喜多方市介護予防・日常生活支援総合事業実施要綱 (趣旨) 第1条 市は

喜多方市介護予防・日常生活支援総合事業実施要綱
(趣旨)
第1条
市は、介護保険の被保険者が要介護状態等となることを予防するとともに、要介護状態等とな
った場合においても、可能な限り、地域において自立した日常生活を営むことができるよう支援する
ことを目的として、介護保険法(平成9年法律第 123 号。以下「法」という。)第 115 条の 45 第1項
の規定に基づき、介護予防・日常生活支援総合事業(以下「総合事業」という。
)を実施する。
(定義)
第2条
この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
(1) 第1号被保険者 法第9条第1項第1号に規定する第1号被保険者
(2) 要支援者 法第 19 条第2項に規定する要支援認定を受けた者
(3) 基本チェックリスト 「地域支援事業の実施について」
(平成 18 年6月9日老発第 0609001 号
厚生労働省老健局長通知)により定められた、
「地域支援事業実施要綱」別添3による基本チェッ
クリスト
(4) 介護予防・日常生活支援サービス事業 法第 115 条の 45 第1項第1号に規定する第1号事業
(5) 訪問型サービス 法第 115 条の 45 第1項第1号イに規定する第1号訪問事業
(6) 通所型サービス 法第 115 条の 45 第1項第1号ロに規定する第1号通所事業
(7) その他の生活支援サービス 法第 115 条の 45 第1項第1号ハに規定する第1号生活支援事業
(8) 介護予防ケアマネジメント 法第 115 条の 45 第1項第1号ニに規定する第1号介護予防支援
事業
(9) 一般介護予防事業 法第 115 条の 45 第1項第2号に規定する事業
(10) 指定事業者 法第 115 条の 45 の3第1項に規定する第1号事業に係る指定業者
(11) 第1号事業支給費 法第 115 条の 45 の3第1項及び第2項に規定する第1号事業に要した費
用に対する支給費
(12)
要支援更新認定 法第33条第2項に規定する要支援更新認定
(実施主体)
第3条
2
総合事業の実施主体は、喜多方市とする。
市長は、総合事業の利用者、サービス内容及び費用負担額の決定を除き、総合事業の実施につい
て、適切、公正かつ効率的に実施することができると認められる社会福祉法人、医療法人、介護保険
事業所その他市長が適当と認める法人等に委託することができる。
(対象者)
第4条
介護予防・日常生活支援サービス事業の対象者(以下「第1号事業対象者」という。
)は、本市
の被保険者(市が行う介護保険の住所地特例適用被保険者を除き、市の区域内に所在する住所地特例
対象施設に入所等をしている住所地特例適用被保険者を含む。)で、次の各号のいずれかに該当するも
のとする。
(1) 要支援者
(2) 事業対象者(基本チェックリスト該当者)
2
総合事業の利用を希望する者は、当該利用に先立ち、要支援認定に係る介護認定審査会による審査
を受けなければならない。
3
事業対象者は、事業対象者と認められた日から2年を経過する日の属する月の末日まで、総合事業
を利用することができる。ただし、事業対象者と認められた日が月の初日の場合は、2年を経過する
日の属する前月の末日まで、総合事業を利用することができる。
4
一般介護予防事業の対象者は、次に掲げるものとする。
(1) 第1号被保険者の全ての者
(2) 第1号被保険者の支援のための活動に関わる者
(介護予防・生活支援サービス事業の種別)
第5条
訪問型サービスの種別は、次に掲げるサービスとする。
(1)訪問介護
(2)訪問型サービスA
(3)訪問型サービスB
(4)訪問型サービスC
(5)訪問型サービスD
2
通所型サービスの種別は、次に掲げるサービスとする。
(1)通所介護
(2)通所型サービスA
(3)通所型サービスB
(4)通所型サービスC
3
その他の生活支援サービスの種別は、次に掲げるサービスとする。
(1)栄養改善を目的とした配食サービス
(2)住民ボランティア等が行う見守りサービス
(3)訪問型サービス及び通所型サービスの一体的提供等、訪問型サービス又は通所型サービスに準じ
る自立支援に資する生活支援サービス
4
介護予防ケアマネジメントは、利用者の状態、意向等を踏まえ、次の各号のいずれかにより実施す
る。
(1)原則的な介護予防ケアマネジメント
(2)簡略化した介護予防ケアマネジメント
(3)初回のみの介護予防ケアマネジメント
(一般介護予防事業の種別)
第6条
一般介護予防事業の種別は、次に掲げる事業とする。
(1) 介護予防把握事業
(2) 介護予防普及啓発事業
(3) 地域介護予防活動支援事業
(4) 一般介護予防事業評価事業
(5) 地域リハビリテーション活動支援事業
(サービスの提供基準)
第7条
訪問型サービスの提供基準は、次に掲げるとおりとする。
(1)
訪問介護
指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス
等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準(平成 18 年厚生労働省令第 35 号。
以下「指定介護予防サービス等の事業基準」という。)第2章に規定する介護予防訪問介護の基準
に相当するサービス
(2)
訪問型サービスA
指定介護予防サービス等の事業基準第2章に規定する介護予防訪問介護の
基準において、人員、運営等の基準を緩和した市長が別に定める基準により提供するサービス
(3)
訪問型サービスB
個人情報の保護等市長が別に定める最低限の基準により提供する住民主体
による支援
(4)
訪問型サービスC
サービスの内容に応じ市長が別に定める独自の基準により提供する短期集
中予防サービス
(5)
訪問型サービスD
個人情報の保護等市長が別に定める最低限の基準により提供する住民主体
による移動支援
2
通所型サービスの提供基準は、次に掲げるとおりとする。
(1)
通所介護
指定介護予防サービス等の事業基準第7章に規定する介護予防通所介護の基準に相
当するサービス
(2)
通所型サービスA
指定介護予防サービス等の事業基準第7章に規定する介護予防通所介護の
基準において、人員、設備、運営等の基準を緩和した市長が別に定める基準により提供するサービ
ス
(3)
通所型サービスB
個人情報の保護等市長が別に定める最低限の基準により提供する住民主体
による支援
(4)
通所型サービスC
サービスの内容に応じ市長が別に定める独自の基準により提供する短期集
中予防サービス
3
介護予防ケアマネジメントの提供基準は、次に掲げるとおりとする。
(1)
原則的な介護予防ケアマネジメント
喜多方市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並び
に指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に係る基準に関する条例(平
成 27 年喜多方市条例第 17 号)に規定する指定介護予防支援の提供に相当するもの
(2) 簡略化した介護予防ケアマネジメント サービス担当者会議やモニタリングを適宜省略するも
の
(3)
初回のみの介護予防ケアマネジメント
初回のみアセスメントを行いサービスの利用につなげ
るもの
(事業支給費の支給)
第8条
市は、法第 115 条の 45 の3第1項の規定に基づき、事業対象者が、指定事業者から介護予防・
日常生活支援サービス事業のサービスを受けたときは、当該事業対象者に対し、当該介護予防・日常生
活支援サービス事業のサービスに要した費用について、事業支給費を支給する。
2
事業対象者が、指定事業者の当該指定に係る介護予防・日常生活支援サービス事業を行う事業所に
より行われる当該介護予防・日常生活支援サービス事業を利用したときは、市は、当該事業対象者が当
該指定事業者に支払うべき当該介護予防・日常生活支援サービス事業に要した費用について、事業支給
費として当該事業対象者に対し支給すべき額の限度において、当該事業対象者に代わり、当該指定事業
者に支払う。
3
前項の規定による支払があったときは、事業対象者に対し事業支給費の支給があったものとみな
す。
(事業支給費の額)
第9条
訪問型サービスの支給費の額は、次に掲げるとおりとする。
(1) 訪問介護 指定介護予防サービスに要する費用の額の算定に関する基準(平成 18 年3月 14 日
号外厚生労働省告示第 127 号。以下「指定介護予防サービス費用基準」という。
)に規定する介護
予防訪問介護の給付費単位数及び加算単位数により算定した費用の額(その額が現に当該訪問介
護に要した費用の額を超えるときは、当該現に訪問介護に要した費用の額とする。)の 100 分の 90
に相当する額
(2)
訪問型サービスA
市長が別に定める給付費単位数及び加算単位数により算定した費用の額の
100 分の 90 に相当する額
2
通所型サービスの支給費の額は、次に掲げるとおりとする。
(1)
通所介護
指定介護予防サービス費用基準に規定する介護予防通所介護の給付費単位数及び加
算単位数により算定した費用(食事の提供に要する費用その他の日常生活に要する費用として介
護保険法施行規則(平成 11 年厚生省令第 36 号)第 84 条第1号に定める費用を除く。
)の額(そ
の額が現に当該通所介護に要した費用の額を超えるときは、当該現に訪問介護に要した費用の額
とする。
)の 100 分の 90 に相当する額
(2)
通所型サービスA
市長が別に定める給付費単位数及び加算単位数により算定した費用(食事
の提供に要する費用その他の日常生活に要する費用として介護保険法施行規則第 84 条第1号に定
める費用を除く。
)の額の 100 分の 90 に相当する額
3
介護予防ケアマネジメントの支給費の額は、原則的な介護予防ケアマネジメント及び簡略化した介
護予防ケアマネジメントについては、指定介護予防支援に要する費用の額の算定に関する基準(平成
18年3月14日号外厚生労働省告示第129号)に規定する介護予防支援の給付費単位数及び加算単位数
により算定した額とし、初回のみの介護予防ケアマネジメントについては費用を要しないものとす
る。
(一定以上の所得を有する第1号被保険者に係る事業支給費の額)
第 10 条 第1号被保険者であって介護保険法施行令(平成 10 年政令第 412 号)第 29 条の2第1項の規
定により算定した所得の額が同条第2項に規定する額以上である事業対象者(同条第3項各号に該当
する場合を除く。
)が受ける訪問介護又は通所介護について前条第1項第1号又は第2項第1号に定め
る規定を適用する場合においては、これらの規定中「100 分の 90」とあるのは、
「100 分の 80」とする。
(事業支給費の審査及び支払)
第 11 条 市は、指定事業者から事業支給費の請求があったときは、介護保険法施行規則第 159 条の2で
定めるところにより審査した上、支払うものとする。
2
市は、前項の規定による審査及び支払に関する事務を福島県国民健康保険団体連合会(以下「国保連
合会」という。
)に委託して行うものとする。
3
国保連合会は、市の同意を得て、介護保険法施行規則第 65 条の2で定めるところにより、当該委託
を受けた事務の一部を、営利を目的としない法人であって同条で定める要件に該当するものに委託す
ることができる。
4
前2項の規定に係わらず、介護予防ケアマネジメントに係る介護予防ケアマネジメント支給費の支
給は、市が直接、当該指定事業者に支払うものとする。
(給付管理)
第 12 条 総合事業における介護予防ケアマネジメント費と給付管理票との突合審査は、介護予防ケアマ
ネジメントを実施する地域包括支援センターが給付管理票を作成の上、行うものとする。
(支給限度額)
第 13 条 第8条第2項に規定する支給すべき額の限度(以下「支給限度額」という。)は、計画単位数が
居宅介護サービス費等区分支給限度基準額及び介護予防サービス費等区分支給限度基準額(平成 12 年
2月 10 日号外厚生労働省告示第 33 号)第2号イに規定する要支援1の介護予防サービス費等区分支
給限度基準額を超える場合は、同号ロに規定する要支援2の介護予防サービス費等区分支給限度基準
額を上限とする。
(高額介護予防サービス費相当事業)
第 14 条 法第 51 条に規定する高額介護予防サービス費に相当する事業支給費の支給を受けようとする
ときは、高額介護予防サービス費相当事業支給申請書(様式第1号)により行うものとする。
2
市長は、前項の支給又は不支給を決定したときは、速やかに高額介護予防サービス費相当事業支給
(不支給)決定通知書(様式第2号)により当該申請者に通知するものとする。
(高額医療合算介護予防サービス費相当事業)
第 15 条 法第 51 条の2に規定する高額医療合算介護予防サービス費に相当する事業支給費の支給を受
けようとするときは、高額医療合算介護予防サービス費相当事業支給申請書(様式第3号)により行う
ものとする。
2
市長は、前項の支給又は不支給を決定したときは、速やかに高額医療合算介護予防サービス費相当
事業支給(不支給)決定通知書(様式第4号)により当該申請者に通知するものとする。
(事業支給費の額の特例)
第 16 条 市が、災害その他の厚生労働省令で定める特別の事情があることにより、介護予防・日常生活
支援サービス事業のサービスに必要な費用を負担することが困難であると認めた事業対象者が受ける
第9条第1項各号及び同条第2項各号に掲げる事業支給費の支給について当該各号に定める規定を適
用する場合(第 10 条の規定により読み替えて適用する場合を除く。)においては、これらの規定中「100
分の 90」とあるのは、
「100 分の 90 を超え 100 分の 100 以下の範囲内において市が定めた割合」とす
る。
2
市が、災害その他の厚生労働省令で定める特別の事情があることにより、介護予防・日常生活支援サ
ービス事業のサービスに必要な費用を負担することが困難であると認めた事業対象者が受ける第9条
第1項各号及び同条第2項各号に掲げる事業支給費の支給について当該各号に定める規定を適用する
場合(第 10 条の規定により読み替えて適用する場合に限る。
)においては、同条の規定により読み替え
て適用するこれらの規定中「100 分の 80」とあるのは、
「100 分の 80 を超え 100 分の 100 以下の範囲内
において市が定めた割合」とする。
(利用者負担額の減免)
第 17 条 前条の規定により利用者負担額の減免を受けようとするときは、介護予防・日常生活支援サー
ビス事業利用者負担額減額・免除申請書(様式第5号)に介護保険被保険者証を添えて、市長に申請す
るものとする。
2
市長は、前項の申請があったときは、速やかに介護予防・日常生活支援サービス事業利用者負担額減
額・免除決定通知書(様式第6号)により当該申請者に通知するものとする。
3
市長は、利用者負担額の減免等を承認したときは、前項の通知と併せて当該被保険者に介護予防・日
常生活支援サービス事業介護保険利用者負担額減額・免除認定証(様式第7号)を交付するものとす
る。
4
前項の認定証の有効期限は、
申請のあった日の属する年度の翌年度の7月 31 日までとする。
ただし、
第1項の申請が4月1日から7月 31 日までの間に行われた場合は、当該年度の7月 31 日までとする。
(指定の申請)
第 18 条 指定事業者の指定は、法第 115 条の 45 の5の規定に基づき、厚生労働省令で定めるところに
より、当該事業の種類及び当該事業の種類に係る当該介護予防・生活支援サービス事業を行う事業所
ごとに行うものとする。
2
前項の指定の申請は、介護予防・生活支援サービス事業指定申請書(様式第8号)により行うものと
する。
(指定の変更等の届出)
第 19 条 指定事業者が前条第2項の申請による指定の内容を変更するときは、介護予防・生活支援サー
ビス事業指定変更届書(様式第9号)により行うものとする。
2
指定事業者が介護予防・生活支援サービス事業を廃止し、休止しするときは、喜多方市介護予防・日
常生活支援総合事業第1号事業者廃止(休止)届出書(様式第 10 号)より行うものとする。
3
指定事業者が介護予防・生活支援サービス事業を再開するときは、喜多方市介護予防・日常生活総合
事業第1号事業者再開届出書(様式第 11 号)により行うものとする。
(指定の更新)
第 20 条 指定事業者の指定の更新は、法第 115 条の 45 の6の規定に基づき、6年ごとに行うものとす
る。
2
前項の指定の更新の申請は、介護予防・生活支援サービス事業指定更新申請書(様式第 12 号)によ
り行うものとする。
(事業所情報の提供)
第 21 条 市長は、第 18 条から前条までの規定により、指定、届出の受理及び指定の更新(以下この条
において「指定等の処分」という。
)を行ったときは、都道府県、国民健康保険団体連合会その他の機
関に対して、当該指定等の処分に係る事業所に関する情報のうち、次に掲げる事項を提供することが
できる。
(1) 事業所の名称及び所在地
(2)
当該事業所の指定の申請者の名称及び主たる事務所の所在地並びにその代表者の氏名、生年月
日、住所及び職名
(3) 指定年月日及び指定更新年月日並びに指定有効期間満了日
(4) 事業開始年月日
(5) 運営規程
(6) 介護保険事業所番号
(7) 管理者の氏名、生年月日及び住所
(8) 役員の氏名、生年月日及び住所
(公示)
第 22 条 市長は、次に掲げる場合には、当該指定事業者の名称、当該指定に係る事業所の所在地その他
の厚生労働省令で定める事項を公示するものとする。
(1) 第 18 条第2項の申請により指定をしたとき。
(2) 第 19 条第2項に規定による事業の廃止の届出があったとき。
(その他)
第 23 条 この要綱に定めるもののほか、総合事業の実施に関し必要な事項は、市長が別に定める。
附 則
(施行期日)
1
この要綱は、平成 29 年1月1日から施行する。
(サービス提供における経過措置)
2
第5条第1項第2号から第5号に規定する訪問型サービス、同条第2項第2号から第3号に規定す
る通所型サービス、同条第3項第3号に規定するその他の生活支援サービスの提供、同条第4項第2号
から第3号に規定する介護予防ケアマネジメント、第7条第1項第2号から第5号及び同条第2項第
2号から第3号に規定する市長が別に定める提供基準、同条第3項第2号から第3号に規定する提供
基準並びに第9条第1項第2号及び同条第2項第2号に規定する市長が別に定める給付費単位数及び
加算単位数の決定については、サービス体制が整うまで行わず、サービスの提供が可能となったサービ
スから随時提供するものとする。
(指定業者の指定における経過措置)
3 第 18 条第1項の規定に関わらず、平成 27 年4月1日において都道府県知事が指定している、指定
介護予防訪問介護事業者は、介護予防・日常生活支援サービス事業訪問介護指定業者として、指定介護
予防通所介護事業者は介護予防・日常生活支援サービス事業通所介護指定業者として、地域における医
療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律(平成 26 年法律第 83 号)
附則第 13 条の規定により指定を受けたものとみなされる総合事業の指定するものとし、その有効期間
は平成 30 年3月 31 日までとする。
(要綱の廃止)
4
喜多方市介護予防事業における一次予防事業実施要綱