中東における日本産食材の輸出に向けた個別事業

【ご参考1】
<中東における今後の取組>
1.Gulfood
2017 プレイベント(UAE・ドバイ)
[事業概要]
主催:日本貿易振興機構(JETRO)
協力:在ドバイ日本国総領事館
時期:2017 年 2 月 15 日
Gulfood 2017 のジャパンパビリオンへの出展企業の食品の宣伝と商談誘致、日本食の持
つ健康性(ヘルシー)などの特徴の宣伝および日本食材の多様な料理への利用促進のため、
Gulfood2017 の開催に先立ち、ドバイ等のホテルシェフ、メディア、食関係のインフルエ
ンサー、食材インポーターを集めたイベントを開催予定。
具体的には、①日本食により健康回復を実体験した外国人料理研究家の講演、②出展企
業のうち、和牛の1頭の各種部位の料理方法の実演、③出展企業の食材を使った日本食お
よび他国料理の試食会等を行う予定。
※中東向け牛肉は、ハラル加工を行うために一般的に価格が高いため、特定部位だけでな
く、様々な部位の需要を喚起することで、よりリーズナブルな価格展開を可能にする狙い。
2.Gulfood
2017 見本市出展(UAE・ドバイ)
[事業概要]
主催:日本貿易振興機構(JETRO)
時期:2017 年 2 月 26 日~3 月 2 日
場所:Dubai World Trade Centre (UAE・ドバイ)
Gulfood 2017 は UAE・ドバイで開催される中東最大級の国際総合食品見本市
であり、欧州およびアジアからのアクセスも良いため、中東のみならず欧州や
アジアからも多くのバイヤーが来場します。JETRO は、本見本市に 4 年連続 5 回
目となるジャパンパビリオンを設置し、44 社・団体が出品を予定しています。
品目別では、加工食品・調味料・ノンアルコール飲料・茶のほか、イチゴや
メロンといった富裕層を狙った高価格帯の青果物も出品予定です。また、今回
初めてナショナルパビリオンとは別のホールに、肉専門パビリオンを設置し、
品目別輸出団体である日本畜産物輸出促進協議会を中心に 10 社・団体が中東市
場に和牛を売り込みます。
<Gulfood 2017 につなげるこれまでの取組>
1.日本産米のバイヤー発掘促進事業(福島県)
[事業概要]
主催:JA 会津よつば、猪苗代町、日本貿易振興機構(JETRO)
協力:在カタール日本国大使館、農林水産省、福島県
時期:2016 年 6 月 1 日~2 日
中東最大の食とホスピタリティーの展示会「Gulfood2016」で中東に初出展した福島県の
猪苗代町及び JA 会津よつばの会津米「いなわしろ天のつぶ」の商談が成立、2011 年の被災
以後、初めての海外出荷となった。この機会を捉えて日本産米の市場調査(試食会)をカ
タール(ドーハ)にて、また商談会をドバイにて、それぞれ実施。
6 月 1 日:カタール国ドーハのフランス系高級スーパーの Monoprix において、欧米人、
アラブ人等の来場者にサンプル米袋 300g、70 個の配布と炊きたての白ご飯の
試食により、会津米「いなわしろ天のつぶ」の販売促進と味等の評価につき
情報収集。
6 月 2 日:UAE(アブダビ)中心街の老舗スーパーの「アベラ」にて日本食の棚の視察、
ドバイにてル・ロイアル・メリディアンの和食・アジアンレストランの Zengo
及び DIFC の Zuma において商談を実施。
日本からの渡航費用、サンプルや機材送料は JA 及び猪苗代町負担、イベント開催予算は
JETRO 負担。その他試食会に掛かる費用は代理店が負担。
2.日本食品のバイヤー発掘促進事業(サウジアラビア・リヤド)
[事業概要]
主催:日本貿易振興機構(JETRO)
協力:在リヤド日本国大使館
時期:2016 年 11 月 14 日
中東市場で最大の日本食品市場であるドバイで普及している日本食品を未開拓市場であ
るサウジへ輸出するため、バイヤー発掘のための商談会を実施。
2016 年 11 月 14 日にサウジ・リヤドにおいて、ドバイの日本食インポーターが選定した
日本食品約 200 品を展示・一部を調理して試食しつつサウジのバイヤーと商談を実施。サ
ウジ側のバイヤーとしては、22 社のレストランシェフ、インポーター等が参加。
3.MUSIAD EXPO での日本食広報ブース出展(トルコ・イスタンブー
ル)
[事業概要]
主催:日本貿易振興機構(JETRO)
時期:2016 年 11 月 9 日~11 月 12 日
トルコにおいて日本産食品は、輸入通関時に必要となる書類上の問題から、2015 年まで
輸入困難(手続きが不安定)であり、ほとんど日本産食品は流通していなかった。本件は
2016 年に問題が解決され、今後の日本産食品の流通が期待されている。
現時点で、日本食ビジネスに関心を有するトルコ企業は限定的で、現地インポーターの
販売ルートはイスタンブールやエーゲ海地域を中心とする世俗的なトルコ人消費者や外国
人観光客である。また、近年の治安情勢の影響もあり、外国人向けのビジネスが落ち込ん
でいる。
他方、トルコ全域で考えれば、人口の多くはイスラム教徒のため、日本食の浸透・市場
拡大にはイスラム色の強い層へのアプローチが必要。新たなプロモーション先の開拓に先
立ち、本展示会を活用し、イスラム色の強い層にリーチする現地バイヤー情報等を収集。
イメージ:
※中東各国のイベントにおいて、
Gulfood 2017 に焦点を当てた日本
食PR、バイヤー情報等を展開
日本食品のバイヤー
日本食広報ブース出展
発掘促進事業
(広報・情報収集、
(商談会、リヤド)
イスタンブール)
Gulfood 2017
日本産米のバイヤー
プレイベント
発掘促進事業
(市場調査、カタール)
(広報・商談誘致、
Gulfood 2017
※中東各国で収集したバイヤ
ーネットワークを中東エリア
全域からバイヤーが集まる
Gulfood 2017 につなげる
より多くの商談成立へ
ドバイ)