12月号

わたしと小鳥とすずと
わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面をはやくは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように、
たくさんなうたは知らないよ。
金子みすゞの『わたしと小鳥とすずと』は、教科書などに
も取り上げられるほど有名な詩です。
「みんなちがって、み
んないい」というのは、一人一人、全ての人が大切な存在
で、一人として欠くことができない存在ということなので
す。だから、この詩の世界には、友達を傷つけたりいじめ
たりすることはありません。なぜなら、金子みすゞの「み
んなちがってみんないい」には、“まるごと認めて傷つけ
ない”という意味が込められているからです。あなたはあ
なたのままでいいのです。自分のよさが見付けられたら、
きっと友達のよいところも見付
けられるはずです。
です。
友達のよいところを見付ける方法①
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。
(金子 みすゞ)
一見、短所に見えるところも、見方を変えれば長所に
なります。例えば、
「飽きっぽい」子は「前向き」な
子というように、見る人の捉え方によって評価が大き
く変わってくるのです。
友達のよいところ、
いくつ見つけられるかな?
友達のよいところを見付ける方法②
友達のことを偏見や思い込みをもたずに関わり
H28年度全国学力・学習状況調査より抜粋
ましょう。偏見や思い込みは、見る目を曇らせま
「自分にはよいところがあると思いますか」という
す。偏見や思い込みを排除して、友達と関わると、
質問に対し、「当てはまる・どちらかといえば当て
今まで気が付かなかった姿が見えてくるかもし
はまる」と回答した奈良県の児童は、全国より 1.8
れません。
ポイント低い。
子どもの自尊感情を育みましょう!
自尊感情の低い子どもは、自分を信じられないばかりか他人
も信じることができず、人間関係を築くのが苦手な人間になってしまいます。子どもの自尊感情は、親
から愛されている実感を得られることによって育まれます。自尊感情が育つと、人を思いやる優しさを
自然と学びます。また、自己評価が低く、気になる行動をしがちな子どもは、「自分なんか、何の役に
も立たない」と思っています。そういう子どもには「ありがとう」
「助かったよ」
「うれしいよ」という
言葉をどんどん使いましょう。子どもは、認められることで自尊感情が高まります。