防府市公会堂耐震補強ほか改修設計業務の基本的な考え方 1. 基本方針 本業務は、昭和 35 年に建設された防府市公会堂において、耐震安全性の確保、老朽 箇所の改修及び現在の利用実態に合わせた施設リニューアルのための、改修実施設計を 行う事を目的としている。 主な改修実施設計の内容については、下記による。具体的な内容については、現況の 把握、協議、調査等により決定することとする。 工事費の積算においては、工事費の制約等の観点から、実施設計された項目の中から、 実際に改修する項目を選択して工事発注を行う場合を考慮して、各改修項目毎に算出す ることとする。 2. 設計与条件 以下の内容について、内容に応じて、基本設計、実施設計及び積算を行う。 Ⅰ 耐震補強:実施設計及び積算 「基本構想」の耐震改修実施設計にもとづく、改修内容を踏まえた耐震補強 Ⅱ 改修:基本設計、実施設計及び積算 A) 建築工事 老朽箇所の改修、現在の利用実態に合わせた内外部改修・改造、及び設備更新に 合わせた設備棟の新設を行う。 a 内部改修 (1)1 階ホワイエ及び 3 階のカーテンウォールの撤去及び新設 (2)ホール出入口廻りの鋼製建具(布団張仕上)の改修及び調整 (3)内部建具の撤去及び新設 (4)床、壁及び天井の内装仕上げの撤去及び新設(各室毎) (5)階段廻りの内装仕上げの撤去及び新設(部位毎) (6)便所のレイアウト変更改修 (7)ホール客席のレイアウト変更改修 (8)ホール天井の耐震改修 (9)ホールの音響計画 b 外部改修 (1)外壁劣化部の補修(劣化部は「基本構想」の外壁調査よる) (2)屋上防水押さえコンクリートの撤去及びシート防水の新設 (3)外部鋼製建具及びガラスの撤去及び新設 (4)外部床廻りの改修 c その他増改築等 (1)外部へのエレベーターの設置 (2)事務室の増床の検討 (3)受変電・発電機棟の新設の検討 (4)空調設備棟の新設の検討 (5)消火設備棟の新設の検討 (6)ブリッジ・時計塔の解体 (7)ブリッジ・時計塔の建替えの検討 (8)増改築等にともなう外構整備 B) 設備工事 電気、空調、給排水等各設備の新設及び更新を行う。なお、隣接する文化福祉会 館と一体となっている設備系統については、切り離して独立させることとする。 a 電気設備工事 (1)受変電設備の更新 (2)非常用発電機設備の設置 (3)直流電源装置設備の設置 (4)幹線設備の更新 (5)動力設備の更新 (6)電灯コンセント設備の設置及び更新 (7)電話・情報通信設備の設置及び更新 (8)非常用放送設備の設置 (9)テレビ共同受信設備の設置 (10)インターホン設備の設置 (11)電気時計設備の設置 (12)監視カメラ設備の設置(建物系統とホール系統の 2 系統) (13)自動火災報知設備の設置 b 空調設備工事 (1)空調機器設備の更新 (2)空調ダクト設備の更新 (3)空調配管設備の更新 (4)換気設備の更新 (5)自動制御設備の更新 c 給排水設備工事 (1)衛生器具設備の更新 (2)給水設備の更新(屋外共) (3)排水通気設備の更新(屋外共) (4)給湯設備の更新 (5)ガス設備の更新(屋外共) (6)消火設備の設置及び更新 Ⅲ その他:基本設計、実施設計及び積算 (ア)上記耐震補強及び改修に関して、必要となる改修・増築部分 (イ)その他発注者との協議により必要となる改修・増築部分
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