高反応性活性炭入消石灰 購入仕様書 (趣旨) 第1条 本仕様書は、春日部市(以下「発注者」という。)が排ガス処理剤として使用 する高反応性活性炭入消石灰(以下「当該薬品」という。)の仕様について定め るものであり、納入者(以下「受注者」という。)は、本仕様書に従い、これを 履行しなければならない。 (品質) 第2条 受注者が、発注者に納入する当該薬品は、品質管理された原材料を用い、製 造工程及び当該薬品についても品質管理されたものであること。 2 製品の品質は、以下の規格のいずれにも適合するものであること。 (1)高反応性活性炭入消石灰(活性炭 1%入り)の性能 春日部市豊野環境衛生センター(以下「当該施設」という。)のごみ処理施設 の排ガス処理設備であるバグフィルター内に吹込まれる薬品であり、塩化水素、 ばいじん、ダイオキシン類を低減させ、大気汚染防止法・ダイオキシン類対策 特別措置法に適合するように使用する能力を有すもの。 (2)製品指定 ① ゾルバリット(菱光石灰工業㈱) ② A−ロックC(秩父石灰工業㈱) ③ カルミューメソックスD(吉澤石灰工業㈱) ④ タマカルクスポンジアカルC(奥多摩工業㈱) ⑤ カルブリードDR(宇部マテリアルズ㈱) (上記5薬品は、実機テストを終了しバグフィルター出口・煙突において、ダ イオキシン類等の排出基準値を満たしているものである。) (3)納品に当たっての条件 ①当該施設内における保管及び使用に際して周辺環境に悪影響を与えないこと。 ②労働安全衛生上の作業環境において、有害物質が基準を超えないこと。 ③悪臭防止法に定める特定悪臭物質のガスの濃度が許容濃度を超えないこと。 ④当該薬品を原因とする有害ガス発生による爆発及び中毒事故が起きないこと。 ⑤貯留タンク及び配管内で凝固、分離、沈殿等の異常がないこと。 ⑥新規設備の設置や特別な操作を行うことなく、通常の発注者の設備の運転を 行うことで、薬品の性能を発揮できるものであること。 3 受注者は、契約締結後、直ちに発注者に、納入品の製造方法について明記した ものを提出しなければならない。また、製造方法に変更が生じた場合は、納入前 に発注者と協議しなければならない。 4 受注者は、契約締結後、直ちに発注者に、製造元が発行する当該薬品の成分表・ 活性炭添加率証明書を初回納入時までに提出しなければならない。 1 (品質検査) 第3条 受注者が、発注者に納入する当該薬品の品質検査は、次のとおりとする。 (1)発注者は、当該薬品の品質確認のため、納入品の試料を採取し、品質検査を 行うことができる。 (2)受注者は、発注者による検査の結果が不合格となった場合は、受注者の負担 で交換、または引き取りなどの措置に応じなければならない。 (納入) 第4条 受注者は、発注者の発注後、速やかに指定する日時、場所及び方法で納入し なければならない。また、関係法規等を遵守し、事故防止に努め、適正な取扱 を行い、納入時の作業環境への悪影響を生じさせないこと。 2 次の内容を記載した書類を初回納入時までに提出のこと。 ①納入車両形態 ②輸送事業者名 ③納入予定期間 ④緊急連絡体制 ⑤製造業者及び工場に関する情報(名称・所在地・連絡先) 3 納入に際しては、納入毎に、納品書、計量法に定める計量証明事業者の発行し た計量証明書、薬品の製造元が発行する分析表(成分表)を添付すること。 4 納入作業は、収集車等の業務に支障をきたすことなく行い、事故には十分注意 すること。 (納入場所) 第5条 2 納入場所及び受入口径は、表1のとおりとする。 納入前に、ジョイント部を確認すること。 (納入期限) 第6条 納入期限は、平成 29 年4月1日から平成 30 年3月 31 日のうち、発注者が指 定する日時とする。 (薬品の保証) 第7条 受注者は、当該薬品の納入について下記のとおり保証すること。 ①当該薬品が、通常の当該施設の運転における薬品使用量を用いて、本仕様書 及び実機テスト時の性能に適合しないことが認められたときは、発注者の判 断により納品の受領を中止する場合がある。その際は、受注者の負担にて適 合する薬品と直ちに交換すること。 ②当該薬品中に異物等が混入したと判明した場合は、全納入品を入れ替えるこ と。 ③当該薬品の性状に起因し発注者の設備に損傷又は閉塞等により設備の正常な 2 運転に支障を与えた場合は、受注者の責任において直ちに復旧すること。 ④国、地方公共団体、大学等の公的研究機関において、当該薬品に使用されて いる物質に有害性が認められた場合は、納品受領を中止する場合がある。こ のとき、有害性のない薬品に直ちに全量交換し、これに要した費用は受注者 の負担とする。 ⑤受注者は、特許権、実用新案権、意匠権、商標権その他日本国の法令に基づ き保護される第三者の権利の対象となっている材料、製造方法等を使用する 場合は、その使用に関する一切の責任を負うこと。 ⑥納入する薬品が常に同一の品質であることを保証すること。 ⑦当該薬品の成分に起因して、大気汚染防止法・ダイオキシン類対策特別措置 法・水質汚濁防止法等の規制基準を超えないこと。 ⑧使用機器への著しい損傷をもたらさないこと。 ⑨労働安全衛生上の作業環境基準を維持できること。 ⑩受注者により納入された薬品に起因して、バグフィルターのろ布の目詰まり が著しいときは、受注者の負担によりろ布の取替を行うものとする。 (契約の解除) 第8条 次の要件に該当する事項が生じた際は、発注者の判断により契約を解除する ことができる。 ①納品された薬品を通常に使用しても、規制基準を満たさないとき。 ②納品された薬品による注入配管の目詰まりや機器の損傷が著しいとき。 ③納品された薬品の使用により、労働安全衛生上の作業環境の基準を遵守でき ないとき。 ④本仕様書に適合する薬品を納入する見込みがないと判断されるとき。 ⑤消石灰切出し不良(消石灰貯留槽からの定量切出し量の不具合、圧送管の詰 まり等)が生じた際に、消石灰切出不良の除去作業および機器の規定操作を 行っても不具合が即時改善される見込みがないとき。 ⑥通常の運転における薬品使用においても、塩化水素及びダイオキシン類の濃 度が著しく高いとき。 (契約の終了及び支払) 第9条 納入数量が予定数量に達しない場合、契約期間の満了をもって終了する。 2 原則として、受注者は、納入回ごとに請求書を提出すること。 3 提出書類に係る経費は、全て受注者の負担とする。 (その他) 第 10 条 受注者は、契約締結後直ちに、発注者に安全データシート(SDS)を提出する ものとする。 2 受注者は、当該薬品の納入において、発注者の構築物を汚染又は損傷させた場 3 合は、受注者の負担で復旧すること。また、当該汚損によって発注者に損害を生 じさせた場合、発注者の損害を受注者は弁償しなければならない。 3 受注者は、当該薬品について、安全性または有効性、危険性について新たに情 報が得られたときは直ちにその情報を発注者に提供すること。 4 本仕様書に疑義がある場合、又は本仕様書に定めのない事項で必要なものにつ いては、その都度、発注者、受注者協議のうえ定めるものとする。 5 納入計画数量 (1)年間納入予定数量 980,000kg (2)月別納入予定数量 表2のとおり (3)1回の納入予定数量 約 10,000kg(10t) 表1 納入施設名 所在地 受入タンク等 受入口径 春日部市 春日部市 排 ガ ス 処 理 設 備 消 石 100A 豊野環境衛生センター 豊野町三丁目6番地 灰貯留タンク (有効容量 170 ㎥ ) 表2 月 納入予定数量(kg) 月 納入予定数量(kg) 4月 100,000 10 月 50,000 5月 100,000 11 月 70,000 6月 100,000 12 月 60,000 7月 100,000 1月 70,000 8月 100,000 2月 60,000 9月 100,000 3月 70,000 計 980,000 ※ 各月の納入予定数量は、ごみ処理施設運転状況により変動する場合がある。また、 納入数量は、ごみ処理施設運転状況により年間納入予定数量に満たない場合がある。 4
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