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今回の能登研修は初参加の6名を含む12名、
1日目は数馬酒造様を見学させていただきました。
こんな海沿いの道や
こんな木々の間を通り抜け
数馬酒造様に到着!
能登の水・お米・空気 その中で造られる竹葉のお酒、
酒造りをささえる人たちの姿、
スペイン マドリッドフュージョンへの出展など、
数馬社長の解説付きで紹介ビデオを拝見しました。
周りに陳列してある品にも
興味をひかれますねー。
ここを通って酒蔵へ行きます。
無造作に「スペイン行き」なんて書いてあって
びっくりしちゃいます。
酒造りの工程を改めて見せていただきました。
ゆめうららさんから届いた今年のお米も全て自社で精米。
能登のお水はタンクローリーで運ばれてここまでやってきます。
精米したお米は水洗いの後、さらにお水に浸し、
蒸してから
適温になるまでここで冷まします。
ここでお米に麹菌を振りかけるわけですね。
普通3回に分けて行われるもろみ作りが
もち米を使った4回目まで行われるのが能登流。
次回2月にはその作業に参加させていただける予定です。
少数精鋭での作業になりそうですが、参加する意義は大有り!
発酵しているところを覗かせていただきました。
容器の下には電気をつけて、やさしく保温されています。
発酵したもろみはここで搾ります。
これはもろみの上から圧力をかけて搾っていく機械。
以前はこの機械だけを使って搾っていたそうです。
これが今年導入したて、ピッカピカ
のヤブタ!(圧縮式酒搾り機)
本当に新品で、ニオイを消すために
24時間風を当てている最中でした。
搾るところ拡大図。
寝かし・火入れなどの工程を経て出荷されていく竹葉のお酒。
おまけの1枚
今年塗り替えてピッカピカになった
エレベーター。
社長がうれしそうに説明してくださいました。
一夜明けて、さて開墾に向かいます!
我々がボーゼンと見つめているのはまさに森!
今回の作業では草刈機や大きな草刈鎌を使うこ
とになるので周りには十分気をつけること、
マダニによる感染症には死に至るものもあるので
露出部分を極力小さくして防御すること
地面にじかに座らないことなど
注意事項を伺います。
気持ちを引き締めて、いざ出陣
やる気満々の記念撮影。
やる時ゃーやるんです!
背丈ほどの草(すでに木!)をわしわしとなぎ倒し
かき集める者、運ぶ者、カメラの前でポーズをとる者、
この時ばかりは牧野社長も数馬社長も
社員の先頭に立って肉体労働の最前線にいらっしゃいました。
沢蟹くんにも遭遇
それにしても見てください!この青空!
今回のこの元田んぼを更地の状態に戻すのに
ゆめうららさんご一家だけなら1週間ほどかかるだろうとのこと、
我々全員でも、旅程で取れる作業時間1日半をすべて費やすことになるだろうと予定されて
いたそうです。
が!そこはサカツ!
半日強で作業終了!
大満足の記念撮影。
もう一箇所の元田んぼにも挑むことになりました。
と、その前に、
ここがイノシシの被害にあった田んぼです。
場所を移動して2番目に開墾した田んぼのすぐそばにあります。
田んぼの中を縦横無尽に動き回り、↓こんな穴まで掘っちゃうらしい。
もちろん実っているお米も食べ散らかされ、臭いが付いてまったく使い物にはなりません。
近くにはイノシシの罠も仕掛けてありましたが、今回開墾した田んぼを田んぼとして使用する前には
電気柵の申請をするのだとおっしゃっていました。
さて、こちらが2番目の田んぼ。
大人がすっぽり隠れるほどに伸びまくった雑草が相手です。
でもそんなことでめげちゃう牧野社長ではありません!
畦道と田んぼへ降りていく斜面から刈り始めて、
ずんずん田んぼへ進んでいきます。
このあたりまでが1日目、
まだ、どこで誰が動いているのかよく見えない!
作業2日目(最後の日)
広い田んぼの真ん中辺りにある赤い杭までが地主さんと話の
ついている部分なのでそこまでをお願いします、
との説明を受けて作業開始。
ゆめうららさんのお父さんから「みんな経験あるの?」って
聞かれるくらいテキパキと作業をこなす我々!!
おじいちゃんは本当のプロ!
さくさくさくさくと用水路が姿を現してきます。
ここまで!
before
after
なにしろ ほんの半日の作業でもちゃんと結果を出す男たちの集団ですから
話のついていなかった杭から先半分の地主さんが突然いらっしゃって
「うちの方もやって!」ということになり急遽作業部分の拡張が決定。
なんだかちょっとお役に立てた感じでうれしいです。
かなりハードな作業なので
1時間に1回ずつくらい休憩。
今回もいただいた、裏さんのお米を使っ
たお弁当。これがまたおいしい!!!
そして「ここまで」のはずだった杭を超えて着々と作業は進みます。
ここまでの作業が終わったのが木曜日、
お天気もいいので
土曜日には刈ったものに火をつけて
燃やしてしまうとおっしゃっていました。
そして3月頃、雪が解けたら重機を入れバ
クテリアを投入して地中に残っている根っ
こなどを分解してもらいます。
達成感いっぱいの記念撮影。
普段何気なく飲み、そして販売している日本酒ですが、
我々の手元に届くまでには実にたくさんの人の手を経ていることがよくわかります。
お酒造りに関わる方たちの気持ちを裏切ることなく、これからもお酒を扱っていかなければいけないと深く感じています。
次回は2月、麹と酵母の働きで日本酒ができていく過程に参加できるまたとない機会になると思います。