特 集 排尿自立指導料 の 実際 3 女性 A 男性 男性 1 膀胱平滑筋 尿道海綿体 2 精のう 膀胱 膀胱 尿意を感じる 図5 手指を洗う 立位または座位で 導尿する B 女性 1 球海綿体筋 骨盤底筋群 4 5 6 直腸 尿道 腟 3 前立腺 直腸 尿道 看護師がおこなう排尿自立指導-看護師が得意な治療とは- 2 3 尿道口を清浄綿で拭く カテーテルを挿入する 4 5 座位時の挿入 6 骨盤底筋群 骨盤底筋群 A 訓練をおこなう姿勢 机を 支えにして B 方法 図7 仰向けで 間欠自己導尿 A スピーディカテ ®(コロプラスト) B スピーディカテ ® コンパクト(コロプラスト) まずは リラックス・深呼吸 2 1 速く締める・緩める ゆっくり締め続ける 1 腹部にひき上げる 2 座位で 男性用 ×50∼100/ 日 四つんばいで 女性用 自己導尿カ テーテル親 水コー ティ ング① 図9 図6 骨盤底筋訓練 ないます( 図6 ) 。骨盤底の筋力や動かし方を評 おこなわず,間欠導尿をおこないます。間欠導尿 価して,患者のできる回数から始めますが,1 日 が長期にわたり必要な場合を予測したときには, ブルタイプ( 50 ~ 100 回を目標に継続を促します。ただし,お 患者自身または患者家族が手技を習得できるよう ディスポーザブルタイ こないすぎても疲れる原因になるため,他の筋肉 指導します。看護師がおこなう無菌操作の導尿に プの親水性コーティン の動きや疲労がないかを確認して実施します。 とらわれる必要はありません。患者が手指を洗 グ( い,カテーテルを把持して,膀胱内にたまった尿 再利用型はこしの強 を排出させることが大切です( いセルフカテ 標 準 型 間欠導尿 / 自己導尿 図7 ) 。患者に適 尿道留置カテーテルを抜去したものの,排尿が したカテーテルの種類を選択して,導尿の手技を 困難または残尿が多い場合には,すぐに再留置を 指導します。カテーテルの種類は,ディスポーザ 26 2017/1 Vol.5 No.1 ( 図9 図 11 ・ 図8 図 10 男性用 ) , ) , 女性用 先端部(2 孔式) 接続部 (ルアーテーパー加工) ) ,コンパクト に折りたためる柔らか 図8 自己導尿用カテーテル:ディスポーザブルタイプ サフィード ® ネラトンカテーテル(テルモ) 2017/1 Vol.5 No.1 27
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