景観整備方針(重点検討事業) 事業名: 江の川総合水系環境整備事業(三川合流部) 事務所名:三次河川国道事務所 ①当該事業における景観形成の目標像 歴史的な街並みや伝統漁法である鵜飼との調和、三川合流部や尾関山からの眺望の立地特性を活かした落ち着きと伝統的な景観を感じる護岸や管理通路 ②対象となる施設や空間とこれを取り巻く周辺景観との関係に関する基本的な考え方 ②−1: ・歴史的な街並みや鵜飼との調和を図る為に護岸等の構造物自体の存在感を抑える(②-1-1)。 周辺の景観等への配慮の考え方 ・周辺の雄大な自然景観に溶け込んだ水辺空間を創出する為に、周辺の景観に配慮した色彩・形状とする(②-1-2)。 ②−2: ・歩いて楽しめるまちづくりを創出する為に、整備箇所一体が一つ導線(遊歩道)として結ばれているような空間を創出する(②-2)。 住民等の利用を考慮した整備の考え方 ②−3: ・花火大会等の楽しいイベントを拡充し交流の場を創出できるよう、安全性に配慮した空間を創出する(②-3)。 その他 ③(①と②を実現するための)施設や空間そのものの景観整備の具体的方針 評価の項目・尺度 予測・評価手法 護岸の形状<②-3 に対応> ・擦り付け部が既存護岸と無理なく設計されている 計画平面図を基にパースを用いて検討 予測結果を用いてアドバイザー等の意 ・護岸はステップ部の高さ等を花火大会時など安全性が確保できるような形状にな か。 を行う。 見を参考に事業者が評価する。 るように検討する。(③-1-1) ・周囲の景観に溶け込んでいるか 管理用通路の形状<②-2 に対応> 計画平面図を基にパースを用いて検討 ③−1: ・管理用通路は既存の通路との段差がないように設計し、色彩を統一することによ を行う。 施設や空間の規模・形状・配置等の設 り連続性を持たせる。(③-1-2) 同上 定の考え方 配置<②-1-2,②-2 に対応> ・隣接する構造物との連続性があるか。 ・既存の護岸や隣接する鵜飼乗り場と繋がりのある水辺空間を検討する。(③-1-3) 同上 鵜飼乗り場等の既存施工箇所を現地調 査しそれらの色彩等を参考に検討を行 う。 護岸の色彩<③-1-2,③-1-3> ③−2: 細部設計、材料等選定の考え方 ・落ちつきのある色彩が選定されているか。 色見本を用いて色彩を検討する。 ザインの専門家の意見等を参考に評価 ない。 を行う。 材料の選定<②-1-2> ・周囲の景観に溶け込んでいるか 既往事例により予測する。 護岸のステップ部と平場部で材料の色もしくは素材を変化させる事により、段差 ・ステップ部と平場部の色彩の調和がとれているか。 色見本を用いて、確認を行う。 ・既存の類似事例やアドバイザー等のデ ・周囲の景観に馴染んでいるか ザインの専門家の意見等を参考に評価 を利用者へ意識させる。 を行う。 ・可能な限り既存の施設形状を活かし、整備範囲を最小限にする事によりコストの ・コスト縮減を図る為に上記で検討した景観整備と 縮減と遠景との調和を図る。 の合理性がとれるか した整備の考え方 (上記一連の検討結果を用いる) ・既往の類似事例やアドバイザー等のデ ザインの専門家の意見等を参考に評価 を行う。 事業計画・設計段階で意見聴取を行い、行政と市民の協働による良好な景観形成 ③−4:その他 ・既存の優良事例と比較して検討する。 ・地域の景観を特徴づける素材や材料の使用を検討する。 安全性への配慮<③-1-2 に対応> ③−3:コスト縮減、費用対効果を考慮 ・既存の類似事例やアドバイザー等のデ ・周辺の景観との調和に配慮することを基本とし、高明度・高彩度のものは使用し ・整備対象との色彩と周辺色彩とで違和感がないか。 を行う。 ・市民の要望が取り入れられているか ・要望を整理し、比較しながら検討する。 ・意見聴取を通して評価する。
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