平成 29 年 1 月 10 日 エネルギー供給構造高度化法に基づくフォローアップを実施しました ~石油産業の設備最適化と事業再編に向けた取組の現状~ 経済産業省では、エネルギー供給構造高度化法の判断基準(平成 26 年 7 月 31 日告示)に対する石油精製業者による「設備最適化(残油処理装置装備率の改善) の措置」や「事業再編の方針」の検討状況について、フォローアップを実施しました。 1.フォローアップの結果 各石油精製業者から提出されている「設備最適化の措置」と「事業再編の方針」に係 る目標達成計画に関して、前回のフォローアップ時点(平成 28 年 10 月)から変更され たのは、以下の 1 件です。 コスモ石油 四日市製油所の公称能力を 2.7 万BD削減 (この結果、同社の 12 月末時点の残油処理装置の装備率(※)が上昇) また、石油精製業者による事業再編に向けた取組に関連し、JXホールディングス及 び東燃ゼネラル石油の経営統合について、昨年 12 月 21 日に開催されたそれぞれの 臨時株主総会において、ともに承認された旨を確認しました。 2.経済産業省の今後の対応 経済産業省としては、引き続き、平成 29 年 3 月 31 日の目標達成期限までに、各石油 精製業者が目標達成計画を早急に実行するよう求めてまいります。 <残油処理装置の装備率> 平成 26 年 3 月 31 日 時点の装備率※5 平成 28 年 12 月 31 日時点の装備率※5 JXエネルギー※2 46.2% 46.2% 出光興産 51.5% 53.5%※6 コスモ石油 43.4% 46.1% 昭和シェル石油※3 59.4% 59.4% 東燃ゼネラル石油※4 35.9% 36.5%※7 富士石油 48.3% 48.3% 太陽石油 24.6% 24.6% ※1 残油処理装置の装備率=残油処理装置の処理能力÷常圧蒸留装置の処理能力 ※2JX エネルギーには、鹿島石油、大阪国際石油精製を含む。 ※3 昭和シェル石油には、東亜石油、昭和四日市石油、西部石油を含む。 ※4 東燃ゼネラル石油には、旧極東石油工業を含む。 ※5 装備率は、小数点第 2 位を四捨五入した数値。平成 26 年 3 月 31 日時点の装備率の計算にあた っては、平成 22 年に定めた判断基準に対応するために実施した能力変更を含む。 ※6 出光興産は、平成 27 年 3 月 31 日付で千葉製油所の公称能力を 2.0 万 BD 削減したため、装備 率が上昇。 ※7 東燃ゼネラル石油は、平成 27 年 3 月 31 日付で川崎工場の公称能力を 1.0 万 BD 削減したため、 装備率が上昇。 (参考) 平成 26 年 3 月 31 日時点の装備率 平成 28 年度末までに求めら れている装備率の改善率 55%以上 9%以上 45%以上 55%未満 11%以上 45%未満 13%以上 (本発表資料のお問い合わせ先) 資源エネルギー庁 資源・燃料部 石油精製備蓄課長 西山 担当者: 大江、丸山、堀江 電 話:03-3501-1611(内線 4651) 03-3501-1993(直通) 03-3580-8467(FAX)
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