少年絶叫シンフォギア にゃはっふー ︻注意事項︼ このPDFファイルは﹁ハーメルン﹂で掲載中の作品を自動的にPDF化したもので す。 小説の作者、 ﹁ハーメルン﹂の運営者に無断でPDFファイル及び作品を引用の範囲を 超える形で転載・改変・再配布・販売することを禁じます。 ︻あらすじ︼ 特異災厄ノイズ、彼らに対抗できるのは、血の歌を歌う少女達 そんな中、知らないうちに転生した少年。Fate/シリーズしか知らない彼は、と ある英雄の姿になっている。 これは、その英雄になった彼の、絶叫の物語。 目 次 オレ、絶叫の日々 │││││││ 1 オレ、絶叫の日々 みなさんは神様転生を知っているだろうか 死因 ああ、普通の交通事故だ。確か向こうがよそ見運転だったように見えた。ち るのには驚き、その頃はある種の黒歴史なので永遠の秘密である。 オレは知っている、てかオレは転生者と言うものらしい。赤ん坊の時、色々知識があ ? ﹁どんなせかいなんだろう ﹂ 世界のことを調べないといけない。大きくなり、いまは園児。 とりあえず、マナーは守ろうと思いながら生きていくと決めた。それとオレは、この なみに神様には会ってない。気が付いたら転生してたから、神様ミスとかは知らない。 ? ﹁ねえねえ﹂ るしな⋮⋮⋮ そんなことを考えつつ、いまのオレは砂場で遊ぶしかない。それより気になることあ かな。 しい、オレ、課金ゲー好きなんだよ。Fate/シリーズ好きなんだ。この世界にある オレの時代にしては、少し進んでるなと、目の前の世界に驚く程度。携帯、スマホ欲 ? 1 ﹁ん、なあに ﹂ た女の子が話しかけてきた。 うん、将来美人さんになるな。 ﹁わたし、ひびき、こっちはみく。いっしょにあそばっ﹂ ﹁いいよひびきちゃん、みくちゃん﹂ ﹁うん﹂ ぜ。 この世界はなんて言う世界だろう。とりあえず、Fate/シリーズは無い。悲しい ﹁うん、またね﹂ ﹁またね、あすかちゃん﹂ ﹁それじゃあね、あすかちゃん﹂ い名だな∼ そう言って仲良く遊ぶ中、こちらの世界でオレの名前は﹃龍崎・アスカ﹄である。い り ゅ う ざ き・ あ す か 歳相当のフリもしながら、話しかけてきた女の子達。茶髪の子と大きなリボンをつけ ? そしい月日は流れ、中学卒業時期、オレは黄昏れていた。 ﹁アスカ∼﹂ オレ、絶叫の日々 2 立花響、小日向未来。幼なじみであり、仲の良い友達だ。彼女達とは仲が良く、響と も仲が良い。家族ぐるみである。 それも言うのも、この世界には﹃ノイズ﹄なる危険物があり、響はとあるアイドルの ・・・・・・・・・ コンサートに出向き、大規模な事件に巻き込まれた。 とある奇跡によって、事件はけが人、負傷者、死者は出たが、それでも酷い事態は回 避したと思いたい。 り会わなかった。 に悪質なことをしていた。それもみんなで消したりしたが、二人の仲を戻す機会には巡 だがすれ違いが多くあり、学園内では誰も響を悪く言わないが、一部のアホが響の家 未来などにすら、どうすれば響に誤ればいいか分からないと相談する。 この子もついリハビリが終わった響に、辛いことを言ったが、しばらくして熱が冷め、 扱いされた。 のかとバッシングを受けたが、その記事の所為で、一時被害者で生き残った人達が悪者 取り、記事にした。その後、その記者と会社は書いて良いことと悪いことが分からない しかも、心ない記者が、何人かの混乱した観客が、他者を押しのけた事実だけを切り という女子生徒がいる。彼女が慕っていた先輩は、残念な結果になってしまう。 ﹁立花さん、小日向さん、龍崎さん。クラスメイト全員で、写真取るんだ。早く来てね﹂ 3 オレが自身を犠牲にしなければ⋮⋮⋮ ﹂ なあにアスカ ﹂ ﹁⋮⋮⋮ねえ三人とも﹂ ﹁ん ﹁どうしたの ? ﹁着替えて良い ? だった。 達の中がどうにかなるのかと心底思いながらだが、重々しい空気は消し飛んだのは事実 まさか女子生徒何名かが教師にも訴え、一日オレは女子生徒の服装をする。これで響 と言った。 てこの険悪な空気壊せばいいんだよっ、どっちも分かってるんだから、雰囲気雰囲気っ﹂ ちなみに響とこの女子生徒との険悪な空気をぶちこわすため、誰かが﹁龍崎が女装し 背丈も響達と変わらない。見た目は女子そのもの、のど仏が分からない。 をぶった切ってやった姿なのだ。 オレの名前は龍崎アスカ、その容姿、Fate/シリーズのアストルフォの三つ編み ﹂ 首を傾げる三人に、静かに、切実に、 ? ? ﹁﹁駄目ッ﹂﹂ オレ、絶叫の日々 4 その勢いで響に誤ることができたいま、響の学園生活はマシになった。 響はなッ。 いと頼み込む子が出始める。 !? 学園生活 ああ、プール時、上も着ないといけないので、オレだけ海パンじゃない とも、出会ってしばらくして男だと知って驚いたらしい。 何故アストルフォなんだ 確かにピンク色だな∼と少し嫌だったよ。しかも二人 時折マジで言う奴がいる。女子の中には告白ではなく、これ着て写真取らせてくださ ﹁オレは男だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ﹂ ﹁龍崎先輩、好きです結婚してくださいッ﹂ ﹁嬉しくねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ﹂ ﹁大丈夫だよ、アスカっ。もの凄く似合ってるッ♪♪﹂ スカートが⋮⋮⋮よく女子はこんなの着れるよ。 すぐさま顔を背ける未来。敵か、そうか敵なんか。 ﹁未来さん、あんたはどっちだ、味方か敵か﹂ ⋮⋮⋮﹂ ﹁そ、そ れ は ね ア ス カ。全 学 生 生 徒 が 署 名 運 動 し た 結 果、卒 業 式 の 間 だ け っ て 話 で ね ﹁なんでオレ、女子制服リターンしてるの⋮⋮⋮﹂ 5 ? んだぜ 女子じゃないの ﹂ 海言ったときなんか酷かった。二度と海水浴なんて行かない。 ﹁時々思うけど、アスカって男子なの ﹁殴るぞ響⋮⋮⋮﹂ ﹁だって可愛いし、背丈も変わらないしっ、似合ってるッ ﹁着替えたい⋮⋮⋮早く、家に⋮⋮⋮﹂ ﹂ ﹁一緒にリディアンに行こうよ∼﹂ ﹁女子学校だろ ﹂ ? 家に帰り、急いで着替えようとしたとき、電話が鳴る。裏のバイトの電話だった。 だがこれは無いだろおい。 たり、近寄りづらい相手から脱したのは嬉しい。 そんな日々の中、帰る時間になるとみんなして妨害と、うん、響がいじめの対象になっ るオレ。未来さんや、何故手を貸す。 下級生達からツーショットなど頼まれながら、女子生徒達にリボン付けられたりされ ﹁あるわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ﹂ ﹁問題ないよッ﹂ !? !! ? ? ﹁もしもし﹂ オレ、絶叫の日々 6 待ってろ、五秒で行くッ﹄ ﹃ノイズだ、いま迎えに行く。急いで家から出ろ﹄ 着替えって、まさか女子生徒の服か ﹁分かりました、五分で着替えます﹂ ﹃ん ﹁ふざけないでくだ﹂ ? ちらを見ながら、 ﹁似合ってるぜアスカ﹂ ﹁うるさい⋮⋮⋮翼さんは ﹃問題ないかアスカ ﹄ ら翼さんの声が響く。 ヘリの下、無数のノイズが蠢く。今回は多いが、野外において問題ない。インカムか そう言って、六角形のペンダントを握りしめる。 ﹁行くしかない、もう覚悟ならできてる﹂ ? ? ﹁もうすぐ現場だ、行けるか ﹂ ﹂ ヘリコプターの中、現場へと向かう。ライダースーツの女性はヘルメット越しで、こ やがった⋮⋮⋮ その時、家の前にエンジン音と共に、サイドカーの女性が手招きしている。マジでき !? 7 ? ﹁問題ないよ、いつでも﹂ ﹃なら、殿は任せたっ。討ちもらしは防人に任せろ﹄ ヘリからパラシュート無しに飛び降り、そして、聖詠する。 ﹁OKっ﹂ そう、いまのオレの立場。 ノイズが蠢く場所に、未来と響がいると当時思ったオレは、駆けつけた。 その時、これがオレの元に着た。 融合型聖遺物・アストルフォ。彼の騎士のように、複数のシンフォギア化できない聖 ﹁∼∼∼∼∼♪﹂ 遺物が一つになり、纏える自分。それがオレだった。 ﹁行くぞ、ヒポグリフっ﹂ しかし神よ、一つ言いたいことがある。 これがいまのオレの裏のバイト、融合型聖遺物装者アストルフォ。 それに続いて、翼さんは天羽々斬を纏い、戦う。 を歌う。 槍を片手に、ヒポグリフと言うアームドギアと共に駆け、一気に消し飛ばすと共に歌 ﹃クエェェェェェェェェ﹄ オレ、絶叫の日々 8 ﹁終わったか、野外だとヒプグリフが使えるから、早く終わるな﹂ ﹂ いまギアは纏って⋮⋮⋮ ﹁カメラカメラっと♪﹂ ﹁しまった、いま女子生徒服 ? てるんだ。下手にいじれないのは分かってるだろ ﹂ ﹁無理言うな、元々君の聖遺物は、ギア化できない物が混ざり合ったイレギュラーででき ﹁やめてくれ了子さんっ、司令止めてッ。てか司令特権でオレのスーツをっ﹂ !? だ そう言って、オレの専属サポート、天羽奏さんがヘルメットを外して、写メル。なぜ ﹁諦めろアスカ、私の変わりなんだ。正直似合いすぎてるぞ﹂ ﹁そっちじゃねぇぇぇぇぇよおぉぉぉぉぉぉ﹂ ﹁OKっ♪、もっと可愛く、可憐にしてみせるわ♪﹂ ﹁了子さんっ、オレの聖遺物の姿を変えてくださいっ﹂ オレのシンフォギアは、女の子のような姿です。 ﹁男らしき無い格好だからだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ﹂ ﹁似合っているぞ、アスカ。男ならしゃきっとしろッ﹂ ﹁うん、だけど⋮⋮⋮なぜなんだぁぁぁ﹂ 9 ? ﹂ 後は天使。女の子と思われてる ﹁あのギアの所為で、オレを目撃したコンサートの観客はなんて言ってるか分かってる のか んだ、誰も気づかないって﹂ ﹁いいじゃんか、ワルキューレ、ヴァルキリーだっけ 殺せッ、いっそ殺せっ。 ﹁うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ﹂ ︵なんで成長するたびにアストルフォに近づいてくる FGOじゃ確かにレギュラー だけど代償としてオレは世間から、可憐な少女戦士として、都市伝説化してるんだよ。 進とか、本のおかげで、奏さんや多くの人達を助けられた。 そうだよっ、コンサートで覚醒して、ノイズ倒せたから頑張ったよ。ヒポグリフの突 ? !? !? 二軍エースだったよ、色々使えるし好きだったからたまに育ててたよっ。けどな、オレ 的にはセイバーかランサーの兄貴とかだよっ︶ ﹂ ? まだまだ問題があるものの、いまのところ平常運転だ。この世界はアニメか何かだろ オレはガングニールの破片で傷付いた響の様子を見つつ、二課の手伝いをする。 ﹁ガングニールの、な⋮⋮⋮﹂ ﹁ん、はい。友人、幼なじみ二人はリディアンに通いますし、一人は例の﹂ ﹁来年は、リディアン近くに来るんだよな オレ、絶叫の日々 10 うか Fate/シリーズではないだろう。魔術は無い。 ﹁リディアンは女子しか入れないだろ ﹂ ﹁⋮⋮⋮ところでアスカ、お前、リディアンに通わないのか ? ﹂ !? ﹂ ﹂ ﹁すいませんアスカさん、翼さんと奏さんのためです⋮⋮⋮﹂ ﹁強く生きろ、アスカ﹂ 後ろで繰り広げられる光景に、司令官はコーヒーを飲みながら、 だぁぁぁぁぁぁぁ ﹁ま、待って、お願い待ってっ、オレは男だっ。女の子じゃないんだっ、嫌だ、いやっ !?!?!?!?!!! そんなとき、二人が近づいてくる。 ﹁なっ﹂ ﹁すまない、奏の頼みだ。付き合ってもらうぞ﹂ ﹁つ、翼さん その時、翼さんが後ろから羽交い締めにする。む、胸が⋮⋮⋮ ﹁ふざけっ﹂ ﹁私が用意したのよ∼﹂ ﹁な・ん・で・だッ﹂ ﹁問題ないッ、お前の制服はここにあるッ﹂ !? ? 11 ﹂ 緒川は静かに、脱ぎ捨てられた衣類を回収してくれた。しわにならないように⋮⋮⋮ ﹁響∼リディアンの服持ってどうしたの ﹁もう響は⋮⋮⋮アスカも大変だよ﹂ ﹁いっや∼アスカに着てもらおうと思って∼﹂ ? とりあえず、何故オレはアストルフォに転生してしまったのだろう 悲しい⋮⋮⋮ ? 行きも地獄、帰るも地獄。この先、オレの絶唱は続くと、オレは思わなかった。 ﹁いっっっっぱいっ♪ 写真取るよ∼♪♪﹂ オレ、絶叫の日々 12
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