業務委託契約約款 (PDFファイル)

(平成 28 年3月 最終改正)
業 務 委 託 契 約 約 款
(総則)
第1 条 発注者及 び受注者は ,この約 款(業務
委 託 契 約 書 ( 以 下 「 契 約 書 」 と い う 。) を 含
む 。 以 下 同 じ 。) に 基 づ き , 仕 様 書 等 ( 別 添
の仕 様書,図 面,業務 に関す る説明書及び こ
れ に 対 す る 質 問 回 答 書 を い う 。 以 下 同 じ 。)
に従 い,日本国 の法令を遵守し ,この契約(こ
の約 款及び仕様書 等を内容と する業務(以下
「 業 務 」 と い う 。) の 委 託 契 約 を い う 。 以 下
同じ。)を履行し なければなら ない。
2 受注者は,業務を契約書記載の履行期間
( 以 下 「 履 行 期 間 」 と い う 。) 内 に 完 了 し ,
契 約 の 目 的 物 ( 以 下 「 成 果 物 」 と い う 。) が
ある 場合は,当該成果 物を発 注者に引き渡 す
もの とし,発 注者は,委託料 を支払うもの と
する 。
3 発注者は,その意 図する 業務の履行の ため,
又は 成果物を完成 させるため,業 務に関する
指示 を受注者に対 して行うこ とができる。こ
の場 合において ,受注者は ,当該指示 に従い
業務 を行わなけれ ばならない 。
4 受注者は,この約 款若し くは仕様書等 に特
別の定めがある場合又は前項の指示若しく
は発注者と受注者との協議がある場合を除
き,業務 を完了するた めに必 要な一切の手 段
をそ の責任におい て定めるも のとする。
5 この契約の履行に関して発注者と受注者
との 間で用いる言 語は,日本 語とする。
6 この約款に定める金銭の支払に用いる通
貨は ,日本円とす る。
7 この契約の履行に関して発注者と受注者
との 間で用いる計 量単位は,仕様 書等に特別
の定 めがある場合 を除き,計量法(平成4年
法律 第51号)に 定めるもの とする。
8 この約款及び仕様書等における期間の定
めに ついては ,民法( 明治2 9年法律第8 9
号)及び商 法(明治32年法 律第48号)の
定め るところによ るものとす る。
9 この契約は,日本 国の法 令に準拠する もの
とす る。
10 こ の 契 約 に 係 る 訴 訟 の 提 起 又 は 調 停( 第
46 条第1項の規 定に基づき,発 注者と受注
者との協議の上選任される調停人が行うも
の を 除 く 。) の 申 立 て に つ い て は , 日 本 国 の
裁判所をもって合意による専属的管轄裁判
所と する。
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(指示 等及び協議の書面主義)
第2条 この約款に定める指示,請求,通知,
報告 ,申出,承諾,質問,回 答及び解除(以
下 「 指 示 等 」 と い う 。) は , 書 面 に よ り 行 わ
なけ ればならない 。
2 前項の規定に かかわらず,緊急 やむを得な
い事 情がある場合 には,発注 者及び受注者 は,
前項に規定する指示等を口頭で行うことが
でき る。この 場合において ,発注者及 び受注
者は ,既に行 った指示等を書 面に記載し ,7
日以内にこれを相手方に交付するものとす
る。
3 発注者及び受 注者は,この約款 の規定に基
づき 協議を行うと きは,当該 協議の内容を 書
面に 記録するもの とする。
(業務工程表の提出)
第3 条 受注者は ,この契約 締結後14日(発
注者 が認める場合 は,その日 数)以内 に仕様
書等 に基づいて業 務工程表を 作成し,発注者
に提 出しなければ ならない。
2 発注者は ,必要があると 認めるときは ,前
項の業務工程表を受理した日から7日以内
に,受注 者に対してそ の修正 を請求するこ と
がで きる。
3 この約款の規定により履行期間又は仕様
書等が変更された場合において,発注者は,
必要 があると認め るときは,受注 者に対して
業務工程表の再提出を請求することができ
る。この場 合において,第1 項中「この契約
締結 後」とあ るのは「 当該請 求があった日 か
ら 」と読み替 えて,前 2項の規 定を準用する 。
4 業務工程表は,発 注者及 び受注者を拘 束す
るも のではない。
5 第1項の規定に基づく業務工程表の提出
は ,発注者が 必要ないと認め たときは ,免除
する ことができる 。
(契約保証金)
第4条 受注者は,この契約の締結と同時に,
契約書に記載された金額の契約保証金を発
注者 に納付しなけ ればならな い。
2 前項に規定す る契約保証 金は,発注者が必
要が ないと認めた ときは,免除す ることがで
きる 。
(権利義務の譲渡等の禁止)
第5 条 受注者は,こ の契約 により生ずる 権利
又は 義務を第三者 に譲渡し,又は 承継させて
はな らない。ただし,法令で 禁止されてい る
場合 を除き,あらかじめ,発注者の承 諾を得
た場 合は,この限 りでない。
2 受注者は,成果物(未完成の成果物を含
む 。) 及 び 業 務 を 行 う 上 で 得 ら れ た 記 録 等 を
第三 者に譲渡し ,貸与し,又は質権そ の他の
担保 の目的に供し てはならな い。ただ し,あ
らか じめ,発 注者の承諾を得 た場合は ,この
限り でない。
(秘密の保持)
第6 条 受注者は,業 務を行 う上で知り得 た秘
密を 他人に漏らし てはならな い。
2 受注者は,発 注者の承諾 なく,成果物( 未
完 成 の 成 果 物 を 含 む 。) 及 び 業 務 を 行 う 上 で
得ら れた記録等を 他人に閲覧 させ,複写させ,
又は 譲渡してはな らない。
(個人情報の保護)
第7 条 受注者は,業 務を行 うため個人情 報を
取り 扱うに当たっ ては,別記「個人情 報取扱
特記 事項」を守ら なければな らない。
(実地調査など)
第8 条 発注者は,必 要があ ると認めると きは
いつ でも,受注者に対 し業務 の実施の状況 及
び業務に従事する者に係る次に掲げる事項
など の報告を求め,又 は実地 に調査できる も
のと する。
(1) 最低 賃金法(昭 和 34 年法律 第 137 号)
第 4条第 1項に 規定す る最 低賃金 の適用 を
受 ける労 働者に 対し, 同法 第3条 に規定 す
る 最低賃 金額( 同法第 7条 の規定 の適用 を
受 ける労 働者に ついて は, 同条の 規定に よ
り減 額して適用さ れる額をい う。)以上の賃
金( 労働基準法( 昭和 22 年法 律第 49 号)
第 11 条に規定 する賃金をいう。)の 支払を
する こと。
(2) 健康保 険法(大正 11 年法 律第 70 号)第
48 条 の 規 定 に よ る 被 保 険 者 の 資 格 の 取 得
に係 る届出をする こと。
(3) 厚生年 金保険法( 昭和 29 年法律第 115
号) 第 27 条の規定に よる被 保険者の資格
の取 得に係る届出 をすること 。
(4) 労 働 保 険 の 保 険 料 の徴 収 等 に 関 す る 法 律
(昭 和 44 年 法律第 84 号)第4条 の2第1
項 の規定 による 保険関 係の 成立に 係る届出
(労 働者災害補償 保険法(昭 和 22 年法律
第 50 号)の 規定に係る ものに 限る。)をす
るこ と。
(5) 雇用保 険法(昭和 49 年 法律第 116 号 )
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(平成 28 年3月 最終改正)
第 7条の 規定に よる雇 用す る労働 者が適用
事 業の被 保険者 となっ たこ との届 出をする
こと 。
2 発注者が,この契 約に係 る発注者の予 算執
行の適正を期するため必要があると認めた
場合 は,発注者は,受注者に 対し,受注者に
おける当該契約の処理の状況に関する調査
への 協力を要請す ることがで きる。
3 受注者は,前項の要請があった場合には,
特別な理由がない限り要請に応じるものと
し ,この契約 の終了後も,終了日から 5年間
は, 同様とする。
(実施場所)
第9 条 受注者は,業 務を契 約書及び仕様 書等
に記載する履行場所において実施するもの
とす る。
2 受注者は ,業務の実施場 所において ,発注
者の安全及び衛生管理に関する規則を遵守
する ものとする。
3 契約書に履行 場所の指定 がない場合は,前
2項 の規定は適用 しない。
(著作権の譲渡等)
第1 0条 受注者 は,成果物 が著作権法(昭和
45 年法律第48 号)第2条 第1項第1号 に
規 定 す る 著 作 物 ( 以 下 「 著 作 物 」 と い う 。)
に該 当する場合に は,当該著 作物に係る同 法
第2章及び第3章に規定する著作者の権利
(同法第27条及び第28条の権利を含む。
以下 この条から第 12条まで において「著作
権 等 」 と い う 。) の う ち 受 注 者 に 帰 属 す る も
の(同法 第2章第3節 第2款 に規定する著 作
者 人 格 権 を 除 く 。) を 当 該 成 果 物 の 引 渡 し 時
に発 注者に無償で 譲渡する。
(著作者人格権の制限)
第1 1条 受注者 は,発注者 に対し,次の各号
に掲 げる行為をす ることを許 諾する。この場
合に おいて,受注者は 著作権 法第19条第 1
項又は第20条第1項に規定する権利を行
使し てはならない 。
(1) 成果物 の内容を公 表する こと。
(2) 成 果 物 を 発 注 者 が 自ら 複 製 し , 若 し く は
翻案 ,変形 ,改変そ の他の修 正をすること
又は発注者の委託した第三者をして複製
させ,若 しくは翻案,変形,改変 その他の
修正 をさせること 。
(3) 成 果 物 を 写 真 , 模 型, 絵 画 そ の 他 の 媒 体
によ り表現するこ と。
2 受注者は,次の各 号に掲 げる行為をし ては
なら ない。ただし,あらかじ め,発注者の承
諾又 は合意を得た 場合はこの 限りでない。
(1) 成果物 の内容を公 表する こと。
(2) 成 果 物 に 受 注 者 の 実 名 又 は 変 名 を 表 示
する こと。
3 発注者が著作権等を行使する場合におい
て ,受注者は ,著作権 法第1 9条第1項又 は
第20条第1項に規定する権利を行使して
はな らない。
(著作権の侵害防止)
第12条 受注者は,その作成する成果物が,
第三者の有する著作権等を侵害するもので
ない ことを,発注 者に対して 保証する。
2 受注者は,その作 成する 成果物が第三 者の
有す る著作権等を 侵害し,第三者 に対して損
害の 賠償を行い,又は 必要な 措置を講じな け
れば ならないとき は,受注者 がその賠償額 を
負担 し,又は必要な措 置を講 ずるものとす る。
(再委託等の禁止)
第1 3条 受注者 は,業務の 全部又は一部 を第
三者 に委託し,又は請 け負わ せてはならな い。
ただし,法令で禁止されている場合を除き,
あらかじめ発注者の書面による承諾を得た
とき は,この限り でない。
(特許権等の使用)
第1 4条 受注者 は,特許権,実用新案権,意
匠権,商 標権その他日 本国の 法令に基づき 保
護さ れる第三者の 権利(以下 この条におい て
「 特 許 権 等 」 と い う 。) の 対 象 と な っ て い る
もの を業務に使用 するときは,そ の使用に関
する 一切の責任を 負わなけれ ばならない。た
だし,発 注者がその特 許権等 を指定した場 合
にお いて,仕様書等に 特許権 等の対象であ る
旨の 明示がなく ,かつ ,受注 者がその存在 を
知ら なかったとき は,発注者 は,受注 者がそ
の使用に関して要した費用を負担しなけれ
ばな らない。
(貸与品等)
第1 5条 発注者 が受注者に 貸与し,又は支給
する 業務に必要な 物品等(以 下「貸与品等」
と い う 。) の 品 名 , 数 量 等 , 引 渡 場 所 及 び 引
渡時期は,仕様書等に定めるところによる。
2 受注者は,貸与品 等の引 渡しを受けた とき
は ,引渡しの 日から7日以内 に,発注 者に借
用書又は受領書を提出しなければならない。
3 受注者は,貸与品 等を善 良な管理者の 注意
をも って管理しな ければなら ない。
4 受注者は,仕様書 等に定 めるところに より,
業務 の完了,仕様書等 の変更 等によって不 用
となった貸与品等を発注者に返還しなけれ
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ばな らない。
5 受注者は,故意又 は過失 により貸与品 等が
滅失 し,若し くはき損し,又はその返 還が不
可能 となったとき は,発注者 の指定した期 間
内に 代品を納め,若し くは原 状に復して返 還
し,又は 返還に代えて 損害を 賠償しなけれ ば
なら ない。
(仕様書等と業務内容が一致しない場合の修
補義務)
第1 6条 受注者 は,業務の 内容が仕様書 等又
は発注者の指示若しくは発注者と受注者と
の協 議の内容に適 合しない場 合には,これら
に適合するよう必要な修補を行わなければ
なら ない。こ の場合において ,当該不 適合が
発注者の指示によるときその他発注者の責
めに帰すべき事由によるときは,発注者は,
必要があると認められるときにあっては履
行期 間若しくは委 託料を変更 し,又は受注者
に損害を及ぼしたときにあっては必要な費
用を 負担しなけれ ばならない 。
(条件変更等)
第1 7条 受注者 は,業務を 行うに当たり ,次
の各号のいずれかに該当する事実を発見し
たときは,その旨を直ちに発注者に通知し,
その 確認を請求し なければな らない。
(1) 仕 様 書 等 に ご び ゅ う 又 は 脱 漏 が あ る こ
と。
(2) 仕様書 等の表示が 明確で ないこと。
(3) 履 行 上 の 制 約 等 仕 様 書 等 に 示 さ れ た 自
然的又は人為的な履行条件と実際の履行
条件 が相違するこ と。
(4) 仕 様 書 等 に 明 示 さ れ て い な い 履 行 条 件
について予期することのできない特別な
状態 が生じたこと 。
2 発注者は,前項の 規定に よる確認を請 求さ
れたとき又は自ら前項各号に掲げる事実を
発見 したときは ,受注者の立 会いの上 ,直ち
に調 査を行わなけ ればならな い。ただ し,受
注者 が立会いに応 じない場合 には,受注者の
立会 いを得ずに行 うことがで きる。
3 発注者は ,受注者の意見 を聴いて ,調査の
結果(こ れに対してと るべき 措置を指示す る
必 要 が あ る と き は , 当 該 指 示 を 含 む 。) を と
りま とめ,調 査の終了後14 日以内に ,その
結果 を受注者に通 知しなけれ ばならない。た
だし,そ の期間内に通 知でき ないやむを得 な
い理 由があるとき は,あらか じめ,受 注者の
意見 を聴いた上,当該 期間を 延長すること が
でき る。
4 前項の調査の結果により第1項各号に掲
げる 事実が確認さ れた場合に おいて,発注者
は ,必要があ ると認められる ときは,仕様書
等の変更又は訂正を行わなければならない。
5 前項の規定により仕様書等の変更又は訂
正が 行われた場合 において ,発注者は ,必要
があると認められるときにあっては履行期
間若 しくは委託料 を変更し,又は 受注者に損
害を及ぼしたときにあっては必要な費用を
負担 しなければな らない。
(仕様書等の変更)
第1 8条 発注者 は,必要が あると認める とき
は,仕様 書等の変更内 容を受 注者に通知し て,
仕様 書等を変更す ることがで きる。この場合
にお いて,発 注者は,必要が あると認めら れ
るときにあっては履行期間若しくは委託料
を変 更し,又は受注者 に損害 を及ぼしたと き
にあっては必要な費用を負担しなければな
らな い。
(業務の中 止)
第19条 第三者の所有する土地への立入り
について当該土地の所有者等の承諾を得る
こと ができないた め,又は暴風 ,豪雨,洪水,
高潮,地震,地すべり,落盤,火災,騒乱,
暴動 その他の自然 的又は人為 的な事象(第2
8 条 第 1 項 に お い て 「 天 災 等 」 と い う 。) で
あっ て,受注者の責め に帰す ことができな い
もの により,作業現場 の状態 が著しく変動 し
たた め,受注者が業務 を行う ことができな い
と認 められるとき は,発注者 は,業務 の中止
内容 を直ちに受注 者に通知し て,業務の全部
又は一部を一時中止させなければならない。
2 発注者は ,前項の規定に よるほか ,必要が
ある と認めるとき は,業務の 中止内容を受 注
者に 通知して,業務の 全部又 は一部を一時 中
止さ せることがで きる。
3 前2項の規定により業務を一時中止した
場合 において ,発注者は,必要がある と認め
られるときにあっては履行期間若しくは委
託料 を変更し,又は受 注者が 業務の続行に 備
え業務の一時中止に伴う増加費用を必要と
したとき若しくは受注者に損害を及ぼした
ときにあっては必要な費用を負担しなけれ
ばな らない。
(業務に係る受注者
(業務に係る 受注者 の提案)
第2 0条 受注者 は,仕様書 等について ,技術
的又は経済的に優れた代替方法その他改良
事項 を発見し ,又は発案した ときは,発注者
に対 して,当該発見又 は発案 に基づき仕様 書
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等の 変更を提案す ることがで きる。
2 前項に規定する受注者の提案を受けた場
合に おいて,発注者は ,必要 があると認め る
とき は,仕様書等の変 更を受 注者に通知す る
もの とする。
3 前項の規定により仕様書等が変更された
場合 において ,発注者は,必要がある と認め
られ るときは,履行期 間又は 委託料を変更 し
なけ ればならない 。
( 受注者の請求による履行期間の延長)
受注者 の請求による履行期間の延長)
第2 1条 受注者 は,その責 めに帰すこと がで
きない事由により履行期間内に業務を完了
する ことができな いときは,その 理由を明示
した書面により発注者に履行期間の延長変
更を 請求すること ができる。
2 発注者は,前項の 規定に よる請求があ った
場合 において,必要が あると 認められると き
は ,履行期間 を延長しなけれ ばならない 。発
注者 は,その履行期間 の延長 が発注者の責 め
に帰 すべき事由に よる場合に おいては,委託
料に ついて必要と 認められる 変更を行い,又
は受注者に損害を及ぼしたときは必要な費
用を 負担しなけれ ばならない 。
( 発注者の請求による履行期間の短縮等)
発注者 の請求による履行期間の短縮等)
第2 2条 発注者 は,特別の 理由により履 行期
間を 短縮する必要 があるとき は,履行期間の
短縮変更を受注者に請求することができる。
2 発注者は,この約 款の他 の条項の規定 によ
り履 行期間を延長 すべき場合 において,特別
の理 由があるとき は,受注者 に通常必要と さ
れる履行期間に満たない履行期間への変更
を請 求することが できる。
3 前2項の場合 において ,発注者は ,必要が
あると認められるときにあっては委託料を
変更 し,又は受注者に 損害を 及ぼしたとき に
あっては必要な費用を負担しなければなら
ない 。
(履行期間の変更方法)
第2 3条 履行期 間の変更に ついては,発注者
と 受 注 者と が 協議 し て 定 め る 。 た だ し , 協
議 開 始 の 日 か ら 14日(発注者があらかじ
め定 める場合は ,その日数 )以内に協 議が整
わな い場合には ,発注者が定 め,受注 者に通
知す る。
2 前項の協議開 始の日につ いては,発注者が
受注 者の意見を聴 いて定め,受注 者に通知す
るも のとする 。ただし ,発注 者が履行期間 の
変更 事由が生じた 日(第21 条の場合にあ っ
ては発注者が履行期間の変更の請求を受け
た日,前 条の場合にあ っては 受注者が履行 期
間の 変更の請求を 受けた日)から 7日以内に
協議 開始の日を通 知しない場 合には,受注者
は ,協議開始 の日を定め,発注者に通 知する
こと ができる。
(委託料の変更方法等)
第2 4条 委託料 の変更につ いては,発注者と
受注 者とが協議し て定める 。ただし ,協議開
始の 日から14日(発 注者が あらかじめ定 め
る場 合は,そ の日数)以内に 協議が整わな い
場合 には,発 注者が定め ,受注 者に通知する 。
2 前項の協議開 始の日につ いては,発注者が
受注 者の意見を聴 いて定め,受注 者に通知す
るも のとする 。ただし ,発注 者が委託料の 変
更事由が生じた日から7日以内に協議開始
の日 を通知しない 場合には ,受注者は ,協議
開始 の日を定め,発注 者に通 知することが で
きる 。
3 この約款の規 定により,受注者 が増加費用
を必要とした場合又は損害を受けた場合に
発注者が負担する必要な費用の額について
は, 発注者と受注 者とが協議 して定める。
(臨機の措置)
第2 5条 受注者 は,災害防 止等のため必 要が
ある と認めるとき は,臨機の 措置をとらな け
れば ならない 。この場合にお いて,受 注者は,
必要 があると認め るときは ,あらかじ め,発
注者 の意見を聴か なければな らない。ただし,
緊急 やむを得ない 事情がある ときは,この限
りで はない。
2 前項の場合に おいて,受注者は ,そのとっ
た措置の内容を発注者に直ちに通知しなけ
れば ならない。
3 発注者は,災害防 止その 他業務を行う 上で
特に 必要があると 認めるとき は,受注者に対
して臨機の措置をとることを請求すること
がで きる。
4 受注者が第1項又は前項の規定により臨
機の 措置をとった 場合におい て,当該措置に
要し た費用のうち,受 注者が 委託料の範囲 に
おいて負担することが適当でないと認めら
れる 部分について は,発注者 がこれを負担 す
る。
(一般的損害)
第2 6条 業務の 完了前(成果物が ある場合は ,
当該 成果物の引渡 前)に,業務を行う につき
生じ た損害(成果物が ある場 合は当該成果 物
に生 じた損害を含 み,次条第 1項及び第2 項
に 規 定 す る 損 害 を 除 く 。) に つ い て は , 受 注
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(平成 28 年3月 最終改正)
者が その費用を負 担する。ただし ,その損害
(仕様書等に定めるところにより付された
保 険 に よ り て ん 補 さ れ た 部 分 を 除 く 。) の う
ち発注者の責めに帰すべき事由により生じ
たも のについては ,発注者が 負担する。
(第三者に及ぼした損害)
第27条 業務を行うにつき第三者に及ぼし
た損 害について,当該 第三者 に対して損害 の
賠償 を行わなけれ ばならない ときは,受注者
がそ の賠償額を負 担する。
2 前項の規定に かかわらず,同項 に規定する
賠償 額(仕様書等に定 めると ころにより付 さ
れ た 保 険 に よ り て ん 補 さ れ た 部 分 を 除 く 。)
のう ち,発注 者の指示 ,貸与 品等の性状そ の
他発注者の責めに帰すべき事由により生じ
たも のについては,発 注者が その賠償額を 負
担す る。ただし,受注者が,発注者 の指示又
は貸与品等が不適当であること等発注者の
責めに帰すべき事由があることを知りなが
らこ れを通知しな かったとき は,この限りで
ない 。
3 業務を行うにつき通常避けることができ
ない 騒音,振動等の理 由によ り第三者に及 ぼ
した 損害(仕様書等に 定める ところにより 付
された保険によりてん補された部分を除
く 。) に つ い て , 当 該 第 三 者 に 損 害 の 賠 償 を
行わ なければなら ないときは,発 注者がその
賠償額を負担しなければならない。ただし,
業務を行うにつき受注者が善良な管理者の
注意義務を怠ったことにより生じたものに
つい ては,受注者 が負担する 。
4 前3項の場合その他業務を行うにつき第
三者との間に紛争を生じた場合においては,
発注者と受注者とが協力してその処理解決
に当 たるものとす る。
(不可抗力による損害)
第2 8条 業務の 完了前(成果物が ある場合は ,
当該 成果物の引渡 前)に,天災等(仕様 書等
で基 準を定めたも のにあって は,当該基準を
超 え る も の に 限 る 。) で 発 注 者 と 受 注 者 の い
ずれ の責めにも帰 すことがで きないもの(第
6項 において「不 可抗力」とい う。)により,
成果 物(未完 成のものを含む 。以下こ の条に
おい て同じ。),仮設物 又は業 務の実施場所 に
搬入した業務の用に供する機器に損害が生
じた ときは,受注者は ,その 事実の発生後 直
ちにその状況を発注者に通知しなければな
らな い。
2 発注者は,前項の 規定に よる通知を受 けた
とき は,直ちに調査を 行い,前項の 損害(受
注者が善良な管理者の注意義務を怠ったこ
とに基づくもの及び仕様書等に定めるとこ
ろにより付された保険によりてん補された
部 分 を 除 く 。 以 下 こ の 条 に お い て 同 じ 。) の
状況 を確認し,その結 果を受 注者に通知し な
けれ ばならない。
3 受注者は,前項の 規定に より損害の状 況が
確認 されたときは,損 害によ る費用の負担 を
発注 者に請求する ことができ る。
4 発注者は,前項の 規定に より受注者か ら損
害による費用の負担の請求があったときは,
当該 損害の額(成果物 又は仮 設物若しくは 業
務の実施場所に搬入した業務の用に供する
機 器 であって立会いその他受注者の業務に関する記
録等により確認することができるものに係る額 に
限 る 。) 及 び 当 該 損 害 の 取 片 付 け に 要 す る 費
用の 額の合計額(以下「損害合 計額」とい う。)
のうち委託料の100分の1を超える額を
負担 しなければな らない。
5 前項に規定す る損害の額 は,次の各号に掲
げる 損害につき ,それぞれ当 該各号に定め る
とこ ろにより算定 する。
(1) 成 果 物 に 関 す る 損 害 損 害 を 受 け た 成
果 物に相 応する委 託料の額 とし, 残存価値
が ある場 合にはそ の評価額 を差し 引いた額
とす る。
(2) 仮 設 物 又 は 業 務 の 実 施 場 所 に 搬 入 し た
業 務の用 に供する 機器に関 する損 害 損害
を 受けた 仮設物又 は業務の 実施場 所に搬入
し た業務 の用に供 する機器 で通常 妥当と認
め られる ものにつ いて,当 該業務 で償却す
る ことと している 償却費の 額から 損害を受
け た時点 における 成果物に 相応す る償却費
の 額を差 し引いた 額とする 。ただ し,修繕
に よりそ の機能を 回復する ことが でき,か
つ ,修繕 費の額が 上記の額 よりも 少額であ
るも のについては ,その修繕費 の額とする。
6 数次にわたる不可抗力により損害合計額
が累積した場合における第二次以降の不可
抗力 による損害合 計額の負担 については,第
4項 中「当該損害の額」とあ るのは「損害の
額 の 累 計 」 と ,「 当 該 損 害 の 取 片 付 け に 要 す
る費 用の額」とあるのは「 損害の取片 付けに
要 す る 費 用 の 額 の 累 計 」 と ,「 委 託 料 の 1 0
0分の 1 を 超 え る 額 」 と あ る の は 「 委 託
料 の 100分の1を超える額から既に負担
した 額を差し引い た額」とし て同項を適用 す
る。
-6-
(平成 28 年3月 最終改正)
(委託料の変更に代える仕様書等の変更)
第29条 発 注 者 は , 第1 4 条 ,第 1 6 条 か
ら 第 20条まで ,第22条 ,第25条 ,第2
6条,前 条又は第32 条の規 定により委託 料
を増額すべき場合又は費用を負担すべき場
合に おいて,特別の理由があ るときは ,委託
料の増額又は負担額の全部又は一部に代え
て仕 様書等を変更 することが できる。この場
合に おいて,仕様書等の変更 内容は,発注者
と受 注者とが協議 して定める 。ただし ,協議
開始 の日から14 日(発注者 があらかじめ 定
める 場合は,その日数 )以内 に協議が整わ な
い場 合には,発注者が定め ,受注者に 通知す
る。
2 前項の協議開 始の日につ いては,発注者が
受注 者の意見を聴 いて定め,受注 者に通知し
なけ ればならない 。ただし ,発注者が 委託料
を増額すべき事由又は費用を負担すべき事
由が生じた日から7日以内に協議開始の日
を通 知しない場合 には,受注 者は,協 議開始
の日 を定め,発注者に 通知す ることができ る。
(検査及び引渡し)
第30条 受注者は,業務を完了したときは,
その旨を発注者に通知しなければならない。
2 発注者は,前項の 規定に よる通知を受 けた
とき は,通知を受けた 日から 10日以内に 受
注者 の立会いの上,仕 様書等 に定めるとこ ろ
によ り,業務の完了を 確認す るための検査 を
完了 し,当該検査の結 果を受 注者に通知し な
けれ ばならない。
3 発注者は,前項の 規定に よる検査によ って
業務 の完了を確認 した後,受注者 が成果物の
引渡 しを申し出た ときは,直ちに 当該成果物
の引 渡しを受けな ければなら ない。
4 発注者は,受注者 が前項 の申出を行わ ない
とき は,当該成果物の 引渡し を委託料の支 払
の完了と同時に行うことを請求することが
でき る。この場合にお いて,受注者 は,当該
請求 に直ちに応じ なければな らない。
5 受注者は,業務が 第2項 の検査に合格 しな
いと きは,直ちに修補 して発 注者の検査を 受
けな ければならな い。この場 合において ,修
補の完了を業務の完了とみなして前各項の
規定 を準用する。
(委託料の支払)
第3 1条 受注者 は,前条第 2項(同 条第5項
にお いて準用する 場合を含む 。第3項 ,第3
3条第2項及び第43条第3項において同
じ 。) の 検 査 に 合 格 し た と き は , 委 託 料 の 支
払を 請求すること ができる。
2 発注者は,前項の 規定に よる請求があ った
とき は,請求を受けた 日から 30日以内に 委
託料 を支払わなけ ればならな い。
3 発注者がその責めに帰すべき事由により
前条第2項の期間内に検査をしないときは,
その期限を経過した日から検査をした日ま
での 期間の日数は ,前項の期 間(以下 この項
に お い て 「 約 定 期 間 」 と い う 。) の 日 数 か ら
差し 引くものとす る。この場 合において ,そ
の遅延日数が約定期間の日数を超えるとき
は ,約定期間 は,遅延 日数が 約定期間の日 数
を超えた日において満了したものとみなす。
(引渡し前における成果物の使用)
第3 2条 発注者 は,第30 条第3項又は 第4
項の 規定による引 渡し前にお いても,成果物
の全部又は一部を受注者の承諾を得て使用
する ことができる 。
2 前項の場合に おいて,発注者は ,その使用
部分を善良な管理者の注意をもって使用し
なけ ればならない 。
3 発注者は,第1項 の規定 により成果物 の全
部又は一部を使用したことによって受注者
に損 害を及ぼした ときは,必要な 費用を負担
しな ければならな い。
(かし担保)
第3 3条 発注者 は,成果物 の引渡しを受 けた
後に おいて,当該成果 物にか しがあること が
発見 されたときは,受 注者に 対して相当の 期
間を 定めてそのか しの修補を 請求し,又は修
補に 代え,若しくは修 補とと もに損害の賠 償
を請 求することが できる。
2 前項において 受注者が負 うべき責任は,第
30条第2項の規定による検査に合格した
こと をもって免れ るものでは ない。
3 第1項の規定によるかしの修補又は損害
賠償 の請求は,第30 条第3 項又は第4項 の
規定による成果物の引渡しを受けた場合は,
その引渡しの日から1年以内に行わなけれ
ばな らない。
4 前項の規定に かかわらず,成果 物のかしが
受注者の故意又は重大な過失により生じた
場合 には,同項に規定 する請 求を行うこと が
でき る期間は,引渡し を受け た日から10 年
とす る。
5 発注者は,成果物 の引渡 しの際にかし があ
るこ とを知ったと きは,第1 項の規定にか か
わら ず,その旨を直ち に受注 者に通知しな け
れば,当 該かしの修補 又は損 害賠償を請求 す
-7-
(平成 28 年3月 最終改正)
るこ とはできない 。ただし ,受注者が そのか
しが あることを知 っていたと きは,この限り
でな い。
6 第1項の規定 は,成果物 のかしが仕様 書等
の記 載内容,発注者の 指示又 は貸与品等の 性
状により生じたものであるときは適用しな
い。ただし,受 注者がその記 載内容,指示又
は貸与品等が不適当であることを知りなが
らこ れを通知しな かったとき は,この限りで
ない 。
(履行遅滞の場合における損害金等)
第34条 受注者の責めに帰すべき事由によ
り履行期間内に業務を完了することができ
ない 場合において は,発注者 は,損害 金の支
払を 受注者に請求 することが できる。
2 前項の損害金 の額は,遅延日数に 応じ,発
注者が業務の未履行分に相当する委託料と
して 定める額につ き年 14.5 パ ーセント(た
だし ,各年の 特例基準割合(当該年の 前年に
租税 特別措置法( 昭和 32 年法 律第 26 号)第
93 条 第 2 項の規定に より告 示された割合 に
年1パーセントの割合を加算した割合をい
う 。以下同じ 。)が年 7.25 パ ーセントの 割合
に満 たない場合に は,その年(以下「特 例基
準 割 合 適 用 年 」 と い う 。) 中 に お い て は , 当
該特例基準割合適用年における特例基準割
合に 年 7.25 パーセン トの割 合を加算した 割
合と する。)の割 合で算定した 金額とする。
3 発注者の責め に帰すべき 事由により,第3
1条第2項の規定による委託料の支払が遅
れた 場合において ,受注者は ,未受領 金額に
つき 遅延日数に応 じ,年 2.8 パー セント(算
定対象の期間において適用される政府契約
の支 払遅延防止等 に関する法 律(昭和24年
法律 第256号)第8 条第1 項の規定によ っ
て財 務大臣が決定 した率( 以下「 支払遅延防
止 法 の 率 」 と い う 。) が こ の 率 と 異 な る 場 合
は ,支払遅延 防止法の率)の割合で計 算した
額の遅延利息の支払を発注者に請求するこ
とが できる。
( 発注者 の解除権)
第3 5条 発注者 は,受注者 が次の各号の いず
れ かに該 当す るとき は,契 約を解 除す ること
がで きる。
(1) 正当な 理由なく ,業務 に着手すべき 期日
を過 ぎても業務に 着手しない とき。
(2) その責 めに帰すべき事 由により ,履行期
間内に業務が完了しないと明らかに認め
られ るとき。
(平成 28 年3月 最終改正)
(3) 前2号 に掲げる場合の ほか,こ の契約に
(1) 役 員 等 (受 注 者が個 人 で ある 場 合に はそ
違反 し,その違反 により契約 の目的を達成
の者 を,受注者が 法人である 場合にはその
する ことができな いと認めら れるとき。
法人の役員又はその支店若しくは営業所
(4) 正 当 な 理 由 な く 第 8 条 第 1 項 に 規 定 す
(常時業務の委託契約を締結する事務所
る報 告の求めに応 じず,又は 調査に協力し
をい う。)を 代表する者 をいう 。以下 同じ。)
ない とき。
が ,集団的 に,又 は常習的に 暴力的不法行
(5) 第 8 条 第 1 項 に 規 定 す る 業 務 に 従 事 す
為を 行うおそれの ある組織(以下「暴力団」
る者 に係る報告又 は調査にお いて,法令違
とい う。)の関係 者(以下「暴 力団関係者」
反が 判明し,当該 違反が過失 以外の場合で
とい う。)である と認められる とき。
ある とき,又は当 該違反につ いて是正され
(2) 役 員 等 が, 暴 力団, 暴 力 団関 係 者, 暴力
ない とき。
団関係者が経営若しくは運営に実質的に
(6) 第 4 0 条 第 1 項 の 規 定 に よ ら な い で 契
関与していると認められる法人若しくは
約の 解除を申し出 たとき。
組合等又は暴力団若しくは暴力団関係者
2 前項の規定により契約が解除された場合
と非難されるべき関係を有していると認
に おいて は, 受注者 は,委 託料の 10 分の1
められる法人若しくは組合等を利用する
に 相当す る額 を違約 金とし て発注 者の 指定す
など していると認 められると き。
る期 限までに支払 わなければ ならない。
(3) 役 員 等 が, 暴 力団, 暴 力 団関 係 者又 は暴
第36条 発注者は,この契約に関し,受注者
力団関係者が経営若しくは運営に実質的
が 次 の 各 号 の い ずれ か に該 当 す る と き は , 契
に関与していると認められる法人若しく
約を 解除すること ができる。
は組 合等に対して ,資 金等を 供給し ,又は
便宜を供与するなど積極的に暴力団の維
(1) 受 注 者 が , 私 的 独 占 の 禁 止 及 び 公 正 取 引
持運 営に協力し,又は関与し ていると認め
の確 保に関する法 律(昭和2 2年法律第5
られ るとき。
4号。以下「独占 禁止法」という。)第4
9条 に規定する排 除措置命令(以下 この号
(4) 前 3 号 のほ か ,役員 等 が ,暴 力 団又 は暴
及び 次項において 単に「排除 措置命令 」と
力団関係者と社会的に非難されるべき関
いう 。)を受 け,当該 排除措 置命令が確定
係を 有していると 認められる とき。
した とき。
(5) 受 注 者 の経 営 に暴力 団 関 係者 の 実質 的な
(2) 受 注 者 が , 独 占 禁 止 法 第 6 2 条 第 1 項 に
関与 があると認め られるとき 。
規定 する納付命令(以 下この 号及び次項に
(6) 再委 託契約 その他の契 約に当た り,その
おい て単に「納付命令」という。)を受け ,
相 手 方 が前 各 号 のい ず れか に 該 当す る こ と
当該 納付命令が確 定したとき 。
を 知 り なが ら , 当該 者 と契 約 を 締結 し た と
(3) 受注者(受注 者が法人の 場合にあって は,
認め られるとき。
その 役員又は使用 人を含む。)が,刑法(明
(7) 受注 者が, 第1号から 第5号ま でのいず
治4 0年法律第4 5号)第9 6条の6若し
れ か に 該当 す る 者を 再 委託 契 約 その 他 の 契
くは第198条又は独占禁止法第89条
約 の 相 手方 と し てい た 場合 ( 前 号に 該 当 す
第1項若しくは第95条第1項第1号の
る場 合を除く。)に,発注者が 受注者に対し
規定 による刑に処 せられたと き。
て 当 該 契約 の 解 除を 求 め, 受 注 者が こ れ に
2 発注者は,排除措 置命令 又は納付命令 が受
従わ なかったとき 。
注 者 で な い 者 に対 し て 行わ れ た 場 合 で あっ て , 2 第35条第2 項の規定は,前項 の規定によ
こ れ ら の 命 令 に おい て ,こ の 契 約 に 関 し 受 注
り契 約を解除した 場合につい て準用する。
者 の 独 占 禁 止 法 第3 条 又は 第 8 条 第 1 項 第 1 第 3 8 条 発 注 者 は , 業 務 が 完 了 す る ま で の 間
号 の 規 定 に 違 反 する 行 為が あ っ た と さ れ , こ
は , 第 3 5 条 第 1項 , 第3 6 条 第 1 項 及 び 第
れ ら の 命 令 が 確 定し た とき は , 契 約 を 解 除 す
2 項 並 び に 前 条 第1 項 の規 定 に よ る ほ か , 必
るこ とができる。
要 が あ る と き は ,契 約 を解 除 す る こ と が で き
3 前条第2項の 規定は,前2項の 規定により
る。
契約 を解除した場 合について 準用する。
2 発注者は,前項の 規定に より契約を解 除し
たことにより受注者に損害を及ぼしたとき
第3 7条 発注者 は,受注者 が次の各号の いず
は, その損害を賠 償しなけれ ばならない。
れ かに該 当す るとき は,契 約を解 除す ること
がで きる。
(暴力団等からの不当介入の排除)
-8-
第3 9条 受注者 は,契約の 履行に当たり 暴力
団 等から 不当 介入を 受けた 場合は ,そ の旨を
直 ちに発 注者 に報告 すると ともに ,所 轄の警
察署 に届け出なけ ればならな い。
2 受注者は,前 項の場合に おいて,発注 者及
び 所轄の 警察 署と協 力して 不当介 入の 排除対
策を 講じなければ ならない。
3 受注者は,暴力 団等から 不当介入によ る被
害 を受け た場 合は, その旨 を直ち に発 注者へ
報 告する とと もに, 被害届 を速や かに 所轄の
警察 署に提出しな ければなら ない。
( 受注者の解除権)
受注者 の解除権)
第4 0条 受注者 は,次の各 号のいずれか に該
当す るときは ,契約を解 除する ことができる 。
(1) 第 1 8 条 の 規 定 に より 仕 様 書 等 を 変 更 し
たため委託料が3分の2以上減少したと
き。
(2) 第 1 9 条 の 規 定 に よる 業 務 の 中 止 期 間 が
履行 期間の10分 の5(履行期 間の10分
の5 が6月を超え るときは ,6月)を超え
たと き。ただ し,中止 が業務の 一部のみの
場合 は,その一部を除 いた他の 部分の業務
が完 了した後3月 を経過して も,なおその
中止 が解除されな いとき。
(3) 発 注 者 が 契 約 に 違 反し , そ の 違 反 に よ っ
て契 約の履行が不 可能となっ たとき。
2 受注者は,前項の 規定に より契約を解 除し
た場 合において ,損害がある ときは,その損
害の賠償を発注者に請求することができる。
(解除の効果)
第4 1条 契約が 解除された 場合には,第1条
第2項に規定する発注者及び受注者の義務
は消 滅する。
2 発注者は ,前項の規定に かかわらず ,第3
5条から第38条まで又は第40条の規定
によ り契約が解除 された場合 において,受注
者が 既に業務を完 了した部分(以 下この項及
び次条第2項において「既履行部分」とい
う 。) の 引 渡 し を 受 け る 必 要 が あ る と 認 め た
とき は,既履 行部分を検査の 上,当該 検査に
合格した部分の引渡しを受けることができ
る。この場 合において,発注 者は,当該引渡
しを 受けた既履行 部分に相応 する委託料(次
項 に お い て 「 既 履 行 部 分 委 託 料 」 と い う 。)
を受 注者に支払わ なければな らない。
3 前項の既履行 部分委託料 は,発注者と受注
者と が協議して定 める。ただ し,協議 開始の
日から14日以内に協議が整わない場合に
は, 発注者が定め ,受注者に 通知する。
-9-
(平成 28 年3月 最終改正)
(解除に伴う措置)
第4 2条 受注者 は,契約が 解除された場 合に
おい て,貸与 品等があるとき は,当該 貸与品
等を 発注者に返還 しなければ ならない。この
場合 において,当該貸 与品等 が受注者の故 意
又は 過失により滅 失し,又は き損したとき は,
代品を納め,若しくは原状に復して返還し,
又は返還に代えてその損害を賠償しなけれ
ばな らない。
2 受注者は,契約が 解除さ れた場合にお いて,
業務の実施場所に受注者が所有又は管理す
る成 果物(未 完成のものを含 み,前条 第2項
に規定する検査に合格した既履行部分に該
当す るものを除く 。),業務の 用に供する機 器,
仮設 物その他の物 件(第13 条ただし書の 規
定に より,受注者から 業務の 一部を委任さ れ,
又は請け負った者が所有又は管理するこれ
らの物件及び貸与品等のうち故意又は過失
によりその返還が不可能となったものを含
む 。 以 下 こ の 条 に お い て 同 じ 。) が あ る と き
は ,受注者は ,当該物 件を撤去 するとともに ,
作業 現場を修復し ,取り片付 けて,発 注者に
明け 渡さなければ ならない。
3 前項に規定する撤去又は原状回復若しく
は取 片付けに要す る費用(以下こ の項及び次
項 に お い て 「 撤 去 費 用 等 」 と い う 。) は , 次
の各 号に掲げる撤 去費用等に つき,それぞれ
当該各号に定めるところにより発注者又は
受注 者が負担する 。
(1) 成 果 物 に 関 す る 撤 去費 用 等 契 約 の 解 除
が第35条から第37条までによるとき
は受 注者が負担し,第38条 又は第40条
によ るときは発注 者が負担す る。
(2) 調 査 機 械 器 具 , 仮 設物 そ の 他 の 物 件 に 関
する 撤去費用等 受注者が負 担する。
4 第2項の場合 において,受注者 が正当な理
由 なく, 相当 の期間 内に当 該物件 の撤 去又は
作 業現場 の原 状回復 若しく は取片 付け を行わ
な いとき は, 発注者 は,受 注者に 代わ って当
該 物件の 処分 又は作 業現場 の原状 回復 若しく
は 取片付 けを 行うこ とがで きる。 この 場合に
お いて, 受注 者は, 発注者 の処分 又は 原状回
復 若しく は取 片付け につい て異議 を申 し出る
こ とがで きず ,また ,発注 者が支 出し た撤去
費 用等( 前項 第1号 の規定 により 発注 者が負
担す る業務の成果 物に係るも のを除く。)を負
担し なければなら ない。
5 第1項前段に 規定する受 注者のとるべ き
措置 の期 限 , 方 法 等 に つ い て は , 契 約 の 解
(平成 28 年3月 最終改正)
除 が 第 35条から第37条ま でによるとき
も 同項の 発注 者と受 注者と の間の 紛争 につい
は発 注者が定め, 第38条又 は第40条の 規
て 民事訴 訟法 (平成 8年法 律第1 09 号)に
定に よるときは受 注者が発注 者の意見を聴 い
基 づく訴 えの 提起又 は民事 調停法 (昭 和26
て定 めるものとし ,同項後段 及び第2項に 規
年 法律第 22 2号) に基づ く調停 の申 立てを
定す る受注者のと るべき措置 の期限,方法 等
行う ことができる 。
につ いては,発注 者が受注者 の意見を聴い て
(契約外の事項)
定め るものとする 。
第47条 この約款に定めのない事項につい
(損害金の予定)
て は,必 要に 応じて 発注者 と受注 者と が協議
第4 3条 発注者 は,第36 条第1項及び 第2
して 定める。
項 の規定 によ り契約 を解除 するこ とが できる
(関係書類の整備)
場 合にお いて は,契 約を解 除する か否 かにか 第4 8条 受注者 は,業務に 係る経理を明 らか
か わらず ,委 託料の 10分 の2に 相当 する金
に した関 係書 類を整 備し, 履行期 間終 了の日
額 の損害 金を 発注者 が指定 する期 間内 に支払
から 5年間,保存 するものと する。
うよ う受注者に請 求するもの とする。
2 前項の規定は,発注者に生じた実際の損害
額 が同項 に定 める金 額を超 える場 合に おいて,
発 注者が 当該 超える 金額を 併せて 請求 するこ
とを 妨げるもので はない。
3 前2項の規定は,第30条第2項の規定に
よ る検査 に合 格した 後も適 用され るも のとす
る。
(保険)
第4 4条 受注者 は,仕様書 等に基づき保 険を
付 したと き又 は任意 に保険 を付し てい るとき
は ,当該 保険 に係る 証券又 はこれ に代 わるも
の を直ち に発 注者に 提示し なけれ ばな らない。
(賠償金等の徴収)
第4 5条 発注者 は,この契 約に基づく受 注者
の 賠償金 ,損 害金又 は違約 金と, 発注 者の支
払 うべき 委託 料とを 相殺す ること がで きるも
の とし, なお 不足が あると きは追 徴す るもの
とす る。
(紛争の解決)
第46条 この約款の各条項において発注者
と 受注者 とが 協議し て定め るもの につ き協議
が 整わな かっ たとき に発注 者が定 めた ものに
受 注者が 不服 がある 場合そ の他契 約に 関して
発 注者と 受注 者との 間に紛 争を生 じた 場合に
は ,発注 者及 び受注 者は, 協議の 上調 停人1
名 を選任 し, 当該調 停人の あっせ ん又 は調停
に よりそ の解 決を図 る。こ の場合 にお いて,
紛 争の処 理に 要する 費用に ついて は, 発注者
と 受注者 とが 協議し て特別 の定め をし たもの
を 除き, 調停 人の選 任に係 るもの は発 注者と
受 注者と が折 半し, その他 のもの は発 注者と
受注 者とがそれぞ れが負担す る。
2 前項の規定に かかわらず,発注 者又は受注
者 は,必 要が あると 認める ときは ,同 項に規
定 する紛 争解 決の手 続前又 は手続 中で あって
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