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前回の復習
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 消費者のモデリング
 二つのモデリング方法
 経済学的モデリングとは何か
 効用最大化行動
 期待効用最大化行動
 リスク回避性向とプロスペクト理論
マーケティング・リサーチ
第三回
高橋 啓
taka84@nagasaki‐u.ac.jp
内線342
今日の授業内容
 消費者のモデリング
 期待効用理論
 期待効用最大化に対する批判
 選択行動における期待効用最大化に反する事象
 心理的効果
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期待効用理論の公理
 フォンノイマン・モルゲンシュテルンの理論
 完備性(comparability)
 推移性(transitivity)
 連続性(continuity)
 独立性(independence)
4
5
期待効用理論への反論
 様々なパラドクス
ノート
アレのパラドクス
 選択1
 実験的環境もしくは,思考問題として,選択問題においていくつかの
期待効用理論に反する結果が得られている(パラドクス)
 マーケティングにおいてもいくつかの現象が実際に確認
代表的なパラドクス
6
ノート
1%
100万円
1%
0万円
10%
100万円
10%
500万円
89%
100万円
89%
100万円
1%
100万円
1%
0万円
10%
100万円
10%
500万円
89%
0万円
89%
0万円
 選択2
 アレのパラドクス
 エルスバーグのパラドクス
問題1
それぞれどちらを選好するだろうか?
7
エルスバーグのパラドクス
壺の中に計90個の玉:赤玉30個,黒玉+黄玉60個
この壺から玉を一つ取り出す状況を考える
ノート
赤玉
1‐P それ以外
100万円
0万円
P’
黒玉
I.I.A. 特性
 赤バス・青バス問題
100万円
1‐P’ それ以外
0万円
黒, 黄玉
100万円
問題3
このとき,赤バスと同じ路線に青バスが参入してきた場合,シェアは
どう変化するだろうか?
 選択2
P
1‐P
赤,黄玉
黒玉
100万円
P’
0万円
1‐P’
問題2
それぞれどちらを選好するだろうか?
赤玉
ノート
 ある区間で費用,時間が等しいバス(赤バス)と電車(黄鉄道)があるとする
 そして,シェアも等しいとする
 選択1
P
8
0万円
 定義
のとき,
9
心理的効果
ノート
 期待効用最大化に反する行動
 類似効果(Similarity Effect)
 魅力効果(Attraction Effect)
 妥協効果(Compromise Effect)
10
類似効果
ノート
問題4
選択肢A,Bが与えられたとき,どちらを選ぶか
また,選択肢A,B,Cが与えられたとき,どれを選ぶか
属性1
効果の定義
属性1
⇒
属性2
属性2
11
魅力効果
ノート
問題5
選択肢A,B,Dが与えられたとき,どれを選ぶか
12
妥協効果
ノート
問題6
選択肢A,B,Eが与えられたとき,どれを選ぶか
効果の定義
効果の定義
属性1
属性1
⇒
⇒
属性2
属性2
今日の授業内容
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次回の予定
 消費者のモデリング
 期待効用理論
 期待効用最大化に対する批判
 選択行動における期待効用最大化に反する事象
 心理的効果
消費者行動とそれをあらわすデータ
 データの形式
 一次データと二次データ
 ID付きPOSデータの配布
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