フランクフルト海外安全対策情報 2016(平成28)年10月~12月 1 治安

フランクフルト海外安全対策情報
2016(平成28)年10月~12月
1 治安情勢の傾向
「4 テロ・爆弾事件発生状況」のとおり,テロ未遂事案が複数件発覚したほ
か,ベルリンでは,12月19日,市中心部のクリスマス・マーケットにおいて
大型トラックが突入する事件が発生するなど,ドイツにおけるテロの潜在的な脅
威は高いと言わざるを得ず,注意が必要である。
2 一般犯罪の傾向
電車内をはじめ,フランクフルト中央駅,ホテル等において,邦人被害に係る
すり及び置引きが引き続き多く発生しており,注意を要する。
3 殺人・強盗等凶悪犯罪の事例
(1)殺人
邦人被害の事件は認知していない。
(2)強盗
邦人被害の事件は認知していない。
(3)強姦
邦人被害の事件は認知していない。
4 テロ・爆弾事件発生状況
(1)ラインラント・プファルツ州ルートヴィッヒスハーフェン市の市役所及び同
市で開催中であったクリスマス市を狙った爆弾テロを計画した疑いで,12月,
治安当局は12歳のイラク系ドイツ人の身柄を拘束した。
(2)ラインラント・プファルツ州ラウテルエッケン市等の自宅において,それぞ
れ110キログラム,45キログラム以上の爆発物を隠し持っていたとして,
警察は,12月29日,独国籍の男性2名を逮捕するとともに,両被疑者が爆
弾テロを計画していたか否かについて捜査を開始した。
(3)警察は,12月31日,偽装パトカーを使ったテロを実行すべくISIL関係者
に対して資金調達を申し出たシリア国籍の男性を逮捕した。
5 誘拐・脅迫事件発生状況
邦人被害の事件は認知していない。
6 対日感情
良好である。
7 日本企業の安全に係る諸問題
具体的情報に接していない。