ポリ硫酸第二鉄 購入仕様書 (趣旨) 第1条 本仕様書は、春日部市(以下「発注者」という。)が春日部市汚泥再生処理セ ンター・春日部市一般廃棄物最終処分場の各施設(以下、 「当該施設」という。) で使用するポリ硫酸第二鉄(以下、「当該薬品」という。)の仕様について定め るものであり、納入者(以下「受注者」という。)は、本仕様書に従い、これを 履行しなければならない。 (品質) 第2条 受注者が、発注者に納入する当該薬品は、品質管理された原材料を用い、製 造工程及び当該薬品についても品質管理されたものであること。 2 当該薬品の品質は、以下の規格のいずれにも適合するものであること。 (1)ポリ硫酸第二鉄の性能 ポリ硫酸第二鉄の11%溶液とする。当該施設において水質汚濁防止法・ 悪臭防止法等の環境法令に適合するように使用するものである。 (2)製品指定 エースフロックⓅ(アタカメンテナンス㈱) (3)納品に当たっての条件 ①当該施設内の保管及び使用に際して周辺環境に悪影響を与えないこと。 ②労働安全衛生上の作業環境において、有害物質が基準を超えないこと。 ③悪臭防止法に定める特定悪臭物質のガスの濃度が許容濃度を超えないこと。 ④当該薬品を原因とする有害ガス発生による爆発及び中毒事故が起きないこと。 ⑤貯留タンク、送液ポンプ及び配管内で凝固、分離、沈殿等の異常がないこと。 ⑥新規設備の設置や特別な操作を行うことなく、通常の発注者の設備の運転を 行うことで、薬品の性能を発揮できるものであること。 3 受注者は契約締結後、直ちに発注者に、納入品の製造方法について明記したも のを提出しなければならない。また、製造方法に変更が生じた場合は、納入前に 発注者と協議しなければならない。 4 受注者は、契約締結後、直ちに発注者に、製造者が発行する成分表等証明書を 初回納入時までに提出しなければならない。 (品質検査) 第3条 受注者が、発注者に納入する当該薬品の品質検査は、次のとおりとする。 (1)発注者は、当該薬品の品質確認のため、納入品の試料を採取し、品質検査を 行うことができる。 (2)受注者は、発注者の検査の結果が不合格となった場合には、受注者の負担で 交換又は引き取りなどの措置に応じなければならない。 1 (納入) 第4条 受注者は、発注者の発注後、速やかに指定する日時、場所及び方法で納入し なければならない。また、関係法規等を遵守し、事故防止に努め、適正な取扱 を行い、納入時の作業環境への悪影響を生じさせないこと。 2 次の内容を記載した書類を初回納入時までに提出のこと。 ①納入車両形態 ②輸送事業者名 ③納入予定期間 ④緊急連絡体制 ⑤製造業者及び工場に関する情報(名称・所在地・連絡先) 3 納入に際しては、納入および納入施設毎に、納品書、計量法に定める計量証明 事業者の発行した計量証明書、薬品の製造元が発行する分析表(成分表)を添付 すること。 4 納入作業は、収集車等の業務に支障をきたすことなく行い、事故には十分注意 すること。 (納入場所) 第5条 納入場所及び受入口径は、表1のとおりとする。 2 納入前に、ジョイント部を確認すること。 3 1度の発注において、表1で示す複数の施設に納入する場合もある。 (納入期限) 第6条 納入期限は、平成 29 年4月1日から平成 30 年3月 31 日のうち発注者が指定 する日時とする。 (薬品の保証) 第7条 受注者は、当該薬品の納入について下記のとおり保証すること。 ①当該薬品が、本仕様書に適合しないことが認められたときは、納品の受領を 中止する場合がある。その際は、受注者の負担にて適合する薬品と直ちに交 換すること。 ②当該薬品中に異物等が混入したと判明した場合は、受注者の負担により納入 品すべてを入れ替えること。 ③当該薬品の性状に起因し発注者の設備に損傷又は閉塞等により設備の正常な 運転に支障を与えた場合は、受注者の責任において直ちに復旧すること。 ④国、地方公共団体、大学等の公的研究機関において、当該薬品に使用されて いる物質に有害性が認められた場合は、納品受領を中止する場合がある。こ のとき、有害性のない薬品に直ちに全量交換し、これに要した費用は受注者 の負担とする。 ⑤受注者は、特許権、実用新案権、意匠権、商標権その他日本国の法令に基づ 2 き保護される第三者の権利の対象となっている材料、製造方法等を使用する 場合は、その使用に関する一切の責任を負うこと。 ⑥納入する薬品が常に同一の品質であることを保証すること。 ⑦当該薬品の成分に起因して、水質汚濁防止法等の規制基準を超えないこと。 ⑧使用機器への著しい損傷をもたらさないこと。 ⑨労働安全衛生上の作業環境基準を維持できること。 (契約の解除) 第8条 次の要件に該当する事項が生じた際は、発注者の判断により契約を解除する ことができる。 ①納品された薬品を通常に使用しても、規制基準を満たさないとき。 ②納品された薬品による注入配管の目詰まりや機器の損傷が著しいとき。 ③納品された薬品の使用により、労働安全衛生上の作業環境の基準を遵守でき ないとき。 ④本仕様書に適合する薬品を納入する見込みがないと判断されるとき。 (契約の終了及び支払) 第9条 納入数量が予定数量に達しない場合、契約期間の満了をもって終了する。 2 原則として、受注者は、納入回ごとに請求書を提出すること。 3 提出書類に係る経費は、全て受注者の負担とする。 (その他) 第 10 条 受注者は、契約締結後直ちに、発注者に安全データシート(SDS)を提出する ものとする。 2 受注者は、当該薬品の納入において、発注者の構築物を汚染又は損傷させた場 合は、受注者の負担で復旧すること。また、当該汚損によって発注者に損害を生 じさせた場合、発注者の損害を受注者は弁償しなければならない。 3 受注者は、当該薬品について、安全性または有効性、危険性について新たに情 報が得られたときは直ちにその情報を発注者に提供すること。 4 本仕様書に疑義がある場合、又は本仕様書に定めのない事項で必要なものにつ いては、その都度、発注者、受注者協議のうえ定めるものとする。 5 納入計画数量 (1)年間納入予定数量 表2参照 (2)1 回の納入予定数量 約 2,000kg∼6,000kg 3 表1 納入施設名 春日部市内所在地 受入タンク容量 受入口径 春日部市 豊野町三丁目6番地 5㎥ 50A 東中野889番地3 2㎥ 50A 汚泥再生処理センター 春日部市 一般廃棄物最終処分場 表2 年間納入予定数量 41,445kg ※ 納入数量は、汚泥再生処理センターおよび一般廃棄物最終処分場の運転状況により 年間納入予定数量に満たない場合がある。 4
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