構造設計1級建築士

2017.1.11
構造設計1級建築士
1.講座の概要
構造設計1級建築士は、9月上旬に開催される「講義」を受けて、10月下旬に行う試験「修了考査」に合格すると取得できる。
修了考査は、下記①と②の考査区分に分かれる。修了考査は、講義で配布される「講習テキスト」を持ち込むことができる(マー
カー、付箋等可)。
① 法適合確認(構造関係規定に関する記述式5問)
② 構造製図(建築物の構造に関する4選択一式20問、記述式3問)
本講座は、受講資格があるものの、専門が意匠設計や設備設計の方でも合格できるような分かりやすい講座を目指す。合格す
るためには、講習テキストの熟読のほか、過去問の徹底学習が必須事項である。
講座内容は下記の通り(本講座は、公益財団法人建築技術教育普及センターから過去問の使用許諾を受けてから2014年6月までに公開する予定)。
【無料講座】
1章:試験の現状把握、2章:1回で合格する方法
【会員講座】
1章:年度別の問題(H21~H28)、2章:年度別の問題と解答(H21~H28)、3章:項目別分析
2.構造設計1級建築士とは
構造設計1級建築士は、一定規模以上の(建築士法第3条第1項の建築物で建築基準法第20条第1項第1号又は第2号に該当
するもの)の構造設計を行った場合に設計図書に押印することができる。構造設計1級建築士を保有していない1級建築士が上
記構造設計を行った場合、構造設計1級建築士の「構造関係規定」の確認を求めなければならない(つまり、押印できない)。
3.受講概要
平成28年度の構造設計1級建築士の受験申込のフローは図1の通りである。
受講資格は、「1級建築士」として5年以上構造設計の業務に従事した方が対象となる。5年以上の業務実績を記載し、それを証
明する1級建築士の証明(実名と押印)が必要である。一般に、初めて受講する場合、「申込区分Ⅰ」となる。
申込区分Ⅰの方は、合否確認試験となる「修了考査」では、「法適合確認」と「構造設計」の試験となる。
申込区分Ⅰの合格率:年度により10~30%
受講申込書の頒布 (H28.5.23(月)~6.24(金))
受講申込書頒布
受講申込区分
申込区分Ⅰ
申込区分Ⅱ
申込区分Ⅲ
(全科目)
(法適合確認のみ)
(構造設計のみ)
受講申込
受講申込受付 (H28.5.30(月)~6.24(金))
受講資格審査
受講資格審査 (受講票発送8月上旬)
講 義
講義実施期間(連続する3日間) (H28.9.5(月)~9.30(金))
修了考査
修了考査 H28.10.23
修了発表
修了発表 H28.12.21
図1 平成28年度の構造設計1級建築士の資格取得までのフロー