太宰府市景観計画の見直し(案)概要

太宰府市景観計画の見直し(案)概要
太宰府市景観計画の運用開始から6年目となり、屋外広告物制度の創設、運用上の見直し等が生じた
ため、変更を行います。平成 28 年度に見直しし、平成 29 年6月議会での関連条例等の提出に合わせて
計画変更の成立を目指します。
見直しの概要
1.良好な景観の形成に関する方針と行為の制限に関する事項 【景観計画第2章】
■建築物又は工作物の外観の変更等の取り扱いの見直し
① 外観を変更することとなる修繕若しくは模様替又は色彩の変更(以降「建築物又は工作物の外
観の変更等」と記載)では見付面積割合に関わらず景観計画の対象とする。
② 景観育成地区では、建築物又は工作物の 1/2 以上の外観の変更等に関して、規模に関わらず届
出対象とする。
■緑化基準適用対象の見直し
① 建築物の新築・増築・移転の際に限定して緑化を義務付ける内容に緩和する。
■景観育成地区内のゾーン区分の見直し
「天満宮と宰府宿地区」のうち「旧道・小鳥居小路ゾーン」を「旧道・小鳥居小路ゾーン」を、
「小鳥居小路-溝尻・新町ゾーン」と「旧道ゾーン」に2分する。
■おすすめ樹種の追加、緑化率の見直し
① おすすめ樹種にナンテン、ジンチョウゲ、ヒトツバタゴ、ロウバイ、マツ、ヒメシャラ
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② 「緑化率換算表」中、壁面緑化とつた類を統合、花・地被類と庭石類を統合。
2.景観資源等の活用に関する事項
【景観計画第3章】
■景観重要建造物の指定候補の追加と「太宰府天満宮参道景観保全地区」の指定
明治28年まで遡る付庇等がある太宰府天満宮参道景観を保全するため、付庇等を設置している
建築物、または記録などで付庇等があったことが履歴としてたどれる建築物がある地区を「太宰府
天満宮参道景観保全地区」とし、景観重要建造物指定を考慮しつつ景観保全に取り組むもの。
■平成27年度策定の屋外広告物景観誘導制度を景観計画に位置付ける。
① 従来の許可地域・禁止地域の制度を踏襲するが、新たに歴史的通り沿いに5つの「広告物景観
育成地区」を設定する。
② 許可地域では大規模広告物等を表示する際の事前協議制を設ける。
③ 「広告物景観育成地区」では、屋外広告物及び特定屋内広告物の形態意匠、色彩等に関する基
準を設ける。
3. その他の修正
① 計画策定から平成 29 年度末までの進捗内容、及び計画変更の経緯を加筆する。
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② 「屋外広告物」など用語の統一、及び誤字等を修正する。