機関配置の歴史的経緯
部内に支店的機能をもち,支社・支店を本社と
地方における国の公共事業を管轄する最も重
別個の事業所としていない企業が多いためであ
要な機関は「旧地方建設局(現地方整備局)」
り,同様のことは大阪についても当てはまる.
である.図3により詳細は示してあるが,現在
ブロック域内での比率が最も低いのは新潟であ
の地方建設局に至るまでの経緯については3時
るが,それでも45.4%(49支店)と5割近い数
期に分けて説明できる.まず第!に,明治6年
字を占める.北陸地方においては,一部の企業
の内務省新設からの時期である.明治政府が成
が金沢に支店を置く傾向にあるため,旧地建局
立してから土木行政の所管省庁が幾度か変更し
所在都市の新潟の数字が若干低くなっている
たが,「内務省」の設置により土木行政所管官庁
が,これ以外の地方の旧地物件所在都市は,軒
は同省に固定化された.明治10年に内務省土木
並み高い数字を示している.
局出張所が関宿と大阪に設置されたのを皮切り
本社機能と支店機能の同一事業所による兼務
に,木曽川,筑後川,信濃川など大規模河川の
が東京23区と大阪における支店数のブロック内
近くにも相次いで設けられた.この時期は,
許雲際の低さ,もしくは絶対数の低さに反映さ
「治山・治水」の観点から大規模河川に近接し
15) ここでは,北海道開発局も含んでいる.以下,地
建局とある場合には同様である,
16)概ね県庁所在都市もしくはそれに準じた規模の
都市群を,ここではさす.
一30一
民間企業の支店立地と行政機関
て出先機関が配置されたことを特徴とする,い
して置かれていた「出張所」は,「監督署」と
わば,現場付随型の配置が行われたのである.
名称を変更し,その地方のブロック全体の管理
この配置の再編が行われたのが第2の時期であ
という観点から再編されていった.土木監督署
り,明治19年の土木監督署制以後の時期であ
制は明治38年に廃止され「土木出張所」と名称
る.この時期の配置の特徴は,広域の地方ブ
変更するのと並行し,一層の再編が進展して
ロックの管理という観点から出先機関が配置さ
いった.仙台・新潟・東京・名古屋・大阪・下
れたことである.それまで現場(河川)に付随
関までの6土木出張所配置と全国6分割を骨格
表5 出先機関所在都市・都道府県庁所在都市の支店・営業所立地比率(2000年)
②
①
灘灘
数 鴨
東京都
神奈川県
千葉県
埼玉県
群馬県
栃木県
茨城県
長野県
山梨県
支店数
161
139
123
105
66
85
21
88
16
7
26
29
32
17
18
20
7
6
③
所数
86.3%
85.4%
77.6%
23.9%
43.8%
65.4%
62.1%
62.5%
85.7%
70.4%
l14
168
93
114
69
72
106
90
39
399
865
567
合計
関東地方における東京23区の占める割合
和歌山県
142
33
76
8
14
8
114
32
59
3
10
8
52
40
56
29
30
53
52
48
34
394
97.0%
71
77.6%
108
69
44
68
57
49
44
37
62
267
71.4%
100.0%
226
423
80.4%
近畿地方における大阪市の占める割合
合計
281
40.6%
愛知県
三重県
岐阜県
静岡県
156
132
16
14
10
39
225
22
170
6
84.6%
37.5%
71.4%
56.4%
25.4%
43.5%
73.6%
49.1%
53.3%
87.2%
45.5%
北海道
宮城県
青森県
秋田県
岩手県
山形県
福島県
合 計
綴灘,
支店数
148
108
73.0%
所数
244
127
126
99.2%
46
5
60.0%
100.0%
70.0%
91
9
3
6
7
5
3
162
150
6
10
5
④
100.0%
33.3%
92.6%
76
81
78
109
481
〔④/③×100〕
業所数
26
10.7%
28
68
60
67
62
43
328
60.9%
74.7%
78.9%
82.7%
79.5%
39.4%
68.2%
東北地方における仙台市の占める割合
77.8%
18
37.5%
45.6%
23.8%
60.2%
灘
〔②/①×100〕
5.8%
6.0%
63
80.3%
数
業所数
24.5%
大阪府
京都府
兵庫県
滋賀県
奈良県
遺難
〔④/③×100〕
③
②
①
④
〔②/①×100〕
28.6%
803%
45.4%
63.8%
84.1%
91.2%
63.1%
4.3%
125
92
88
115
420
75.6%
合計
中京地方における名古屋市の占める割合
587%
28
50
61
65
204
22.4%
54.3%
69.3%
56.5%
48.6%
67%
出所)表4に同じく.
新潟県
石川県
富山県
福井県
合 計
52
30
16
10
49
29
94.2%
96.7%
14
9
101
87.5%
90.0%
93.5%
113
73
66
50
108
302
北陸信越地方における新潟市の占める割合
51
49
49
38
187
45.4%
広島県
岡山県
山口県
鳥取県
島根県
合 計
107
102
21
12
16
6
4
5
5
6
151
133
95.3%
76.2%
50.0%
80,096
83.3%
88.1%
45.1%
67.1%
74.2%
76.0%
61.9%
16.9%
87
98
107
54
60
406
31
68
28
37
47
211
35.6%
69.4%
26.2%
68.5%
78.3%
52.0%
中国地方における広島市の占める割合
7.6%
67.5%
香川県
愛媛県
64
高知県
6
61
15
T
5
92
86
ソ島県
合 計
17
T
95.3%
88.2%
P00.0%
83.3%
93.5%
54
71
S8
52
225
42
52
S0
40
174
77.8%
73.2%
W3.3%
76.9%
77.3%
四国地方における高松市の占める割合
66.3%
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
147
119
81.0%
100.0%
18.7%
137
49
9
97
100.0%
18
105
94.4%
9
82
100.0%
鹿児島県
12
78
100.0%
大分県
8
79
100.0%
宮崎県
10
62
80.0%
沖縄県
189
220
689
85.9%
合 計
九州沖縄地方における福岡市の占める割合
7
7
9
17
9
12
8
8
541%
一31
28
30
65
80
64
58
61
49
435
20.4%
61.2%
67.0%
76.2%
78.0%
74.4%
77.2%
79.0%
63.1%
41%
経 済 学 研 究
第70巻 第6号
とする配置体制が第2次世界大戦期まで温存さ
表6 建設省の部署別二二の推移.
内部部局
れる17).第3の時期は,戦時経済期から現在に
至るまでの時期である.この戦時期の再編が,
現在の国土交通省の出先機関配置のプロトタイ
プとなっている.新潟・下関18)の土木出張所の
廃止と港湾関係事務の移管,福岡・広島の土木
出張所の復活・新設により,全国7区分となっ
た19).1948年の「建設省」設立においても,こ
の区分と7都市への出先機関配置は温存され
附属機関
地方支分部局
3821 64.4%
合計
1948年 1042
17.6%
1071
18.0%
1950年 1191
1960年 1029
11.0%
948
8.7%
8711
80.3%
10.3%
879
8.8%
8066
80.9%
9974
1970年 1416
4.3%
1854
5.6%
29822
90.1%
33092
1980年 1516
5.3% −1727
6.0%
25395
88.7%
28638
1990年 1630
1998年 1658
6.5%
1639
6.6%
21716
86.9%
24985
7.0%
1584
6.7%
20353
86.3%
23595
5934
10850
出所)建設省五十年史編集委員会『建設省五十年史(II)』
社団法人建設広報協議会,1998年をもとに筆者作
成.
た.1958年の高松・新潟の復活・新設により,
全国9分割となり,この管理体制が現在でも続
内部部局が2,296人(25.1%)に対して,地方
いているのである.東京に置かれていた関東地
支分部局は2,702人(29.6%)にすぎない.し
方建設局が,さいたま(前大宮市)に移動した
かし,建設省の場合,内部部局は1998年で1,658
などの変更はあるものの,原則的に9分割の管
人(7.0%)にすぎないが,地方支分部局は
轄区域は温存されている.
20,353人(86.3%)にも上っている.
地方圏への分散的な機関の配置に加えて,人
員の配属の多さからも,その分散度が示され
2.規制主体としての行政
る.これは表6に示した部署別人員配置数を,
2000年度版の「規制緩和白書」によれば,1999
通商産業省などの他省庁と対比させることでよ
年度の建設省の「許認可権限数」は,976件であ
り鮮明になる.通商産業省の場合,2000年度で
り,省庁別では第5番目となっている.このこ
とから,相対的に,許認可権限数の多い省庁で
17) 港湾関係の土木業務が多い神戸・横浜にも,1919
年と1921年にそれぞれ土木出張所が置かれた.
18) 神戸・横浜の土木出張所を加えた4土木出張所が
廃止されたが,これらの出張所は主に港湾業務の取
扱量が多かったことから,運輸省の所管へと変更が
行われ,これが旧建設省の「港湾建設局」,現国土
交通省の「港湾空港部」の原型となっている.
19) このように再編されていったのは,中央省庁から
あるといえる.許認可権限数は多いものの,適
用される法律は「単一」であることを特色とす
る.建設業者の参入・退出などは「建設業法」
に拠っている.これ以外の関連業に関しては,
旧通産省の法律が適用されることなどがあるも
みた指揮系統の簡素化ということが最大の要因で
あると考えられる.出先機関全般が特定都市に配
置され直すことで,地方圏における省庁間の連絡関
係が簡素化される.また,それまで中央省庁一府県
とあった指揮系統が,中央省庁一出先機関一府県と
なることで,中央省庁から出す指揮の辿る系統は簡
素化されている(久世,1963).再編は,中央省庁
からみた指揮系統の簡素化であることは論をまた
参入の「許可制」を表7でみていく.参入許
ないが,行政組織の簡素化が組織内・組織間の管理・
交通・通信の費用の削減という経済的要因に全て還
可,すなわち,恒常的な営業を行う事業体とし
のの,基本的に建設業法である.これは,通産
省が石油化学産業を規制する際に,多数の法律
を組み合わせることで参入規制してきたのと対
照的である.
元できるかという問題点は依然として残る.組織
内の権限,政治的アクターからの影響などまた別の
要因により配置が決定される側面も考慮される.
また,長期的な過程に着目すると,行政機関の配置
ての許可は,建設業法第3条に基づき,各都道
府県知事の許可,複数都道府県にまたがる場合
には国土交通省(旧建設省)の大臣許可を,そ
は,その固定性という点も考慮される.
一32一
民間企業の支店立地と行政機関
躬
幹
2
一
思
艦
\な
.〆!
\
〆’
〆
/
\
睡ぱ
魍
な/
〆/
\膣
ぐミ /’ノ
.〆
思.
薗
i築
総
「く
課§
凄
等
韻蕊
弓隠
駆 9
窪
圖
翼。。
等
專
8
H
H
鯉
爺
翠
セ
細(
心母
剣
聖
覆
醍
心
輩ミ診
想9
髄
婦
等
嗣 ヨ
燃)
ヨ
聴
愛
爺
嗣
餐
囲
等
班
任
9
等
導
3
憾
帳
惑
)
亭
ム
緯
.さ
難
纏
婁辮
な
墨
i環台
臥唱 匪細
騒÷i
飼遡
や
{ロ
ぎ
霧霧
ヨ
一〇
ラ:
1江
誌
ト選
塗
9屠 1L
ぎ
ζ7}印う 一〇う
一マ 甲一岬マ
ゆQ} ⊂7}σ∋
、
) )
6
桑
塗
)
さ
齪〆
1 “
’
ノ醗 〆
!奄〆
(
譲
暴’
漣)
桜
)
嗣
蜷
奎
.置H
’ 〆
1/
/
e(
㌫8
鄭iヨ
▲
歌/
/
くK震
/
膣「
羅乏汁
寧
螢書
遡£霞
りい
=遡姻
終 遡
露「無
ヨ謹
江惜計
瞑8等
紅9臼
鴎一国
。σ}=陶
己随一一
灘 )
号
謂
藁麗
,、・’
8
2
σつ。つ
一))
牽
塗
oo一一一
一 )))
)
望
▲
▲
計母
帯マ◎o瞬
寸σ》oo
∈hODOコo
さ
)
選難
窪
㊤
総
ei馨
冨。
聚
碧ご
鵠。つ
一
ヨ
漿羨
聡臆
蕪88388
緯
翼 野誕
坤肛
。◎9
蜜 0σOD
Qooつ
紹。ζ)o
理
畳
菌
寂
臣匿巌
牽
illo
醸葵
編一
鋒
冥
、と2
遂
,!国
鞠舗脅.
凶
「、
に ロ
さ
努薯
《
ざ
拐
豊
婁
豊
9
囹爲楚
韓曾脚
r) A
倉養曲目
一騒甚
矧ヨ刊
辺
▲
鎖翼
翌
お
≡1陀
興
螢
套
碧 に
運堅
4
漫
筆 匿
菱豊
辺
蝦 冥
マ冒
終
雪
釦
蟹
藤
葛
撃
1111二 ==・
甥荘
譲㍊
鄭器包冥
蝋ごe憩
韻(
廉廿
釦舘
総i導
望)
螢 蓮
二=区
景 鰹緯
層渚
鰹”1
璽
礁 護
雪
鷲
螢
’”
「
……ヨ桜錦
口〉
廻
昇
鰍ソ
話曽
一)
一qr ’
マ嶋
卜卜噛
oo oO
区
≒
≒
壬
一33一
昔
竃
《
脚
継
羅㌣
斑∼{墾
な
e・
治∬褄
鯉=!和
く苺。ヨ
ム
起
養一。q
ヨ想想
eり
團
経済学研究 第70巻第6号
表7 経営規模による取得業種数(2000年)
経営規模
②0∼1億円
③1∼10億円
④10億円∼
113,990
224,031
1,375
0.10%
0.15%
0,008
81,170
110,645
0.25%
0.34%
0,013
3 業 種
5,437
37,314
0.42%
0.48%
0,O19
2,595
24,395
27,468
0.44%
0.49%
0,020
2,782
20,183
181
121
101
43,448
4 業種
5 業種
6 業種
7 業種
23,368
O.43%
0.49%
0,020
1,628
14,797
0.65%
0.72%
0,027
11,424
13,241
0.53%
0.60%
0,028
876
360
143
116
159
50
26
7,881
109
70
60
54
53
16,824
1,499
750
516
357
302
290
248
336
275
339,732
28,450
8,979
0.67%
0.75%
0,028
4,867
1.11%,
1.21%
0,049
2,823
1.88%
2.02%
0,054
42
35
2,023
2.08%
2.25%
0,063
2,209
1.58%
1.74%
0,067
31
1,317
2.35%
2.51%
0,081
34
24
30
765
488
678
252
263
272
575
305
286
4.44%
4.82%
0,153
4.92%
5.24%
0,150
4.42%
4.82%
0,136
6.75%
7.52%
0,234
2.28%
2.42%
0,139
4.78%
5.37%
0,114
1.39%
1.48%
0,056
1.31%
1.37%
0,101
2.45%
2.63%
0,177
92
3.26%
3.4ユ%
0,247
28
7.14%
7.69%
0,556
14
2L43%
30.00%
1,167
10
50.00%
100.00%
1,000
5
40.QO%
66.67%
1,5QQ
3
66.67%
200.00%
oo
①個 人
⑤合計
(④/⑤)×100
〔④/(②+③)〕xloo
(③+④)/②
謫セ業種数
1 業種
2 業種
8 業 種
9 業 種
10業種
11業種
12業種
13業種
14業種
15業種
16業 種
17業種
18業 種
19業種
20業種
21業 種
22業 種
23業 種
24業 種
25業種
26業 種
27業 種
28業種
6
25
9
9
17
25
10
13
1
0
1
0
0
0
4,296
162
157
2,542
85
1,794
71
1,921
94
64
64
39
1,172
641
419
575
197
223
229
521
268
232
73
18
6
5
2
0
48
29
25
17
6
13
13
21
23
34
15
8
4
8
4
0
1
1
7
3
2
3
5
2
2
出所)建設調査統計研究会編『建設統計要覧平成14年版』財団法人建設物価調査会,2002年.
注1)経営規模は個人取得と法人取得の資本金別とに分けている.②は0円以上,1億円未満,③は1億円以上,10億円未
満,④は10億円以上,とそれぞれ資本金別に経営規模を分けている.
れそれ必要とする20).この規制は,「業種別の
の大規模な業者ほど,多数の業種別許可を得る
許可」を特徴とし,28業種に区分され,工事業
業者となる比率が高くなっている.表7で示さ
者は許可を受けるが,この数字は2000年で
れるように,全体に占める大手(資本金10億円
58.5万業者となっている.この業者数は個人
以上)の割合は,1∼8業種までは,1%未満で
や零細・中小企業がほとんどを占める.大手に
あるが,9業種から1%を超え,28業種まで次
関しては,一企業が複数の許可を受けているこ
第に高い数字を示している.個人取得を除いた
とを特徴とする.これは本社・支店・営業所が,
全体に占める大手の割合も同様の傾向がみら
各業種ごとの許可を大臣・都道府県ごとに受け
れ,さらに高い数字を示している.大手に中堅
ており,さらに各事業所が,複数の業種の許可
(資本金1億円∼10億円)を加えた合計値と,
を受けているからである.その結果,資本規模
中小業者(資本金0∼1億円)の業者数を比較
した数字でも同様の傾向がみられる.
20) これ自体は,手数料が5万円(2000年度)と比較
的小額であるから,参入のためのハードルとなって
いる側面は弱く,むしろ,これらの書類作成業務に
おいて膨大な事務量が生じ,ハードルとなる側面が
強いと思われる.
一34一
複数都道府県に跨る操業においては,「大臣
許可業者」として資格申請する必要があり,旧
地建局に書類を提出する必要がある.都道府県
民間企業の支店立地と行政機関
ごとの各業者総数に占める大臣許可業者の比率
高くなっている.これは,大規模に全国事業展
を表8・9に示している.一般業者に関しては
開を行う企業群の本社が,参入許可を東京(現
東京都(4.2%)が最も高い数字を示している
さいたま)と大阪の出先機関に書類を提出して
程度であるが,特定業者に関しては,東京都
いることを反映している.
(57.9%)と大阪府(30.0%)の数字が極めて
表8 大臣許可業者数の都道府県別分布(2000年) 表9 大臣許可業者の都道府県別比率(2000年)
(平成12年3月末現在) (%)
大
工事種別
随府県
北海道
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
新潟県
富山県
石川県
福井県
山梨県
長野県
岐阜県
静岡県
愛知県
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
合 計
一般
75
25
41
107
47
47
55
78
42
臣
特定
114
19
42
76
40
純計
147
36
64
一般
知 事
特定
純計
合計
24,753
2,836
25,927
26,074
6,867
568
409
668
425
7,050
7,086
5,048
5,112
8,371
8,512
5,695
5,758
475
778
769
477
5,766
5,832
ll158
11235
15,113
15,215
9,922
9,992
4,928
141
8,043
63
66
77
5,542
10879
102
14,849
70
97
9,731
61
44
46
60
10,994
135
l17
286
195
28,108
503
933
10,897
197
136
28,529
28,815
20,549
1,089
21,096
21,291
2,121
1,950
3,258
50,653
3,368
53,042
56,300
358
90
299
517
I19
31127
1674
32070
32587
81
12,251
12,500
12,619
108
82
85
74
68
137
120
96
6,543
6,680
6,817
24
60
98
92
30
40
88
4,093
342
49
44
41
54
5,630
10,710
149
134
9,744
973
405
509
452
360
906
854
16,783
1,058
17,343
17,477
254
50
46
468
27,701
1,718
28,568
29,036
73
75
8835
730
646
9082
9155
6,177
6,458
6,533
153
171
259
15,315
1,017
15,829
16,088
1,036
826
266
84
1,522
48,503
24,209
2,752
49,933
1,939
25,119
51,455
25,536
102
100
6,721
6,906
7,008
6658
6758
42
2,769
2,860
2,902
74
126
261
146
3,413
573
661
358
451
3,572
3,646
61
265
58
74
33
60
82
188
96
23
75
64
96
78
72
25
50
78
162
100
417
61
7
67
7
47
99
80
40
447
94
84
97
76
72
88
8
7290
6643
10899
49
39
57
56
15
31
314
264
75
66
68
53
48
64
50
46
61
55
6,861
4,752
10551
6468
7,117
7,237
4,943
5,039
4,234
4,274
10842
10930
10,084
10,233
9,192
1,148
9,736
9,862
14,322
1,179
14,874
15,135
8069
3664
659
535
421
817
531
24,643
4,048
4,146
4,657
6,847
5,983
7,731
5,ユ33
6,177
6,362
5387
570419
8359
8505
4,421
4,468
4,851
4,950
7,322
7,402
3915
3955
2,044
25,770
26,217
248
688
970
518
596
811
999
4,150
4,244
6,193
6,277
8,230
8,327
5,306
5,382
43498
6,376
6,448
6,534
6,622
5632
590081
5640
600980
出所)表7に同じく.
工事種別
合計
一般
特定
北海道
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
0.6%
0.3%
4.0%
0.5%
0.4%
3.3%
1.3%
0.8%
10.3%
1.7%
1.3%
ll.4%
1.1%
0.8%
9.4%
1.1%
0.8%
8.6%
0.7%
0.5%
6.9%
0.7%
0.5%
5.7%
0.7%
0.4%
9.6%
0.9%
0.6%
11.9%
1.0%
0.7%
14.5%
0.9%
0.7%
10.7%
5.8%
4.2%
57.9%
神奈川県
1.6%
1.2%
17.9%
新潟県
富山県
石川県
福井県
山梨県
長野県
岐阜県
静岡県
愛知県
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
0.9%
0.7%
8.3%
2.0%
L7%
21.0%
1.7%
1.2%
14.5%
1.9%
1.3%
15.0%
0.9%
0.6%
8.3%
0.8%
0.6%
7.1%
1.5%
1.0%
11.2%
0.8%
0.5%
7.4%
1.6%
1.2%
14.8%
0.8%
0.6%
6.8%
1.1%
0.7%
7.1%
1.6%
1.0%
16.8%
3.0%
2.1%
1.6%
1.1%
30.0%
13.7%
1.5%
0.9%
14.7%
和歌山県
1.5%
1.1%
10.9%
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
1.4%
1.2%
7.0%
2.0%
1.8%
11ユ%
1.3%
0.9%
6.8%
1.7%
1.3%
13.7%
1.7%
1.2%
15.2%
1.1%
0.6%
7.3%
2.0%
1.6%
13.5%
1.1%
0.7%
6.9%
LO%
0.4%
5.8%
1.7%
1.3%
12.9%
2.2%
1.3%
30.2%
1.3%
0.8%
9.6%
1.2%
0.8%
7.0%
1.4%
1.0%
11.8%
随府県
1.1%
0.7%
9.2%
鹿児島県
1.3%
LO%
8.3%
沖縄県
0.1%
0.1%
0.7%
1.8%
13%
153%
合 計
出所)表7に同じく.
一35一
経済学研究 第70巻第6号
表10 公共工事分類とその割.合(2000年)
(単位:億円)
ム
口 計
1治山・治水
2農林水産
21,47111.7%
国の機関
6,04810.5%
…轟…………………麟………≡ .2,紹14・9%
R道 路iii…
地方の機関
公団・事業団
政府関連企業
5.360174%
434 2.3%
253 3.4%
15,42212.2%
13,14524.1%
22 4.196
10 0.1%
26 0.3%
2.22972%
423 2.2%
179 2.4%
11,4059.0%
……………継…………………麟
3,2415.9%
0 0.0%
457 5.4%
X.437173%
S69 5.2%
P.259150%
560 6.2%
230 2.7%
Q.036224%
S06 4,896
国
w懸iiiiiii醸騨i、iil 鉛Qiiiiiii繊i iiiii難羅iiiiii…
都道府県
市区町村
地方公営企業
その他
@ 雛鑛i
T 0.1%
4港湾・空港
10,9別 6.0%
5,1619.0%
3,14910.2%
634 33%
1.377184%
5,8234.6%
3,588 6.6%
T下水道
Q2,23812.1%
Q,包14.6%
@0 0.0%
Q闘13.9%
@0 0.0%
P9159615.5%
Q,8255.2%
6公 園
4,5以 2.5%
807 1.4%
185 0.6%
160 0.8%
461 6.2%
3.71729%
1,岨22.6%
2,0馳 3.8%
158 L7%
62 0,7%
7教育・病院
8住宅・宿舎
19,70610.7%
5,0758.8%
4,33614.1%
297 L6%
姐1 5.9%
14,6301L5%
3,4376.3%
9,8971&1%
253 2.8%
1.042124%
7,2433.9%
2.9465ユ%
908 2.9%
1β87 99%
150 2.0%
4.29734%
1,3792.5%
1,9333.5%
67 0.7%
91610.9%
9庁 舎
4,0202.2%
2,0263.5%
1.71356%
132 0.7%
181 2.4%
1,的31.6%
551 LO%
1.17622%
120 1.3%
145 L7%
10再開発
471 0.3%
1餌 0.3%
0 0.0%
151 09%
0 0,0%
307 0.2%
0 0.1%
269 0.5%
0 0.0%
7 0.1%
11土地造成
2,4351.3%
538 0.9%
14 0.0%
505 2,7%
17 02%
1,8% L5%
316 0.6%
908 1.7%
71 0.8%
599 7.1%
12鉄道・軌道
4,紹92.6%
3.4986ユ%
13 0,0%
72 α4%
1,3411.1%
0 0.0%
0 0.0%
1,32614.6%
15 0.2%
13郵 便
502 0.3%
502 0.9%
142 0.5%
24 0.1%
335 4.5%
0 0.0%
0 0.0%
0 0.0%
0 0.0%
0 0.0%
14電気・ガス
564 0.3%
265 0.5%
0 0.0%
0 0,0%
265 3.5%
299 0.2%
0 0.0%
0 0.0%
299 3.3%
0 0.0%
15上・工業水道
6,9823.8%
54 0,1%
0 0.0%
54 0.3%
0 0.0%
6,9285.5%
665 1.296
2,6024.8%
iiiiiiii建難iiiiiii鑛鑑i
398 4.796
16廃棄物処理
6,駆93.6%
103 0.2%
0 0.0%
103 α5%
0 0.0%
6.4855ユ%
403 0,7%
3,岨06.3%
293 3,2%
iiiiiiii藻離iiiiiii藝繍ii
17その他
5,7173.1%
2,6404.6%
1,8946.1%
337 1,8%
408 5.4%
3.07724%
810 1.5%
1,6胆 29%
174 19%
488 5.8%
184105100.0%
57363100.0%
30866100.0%
19007100.0%
748970100.0% 126741100.0%
54655100.0%
54576100.0%
9107100.0%
8402100.0%
合計
iiiiiiii蕪饗iiiiiiii購盤ii
奄奄奄焔タ灘iiiiii鑛轟
……………麟…………………灘…
出所)国土交通省総合政策局情報管理部建設調査統計課『建設工事受注動態統計調査報告』より.
注1)公共機関からの受注工事の中で1件500万円以上の工事で請け負われた契約の総計を示している.
注2)単位は億円であるが,億以下の数値に関しては全て切り捨てている.そのため,各項目の合計したものと,最下段の
合計値は厳密に一致しない.
注3)三門は工事分類を,横欄は発注者をそれぞれ示している.
窪編羅鞭響顯艦礁鋤!藩翻婁の合計額に占める・各工事の割合を示している・
3.公共調達としての行政
れる.土木の発注機関別順位は,①国6.4兆円,
一般に「公共工事」と呼ばれる,官公庁発注
②公団・事業団5.8兆円,③都道府県5.0兆円と
の建設・土木事業(公共調達)は,「建設工事
なっている.このうち,国の6.4兆円の内訳を
受注動態統計調査報告」により示される.この
みると,道路が2.7兆円で最も多く,治山治水
データは,国・地方と両政府から建設業者が受
が1.3兆円,港湾・空港が1.3兆円となっている.
注した工事を,請負契約額21)で計上している
建築の発注機関別順位は,①市区町村4.3兆円,
が,2000年においては表10で示すように18.4
②国3.3兆円,③公団・事業団1.7兆円となって
兆円となっている.分野別の請負契約額の川頁位
いる.このうち,国の4.3兆円の内訳をみると,
をみると,①道路5.1兆円(28.0%),②下水
教育研究文化施設が1.1兆円,事務所庁舎が0.8
道2.2兆円(12.1%),③治山治水2.1兆円
兆円,医療福祉施設が0.7兆円となっている.
(11.7%),④教育・病院L9兆円(10.7%),
このことから,公共工事,特に国からの発注に
⑤農林水産1.4兆円(7.7%)となっている.
おいては道路の占める比率が高いことがわかる.
このうち,大手による公共工事も同様に,同
表11は出先機関の管轄区域から分類したブ
データで示され,建築と土木にそれぞれ分けら
ロック別の公共工事であるが,経済規模22)に比
して地方圏(特に,北海道;9.4%,九州;
21) 1件500万円以上の「請負契約」をもって受注高
として計上されている.そのため500万円未満の受
注は含まれていない(建設省建設経済局調査情報課
『建設統計ガイドブック』財団法人 建設物価調査
22)県民所得などの各ブロックの対全国比率を考慮
会,1996年.),
している.
一36一
民間企業の支店立地と行政機関
表11 ブロック別の公共工事(2002年)
(単位:百万円)
発注機関
国 (対全国比)
北 海 道
東 北
関 東
北 陸
中 部
地方 (対全国比)
合計 (対全国比)
国と地方の比率
地方
国
496,622 9.4%
1,024,143 9.4%
1,520,764 9.4%
32.7%
465,006 8.8%
1,214,341 11.1%
1,679,348 10.3%
27.7%
72.3%
1,525,348 28.9%
2,497,053 22.8%
4,022,401 24.8%
37.9%
62.1%
274,268 5.2%
872,082 8.0%
1,146,350 7.1%
23.9%
76ユ%
725,969 13.8%
1,214,520 11.1%
1,940,489 12.0%
37.4%
62.6%
67.3%
近 畿
中 国
四 国
629,639 11.9%
1,204,003 11,0%
1,833,642 11.3%
34.3%
65.7%
317,312 6.0%
895,588 8.2%
1,212,901 7.5%
26.2%
73.8%
179,888 3.4%
475,785 4.3%
655,674 4.0%
27.4%
72.6%
九州沖縄
664,885 12.6%
1,551,085 14.2%
2,215,970 13.7%
30.0%
70.0%
5,278,938 100.0%
10,948,600 100.0%
16,227,538 100.0%
32.5%
67.5%
計
出所)国土交通省総合政策局情報管理部建設調査統計課『建設工事受注動態統計調査報告』より.
注1)数値は発注機関別・施工地域ブロック別請負契約額である.
注2)1件500万円以上のみを示している.
注3)国には,国,公団・事業団,政府関連企業が,地方には,都道府県・市区町村・地方公営企業などが含まれる.
注4)地域区分は以下の通りである.
北海道:北海道
東 北:青森県,岩手県,宮城県,秋田県,山形県,福島県
関 東:茨城県,栃木県,群馬県,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県,山梨県,長野県
北 陸:新潟県,富山県,石川県,福井県
中 部:岐阜県,静岡県,愛知県,三重県
近 畿:滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県
中 国:鳥取県,島根県,岡山県,広島県,山口県
四 国:徳島県,香川県,愛媛県,高知県
九州・沖縄:福岡県,佐賀県,長崎県,熊本県,大分県,宮崎県,鹿児島県,沖縄県
ユ3.7%,東北;11.1%)が高いということがで
州支店に調査票を送付したところ,11支店の調
きる.これは,支店立地にも大きく関連してい
査票が回収できた.また別に20社にヒアリング
ると推測される.表4で概観した建設業の都市
を依頼したところ,3支店のヒアリングが可能
別事業所数で,支所(支社・支店・営業所)は,
となった23).これらの14社からの調査票・聞き
出先機i関所在都市で概ね100∼200の間であり,
取りが有効であった.表12に質問項目別の回答
都市規模に必ず比例したものとはなっていな
を各社別に示している.なお,回答に際して
い.支所数は,札幌144,仙台167,福岡165とあ
は,原則として無記名方式による記入であり,
るように,都市の規模との関連ではなく,地方
表13でも企業名は掲載していない.
ブロックの建設投資との関連性が強いのである.
まず参入規制にあたる業者資格審査・指名業
者選定などに際し書類提出を行う部署である
4.地方建設局が支店立地に与える影響
23)大手,準大手,中堅など比較的大規模の企業群を
上位より40社抽出した.これらの企業群の抽出に
当っては,①九州支店(九州統括支店)をもち,な
おかつ福岡に支店を所在させている,②九州地方整
三局(旧地方建設局)のブロック管轄に,支店の管
轄エリアもほぼ対応させている,③3層(本社・本
三一支社・支店一営業所)の組織構造をもつ,の3
条件を留意した.そのため,北九州などに九州支店
を置く一部の企業については調査票を送付してい
一九州支店の事例を中心に一
支店のどの部署が,出先機関との対応業務を
行うかは,企業ごとに異なる.その点に関して
は,個別の聞き取り調査を行う必要が生じる.
本稿では,大手業者の九州支店を対象にヒアリ
ングとアンケートを行った.大手業者40社の九
ない.
一37一
経済学研究 第70巻第6号
表12 九州地区における大手支店と出先機関の関係
①書類提出
@担当部署
②電話連絡や ③②の時の
@対面接触
A社
B社
C社
D社
E社
F社
G社
H社
営業・総務
営業
営業
営業
営業
営業
ケースによりあり
営業・総務・財務
1社
J社
K社
L社
M社
N社
ケースによりあり
営業
ケースによりあり
営業
ケースによりあり
営業
ケースによりあり
営業
ケースによりあり
営業
営業
ケースによりあり
営業
あまりない
総務・営業
営業
営業
よくある
営業
営業
よくある
営業
営業・総務
営業
営業
よくある
総務・営業
営業
ケースによりあり
総務
ケースによりあり
よくある
④公共工事
@連絡担当部署 @比率
総務・営業
総務
4∼5割程度
一
一
4∼5割程度
5割以上
3∼4割程度
5割以上
5割以上
5割以上
4∼5割程度
4∼5割程度
3∼4割程度
2∼3割程度
1∼2割程度
⑤事業意思
⑥本社一支店
⑦立地要因とし
@決定
@関係
@ての出先機関
最も重要
やや重要
やや重要
最も重要
やや重要
やや重要
最も重要
やや重要
最も重要
やや重要
最も重要
やや重要
最も重要
やや重要
大半は支店の権限
年14∼5回程度の支店長会議
大半は支店の権限
年2∼3回程度の支店長会議
大半は支店の澱
年6回程度の支店長会議
全て支店の権限
年12回程度の支店長会議
本社の許可が必要
年6回程度の支店長会議
大半は支店の澱
年4回程度の支店長会議
大半は支店の権限
年12回程度の支店長会議
一
年4回程度の支店長会議
全て支店の権限
年4回程度の支店長会議
大半は支店の権限
年6回程度の支店長会議
本社の許可が必要
年12回程度の支店長会議
大半は支店の権限
年3回程度の支店長会議
全て支店の権限
年4回繊の支店長会議
大半は支店の権限
年12回程度の支店長会議
出所)大手建設業者の九州支店を中心に行ったヒアリングやアンケートの結果を筆者が集計.
注1)⑧の人員増加は,国土交通省の地方整備士への権限委譲に対応した支店の人員増加の有無に対する回答である.
注2)④の公共工事比率は,売上高に占める割合である.
が,「営業」が担う企業が11社と最も多く,残
と回答している.また,7項目にわたる立地要
りの2社でも「営業・総務」の両部署のように,
因の順位付けは,表13で示される24).ここで
「営業」が関連している.1社のみが「総務」
は,第1位の要因を「政府の出先機関」とした
が担当である.書類作成作業の段階で,企業側
支店が7支店で,「マーケットが最大であるた
で対処困難な際に,行政側から対面接触や電話
め」が5支店である.また,第2位の要因では,
などで指導・示唆を受ける蓋然性について「よ
同様に「政府の出先機関」が4社である.この
くある」「ケースによりある」は13社の回答と
ように,政府機関は立地要因として最も重視さ
なり,その際に行政側と連絡をとる部署は,
れている.
「営業」が9社であるが,4社で「総務」「財務」
なお,本稿では有効回答票数が14社とサンプ
が加わっている.これらの回答からは,行政側
ル数が少ないために,各項目間どうしの相関を
との接触業務は,「営業」と「総務」が主に関わっ
明示的に示すことは困難である.しかし,公共
ていることがわかる.
工事の比率が5割以上と高い数字を示すにも関
本社と支店の関係についてであるが,受発注
わらず行政との連絡業務が「あまりない」と回
に関わる支店の権限については,「全て支店の
権限」が3社,「大半が支店の権限」が8社で
あり「本社の許可が必要」は2社のみである.
このことから,建設業の組織構造は,意思決定
が支店レベルに集中しているという点で,分権
的ヒエラルキーであると推測できる.
立地要因としてみた場合の「出先機関」であ
るが,「最も重要」が6社,「やや重要」が8社
24)①マーケット(供給先)が最大であるため,②政
府の出先機関が存在するため,③情報収集に便利な
ため,④交通網が便利なため,⑤購買先(下請など)
が多いため,⑥同業種他社が存在するため,⑦その
他,の7項目である.質問項目同士の関連性につい
ては,企業により支店の最大の供給先が政府である
ことにみられるように,各々重複する面も考慮され
る.しかし,本稿では,調査の便宜上,支店側の担
当者の回答状況を簡素化するために上述の分類を
行った.そのため,①∼⑥までの立地要因の厳密な
分類してない.
一38一
民間企業の支店立地と行政機関
表13 建設業の九州支店における立地要因の優先順位についての回答
が,図4のような都市間の関係に投影され,1
優先川頁位
国の都市システムの骨格を形成している.出先
ァ地要因
1位 2位 3位
①マーケットが最大であるため
5
3
2
機関の所在を所与として,さらに出先機関から
②政府の出先機関が存在するため
7
4
1
発生する専門情報が,出先機関所在都市のみで
2
3
1
1
一
一
1
3
一
一
③情報収集に便利なため
一
④交通網が便利なため
一
⑤購買先(下請や設計監理)が多いため
一
⑥同業種他社が存在するため
一
⑦その他
一
出所)大手建設業者の九州支店を中心に行ったヒアリン
グやアンケートの結果を筆者が集計.
注1)①∼⑦までの項目に優先川同位を記入してもらい,
循環する.この情報へのアクセスが容易である
ために,同都市に企業群の支店群が集中的に立
地する.広域経済圏,特に地方圏に注目する
と,出先機関所在都市とそれ以外の都市の階層
性の源泉は,出先機関とそこから生じる情報な
上位1∼3位まで回答があった項目について上表
のである.
でカウントしてある.
また,広域経済圏ごとの建設需要とほぼ比例
注2)複数にわたり1∼3位の項目を回答してある調査
票もしくはヒアリングについては除外した.
注3)2位以下の項目について回答がないケースがある.
そのため,各位の合計値は必ずしも一致しない.
した支店立地も行われている点も注目される.
その意味で,「出先機関所在都市」の都市規模も
しくはより下位の都市群規模と支店立地との関
画した企業はH社の1社のみで,それ以外の企
連性は薄いと言える.公共工事の対全国比が比
業は公共工事の比率の高低に関わらず,全社が
較的高い北海道・東北・九州における札幌・仙
「よくある」「ケースによりある」のいずれか
台・福岡の中で,支店数が最も多いのは,都市
を回答している.このことから,各種工事の入
規模が最も小さい仙台である.公的需要と比例
札などの個別事業ごとに,行政側と企業側の専
した支店立地数ということに加え,各経済圏は
門情報は循環していると推測することが可能で
並列で相互連関をもたない関係ともいえる.経
ある.「需要に内在する規制」としての,「入札」
済圏を超えた諸アクターどうしの関連性はほと
「指名競争」自体が,適合企業の選定にあたり
んどなく,行政機関の空間管理と支店の管轄区
行政側の裁量を含み,そのことが,情報を「専
域の広域経済圏レベルにおける一致は,他の諸
門情報」たらしめるという点は,十分に推測が
要因25)の変動にもかかわらず継続すると思われ
可能である.今回は九州支店のみを対象にした
る.
調査であったが,同様の「専門情報」は,対面
専門情報循環に関して,本稿で対象としたの
接触であるが故に,行政側と企業側のアクセス
は,「ゼネコン」と呼ばれる総合建設業の支社・
が容易な出先機関所在都市において循環してい
支店群と出先機関との関係における循環のみで
ると言えるであろう.
あり,それ以外にも,本社群と本省庁の関係,
5.広域経済圏における専門情報循環
25) 出先機関以外の立地要因という意味であり,主な
ものとして,高速鉄道・高速道路・空港などの「交
通インフラ」の整備が挙げられる。交通インフラの
整備により,各経済圏同士が統合される過程におい
て,支店の立地も並行して再編されていくという事
例は,小売・卸売・運輸など幾つかの業種において
みられるが,建設業に関しては,この側面は弱いと
思われる.
建設業の3層にわたる事業所立地とそれを規
制する主要な行政機関をアクターとしてあげ,
支店と出先機関との間の専門情報循環を示した
のが図4である.企業組織と行政組織の階層性
一39一
ぐ
経済学研究 第70巻第6号
企業組織
PH2
行政組織
PH1
AH
7●’
’.”
o ●
●’●●:
B1 : Rl o
東京
3”●
@ :
Fゴニ:1: R2:●9.●・。●・..・..’
漁:::iB2i.。。.........3
・・● ・ ●・・
㌃:
’iB2i........。...3
(大阪)
名古屋
福岡・札幌
広島・仙台
高松・新潟
それ以外の
県庁所在地
’●●●●’●●
7●”。”。。亀_
PH2
F B1
…ぞ7’’’”●●。●’●●”=i R2 io●●●●●●●●●・09■●●o
i..
i.. :●●o●・o・o
,●”●’”●。。’
奄a2i..鱒.。......3
:”●
’”●。。●。●’ち :。●’”●
●・●.・。
@ B2 iiB2●。o・●●●・・●・●・●o● o●。・●●・●●9。。●・●・
F:
:。”●
●●●’。●・’”・●●●”●・”
F:
●●●●●●●o●oo●●●●●●●●●●o●●■●●●
PH1;総合大手企業の本社群 PH2;専門工事企業の本社群 B1;支社・支店群 B2;営業所群
AH ;本省庁 R1;地方出先機関 R2;都道府県庁土木関係部(課や局)
←レ;丸印から矢印側の部門を管理
@ 《;支店●出三関間の専門翻解
図4 支店・出先機関間の情報循環
専門工事業者の本社群26)と出先機関の関係にお
様性がみられる.これに対して,それ以外の広
いて専門情報が循環していると思われるが,今
域経済圏における諸フローの結節点的な役割が
回は考察の対象としていない.しかしながら,
強い出先機関所在都市,特に福岡・札幌・広
建設業の範囲を拡大すると,これらの諸アク
島・仙台や高松・新潟などにおいては都市経済
ターを含めた上で,広域経済圏における「地方
に占める構成要素としての「支店」の割合が高
中枢都市」と他都市との階層性の源泉がより明
くなっている.本社群は,地域独占型企業に付
らかになる.
随する専門工事業者のみと少なく,そのこと
諸アクターに注目すると,首都圏や関西圏に
が,一般に言われる「支店型経済」の側面を強
おいては,支店のみならず本社群の集積もみら
くしているのである.これらの都市群を,産業
れる.また首都圏においては本省庁群の集積も
ごとの管理部門立地を考慮した上で,厳密に比
みられ,この2大都市においてはアクターの多
較すると,本社群の集積や支店群の集積は一様
ではない.しかし,建設業の管理部門の立地か
26)旧運輸省の出先機関と「マリコン」と呼ばれる建
設業者の関係は,建設省の出先機関とは別の都市で
循環しているケースもある.この場合の情報循環
についても,今回は考察の対象としていない.
一40一
らみる1国の都市システムにおいては,同レベ
ルに扱えるのである.
民間企業の支店立地と行政機関
V おわりに
2.今後の課題
前節のまとめとも関連するが,今後の課題点
を述べる.今回の研究に内在する課題点である
1.まとめ.
本稿では,建設業と旧地方建設局に関連する
が,第1に,本省庁一本社と都道府県一営業所
各種データ加工や聞き取り・アンケート調査を
の関係についてより詳細に明らかにすることが
行うことで,建設業の支店の立地要因として,
必要であろう.本社群の多くは,高度成長期に
行政機関の存在,さらに行政機関の規制や調達
おける首都圏への立地移動を経ている.この東
などから派生する専門情報が最も重要であるこ
京集中について,本省庁がどの程度関連してい
とを明らかにした.支店の立地要因が複合的で
るのかを考察する必要がある.さらに,都道府
ある中で,多くの支店は立地要因として「行政
県と営業所の関連の考察も必要である.都道府
機関の存在」とそれに伴う行政側との連絡業務
県庁所在地以外にも,一般に「中核都市」と呼
を重要視している.さらに,行政機関の中央一
ばれる都市群には多くの営業所が置かれる傾向
地方関係に対応した形で,建設業の各事業所の
にある.この中規模都市における営業所の立地
展開もみられる.本社一支店一営業所という事
と,都道府県庁所在地における営業所の立地と
業所の3層構造は,本省庁一地方出先機関一二
は,営業所内の部門を考察することで,その違
道府県の行政システムの階層性に対応して各事
いがより明らかになると思われる.しかしなが
業所が置かれた結果を反映している側面が強
ら,本稿では,本社と営業所の立地に行政がど
い.さらに,「地方出先機関」という2層目の行
れだけ影響を与えるかについては触れることは
政機関の権限の相対的な強さに対応する形で,
できなかった.
「支店」という2層目の事業所にも,多大な「意
第2に,建設業のように,分権的な企業ヒエ
思決定権」が与えられている.多くの企業にお
ラルヒーをとる企業群が多い産業をとりあげ,
いて,「支店」レベルで各種事業の意思決定が行
建設業の事例と対比させることである.その際
われているのである.
に,規制色の相対的に弱い小売・卸売などの産
分権型行政システムと分権型企業ヒエラル
業も考察対象として取り上げ,「行政機関」とそ
ヒーの対応関係の中でも,とりわけ地方出先機
こから派生する「専門情報」以外の立地要因も
関(旧地方建設局)の所在を所与とした支店の
考慮して支店の立地を考察することが,本稿の
立地が,「地方中枢都市」と呼ばれる都市群の成
結論に対する反証もしくは検証事例として要さ
長に寄与している.この対応関係が都市間関係
れよう.
に投影され,結果として,出先機関所在都市と
外在的な課題点であるが,第3の課題点とし
都道府県庁所在都市の階層を生み出す一要因と
て,国際比較の必要があることである.経済活
なっている.また,出先機関による一定のエリ
動に占める公共工事の割合は,日本は先進国で
アの空間管理に対応して,支店の管轄エリアも
は高い比率を示しているものの,「公共工事」自
設定される.このようにして,地方ブロックご
体は全ての国に存在する.しかしながら,契約
との広域経済圏が独立的に生成し,経済圏相互
方法において国際的相違がみられ,特に日本の
の関係を弱いものにしている.
ような「指名入札」は特殊であるとされる.「一
一41
経済学研究 第70巻第6号
般入札」が公共工事の主な契約方式である諸外
聞社,1990年.
城山英明・細野助博編『続・申央省庁の政策形成過程』
国における建設業の支店の立地と,行政機関の
中央大学出版部,2002年.
関係を明らかにすることで,行政機関が支店の
新藤宗幸『講義 日本の行政』東京大学出版会,2001
立地を牽引する役割を果たしている日本の事例
年.
須田昌弥「製造業におけるオフィス立地と工場立地の
の位置付けをよりクリアにすることが第3の課
一致」『経済地理学年報(経済地理学会)』第41巻,
題である.
第4号,1995年.
千葉昭彦「鹿児島市における支店の立地変遷とテリト
リー」『経済地理学年報(経済地理学会)』第38巻,
第3号,1992年.
〈謝辞〉
寺阪昭信「行政的弓枢管理機能」(所収 北村・寺阪
本稿を作成するにあたり,聞取調査に快く応じて頂
編『日本の地域構造4流通・情報の地域構造』大明
いた,鹿島建設・竹中工務店・西松建設の広報担当者
堂,1979年.).
や九州支店関係者,調査票の記入に御協力を頂いた大
中村賀光『建設業界(第4版)』教育社,1994年.
手建設業の九州支店の各位に御礼を申し上げます.
野間重光「支店機能再編と都市再編一地方中枢都市の
歴史と現況一」第47号,2001年.
埴淵知哉「企業の空間組織からみた日本の都市システ
参考文献
ム」『人文地理(人文地理学会)』第54巻,第4号,
2002年.
阿部和俊『先進国の都市体系研究』地人書房,1996年.
日野正輝『都市発展と支店立地一都市の拠点性一』古
天野雄介・城山英明「建設省の政策形成過程」(所収
今書院,1996年.
城山英明他編『中央省庁の政策形成過程一日本官僚
日野正輝「支店配置の立地論的考察」『都市科学
制の解剖一』中央大学出版部,1999年.)
(URC)』第47号,2001年.
植草益『公的規制の経済学』筑摩書房,1991年.
福井朋美「北海道における官公署の立地からみた都市
金井利之「空間管理」(所収 森田朗編『行政学の基礎』
の階層構造」『経済地理学年報(経済地理学会)』第
岩波書店,1998年.).
40巻,第4号,1994年.
金本良嗣「公共調達のデザイン」(所収 会計検査院
藤本典嗣「政府・企業関係と都市システム」『経済地
『会計検査研究』No.7,1993年.).
理学年報(経済地理学会)』第48巻,第4号,2003年.
金本良嗣「公共調達」(所収 貝塚啓明/金本良嗣編
三浦忠夫『日本の建設産業一建設循環・産業構造を解
『日本の財政システムー制度設計の構想』東京大学
明する』彰国社,1980年.
出版会,1994年.).
三輪芳朗「建設産業における政府の役割」(所収 金
金本良嗣「企業と政府」(所収 伊藤秀史編『日本の
本良嗣編一同上一,1999年.).
企業システム』東京大学出版会,1996年.).
三輪芳朗/J・M・ラムザイヤー『産業政策論の誤解』
金本良嗣編『日本の建設産業』日本経済新聞社,1999
東洋経済新報社,2002年.
年.
Pred, A.“Systems of Cities and Information Flows
川村市雄『建設省』教育社新書,1974年.
:The Growth and Development of Sys七ems of Ci七一
城所幸弘「公共工事の発注システム」(所収 金本良
ies in Advanced Economies,”ゐ研d 8施d‘e8‘π
嗣編『日本の建設産業』日本経済新聞社,1999年.).
Geogr(4)ん:y, No.3,1973.
久世公嘉「国の地方出先機関と地方自治」『法律時報』
Pred, A.αε:y−s:y8孟e〃多s ‘πノ1(∬uαη,ced Ecoπoηじ‘e8.
第35巻第8号,日本評論新社,1963年.
]日[utchinson,1977.
久世繁華「国の地方出先機関と地方自治く二〉」『一
同上一』第9号,同上.
久世公発「国の地方出先機関と地方自治く完〉」『一
同上一』第10号,同上.
近藤一彦『日経産業シリーズ(改訂版)』日本経済新
一42
民間企業の支店立地と行政機関
大成建設株式会社『大成建設のあゆみ:1945−1968』
主要参考資料
大成建設,1969年.
〔行政機関〕
鹿島建設社史編纂委員会編『鹿島建設百三十年史』鹿
運輸省第一港湾局新潟調査設計事務所編『新潟調設四
島研究所出版会,1971年.
十年の歩み』運輸省第一港湾局,2000年.
鹿島出版会編集局編『鹿島建設:百四十年の歩み』鹿
運輸省第四港湾建設局九十年史編集委員会編『四建九
島出版会,1980年.
十年のあゆみ』運輸省第四港湾建設局九十年史編集
熊谷組編『熊谷組社史』熊谷組,1968年.
委員会編,2000年.
熊谷組『株式会社熊谷組四十年史』熊谷組,1978年.
建設省関東地方建設局編『関東地方建設局三十年史』
佐藤工業110年史編纂委員会編『110年のあゆみ』ダイ
関東建設弘済会,1979年.
ヤモンド社,1972年.
建設省北陸地方建設局編『北陸地方建設局十年史』北
清水建設株式会社編『清水建設百八十年史』清水建設,
陸地方建設局,1968年.
1984年.
建設省九州地方建設局企画編集『九州地方建設局五十
住友建設三十年史編集委員会編『住友建設三十年史』
年史』九州地方建設局,1998年.
住友建設株式会社,1981年.
建設省二十年史編集委員会編『建設省二十年史』建設
竹中工務店七十年史編纂委員会編『竹中工務店七十年
広報協議会,1968年.
史』竹中工務店,1969年.
建設省五十年史編集委員会編『建設省五十年史』建設
戸田建設百年史編纂委員会編『かたち・わざ:戸田建
広報協議会,1998年.
設百年史』戸田建設,198ユ年.
建設調査統計研究会編『建設統計要覧平成14年回』財
戸田建設百年史編纂委員会編『こころ・わざ:戸田建
団法人建設物価調査会,2002年.
設百年忌』戸田建設,1981年.
四国地方建設局『四国地方建設局十年史』建設局四国
創業百年史編纂委員会誌『西松建設創業百年史』西松
地方建設局,1968年.
建設百年忌,1978年.
間組百年史編纂委員会編『間組百年史』間組,1989年.
大林組『大林組70年略史』大林組,1961年.
電通,日本経営史研究所,大日本印刷株式会社CDC
事業部年史センター編集制作『フジタ80年のあゆ
大林組社史編集委員会編『大林組八十年史』大林組,
み:建設業の革新をめざして』フジタ,1994年.
〔建設業者の社史〕
1972年.
三井建設社史編纂室編『三井建設社史』三井建設,1993
大林組社史編集委員会編『大林組百年史』大林組,1993
年.
年.
社史発刊準備委員会編著『大成建設社史』大成建設株
〔九州大学大学院経済学研究院 学術特定研究員〕
式会社,1963年.
一43