博多港・中央ふ頭地区でのクルーズ船バース整備について

平成 29 年 1 月 18 日
港湾空港局港湾計画部事業計画課
福岡市政記者 各位
博多港・中央ふ頭地区でのクルーズ船バース整備について
博多港に寄港するクルーズ船が急増する中,クルーズ受入環境整備のため,
国土交通省が実施している中央ふ頭地区におけるクルーズ船バース整備につい
て,別紙の通り,現地視察及び取材の案内がありましたので,お知らせします。
なお,取材については,別紙の九州地方整備局の問い合わせ先に直接申し込
みください。
問い合わせ先
港湾空港局 港湾計画部 事業計画課
TEL 092-282-7280 FAX 092-282-7771
担当:黒田,佐藤
平 成 2 9 年 1 月 1 7 日
九州地方整備局
博多港湾・空港整備事務所
博多港・中央ふ頭地区でのクルーズ船バース整備について
近 年 、 博 多 港 へ 寄 港 す る ク ル ー ズ 船 は 急 増 し て お り 、 平 成 27年 に 寄 港 し た ク ル ー ズ 船
の 回 数 は 259回 、 平 成 28年 は 328回 と な り ま し た 。 今 後 も 増 加 が 見 込 ま れ て お り 、 ク ル ー
ズ船に対応したバースの整備を進めております。
この度、下記の工事について視察及び取材をお受け致しますので、お知らせします。
○日
時
平成29年1月19日(木)10:30~12:30
○場
所
博多港(中央ふ頭地区)西側岸壁
(別紙1)
○内
容
本岸壁の整備は、鋼管等で組み立てるジャケット工法を採用しており、海中
に鋼管杭を打ち、その上に陸上で製作したジャケットを据え付けて施工期間
を短縮するという特殊な工法です。ジャケットは、北九州市で製作され、博
多港まで海上運搬し、大型クレーン船を使用して据付を行います。
(整備状況-別紙2)
(ジャケット構造図-別紙3)
(クルーズ船の大きさ-別紙4)
○その他
①天候等の影響により、ジャケット据付の日程・時間等を変更することがあ
ります。
② 取 材 箇 所 は 、立 入 制 限 区 域 で あ る た め 、取 材 に あ た り「 本 人 確 認 」及 び「 所
属確認」ができる身分証明書などが必要となります。
【問い合わせ先】
九州地方整備局
総務課
博多港湾・空港整備事務所
田中、松永
TEL: 0 9 2 - 7 5 2 - 8 6 0 0
FAX: 0 9 2 - 7 2 6 - 2 8 6 0
別紙1
位置図
視察及び取材の場所
【通常は、立入不可のエリアです。)
(拡大図)
施工箇所
クルーズ
ターミナル
博多港国際
ターミナル
マリンメッセ
福岡
別紙2
整備状況
現 状
平成29年4月時点
16万トン級のクァンタム(全長348m)に対応
13万トン級のボイジャー(全長311m)まで対応
岸壁を整備中
L=60m
L=60m
クァンタム・オブ・ザ・シーズ
ボイジャー・オブ・ザ・シーズ
L=130m
クルーズ
センター
ニューかめりあ
(国際定期フェリー)
ニューかめりあ
(国際定期フェリー)
岸壁(-10m)
L=270m
岸壁(-9m)
L=220m
国際定期
高速船
クルーズ
センター
L=400m
岸壁(-10m)
L=270m
岸壁(-9m)
L=220m
国際定期
高速船
中央ふ頭
中央ふ頭
■現在の整備状況
整備状況(杭打設完成)
整備状況(杭打設)
■今後の整備予定(イメージ)
ジャケット<上部工>
(※現在、北九州市若松で製作中)
ジャケット製作
ジャケット運搬
ジャケット据付
2017.1.19 据付予定
別紙3
ジャケット構造図
ジャケット諸元:重量(ジャケット部分 約340トン/基)、(鋼管杭 12本)
ジャケット
舗装
【縦断図】
【横断図】
L=60m
L=20m
係船柱
ジャケット
+3.5m
鋼管杭
φ1100mm
鋼管杭
φ1100mm
-10.5m
-10.5m
セメント
ミルク充填
セメント
ミルク充填
-21.6m
別紙4
クルーズ船の大きさ
船型・同縮尺イメージ
船名
総トン数
50,142トン
必要岸壁水深
9m程度
総トン数
115,875トン
必要岸壁水深
10m程度
総トン数
138,194トン
必要岸壁水深
10m程度
マスト高
45m
満載喫水
7.8m
マスト高
54m
満載喫水
8.5m
マスト高
64m
満載喫水
9.1m
Queen Mary 2
(09~12年に日本に寄港
17年に日本に寄港予定)
初就航:2004年
総トン数
148,528トン
必要岸壁水深
12m程度
Quantum of the Seas
(15年より日本へ寄港)
初就航:2014年
Oasis of the Seas
(世界最大のクルーズ船
早くて18年より日本へ寄港予定)
初就航:2009年
飛鳥Ⅱ
(邦船最大のクルーズ船)
初就航:1990年
Diamond Princess
(14年より日本発着クルーズに配船)
初就航:2004年
Voyager of the Seas
(13年より日本発クルーズに配船)
初就航:1999年 ※2014年改装
船幅
乗客定員
29.6m
872人
37.5m
2,670人
(3,286)
38.6m
3,286人
(4,000)
マスト高
62m
満載喫水
10.3m
41.0m
2,592人
(3,056)
総トン数
168,666トン
必要岸壁水深
10m程度
マスト高
62.9m(58.2m)
満載喫水
8.8m
41.0m
4,180人
(4,905)
総トン数
225,282トン
必要岸壁水深
11m程度
マスト高
65m
満載喫水
9.3m
64.0m
5,400人
(6,360)
※乗客定員は、1室2人使用時、( )書は全ベッド使用時