第10次安城市交通安全計画 Ⅰ 基 本 構 想 計画の基本方針 1 交通事故のない社会を目指して 少子化と超高齢社会の到来、国際化等、社会情勢が変化しており、また、交通手段の 選択においても、地球環境への配慮が求められてきています。このような大きな社会情 勢の変化に対応し、真に豊かで活力ある社会を構築していくためには、その前提とし て、市民すべての願いである、安全で安心な社会を実現することが極めて重要です。 依然として毎年多くの方が交通事故の被害に遭っています。交通安全の確保は、第8 次安城市総合計画で定める都市像「幸せつながる健幸都市」を標榜する本市としては、 安全で安心な社会の実現を図っていくための重要な要素の一つです。これまでも、その 重要性が認識され、様々な対策がとられてきたところですが、依然として交通事故が後 を絶たない現状を踏まえると、今後もさらなる対策が必要です。 このため、本計画では、人命尊重の理念に基づき、人優先の交通安全思想を基本に、 交通事故がもたらす大きな社会的・経済的損失をも勘案して、究極的には交通事故のな い社会を目標とした上、計画期間内に達成すべき数値目標を設定するとともに、その実 現を図るために講じるべき施策を明らかにしていくこととします。言うまでもなく、交 通事故のない社会は一朝一夕には実現できるものではありませんが、交通事故被害者の 存在に思いをいたし、交通事故を起こさないという誓いの下、交通事故のない社会の実 現を目指し、不退転の決意で臨まなければなりません。 2 人優先の交通安全思想 道路においては、自動車と比較して弱い立場にある歩行者等の安全確保、全ての交通 機関においては、高齢者、障害者、子ども等の交通弱者に配慮した安全を一層確保する 必要があります。 本市では、人にやさしい交通安全推進都市宣言の理念、第8次安城市総合計画及び安 城市交通安全条例に基づき、市民・事業者・行政が一体となって、人優先の交通安全思 想を基本とした安全で快適な秩序あるまちづくりの実現を目指して、以下の3点を柱に 1 第10次安城市交通安全計画 交通安全対策を強力に推進します。 (1) 安全で快適な道路交通環境を整備するために、交通安全施設の整備、通学路の 安全整備、歩道の拡幅整備、違法駐車・迷惑駐車対策の推進等を図ります。 (2) 交通安全意識の啓発を図るために、生涯にわたる交通安全教育及び広報活動の 推進等の充実を図ります。 (3) 健康的で、環境にやさしい交通環境づくりを図ります。 2
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